カテゴリー別アーカイブ: 歯科

歯と口の健康週間

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今日から6月!
歯科では6月と言えば、6月4日~6月10日は歯と口の健康週間となって
おります。

1928年(昭和3年)から1938年(昭和13年)まで日本歯科医師会が「6(む)
4(し)」にちなんで6月4日に「虫歯予防デ-」を実施していました。
そして2013年(平成25年)より「歯と口の健康週間」となっています。

この週間の目的は、国民に対して歯と口の健康に関する正しい知識を普及啓発
するとともに、歯科疾患の予防に関する適切な習慣の定着を図り、併せて早期
発見及び早期治療等を徹底することで歯の寿命を延ばし、国民の健康の保持増進
に寄与する目的です。

自分の歯はもちろんですが、入れ歯になっていてもよく噛める人は、健康寿命
(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)が長いこと
がわかっています。

皆さんはご自身の口の中を鏡などでしっかり見ていますか?
自分の歯が全部で何本あるか知っていますか?
下の前歯の裏側に歯石がついていませんか?
舌の上が白く(舌苔付着)なっていませんか?

まずは、ご自身のお口の中を知るためにも、この機会に是非一度、歯科受診して
メンテナンス(検診)を受けてみて下さい!

歯科 K

口腔アレルギー症候群

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口腔アレルギー症候群というものをご存知でしょうか?
これはある種の果物や野菜を口にしてから15分以内に口周囲(唇、舌、喉など)にイガイガ感や痒みなどのアレルギー症状を起こすものです。
ほとんどの場合がその後時間と共に症状が消えてしまいます。アレルギーの原因となるものは小腸に達する前に壊れてしまうので主に口周辺の症状にとどまります。

しかし、まれに顔や体が痒くなったり、喉が腫れて息苦しさを感じたり、喘息のような症状が出たり下痢嘔吐などの症状を起こすアナフィラキシーショックと呼ばれる重篤な症状が引き起こされることがあるので、口の周辺以外に症状が出る場合には要注意です。

口腔アレルギー症候群を起こすのは花粉症を抱えている人に多いと言われています。その理由としては、花粉と野菜や果物などのアレルゲンの構造がよく似ているので交差反応を起こすためだとされています。

ある種の野菜や果物は花粉のタンパク質と似たタンパク質構造をもっているために誤って反応を起こしてしまうことがあるのです。ただし、花粉症の方以外でも例えば気管支喘息のある方、薬剤アレルギーのある方、ラテックス(ゴム)アレルギーのある方、食物アレルギーのある方においても口腔アレルギー症候群を起こすことがあるので症状が現れた場合には医療機関を受診しましょう。

歯科N

コロナむし歯にご用心!

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ここのところ少しずつ暖かい日も増えてきて、春の陽気を感じる機会が増えてきましたね。
ブログをご覧の皆さんはいかがお過ごしでしょうか。コロナ渦では、多くの行動が制限されていたかと思いますが、皆さんが前回歯科医院を受診されたのはいつごろでしょうか?
いつ受診したのか思い出すこともできない。。。そんな方は要注意です。

コロナ渦で病院への受診を控えることにより、病気が深刻化してから発見されるというのは全国的にも問題になってきています。歯科の領域でも同様のことが言われており、受診を控えていたことで発見される進行したむし歯を「コロナむし歯」として以前テレビで紹介されたことがあります。

むし歯の治療は、小さなものであれば、1回の受診で治療可能なこともありますが、神経まで到達するような大きなむし歯になっていたり、抜歯をしなければいけないような状態になってしまっていると、その後のかみ合わせの回復も含めると複数回受診をしていただかないといけなくなります。このことから、定期的な検診での早期発見・早期治療がとても大切になってきます。

倉敷平成病院では、患者様に安心して治療を受けていただけるよう、感染防護具の装着、滅菌器具の使用、常時換気を徹底しています。しばらく歯科受診ができていなかった、という方はぜひ受診してみてください。

歯科医師F

 

3月1日は再石灰化の日

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3月1日は再石灰化の日です。【さ(3)い(1)せきかいか】の語呂合わせにちなんで記念日とされたそうです。
再石灰化とは、お口の中で常に起きている現象です。歯を脱灰から守る唾液の自然治癒のメカニズムです。

