カテゴリー別アーカイブ: 通所リハビリテーション

【通所リハビリの共同作品「お花見をする動物たち」(平成31年4月)を飾りました】

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岡山でも桜の開花宣言がなされ、今週末くらいが満開で見頃になるのかなと楽しみにしています。
我々だけでなく可愛い動物達もきっと待ち遠しく思ってるはずですね!!
今回は、張り子の動物達をみんなで楽しく創作しました。創作活動にご協力くださった方の中にはとか今回すごく上手にできたよ!とか皆様の思い思いの動物ができあがったようです。
春爛漫、こんなに可愛い動物たちに囲まれてお花見したいものですね。

きつねさんやうさぎさんの表情もはっきり見えて、下から見上げる角度がお勧めです♪
通所リハ 介護福祉士 M

 

転倒予防体操についてー通所リハビリより―

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3月に入り日中も暖かい日が続き、春の訪れを感じるようになってきました。
今回は転倒予防体操について説明していきます。
人間の進化の過程で4足歩行から2足歩行へ成長した人は両手が自由になったり、長距離移動が可能なり活動範囲が広がるなど良い面もある一方で地面に接する部分が足底のみとなり、頭部や体幹や上半身の重さを下半身で支えながらバランスを取る必要があるため転倒の危険は高まります。
転倒や転倒による怪我や骨折は、高齢者の方々が寝たきりや歩行に介助が必要になる大きな要因の一つです。


そのため、転倒を予防することは、健康寿命を延ばすことにつながります。
転倒の要因は様々であり、大きく分けて内的要因と外的要因があります。内的要因とは、高齢、筋力低下、バランス能力低下、視力障害、関節疾患、高血圧、認知障害、睡眠薬や抗うつ剤などの薬物の使用、転倒の既往などがあります。
外的要因とは、敷居などの段差、照明、転びやすい履物、ベットが高いなどがあります。

内的要因の1つである加齢によるバランス機能の低下、筋力の衰えなどで転びやすくなり、最悪の場合は骨折や外傷後くも膜下出血など重病な疾病になる危険性があります。
転倒を予防するには、筋力を鍛えることや柔軟性を高めることが大切で、立って行う体操は足の筋力が鍛えられる他、バランス能力の向上が期待できます。

普段、通所利用者様が行っている転倒予防体操の一例をご紹介します。
足を肩幅に開いて手を挙げて反対に倒すことで体の横部分のストレッチをしているところです。横方向へのバランスをとる際に、体がのびることでバランス反応が出やすくなります。

また、足を前後と横に振り子のように動かす体操では遠心力を使って股関節をほぐすとともに股間周囲の筋力強化やバランスの練習を行っています。

紹介した立位の体操以外にも転倒予防体操に取り組んでおり、肩こり体操や排泄体操、腰膝痛体操など様々な体操に取り組んでいます。通所リハビリテーション1フロアでは様々な体操に取り組んでおり、主に3つのユニットに分かれて活動を行っています。ユニット1は歩行、自立見守り、ユニット2は車椅子介助,歩行介助、ユニット3は重度介助に分類されています。どのような状態でもその人の状態に合わせて行える体操を提供しています。ユニット別に担当のリハビリスタッフや介護士が体操を行っています。興味を持って下さった方はぜひ一度見学へお越しください。体験の方々も大歓迎です。詳しくは倉敷老健通所リハビリテーションまでお問い合わせください!

通所リハビリテーション 介護士 S.T

通所リハビリの共同作品「卒業」(平成31年3月)を飾りました

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三月ともなりますとあちらこちらで綺麗な花束と卒業証書を入れた黒い筒を大事そうに抱き締めながら帰って行く親子の後ろ姿が微笑ましく見受けられます。
そんな風景を作りたくて、折り紙で色とりどりのチューリップを皆で折りました。
『卒業』は友達との悲しい別れではなく輝く未来への一歩であって欲しいですね!

