カテゴリー別アーカイブ: 糖尿病療養指導士

第82回糖尿病料理教室開催報告

カテゴリー: お知らせ, 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

料理教室12月6日(土)、倉敷生活習慣病センターにおいて『第82回糖尿病料理教室』を開催しました。今回のテーマは『ハートのバレンタイン』。バレンタインということで、チョコレートを使ったデザートやハートをたくさん使った洋食に仕上げました。型で抜いたり盛り付けを工夫したりと色んなハートを作ることが出来ました。
盛り付けに手間がかかりましたが、わいわいと楽しみながら綺麗に盛り付けることができ、見た目でも楽しめるメニューになりました。
次回の料理教室は4月です。次回も楽しみにしていてくださいね。

◎本日のメニュー◎
●鶏とマッシュルームのピラフ:炊飯器で作れる簡単ピラフ。鶏肉のソテーとほうれん草のソテーを添えてバランス良く。型抜きで可愛らしく仕上げました。
●タラと野菜のソテー:ソテーしたタラの間にブロッコリーとエリンギを挟み、ひと手間加えた盛り付けに。バルサミコ酢のソースで頂きます。
●はと麦とひじきのサラダ:柚子をきかせたはと麦とひじきのサラダをハート型にしたトマトの上に。
●えびのビスク:えびの殻でダシをとり、人参・セロリ・玉ねぎ・トマトを入れて煮込んだものをミキサーにかけて出来上がり。
●チョコレートドーム:チョコをドーム型にすることで少量でも大きく見えて満足感UP!

◎デザートタイム◎
膨らませた風船にチョコをつけて冷やし固め、チョコレートドームを作りました。ドームを割ると中からバニラアイスとハートの果物が出て来ます。
バレンタインのびっくり楽しいデザートになりました。

計576kcal  ※メニューご希望の方は倉敷生活習慣病センター受付までお訊ね下さい。

管理栄養士 M.S

糖尿病とインフルエンザ

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

糖尿病で血糖コントロールが悪い状態が続くと、インフルエンザなどの感染症に対する体の免疫機能が低下します。カナダのアルバータ大学公衆衛生学部のジェフリー・ジョンソン教授らは、カナダのマニトバ州で2000~2008年に肺炎や高熱などのインフルエンザとみられる症状を示し、医療機関で入院治療を受けた18~64歳の約16万人を対象に調査したところ、糖尿病患者では、インフルエンザ予防接種を受けている割合が高いにも関わらず、糖尿病でない人に比べてインフルエンザ発症率が高く、インフルエンザで入院するリスクが6%高いという研究結果を報告しました。

インフルエンザは予防が第一ですが、ワクチン以外の予防も大切です
ブログ(1)外出後の手洗い: 手指などに付着したインフルエンザウイルスを除去するのに有効で、感染予防の基本です。外出後の手洗い、うがいは一般的な感染症の予防にも勧められています。
(2)適度な湿度の保持: 空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って、適切な湿度(50~60%)を保つことも効果的です。
(3)充分な休養とバランスのとれた栄養摂取: 体の抵抗力を高めるために、充分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけましょう。
(4)人混みや繁華街への外出を控える: インフルエンザが流行してきたら、高齢者、糖尿病などの基礎疾患のある人、疲労気味・睡眠不足の人は、人混みや繁華街への外出を控えましょう。やむを得ず外出をして人混みに入る可能性がある場合は、ある程度の飛沫などを防ぐことができる不織布製マスクを着用することが、一つの防御策と考えられます。
(5)体重を毎日はかる: 特に減量対策をしていないのに体重が急速に減っている場合、高血糖が疑われます。すぐに医師に相談しましょう。