歯の表面は食後、酸性の脱灰の領域に入ります。その後、唾液の緩衝作用により再石灰化の領域に戻ります。間食などの少ない、規則正しい食生活ですと、脱灰と再石灰化とのバランスがとれ、虫歯になりにくい環境が守れます。しかし、不規則にだらだらと食べたり飲んだりする生活では、再石灰化に比べて脱灰の時間がほぼ同じ、あるいは長くなってしまうので、虫歯が発生しやすい状態になります。お口の中では、常に脱灰と再石灰化が繰り返され、双方がバランスをとりながら歯の健康を維持しています。
なお、就寝中は唾液の分泌量が低下し、再石灰化領域に戻りにくいので、寝る直前の食事や清涼飲料などをなるべく避けて歯をよく磨くことが大切です。

再石灰化を促進するためには、フッ素やハイドロキシアパタイトを配合した歯みがき剤を使用したり、また歯垢をブラッシングなどできれいに落とし、唾液が充分に歯の表面に接触するようしておくことは大切です。

歯科衛生士 I

明日は節分

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今年は明日2月2日が節分です。節分には豆まきが行われます。豆まきには大豆が使用されますが、大豆は五穀の一つで、五穀には穀霊が宿るとされており、米に次いで神事に用いられてきたそうです。大豆は米よりも大きいため鬼を追い払うのに最適だといわれていたそうです。
また、節分の豆は炒った豆(福豆)を年の数だけ食べる風習があります。これは、年齢と同じ数だけ福を体に取り入れることで、一年の健康を願うという意味があるそうです。

しかし、福豆は硬いため歯が丈夫でないと噛みにくいものです。一般的に歯が20本以上あれば、たいていの物は噛んで食べることができると言われています。
例えば、18本以上でたくあん、スルメイカ、フランスパンなどの噛み応えのある物が食べられ、5本以下ではバナナ、うどんなどの軟らかい物しか食べられません。
また、歯の数は認知症や転倒と関係することが判明しています。

歯を大切にすることは、体の健康にも繋がりますので、お口の定期検診やメンテナンスをお勧めします。
もちろん歯を失っても、きちんと合った義歯を使用することによってしっかり噛むことができれば体の健康を維持することができます。義歯でお困りの方はぜひご相談下さい。

歯科 歯科衛生士 まろ

丑年

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新年あけましておめでとうございます。
今年は丑年ですが、丑年は先を急がず一歩一歩着実に物事を進める事が大切な年だと言われています。私達も昨年に引き続き、焦らず確実にできる限りの新型コロナ感染対策に取り組み診察をおこなっていきますので、どうぞ本年もよろしくお願いします。

さて牛と言えば牛乳ですが、牛乳には歯にとってとても優れた食品でもあります。
牛乳の代表格はやはり「カルシウム」だと思います。カルシウムには骨はもちろん
歯も強くするため、コップ一杯で一日に成人が必要とされるカルシウム量の3分の1を摂ることができるので、とても効率が良いといわれています。

また最近では「リカルデント(以下CPP-ACP)」という言葉を耳にすることがあるかもしれませんが、これはもともと牛乳由来の成分でもあります。
このCPP-ACPは虫歯の初期症状の脱灰を抑制し、溶け出した歯の表面のエナメル質を構成するリン酸カルシウムを取り戻す再石灰化や、溶けにくい歯質にする耐酸性により歯を丈夫に健康にする力があると言われています。
最近はこのCPP-ACP配合のガムや牛乳も販売されていて、虫歯予防や口内環境を
整えるということで注目されています。特に牛乳は今の寒い時期、ホットミルクとして飲んでも成分的には問題ないそうなので、ぜひ機会がありましたら飲んでみてください。

これから寒さが益々厳しくなりますが、新型コロナウィルス、インフルエンザ共にしっかり予防、感染対策をしていき、素敵な1年となりますようお祈り申し上げます。

歯科 k

『お口の体操』をしてみましょう!

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ここのところ一気に寒さが増してきましたね。ブログをご覧の皆さんはいかがお過ごしでしょうか。寒くなると、外出や人と会話をする機会が少なくなることが多いですよね。特に高齢になって周りの人と話をしたりする機会が減ると、噛んだり飲み込んだりするための口腔機能が衰えることがあります。口腔機能の衰えからはじまる老化のサインはオーラルフレイルと呼ばれています。今回はこれらのオーラルフレイルを予防するためのお口や舌の動きをスムーズにする体操について、いくつか紹介しようと思います。

【唇を中心とした口の体操】
①口をすぼめて「ウー」の口をする
②口を横に開き「イー」の口をする
これを複数回繰り返す

【舌圧訓練(舌の力を強くする訓練)】
①舌を左の頬の内側に強く押し付ける
②自分の指で、口の中の舌の先を、頬の上から押さえる
③それに抵抗するように、舌を頬の内側に、ゆっくり10回押し付ける
④ ①~③を右の頬でも同じように繰り返す

