全国の感染拡大に伴い、今年は例年とは違った年末年始となり、とても残念な状況が続いていますね。また、繰り返しの寒波で、ご自宅で過ごす時間が増え、日中の活動量や会話の量が少なくなってきているのではないでしょうか。
会話の減少や不活発な生活習慣が続くと、手や足の筋力だけでなく、舌や口周りの筋力低下(オーラルフレイル)が起こり、低栄養や誤嚥性肺炎などの発症リスクが高まると言われています。
始まりは、滑舌低下・食べこぼし・わずかなむせ・かめない食品が増える・口の乾燥等ほんの些細な症状であり、見逃しやすいという特徴があります。
オーラルフレイルは、健康と機能障害との中間にある為、早めに気づき適切な対応することで、健康に近づくことが出来ます。
効果的な予防方法を以下に記載していますので、ご参照ください。
《あいうべ体操》
できるだけ大きい口で、1セット4秒前後でゆっくりと1日30回(3分程)
行うことが理想です。
《吹き戻しを使った運動》
馴染みのある玩具「吹き戻し」が実は、口腔機能訓練の用具として使われてい
ます。笛を吹くことで腹式呼吸が行え、唇などの、口の周りの筋肉も鍛えられ
ます。
1セット10~30回を目安に、朝・昼・夕の1日3セット行うことが理想です。
毎年2回発行しておりますヘイセイ訪問看護だより「ひまわり」は、今回オーラルフレイルに関する情報やその予防方法等を記載しております。倉敷在宅総合ケアセンター1階に置いてますので、一度手にとってご覧頂けたらと思います。今年も訪問看護ステーションを宜しくお願い致します。
訪問看護ステーション T



気がつけばあんなに暑かった酷暑が過ぎ去り、”実るほど頭を垂れる稲穂かな”の唄が思い返される季節となりました。

今年は梅雨らしい雨が続いていますが、訪問していても涼しい日が多い様に思います。
先日は「きゅうりがいっぱい生ったんよ、もう近所の人に何回か配ったよ。」と嬉しそうに報告があり、久しぶりの良い表情。頑張ってお世話をして、梅雨の雨にも恵まれて、大きく育ったお野菜。近所の人にも好評で、
心と身体のリフレッシュ!と言っても、外出が思うようにできない毎日。なにか自宅でできる趣味を見つけてみてはどうでしょう。訪問リハビリご利用の方の中には、毎日畑に行き、作業をしている方がおられ「野菜が大きくなっていく姿が嬉しい」と、張り切っておられます。この方は、精神的にも身体的にも落ち込みは全く感じられず、元気満点です!
身体的にも精神的にも、落ち込みやすい時期です。こんな生活を一工夫して、楽しみを見つけてみてはどうでしょう?こんなことがしてみたい!あんなことがしてみたい!などがあれば、できる限りサポートさせていただきたいと思います。みなさんで、乗り越えていきましょう!