カテゴリー別アーカイブ: 歯科

春の口腔内

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桜も徐々に咲き始め、私たち歯科の診療室から見える桜の木も綺麗なピンク色に色づいてきました。
本日より新年度も始まり、新入職員の皆さんも胸膨らませている事だろうと思います。

この時期、三寒四温で体調を崩される方も多いと思います。
また、花粉症に悩まされている方も多いのではないでしょうか?
花粉症は、鼻水、鼻詰まり、花粉症、くしゃみ、目のかゆみなど様々な症状がありますが、お口の中も乾燥するという影響が出る事もあります。
それは、花粉症で鼻が詰まって口呼吸になり口の中が乾燥したり、薬の副作用でお口に中が乾燥したりする事もあります。
そうすると、口臭の原因や、自浄作用が低下して虫歯や歯周炎も進行しやすくなります。

そのような症状がみられる方は、ブラッシング時に歯肉マッサ-ジを行ったり、こまめな水分補給や、保湿成分が含まれている洗口液でのうがいを行うなどを意識してお口のケアを行う事をお勧めします!!

歯科 K

手術前後の口腔管理の重要性について

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本日から3月ですね。まだまだ寒い日が続いておりますが、ブログをご覧の皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
ブログをご覧の皆さんやそのご家族の中には、これまで全身麻酔の手術を受けたことのある方もいらっしゃるかと思います。
そこで本日は、手術前後のお口の中の管理の重要性についてご紹介いたします。

全身麻酔の手術時には、口から気管チューブを挿入する必要があります。
お口の中には1gあたりの歯垢の中に約1億以上もの多くの細菌があることが知られており、気管チューブを挿入することで口腔内の細菌を肺に押し込めてしまうと、誤嚥性肺炎や気管支炎になる危険性があります。また、揺れている歯がチューブなどに当たり、抜け落ちてしまうと、誤って飲み込んでしまったり気管内に入ってしまう危険性もあります。

当院では、手術を受ける患者様が安心して手術に臨んでもらえるよう手術前後の口腔管理を行っています。
手術前はお口の中の汚れを最小限に保てるよう口腔ケアを実施しており、歯周病が進行して歯の動揺を認める場合は、手術時に歯が抜けてしまったりしないよう事前の抜歯や歯の固定などを行っています。
また、手術後も口が乾燥しやすかったりと口腔内のトラブルを抱える方は多いので、退院までの期間、患者様のお口の中のトラブルを少なくできるように、口腔内清掃だけでなく、保湿を行ったり、歯石除去やむし歯の治療なども積極的に行い、口腔内の健康に保つよう心がけています。

皆様が安心して手術に臨めるようサポートしていきますので、気になる点がありましたらお気軽に当院歯科までお問い合わせください。

歯科医師F

口呼吸について 

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あなたのまわりにお口をポカーンとしている人はいませんか?

実はこのポカーンと開いたまま口で呼吸する習慣が、いろいろな病気や症状を引き起こす原因になっていることがあるのです。

口呼吸は鼻呼吸と比べて、異物を取り除けないほか、呼気の温度や湿度も高められません。
気道が細菌やウイルスに感染する危険性が高まり、気管支の病気や風邪・インフルエンザにかかりやすくなってしまいます。また、口でたくさんの空気を吸おうとするために首が前傾してしまい、身体のゆがみや姿勢が悪くなることにもつながります。

また、ダイレクトに影響を受けるのはやはりお口の中です。
1) 口がよく乾く
2) 歯垢や歯石が着きやすく、むし歯や歯周病になりやすい
3) 舌や唇などの動きの不調和によって歯ならびや嚙み合わせが悪くなるなど、
様々な症状とつながっています。

普段から鼻呼吸を意識して過ごすようにしましょう。
(口呼吸を改善させるトレーニングなどもあるので、試してみるのもよいかと思います。)

歯科 歯科衛生士 N

明けましておめでとうございます

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新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
令和4年になりました。新型コロナウィルスも早く収束に向かう事を願います。

今年は寅年です。皆さんトラは歯が何本あるかご存じでしょうか。
上の歯は16本、下の歯は14本、合計で30本です。歯は肉をさいたり骨を噛み砕いたりするために、すべての歯が鋭くとがっています。

人間の歯は、乳歯は20本、永久歯は28本、親知らずを入れれば32本です。
人間の歯は、永久歯を失うと二度と生えてくることはありません。
自分自身の歯を大切にすることが一番です。

毎日のお手入れも大事ですが、定期的に検診をし、専門的なクリーニングを受ける事をおすすめします。

歯科  I

お口も大掃除

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今日から12月になり、今年も残すところわずかとなりました。

この機会に歯科でお口のお掃除をされてはいかがでしょうか?