インフルエンザにかかった時は、通常よりも血糖コントロールに注意が必要です
糖尿病患者が病気にかかると、ふだんはしっかり血糖コントロールできていても、血糖値が乱れやすくなり、急性合併症が起こりやすくなります。そのような状態は「sick day〈シックデイ〉」と呼ばれ、糖尿病の療養生活で、特に注意が必要です。糖尿病の人は、風邪やインフルエンザにより、血糖コントロールが乱れやすくなります。規則的な食事が摂れにくく、血糖値に影響が出る恐れがあります。インフルエンザ発症後は薬を調節しなければならない時もありますが、自己判断でインスリン注射を中断するのは非常に危険です。風邪やインフルエンザのために食事をできない時間が6時間を越えたり、嘔吐してしまう場合、39度以上の高熱、60mg/dL未満の低血糖、300mg/dL以上の高血糖、息が苦しい、下痢をしている、心臓の鼓動が異常に早いなどの強い自覚症状がある場合、迷わず医師の診察を受けましょう。また、症状が重くなる、なかなか良くならない、過度の眠気がある場合にも、速やかに医師の診察を受けましょう。

参考資料:「糖尿病ネットワーク http://www.dm-net.co.jp/」

糖尿病療養指導士&薬剤師 いっちー

糖尿病療養指導士 「年末年始の食生活」

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

早いものでもう12月です。12月から1月にかけて忘年会に始まり、クリスマス、年末年始、新年会などイベントが目白押しです。この時期は食生活が乱れやすくついつい食べ過ぎてしまうという方が多いのではないでしょうか?
糖尿病のコントロール指標でもあるHbA1cは血糖の過去1、2ヶ月間の平均を表すので、食べ過ぎてしまった12月~1月の結果は2月~3月の血液検査に反映されてきます。
今回は年末年始の食生活の注意点についてお話ししたいと思います。

まず、忘年会。1回ではなく何件も掛け持ちという方が多いと思います。
居酒屋だと料理が大皿盛で提供されます。小皿に少しずつ取って食べるようになるので、どれくらい食べたか分からずついつい食べ過ぎてしまってはいませんか?
まずはメニューの把握をしておきましょう。何品、どんな内容のものが出てくるのか知っておけば、メニューによって食べる量を配分できます。
また、揚げ物などの高脂肪のものやフライドポテトやパスタなどの炭水化物の料理が多く、どうしても野菜を食べる量が少なくなってしまいます。忘年会に出かける前の昼食や翌日の食事でしっかり野菜を食べるようにしましょう。

image003次にお正月には欠かせないお餅とおせち料理です。おせち料理は日持ちがするように砂糖や醤油で煮込んでいて味付けが濃くなっているものが多く、塩分やカロリーも高くなっています。おせちのなかでも、栗きんとん、くわい、レンコン、黒豆はヘルシーなようで炭水化物が多いので食べ過ぎには気をつけましょう。

皆さんはお餅のカロリーをご存知ですか?なんと100gあたり約240kcalもあります。ご飯だと100g、160kcalです。市販の切り餅(各メーカーによって違いがあります)はだいたい1個50gくらいなので、お餅を食べる目安は2個くらいまでにしておくといいでしょう。ご自宅で餅つきをして、自分たちで丸める方もいらっしゃると思います。そうすると1個がかなり大きいお餅になってしまうので食べる前に量りましょう。
もち米は、ご飯のうるち米より血糖が上がりやすいので糖尿病の方は特に気をつけましょう。
冬の時期に食べ過ぎると、花粉症のある人は症状がきつくなるという話もあります。できる事から少しずつ気をつけて楽しい12月をお過ごしください。