通所リハ 介護福祉士 M

第3回いきいき健康タイム開催報告

平成31年2月13日(水)13時30分~15時 倉敷在宅総合ケアセンター4階にて、第3回いきいき健康タイムを開催しました。
いきいき健康タイムは、倉敷平成病院の介護系施設が共同で開催している健康教室です。昨年の第1回、第2回の開催では非常にご好評を頂き、無事第3回目を開催することが出来ました。
今回は、講義・体操・脳活クイズの3本立てで行いました。初めに、「認知症と脳の働きからくもん学習療法」について講義をいたしました。「認知症」は介護が必要になる1番の要因であり、その数は年々増加しています。我が国の認知症による経済的損失の試算は、数兆円にまで上るとのことです。これからは認知症の予防が大切になってくるかと思いますが、その予防策の一つに「くもん学習療法」というものがあります。これは、東北大学 川島隆太教授により考案された学習療法です。簡単な計算問題や音読をすることで、脳の司令塔である前頭前野を活性化させ、あたま(脳)の健康寿命を延ばすことが出来ます。ご参加の皆さんに、実際に学習療法で使用する教材内容も体験していただきました。簡単な問題であるため、皆さんスラスラと解いておられましたが、これが認知症の予防につながるのです。実際の「くもん学習療法」の実施は、誰でもができる訳ではなく、学習療法マスター資格を持った者の指導の下での実施が必要となります。現在、倉敷市内の実施個所は3ヶ所のみで、倉敷平成病院の介護系施設では「くもん学習療法」を取り入れています。興味のある方は、一度お問い合わせください。
体操では、当法人の笑いヨガインストラクター2名の指導の下、みなさんに笑いヨガを体験していただきました。笑いヨガとは、インドの内科医によって考案された笑いの体操とヨガの呼吸法を組み合わせたエクササイズで、今では100ヶ国以上で楽しまれているようです。ユーモアや冗談を言って笑うのではなく、理由なしに笑うユニークな体操です。この体操は初めての方が多かったようですが、皆さん上手に笑っておられ、その笑いが他の方に伝染し、会場全体が大笑いに包まれました。笑いには、ストレス発散、免疫力向上、幸せホルモンの分泌量増加などなど身体にとって様々な良い効果があります。先ずは小さな笑いからでも、日常の中に取り入れて、楽しい時間を過ごしてみても良いかもしれませんね。
脳活クイズでは、前回も好評だった、画像の一部が徐々に変化する脳トレーニングを行いました。どこが変化しているかを探すことに皆さん必死になり、画像に見入っておられました。講義と体操をした後に、良いリラックスをしていただけたのではないかと思います。
今回は27名の方にご参加頂き、アンケートでも、「楽しかった」「また次も来ます」と有り難いお言葉を頂くことができました。
現在日程調整中ではありますが、6月頃を目途に第4回の開催を予定しております。また、後日ホームページ等でご案内をさせていただきますので、参加ご希望の方がおられましたら、【いきいき健康タイム事務局(ローズガーデン倉敷内)TEL:086-435-2111】までご連絡お待ちしております。
ピースガーデン特養 相談員 O

失禁予防(通所リハビリで行っている排泄リハ体操)

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まだまだ風邪やインフルエンザが猛威をふるっていますが、お元気にお過ごしでしょうか?そして、寒い日が続き、トイレが近くなる季節でもありますが、安全にトイレに行けていますか?今回は、廃用症候群の1つ「失禁」に対する体操のご紹介です。
排泄は、人の尊厳に関わる重要な課題です。現在、排尿に問題を抱えておられる方が800万人を超えると言われており、その症状の多くは、「尿漏れ」や「トイレが近い」「夜間排尿回数が多い」などです。その為「外出がおっくうになった」「気が滅入って友達との交流も少なくなった」「夜間熟睡できないので、日中も疲労感がある」など、心理的にも社会的にも影響を及ぼしていきます。また身体が不自由な人の排尿障害は、本人だけでなくお世話する家族にとっても苦労の多い問題です。おむつの使用は、経済面だけでなく、皮膚障害や感染症などの問題を引き起こします。それ故、おむつを使用しない生活を維持すること、一時的におむつを使用しても、できるだけ早くおむつからの離脱・自立を行う必要があります。その為には、膀胱機能(骨盤底筋)を強化する「排泄リハ体操」が有効です。
通所リハビリ6フロアでは毎日15:30~16:00の30分間排泄リハ体操を行い骨盤底筋群を鍛えています。トイレにて排泄を行う為には沢山の手順を取ります。6フロアでは4過程に分けて体操をしています。
①一連の排泄行為までの移動(トイレの部屋へ近づく、トイレから離れる)
②トイレの便座へ移動(トイレに移る、車いすに移る)
③トイレ動作(服を下げる、服を上げる)
※②と③はバランス感覚を鍛えます
この体操はバランス感覚を鍛えていく体操の一例です。トイレ動作には方向転換などのバランスのいる動作が多いため、転倒予防で行っています。

