歯科受診前の確認事項について

カテゴリー: 歯科 | 投稿日: | 投稿者:

7月が始まりましたね。一気に暑くなり体調の変化を来たしやすいこの季節だからこそ、今回は歯科受診前の体調確認にまつわる事項についてご紹介させていただこうと思います。

当院歯科では診察前にすべての患者さんに体温測定を実施しております。また、高血圧や糖尿病など、歯科治療時に注意が必要とされる全身疾患を抱えている患者さんには、毎回診療前に血圧測定、SpO2(経皮的動脈血酸素飽和度)の測定を実施しております。
そこで今回は、なぜ歯科診療前に体温・血圧・SpO2の確認が必要であるのかについて皆様にお伝えしたいと思います。

【体温測定の意義】
新型コロナウイルスの蔓延に伴い、皆様も病院受診の時以外にも、体温測定をする機会が増えてきているのではないでしょうか。新型コロナウイルスの感染の指標だけではなく、体温の上昇というのは、多くの疾患の徴候を示す症状であり、体温測定をすることにより、異常を早期に発見することが可能になるため診療前の体調確認のためにも、体温測定を実施しています。

【血圧測定の意義】
歯科では歯を削る、麻酔をする、歯を抜くなど、侵襲の大きな処置を行うことも多くあり、無意識のうちに精神的・肉体的にストレスがかかって血圧が上がってしまうことがあります。特に麻酔の成分には血管収縮剤という血圧を上昇させる作用のある成分が含まれているため、診療前に血圧がかなり高い方には負担が強すぎて麻酔を実施できないこともあります。また血圧が高すぎると抜歯後になかなか血が止まらない可能性もあります。診療前にその日の血圧を確認することで、患者さんの状態に応じた治療方法を検討することが可能になります。

【歯科診療前にSpO2の測定をする意義】
SpO2とは、血液中にどの程度の酸素が含まれているかの割合のことです。SpO2が低いと、十分な酸素が全身に送られていないという指標となり、気分が悪かったり、息苦しかったりします。健常者のSpO2の値は通常96~99%と言われています。90%未満であれば呼吸不全が疑われ、医科受診を検討する必要がでてきます。高齢の方では自覚症状がないまま測定してみたら90%以下であり、異常がわかったということもしばしばあります。当院では異常がわかった時点で院内の診療科と連携しているため、高齢の方など、リスクの高い方でも安心して歯科受診していただくことができます。

当院に来られる患者さんが安全に歯科診療を受けられるよう、体調確認を実施しておりますので、何か気になることがありましたらお気軽に歯科までご相談ください。

歯科助手・M

日本糖尿病療養指導士認定試験に合格しました!

第22回日本糖尿病療養指導士認定試験が行われ、当院から受験した管理栄養士2名、薬剤師5名全員が合格しました。倉敷生活習慣病センター診療部長 青山 雅 先生をはじめ、糖尿病療養指導士の先輩方に何度もご指導いただきました。この場をお借りし、心より感謝申し上げます。

日本糖尿病療養指導士(CDEJ)とは、糖尿病治療にもっともたいせつな自己管理(療養)を患者さんに指導する医療スタッフです。高度でかつ幅広い専門知識をもち、患者さんの糖尿病セルフケアを支援します。
この資格は、一定の経験を有し試験に合格した看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士に与えられ、CDEJに認定されることは、糖尿病の臨床における生活指導のエキスパートであることを意味します。

この受験を通して、薬剤師以外の職種が糖尿病指導にどのように関わっているのかを改めて学び、薬物療法以外にも食事療法や運動療法についての知識を深めることができました。
また、各医療スタッフが密接な連携を保ち、専門性を活かしたチームアプローチが必要であることを学びました。

今年の試験結果を受け、当院の糖尿病療養指導士は計22名(看護師4名、管理栄養士7名、薬剤師9名、理学療法士2名)になりました。これからも糖尿病患者さんのお役に立てるアドバイスが出来るよう、学んだ知識を活かしながら頑張っていきたいと思います。

糖尿病療養指導士 薬剤師 MM

コロナ禍での避難訓練実施について

カテゴリー: ケアハウス | 投稿日: | 投稿者:

令和4年6月10日(金)にケアハウスドリームガーデン倉敷、デイサービスドリーム、社福ヘルプステーション合同の避難訓練を実施しました。 専門業者立会いのもと、複合受信機の取扱いの説明を受け、新しいスタッフも仲間に入り、熱心にメモを取り、活発な質問もありました。