糖尿病療養指導士 管理栄養士 S.N

第81回糖尿病料理教室開催報告

料理教室12月5日(土)、倉敷生活習慣病センターにおいて『第81回糖尿病料理教室』を開催しました。年内最後の料理教室だった今回のテーマはおせち料理でした。野菜の飾り切りにもチャレンジし、上品で華やかなお雑煮や、品数たくさん、一口サイズで楽しむおせち料理と盛り沢山なメニューで、賑やかな時間を過ごしました。
いつもに増して細かい作業が多かったのですが、可愛らしい仕上がりに会話も弾み、1年の締めくくりに相応しい料理教室となりました。
次回の料理教室は2月。イベントの多い冬はついつい食べ過ぎてしまうこともあるのではないでしょうか。満足度は高く、糖尿病の患者さんにも安心して食べて頂けるメニューで皆さんのご参加をお待ちしています。
◇◆デザートタイム◆◇
今回のデザートは“3色きんとん”です。かぼちゃの黄色とさつまいもを紫色パウダーでほんのりピンク色にしたものと黒ゴマを入れたもので3色です。おなじみのきんとんが一工夫でオシャレになります。お重に詰めても可愛いですよ。
◎本日のメニュー◎
●かぶら蒸し風雑煮:35gの餅を2つと、海老や銀杏入りのかぶら蒸しと飾り切りをあしらって上品に。
●松風焼き:粒こんにゃくを入れてカサ増しし、白ゴマと青のりで市松模様に盛り付けました。
●門松:ちくわにインゲン、ブロッコリーを差し込んで門松に見立てました。
●ごぼう田作り:イワシの代わりにゴボウを使い、くるみを入れて香ばしく仕上げました。
●ひさごかぶら:かぶをひょうたん型に切ってみつばを結んだ手の込んだ1品です。●笹結び昆布:お正月の定番の結び昆布を、笹の形にして可愛らしく仕上げました。
●グレープフルーツサラダ:グレープフルーツの実と果汁を使ってドレッシングを作りました。
●パプリカのマリネ:パプリカをクルクルと巻くだけで可愛らしくきれいな1品に。
●3色きんとん:おせちには欠かせないきんとんをオシャレにアレンジしてデザートに♪

計550kcal   ※メニューご希望の方は倉敷生活習慣病センター受付にてお訊ね下さい。

糖尿病療養指導士より

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

肌寒い時期になってきました。20151117
この時期になってくるとどこのスーパーでも鍋のコーナーができ家でも鍋料理の登場が増えてきていると思います。
そんな鍋料理ですが一見野菜もたっぷりとれてヘルシーな料理と感じる方もいるかと思いますが注意しないと意外にカロリーを多くとってしまうことがあります。
シメに雑炊やうどん、ラーメンにする方も多いと思います。
「鍋はヘルシーだから大丈夫」といってたくさん食べるのも考え物かもしれません。
鍋料理は具の選び方を注意すれば栄養がしっかり取れる料理です。
日々不足しがちな野菜やキノコ類をおいしく摂取でき、肉・魚などのタンパク質も摂取できます。
具材を低カロリーなものを意識してそろえると満腹になるけどヘルシーな鍋ができます。
皆さん是非ためしてみてください。
看護師 糖尿病療養指導士 K・J

「インスリン治療」糖尿病が悪くなったの?

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皆さんはインスリン治療に対するイメージはどんなものでしょうか?
○インスリンを打つってことは症状が悪くなったのかな…
○始めたら一生打ち続けるのだろうか…
○注射は怖いし痛い…
など悲観的・否定的に捉えている方がいるかもしれません。今回は“インスリン注射”という治療法の正しい知識について、注意点を交えてご紹介しますinsulin_woman

インスリン治療はもともとヒトが生理的にもっているインスリンを補うため、最も自然で、確実に血糖値を下げる治療法です。インスリン治療が必要と考えられるのは、1型糖尿病や妊娠糖尿病の患者さんで、他にも2型糖尿病の患者さんではすい臓を休める目的で早期にインスリン療法を開始することがあります。インスリンを体外から補充することで、疲れたすい臓を一時的に休めることができます。すい臓の機能が低下する前にできるだけ早くインスリン治療を開始して、よりよい血糖コントロールを目指すのです。すい臓の機能が十分回復し、血糖値が下がれば、インスリン治療をストップできたり、内服薬だけの治療が可能になることもあります。
また、インスリン注射で使う専用の注射針は細くて短く、採血で使う注射針の3分の1くらいの細さで、痛みが少なくなるようデザインされています。注射する場所はおなかが一般的ですが上腕部、太ももなども可能です。ただし注射部位によって吸収速度が異なるので注意が必要です。