④排泄管理(軽い尿漏れを防ぐ為に、トイレまで我慢できるように、尿道括約筋を鍛える、後始末)
この中で一番力を入れているのは④番です。体操中やふと力が入った時などに尿漏れしないように骨盤底筋をしっかり鍛えています。(骨盤を上下左右に動かしたり、立ったまま臀部・膣・腹筋に力を入れたまま10秒20秒30秒とだんだん時間を延ばしながら2分までやっていきます。
この体操は骨盤を動かす体操の一例です。腰を上下左右に動かし、骨盤のゆがみを整えたり、動かしやすくする体操です。

ご自分にどの練習が必要なのかがこの4つを見ればわかると思います。もし排泄問題を抱えている方がいれば是非我々と楽しく予防体操をして問題を解決していきましょう。通所リハビリテーションに興味がある方はお気軽にご連絡ください。いつでも見学・体験をお待ちしております。

通所リハビリテーション 介護士M

 

通所リハビリの共同作品「椿と白うさぎ」(平成31年2月)を飾りました

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益々寒さ増し、雪が降り積もる中、真っ赤に咲き誇る椿の下で、楽しそうにかくれんぼをしている白うさぎたちをイメージして作りました。
椿の花びらはスポンジを輪ゴムで十字にしたものに、深紅の絵の具を使い、スタンプの様に押して作りました。
白うさぎを数えると4羽しか見えませんがどこかに一羽隠れていますので、皆さんじっくり観察してくださいね。
脳のトレーニングになるかもしれません。

また、ケアセンター一階には『鬼は外』と題して怖い鬼や可愛い鬼、どこか憎めない表情の鬼たちが悪いものを追い出そうと頑張ってくれています。
機会がありましたらご覧ください。

通所リハ M

低栄養について

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新春とは申しながらまだ厳しい寒さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
今回は廃用症候群の1つ、低栄養についてご紹介致します。
現在、高齢者の3人に1人が低栄養であると言われています。
低栄養とは、「健康を維持する上で必要なエネルギーやタンパク質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素が不足した状態」を言います。
高齢になると、ものを上手に食べれなくなったり消化機能が落ちたりすることで、栄養や水分を十分に摂れなくなることがあるため、低栄養に注意が必要なのです。

低栄養に特徴的な症状
①体重減少
②筋肉量の減少
③下半身や腹部がむくみやすい
④皮膚の炎症と床ずれ
⑤骨折が起こりやすい
⑥運動能力の低下
⑦免疫力が落ちる
⑧低血糖による意識障害など

低栄養になると食欲が低下します。その為、さらに低栄養状態となり悪循環な状態になります。

また、食事と運動には密接な関係があることや、3食摂取することで生活リズムを作ったりします。そのため、食事は大切で「食事=生きる力」とも言われています。

そして、ただ食べるだけではダメで栄養状態には食品摂取の多様性と関連があると言われています。農林水産省でも食品摂取の多様化が推進されています。偏った食事をするのではなく色々な品目の食品を摂取する事が大切だということです。

通所リハビリを利用されている方も低栄養の方が多くいました。その為、通所リハビリではどの程度食品摂取出来ているか「10品目チェックシート」を用いチェックし個別に食事の大切さについての講義や不足している品目を使ったレシピの紹介をする取り組みを行ってきました。
その結果、特に肉類や魚介類などのタンパク質が不足している方が多くいました。タンパク質は運動(リハビリ)や筋肉強化を行う上で重要な栄養素となります。そのため、タンパク質を摂取する事を中心に栄養指導・レシピ紹介を行いました。

その結果、肉類や魚介類などのタンパク質を多く含む食品の摂取が増加しました。
リハビリ効果を最大限に発揮出来るよう今後も通所リハビリではただ運動するだけではなく利用者様の栄養状態の管理も行い身体機能維持・改善に努めて行こうと考えています。
通所リハビリテーションに興味がある方はお気軽にご連絡ください。ぜひ見学・体験をお待ちしております。

通所リハビリテーション 理学療法士M

 