「火災を想定した初期消火、通報訓練・避難誘導」と、「夜間当直帯での感知器作動(非火災)の訓練を行いました。発生する内容や時間帯、職員の人数、場面等に様々なことが起こりえます。大きなサイレンが響く中、「初期消火・通報・誘導」の意識を持ちながらも、やはり緊張して、焦ってしまいます。また実際に、水消火器を使っての訓練では、消火器の重さや、手順、消火器の場所(館内では約20mに1本配置)など触れてみないと分からない事もありました。スプリンクラーや、煙感知器、緊急通報ボタンなど、安全な装置はありますが、やはり最後は人間の「判断」や「行動」が重要だと考えます。
火災だけではなく、地震や水害、感染症などいつ、どこで起こりうるか分かりませんが、職員全員で、安全に避難誘導ができる適切な最善の方法・判断力を身につけ、防災意識の向上に努めたいと思います。

ケアハウス 生活相談員 S

私の夏バテ対策

カテゴリー: 事務部 | 投稿日: | 投稿者:

梅雨の時期に入り、ジメジメと暑い日が続きますが、夏バテをしないように自分自身でも対策をしていかないといけません。

私の最近の夏バテ対策は、「赤紫蘇ドリンク」を飲むことです。

赤紫蘇の旬は5月~7月と言われており、今の時期にしか市場に出回らない貴重なものです。そのため我が家では、赤紫蘇の葉を煮出して作るシロップをこの時期に沢山作り、保存しています。

赤紫蘇にはさまざまなビタミンやミネラルが含まれているため、普段の食事で取り入れた栄養を、効率良くエネルギーに変えてくれます。また、赤紫蘇シロップの材料として加えられるクエン酸の酸味は、唾液や胃液の分泌を促す作用があり、食前に赤紫蘇ドリンクを飲むと食欲が刺激されます。また、赤紫蘇にはぺリルアルデヒドという芳香成分もあるそうで、夏にぴったりな爽やかな香りにより、こちらも食欲を増進する作用が働きます。

私は、いつもこの赤紫蘇シロップを炭酸水で割って飲んでいます。食前に飲むのも良いですが、運動後やお風呂上りに飲むとさっぱりするのでおすすめです。これからの時期は、かき氷のシロップとして、またお酒で割って飲むのもおいしいかもしれません。

皆さんも、各々の夏バテ対策で、今年の暑い夏も乗り切りましょう!

人事課 H

入職してから2ヶ月が経ちました

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

皆さまこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
私が倉敷平成病院に入職して2ヶ月があっという間に経ちました。知識や技術が未熟なため自身の至らなさを痛感し、『もっと自分に出来ることはないか?』と自問自答しながら精一杯業務に取り組んでいます。ですが、不安に思うことや分からないことを相談すると親切丁寧に指導やアドバイスをしてくださる先輩方、同期のみんなと支え合い切磋琢磨しながら充実した毎日を過ごしています。

最近は倉敷平成病院にも様々な学校からリハビリの学生さんが実習に来ています。学生さんを見ると自分が実習をした昨年の夏を懐かしく感じ、そして国家試験を乗り越え今こうして言語聴覚士として働けていることを嬉しく思います。

新入職員として私の目標は『粘り強く、コツコツと』です。私が諦めてしまったら患者様の人生をより明るいものにできません。言語聴覚士という専門職として確かな知識や技術を学び続け、より良いリハビリテーションを提供できるよう成長したいです。
これから夏本番となり、より一層暑くなります。体調管理には気をつけ、元気に夏を乗り切りましょう。私も夏に負けないよう元気いっぱい頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いします。

リハビリテーション部 言語聴覚士I

溶けたアイスクリームにはご用心

いよいよ梅雨に入り、暑さが日に日に増す時期となりました。
岡山県でも現在、食中毒注意報が発令されています。

さて、これから暑くなるにつれてアイスクリームを口にする機会も増えるのではないでしょうか?今日は先日テレビで放送されていた身も凍る?ような話をしたいと思います。

その状況とはこうです。

一度常温で放置して溶けてしまったアイスクリームを再度冷凍保存し、それを口にした家族が嘔吐・下痢を起こし大変な思いをしたというのが一連の内容でした。

原因は・・・当然ながら常温放置による腐敗でした。

アイスクリームは、賞味期限記載義務がなく、冷たいが為に嗅覚・味覚が分かりにくい食品です。

ただ牛乳・卵など菌を増やす材料が含まれている可能性が高いということも考えると当然保存方法に注意を払う必要があり、食中毒を起こさない為にも常温放置した食品(食品にも因りますが・・・)は、口にしないことが予防策の一つでもあります。