インスリン治療がしっかり継続されれば、すい臓の機能回復に加えて、血糖コントロールもよくなり、合併症予防やその進展を遅らせることができます。医師の指導の下、正しい理解を身に付けて、きちんと治療を続けていくことが大切です。
わからないことや不安な事があればいつでも主治医の先生へ相談してください。

糖尿病療養指導士 薬剤師 なか

第80回糖尿病料理教室開催報告

料理教室110月3日(土)、倉敷生活習慣病センターにおいて『第80回糖尿病料理教室』を開催しました。今回のテーマは『素敵な朝ごはん♪』。ついつい簡単に済ませてしまいがちな朝ごはんのバランスを整えるため、最近流行りのスティックオープンサンドや花束サラダに挑戦。乗せたり巻いたり、楽しく華やかに仕上げることができました。夏の猛暑で疲れた体をいたわって、少し丁寧な食事をしてみるのもいいですね。デザートのヨナナスメーカーで作ったパフェも珍しくて好評でした。料理教室2
次回は12月に、おせち料理に活かせるような和食をテーマに開催予定です。

◎デザートタイム◎
冷凍した果物をヨナナスメーカーでスカッシュ(押し出す)すると、果物がまったりとジェラートのように変身!バナナとブルーベリーを混ぜて濃厚おいしいデザートができました。カロリーコントロールアイスと合わせても80kcal以下なんてヘルシー♪

◎本日のメニュー◎
●スティックオープンサンド
・きゅうり+かにディップ:かに缶と水切ヨーグルトを混ぜたディップが簡単で美味しい。
・プチトマト+水切ヨーグルト:2色のトマトを使ってカラフルに。オリーブオイルでいただきます。
・ゆで卵+アボカド+えび:カロリーハーフのマヨネーズを塗って順序良く並べて。
・プルーン+水切ヨーグルト+くるみ:プルーンは1晩紅茶に漬けることで柔らかく食べやすく。
●ビーフシチュー:具を一口大に切って食べ応え抜群に。ルウも赤ワインとデミグラスソースで手作りしました。
●和風ピンチョス:型抜きした野菜をつまようじで刺せばかわいいピンチョスの完成!柚子胡椒を入れたドレッシングで少し和風に。
●花束サラダ:油や水に強いワックスペーパーで、サーモン、卵、きゅうりでできた花を包めば見た目もかわいい花束サラダに変身。
●ヨナナスパフェ:冷凍した果物で作ったヨナナスとカロリーコントロールアイスを使ったパフェならヘルシーで美味しいデザートに。

計576kcal
※メニューご希望の方は倉敷生活習慣病センター受付にてお訊ね下さい。

糖尿病療養指導士・管理栄養士 E.O

妊娠糖尿病について

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

food_kurigohan すっかり我が家の子供たちの虫取りがカブトムシからスズムシに変わり秋を感じています。
妊娠中の私ですが、おいしいものがたくさんあるので食べ物も「なし・栗・カボチャ」とすっかり秋模様ですね。体重も3週間で2kg増加。止められない食欲です。

そこで今回は私も少し、心配している妊娠糖尿病についてお話しします。
妊娠糖尿病は妊娠するまで糖尿病ではなかった方が、妊娠中に初めて発見または発症した、糖尿病にいたっていない糖代謝異常です。これまでに糖尿病とは縁のなかった方の10%程度の方がなると言われています。
妊娠すると、妊婦さんの体調は変化します。妊婦さんのなかには食事の栄養バランスを気にしている方も多くいると思いますが「急に私が糖尿病なんて」と驚くと思います。
一番の原因は糖分の取り過ぎとも言われますが、ホルモンバランスの変化が原因なので、食事に気をつけていても妊娠糖尿病になることがあります。
food_yogurt 予防として
・偏った食事、ファーストフードや加工食品を避け栄養バランスの良い和食中心。
・お菓子や果物など糖分の取り過ぎに注意をしプレーンタイプのヨーグルトや小魚に変更。
・適度な運動を生活のなかに取り入れることも大切です。

涼しくなってきました。私も食べてばかりでなく、散歩をして紅葉を楽しみながら、バランスの良い食事を心がけていきます。
皆さんもいかがですか?