普段のセルフケアではなかなか取りきれない汚れを除去でき、お口の中がさっぱりと爽快になります。

年末は忙しくて、なかなか歯科には行けない!という方も少なくないと思いますので、セルフケアのポイントをお伝えしたいと思います。

まず、歯ブラシ選びのポイントとしては、毛先がフラットで毛の硬さはふつうのものがお勧めです。毛先が開いてしまった歯ブラシは、清掃効果が低下するので新しいものに交換されることをお勧めします。1、2週間で毛先が開いてしまう方は、歯磨き圧が強すぎる可能性があるので、力を抜いて磨くようにしてみて下さい。

歯ブラシの当て方のポイントは、毛先が歯と歯ぐきとの境目に当たる位置で小刻みに動かすと、歯ぐきのマッサージにもなりますので、実践してみて下さい。

歯と歯の間が広くなっている方は、歯間ブラシの使用をお勧めします。

歯磨きが終わって舌で歯を触ってみると、歯垢が落とせた部分はツルツルしていますが、ザラザラしていると歯垢が残っている部分なので、確認してみて下さい。

歯科では、メンテナンスや歯磨き方法の説明も行っていますので、お気軽にご相談下さい。

歯科衛生士 まろ

ステイン(着色汚れ)

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いよいよ今年もあと2ヶ月となりました。
寒さも徐々に厳しくなり始めましたが、皆様体調をくずされていませんか?

寒くなってきたこの頃、コ-ヒ-好きな私は温かいホットコ-ヒ-で癒やされています。
ですが、このコ-ヒ-の色素は着色として歯につきやすい飲食物です。
その他にも緑茶、日本茶などのお茶類、赤ワイン、ブドウ、チョコレ-トなどのポリフェノ-ルを多く含む食品、カレ-、トマトソ-スなどの色の濃い食品などがあります。

コ-ヒ-などの飲食物に含まれるステイン(色素)やタバコのヤニなどが歯の表面に固着し、歯のくすみや黄ばみの原因となります。

これらのステイン(着色汚れ)の防止を助ける「歯の美白」「ホワイトニング」などの歯磨剤の多くには歯の着色汚れを防ぐ成分が含まれています。

・着色汚れの除去を助ける成分(ポリリン酸ナトリウムなど)
・着色汚れの付着を防ぐ成分(ラウロイルグルタミン酸ナトリウムなど) が配合された歯磨剤がおすすめです。

着色汚れの除去を助ける成分は、歯の表面と着色汚れの間に入り込み、汚れを浮かせることで、ステインをブラッシングにより効果的に落とします。
ぜひ毎日の歯磨きでステイン(着色汚れ)を防ぎましょう!

歯科 K

入れ歯ケアの日

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本日から10月ですね。今年は9月になっても暑い日が続いていましたが、最近ようやく穏やかな秋の陽気になってきましたね。ブログをご覧の皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

本日は、入れ歯のケアについてお話をしようと思います。
10月8日は「入れ歯ケアの日」とされており、皆さんに入れ歯のケアについて考えていただけたらと思っています。ブログをご覧の皆さんや身近なご家族の中に入れ歯をされている方はいらっしゃいますでしょうか。
入れ歯というのは、歯のない部分でもしっかり咬めるようにかみ合わせを補助してくれる、大変便利な口腔内装置ですが、お口の中に入れて使用するため、ご自身の歯と同様に食べかすや歯垢がついてしまいます。そのため、毎日のお手入れで清潔にしておくことが大切です。

毎食後のお手入れ
入れ歯を外して、流水下で汚れを洗ってください。
入れ歯には右の写真にあるような専用の義歯ブラシというものがあります。ブラシの大きな部分では義歯の内面を、小さな部分では入れ歯の歯と歯の間の溝や、金属の留め金の周りを洗うことができます。

 

 

就寝前のお手入れ
毎食後のお手入れに加え、夜寝る前にぬるま湯またはお水を張ったカップの中に義歯洗浄剤を入れ、入れ歯を浸して洗浄してください。ブラシのお掃除だけでは取り切れない汚れを除去することが可能となります。

入れ歯に関する注意事項
入れ歯の使用時に痛みがあるにも関わらず、我慢して使用し続けている方はいないでしょうか。痛みを伴う場合は、お口の中に傷ができていることがあり、そのまま使用し続けると、傷口から菌が入り込み、感染してしまうことがあります。また、壊れた入れ歯や合わない入れ歯を使い続けると、残っているほかの歯に悪影響を及ぼすことがあります。入れ歯の使用に際して不安なことがあったり、しばらく歯科医院で入れ歯の状態を診てもらっていないな。という方がいらっしゃいましたら、歯科受診を検討してみてください。