通所リハビリの共同作品「亥」(平成31年1月)を飾りました

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明けましておめでとうございます。本日より、倉敷平成病院では通常診療が始まっています。
さて、今年最初の外来作品紹介ですが、干支にちなんで「亥」を作りました。
そして平面より立体にしたいので、風船を膨らませた上に新聞紙を貼り薄めた糊を刷毛でぬり何層にも重ね最後に障子紙を新聞紙が見えなくなるまで重ねました。
工夫した点は風船に何日もかけ張子のようにいのししを作り仕上げました。

在宅総合ケアセンターの1階には親子のかわいい亥が飾られていますので、ご来院の際には是非ご覧ください。

皆様にとって今年一年が穏やかなよい年となりますように心よりお祈り申し上げます

通所リハ M

 

通所リハビリの共同作品「メリークリスマス!」(平成30年12月)を飾りました

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気が付けば早12月、大みそかの紅白歌合戦の出場歌手が決まったとのニュースもあり、平成最後の年末年始が近づいているのを感じるこの頃です。
ご報告が遅くなりました。12月1日より、外来の作品も入れ替わっています。

今月は「メリークリスマス!」と題して、ちょっと立体的にクリスマスツリーを模してみました。ツリーの飾り付けは、光沢のあるナイロンで作成しました。
綿とちぎり絵で雪を作って、サンタクロースさんが来るのが待ち遠しい、イヴの夜です。
個人的には、ふわっとした立体的な雪だるまとマフラーがお気に入りです。
12月17日には クリスマス院内コンサートも開催予定です。

ご来院の際には、是非外来の作品もご覧いただければ幸いです。

通所リハ A

廃用症候群について

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日に日に気温が下がり、冬到来となりますが、いかがお過ごしでしょうか。
寒くなると家から出るのも面倒になり、体を動かす機会が減ったり、誰かに会いに行くことが少なくなったり、体も心も動きにくくなることがありませんか。それがきっかけで廃用症候群になるかもしれません。
廃用症候群とは、「身体の不活動状態に生じる二次的障害」という概念で、不動や低運動、臥床による全身の症状の総称です。病気によるものだけでなく、外部環境が身体活動を制限しているために不動(動かない)状態が続くことでも起こり、安静の指示や介護者不在による活動の低下も含まれます。風邪で寝込んだ、最近家でゴロゴロ寝ている、なんだかやる気がしなくてぼーっとしているなど身体が不活動になるなんらかの出来事があれば、誰にでも起こりうるものです。

廃用症候群には、
筋・骨格系:筋力が弱くなる、筋肉や骨が細くなる、関節が硬くなる、褥瘡ができるなど
循環器系:体力が落ちる、起立性低血圧(立ち上がるとフラフラするなど)、
静脈血栓症(血の流れが悪くなり、血の塊ができて血管に詰まるなど)
呼吸器系:肺活量の低下し呼吸が浅くなる、肺水腫、肺塞栓症など
消化器系:体重が減る、低栄養、食欲低下、便秘
泌尿器系:尿路結石、尿路感染、膀胱炎、腎結石など
精神神経系:集中力の低下や見当識障害(時間や季節、場所がわからなくなる)、
睡眠覚醒障害(昼間も眠い、夜の眠りが浅いなど)、興味・意欲低下
など全身にでてくるたくさんの症状があります。

加齢に伴う身体機能の変化や生活習慣の変化は廃用症候群の温床となりえます。特に運動機能の姿勢の変化(前かがみになる)、柔軟性の低下、バランス能力の低下により容易に歩行能力は低下します。また、加齢に伴う不安や自信の喪失などの心理的変化により生活空間が家だけになると閉じこもり症候群となり、廃用性にどんどん低下します。このような加齢性の変化に伴う廃用症候群は適切な対応により活動が維持できれば良くなることもあります。

廃用症候群の回復には、廃用に陥っていた数倍の期間が必要です。体力低下や気力低下、疲れやすいなどの廃用症候群のサインを見逃さないことも大切です。また、悪循環に陥るとますます進行してしまうため、早めの対応が必要です。

通所リハビリでは、病気になられても、障害を持たれても楽しく交流しながら運動したり、頭を活性化したり、創作活動やレクリエーションをしたり、心も体も廃用とならないようにたくさんのプログラムを提供しています。
次回は、通所で行なっているプログラムを栄養や、運動、排泄などに分けてご紹介していきたいと思います。
施設内やリハビリ内容などの見学は随時承っていますので、お気軽にご連絡ください。皆様のご利用を心よりお待ちしています。

通所リハビリテーション H