糖尿病療養指導士  仕事と子育て奮闘中、看護師

夏場のインスリンの保管

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

蒸し暑い日が続きますね。ほとんどのインスリン製剤やGLP-1受容体作動薬は開封前には冷蔵庫内に2~8℃で保管し、開封後にも暗い所に室温で保管をする必要がありますが、適切に保管が出来ているでしょうか。
インスリンインスリン製剤やGLP-1受容体作動薬はバイオテクノロジーを用いて作られるたんぱく質由来のバイオ医薬品なので、高温にさらすと熱による変性(卵を焼くと白くて固くなるように、熱などの刺激によりたんぱく質の性質が変わってしまう現象)が起こり、期待される効果が得られなくなってしまうことがあります。
30℃~37℃までの常温なら変性は起こりにくいのですが、夏場は(1)自動車の中、(2)直射日光が当たる場所、(3)海水浴場、キャンプ場など高温になりやすいので注意が必要です。
特に駐車した自動車の中は50℃以上になることがあり、日の当たらない後部座席でも、夏には40℃以上になることがあるので放置しないよう注意して下さい。
やむを得ず、夏の旅行など炎天下で長時間持ち歩く時は、冷蔵庫で冷やした保冷剤を、製剤に直接ふれないようにタオルで包み、一緒に保冷バッグに入れるという方法もあります。
使う前によく降るタイプの混合型インスリン(ヒューマログミックスやノボラピッドミックス)の沈殿物が混ざらなくなったり薬液が半透明や透明になっている場合や、本来透明なタイプのインスリン製剤が白濁するなど、「薬液がいつもと違うな~」と感じる変化がみられた場合には使用せず、新しい製剤を使いましょう。
因みに血糖自己測定器の測定チップも高温には弱く、高温・低温の環境や、湿度の高い場所に置いて保存するとエラーの原因になるようです。30℃以内の室温で保管するよう気を付けて下さい。

糖尿病療養指導士 きむ

栄養成分表示、活用していますか? ~糖尿病療養指導士より~

カテゴリー: 栄養科, 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

だんだん気温が上がり、今年も夏がやってきました。ついつい冷たいものに手が伸びる・・・なんて事もあります。そういえば、ほとんどの食品に原材料も、カロリーも書いてあるんですよね。アイスを食べながらぼんやり眺めていたりします。
皆さんの中にも、表示を見るようにされている方がいらっしゃるかと思います。

そこで今回は健康な食生活を送る上で味方となってくれる栄養表示の見方をまとめておきましょう。

まず主要な栄養成分表示。
1) エネルギー20150714
2) たんぱく質
3) 脂質
4) 炭水化物
5) ナトリウム
この順番で表示されていますが、表示単位が100g、100ml、1食分、1袋など様々なので、食べる量で確認するようにします。似た食品を選ぶ際はカロリーを、糖尿病の患者様なら炭水化物(糖質)の少ないものを意識するのも良いです。

また、お弁当や加工食品を選ぶ際に気になる塩分を知る方法もここに!
ナトリウム(mg)×2.54÷1000≒食塩相当量(g)
この計算式に当てはめれば『市販のものは塩分が多いから』、『カップラーメンの汁は飲まないで』といった言葉に頷いてしまうかもしれません。

さらに栄養強調表示という内容もあります。
例を挙げると糖類0や低脂肪など。摂り過ぎが気になる栄養成分がどの程度含まれているか瞬時に判断できます。しかし規定の基準を満たしていれば表示できるので、完全なゼロではないため注意が必要です。(2013年10月7日の糖尿病療養指導士のブログにも取り上げられていますので詳細は割愛させていただきます。)
また、『うす塩味』、『甘さひかえめ』といった味覚に関する表示にはルールがありません。栄養成分表示で確認してくださいね。

このように食品のラベルには情報が沢山のっています。
栄養成分表示をうまく活用して健康に役立てていきましょう。

糖尿病療養指導士 管理栄養士 塩っぺ