食欲の秋です。入れ歯をお使いの皆様が快適に入れ歯を使用し、お食事を楽しめるよう、お手伝いさせていただけたらと思っています。

歯科医師F

オーラルフレイル

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皆さんは、オーラルフレイルというものを知っていますか?歳をとると20歳前後をベストにだんだんと全身の機能低下が起こります。
介護を受けないといけない状態の前段階を「フレイル」といいますが、フレイルの症状の中の一つが「オーラルフレイル」です。

オーラルフレイルの症状には、

  • 固いものが噛めない
  • 食べこぼすことが多くなる
  • よくむせる
  • 滑舌が悪い
  • 口の中が乾燥する

などの症状がみられます。

予防法としては、

  • 好きなものをバランスよく食べましょう。
    食欲を感じる食べ物・季節の食べ物から栄養をとる。
  • しっかり運動をしましょう。
    お口と全身の筋肉トレーニングの両方を行いましょう。
  • 自分の好きなことを見つけましょう。
    精神的に充実すれば、身体の健康につながります。
  • 定期的にしか出お口の掃除を受けましょう。
    自分では磨けない部分をきれいにすればお口も健康になります。
  • しっかり噛めるように歯を治しましょう。
    不良な噛み合わせ、歯の無い部分を放置しているとフレイルの原因になります。
  • 常にお口を湿潤状態に保ちましょう。
    感想は、お肌にもお口にも大敵です。

「まだ老化なんて」という方も、将来要介護にならず、健康で自立した生活を維持するためには若い間かあ予防や対処することで、フレイルになることを防ぐことができます。

皆さんもできることから始めてみましょう。

歯科衛生士 N

毎月8日は「歯ブラシ交換デー」

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8月に入り、暑さが厳しくなってきました。こまめに水分補給をして熱中症にならないよう気をつけてください。

と制定されているのは  ご存じでしょうか?
みなさんは歯ブラシをどのくらいの頻度で交換していますか? 正しい歯ブラシの交換のタイミングは1ヶ月になります。

毛先が広がってきたら交換のタイミングということは多くの方が目安にしている事だと思いますが 歯ブラシを定期的に交換する理由は毛先の広がり以外にもいくつかあります。

1。歯ブラシの毛数が抜けて減ってきたり毛先が折れてしまうしまうことで汚れが落としにくくなる。  

2。歯ブラシ特有の毛先の弾力がなくなり歯茎を傷つけやすくなってしまう。  

3。毎日の歯磨きでたくさんの汚れや菌が付着している。

 

このようなことから、1ヶ月に1回を目安に歯ブラシの交換をおすすめします。
また1ヶ月もたっていないのに歯ブラシの毛先が広がるようであれば歯磨きの力が強いのかもしれません。
力が強いと歯や歯茎を傷つけてしまう恐れもあります。適度な力で  歯磨きするようにしてください。
毛先が広がっていなくても歯ブラシの機能は低下しています。月に1度の交換で清掃効果も変わるかもしれません。

歯科衛生士 I

口腔カンジダ症

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今年は例年よりずいぶん早い梅雨入りでしたが、まだまだ梅雨が明ける気配は感じられません。じめじめした季節はいつも以上にお風呂場や流しまわりのカビが生えやすく、悩みの種の一つです。

お口の中にも口腔カンジダ症というカビが原因の疾患があります。これは真菌の一種のカンジダ菌によって引き起こされるもので、見た目は白い苔のようなものが粘膜や舌の表面に付着しており、ガーゼなどで容易にはがすことができます。痛みや違和感をともなったり、味覚障害が出ることがあるそうです。また、左右の口角が切れている場合もカンジダ菌が原因となっていることが多くあります。

カンジダ菌は常在菌なので、健康な人であれば口腔カンジダ症を発症することはほとんどありませんが、高齢者や乳幼児などの体力の弱い方や、糖尿病、ガンの治療などで免疫力が低下している場合に菌が増殖しやすくなります。

予防法は、お口の中を清潔に保つことが一番です。特に入れ歯を装着されている方は、こまめに洗浄することをお勧めします。入れ歯はプラスチック素材でできているためカンジダ菌が付着しやすくなります。水洗いだけでなく、ブラシを使っての洗浄が効果的です。また義気洗浄剤を使用することも有効です。

お口の中に白い苔のようなものが付着していたり、違和感を感じたら早めの歯科受診をお勧めします。

歯科衛生士 まろ