【パタカラ体操】
①「パ」の発音×8回:唇をはじくように
②「タ」の発音×8回:舌先を上の前歯の裏につけるように
③「カ」の発音×8回:舌の奥を上顎の奥につけるように
④「ラ」の発音×8回:舌を丸まるめるように
①~④の「パ」「タ」「カ」「ラ」の順番に各8回の発音を、2セット行う

お口周りや舌の筋力をアップすることで、お口の機能が高まり、食べ物が飲み込みやすくなります。表情も明るくなりますので、ぜひ試してみてください。

参照:日本歯科医師会ホームページ https://www.jda.or.jp/oral_flail/gymnastics/

歯科医師 F

 

人間の噛む力

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11月に入り、ますます寒くなってきました。冬の季節が近づいていることを実感しています。

突然ですが、人間の噛む力はどのくらいだと思いますか?
人間が思いっきり歯を食いしばった時に出る噛む力は、自分の体重に比例しているそうです。例えば、体重40㎏だとしたら噛む力は40㎏を出すことができます。
さらに、よく固いものを食べている人やスポーツなどで鍛えている人は歯を食いしばることが多いので、最大の力が自分の体重以上になることもあるそうです。
これだけの力で噛んでいると、歯に対するダメージは大きく歯が欠けてしまったりするのも納得できます。
そして食事の際には、凄い回数噛んでいる訳ですから、歯が心配になります。

しっかり噛めるように日頃から歯の健康を意識して、歯や歯茎が健康であるように定期検診など受ける事も大事です。

今ある歯を大切にしましょう。

歯科衛生士 I

お口の乾燥にご注意ください

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朝晩がめっきり涼しくなり、例年より秋の訪れのスピードが早く感じられます。
年齢を重ねるごとにお肌の乾燥が気になるようになりました。
特に職業柄、手洗い・手指消毒をこまめに行うため、これからの季節は手の乾燥がひどくなってしまいます。

実はお肌だけでなく、お口の中の乾燥にも注意が必要です。
成人の場合、1日に1.5リットルもの唾液が分泌されていますが、半分程度になるとお口のネバつきなどの自覚症状が出るそうです。お口がネバネバする、飲み込みにくい、舌やお口の中がピリピリするなどの症状がある場合は、口腔乾燥症の可能性があります。
また、唾液の分泌量が少なくなると、自浄作用が低下し、口臭の原因になったり、お口の衛生状態が悪くなってしまいます。

口腔乾燥症は全身疾患やストレス、加齢、お薬の副作用など様々な原因があります。
改善方法は、よく噛んで食事をしたりマッサージをして唾液腺を刺激すること、保湿効果のある口腔ケア用ジェル、洗口液を使用して保湿すること、口呼吸を控えることなどです。

お口の中も潤いがとても重要です。お困りなことがございましたら、いつでもご相談ください。

 

歯科衛生士 まろ

歯ぎしり・食いしばり

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9月に入り猛暑がまだまだ続きそうですが、皆様体調を崩されていませんでしょうか?

先日、暑さと歯の痛みで目が覚めました。
歯の痛みと言えば大体思い浮かぶのが、虫歯で痛い又歯槽膿漏で歯の周りの歯茎が痛いなどがあると思います。
今回の私の歯の痛みは間違いなく就寝中の歯のくいしばりだと思っていました。前から家族に寝ながら歯ぎしりが激しいと指摘もうけていたのと、自分自身でもわかるほど就寝中に食いしばりをし

てる事がわかっていたからです。

一般的に人の噛む力や食いしばった時の力は自分の体重と同程度の力が歯にかかると言われています。普段の食事中は無意識でも噛む力をコントロールしているため痛みがでる事はないといわれています。
しかし、就寝中は無意識の中でも火事場の馬鹿力で歯をすり合わせているため研究ではこの時に奥歯にかかる力は体重の2倍になるとも言われています。
この力が毎晩かかれば歯が割れないにしても、歯にヒビが入ったり、歯茎や歯にダメージを与えてしまいます。

自分は歯ぎしり、食いしばりをしているのかな?と思ったらお口の中でチェックできるので見てみてください。
頬粘膜(ほっぺた)の内側に白い筋があったり、舌のわきがボコボコになっていたりします。  もしも上記の症状や痛みなどがある場合はまず日中でも気づいたら顎の力を抜いて上下の噛み合わせている歯を離してみて下さい。また就寝時はマウスピースを装着をお勧めします。

歯科 k