今回の話で買い物・調理等食生活に関わる援助を行う訪問介護員として改めて食品を扱う怖さ、またご利用の方への声掛けの大切さを痛感しました。

皆さん、くれぐれも詐欺などの甘い話とともに溶けたアイスクリームにもご用心を!

(有)医療福祉研究所ヘイセイ(ヘイセイホームヘルプステーション)訪問介護 T

グループホームのぞみ 人気メニュー

こんにちは グループホームのぞみです

今回はグル-プホームのぞみの食事について紹介します。
他のグループホームでは職員がキッチンで食事を作るところもありますが、のぞみでは1階の厨房で作られた食事を提供しています。

管理栄養士さんが栄養バランスの取れたメニューを作り、調理師さんがそれぞれの状態に合わせた形状で美味しく作ってくれています。

できあがった食事は保温、保冷のできる大きな配膳車に入れられ温かいものは温かいまま、冷たい物は冷たいまま4階グループホームまで上がってきます。

日々の食事は皆様の楽しみのひとつです。月に1,2回の誕生日食やイベント食の日は、巻寿司やちらし寿司、季節の旬の物などそのイベントに沿ったメニューとなっています。普段より少し豪華でいろどりも美しい食事で皆様に季節を感じていただけていると思います。

食事の際も新型コロナウイルス感染防止の為パーテーションを設けています。寂しい食事にならないように職員が楽しい会話をしたり、明るい音楽を流したりと試行錯誤しています。新型コロナ以前のようにテーブルを囲み会話を楽しみながらの食事ができる日が早く来てほしいと思います。

 

                ピースガーデン倉敷 4階  グループホームのぞみ A

歯科前飾り棚で口腔ケア用品をご紹介

カテゴリー: 歯科, 事務部, 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

この度、当院2階の歯科前にある飾り棚の中身を一新しました。
売店で販売予定の、歯科おススメの歯ブラシや歯間ブラシ、保湿ジェルなどの口腔ケア用品の中から、外来に来られる患者さん向けのものをメインに展示し、実物に合わせて商品の特徴やどんな方におススメか、ポップで簡単に紹介しています。どれも実際に歯科で使用しているものです。

また、保険適用外の詰め物やかぶせ物の見本模型も展示しております。こちらも患者さんに見ていただいて分かりやすいよう、ポップや表を作成中です。

歯科に来られた際に是非ご覧ください。

秘書・広報課

特定施設入居者生活介護グランドガーデン定員増

カテゴリー: グランドガーデン南町 | 投稿日: | 投稿者:

令和4年6月1日より特定施設入居者生活介護グランドガーデン(以下、特定施設)のご入居の定員が23名から46名となりました。元々3階を特定施設として令和2年より運営しておりましたが、この度2階も特定施設となりました。

2階も特定施設となり、より幅広いニーズに対応できる施設となりました。全仁会グループ、また地域においても超高齢化社会の中で、高齢者が住みやすく、できるだけ生活が継続できる住まいとして役割が果たせればと考えます。

今後ともよろしくお願いいたします。

1・4・5階 サービス付き高齢者向け住宅 グランドガーデン南町
2・3階  特定施設入居者生活介護 グランドガーデン    

グランドガーデンより

望診

カテゴリー: ヘイセイ鍼灸治療院 | 投稿日: | 投稿者:

暑くなってきたのか、肌寒いのか、梅雨なのか良くわからない日が続きますが皆さまは体調にお変わりはないでしょうか。鍼灸院は変わらず元気でございます。パッと見て皆さんの体調が解れば、このような事を聞かなくて良いのですが…。という事で、今回のお話は見ただけで相手の状況が分かってしまう「神技」にしたいと思います。
さてまずは、鍼灸の診断法に四診法(ししんほう)というものがあります。望診(ぼうしん)・聞診(ぶんしん)・問診(もんしん)・切診(せっしん)この4種類の方法を用いたものが四診法です。
この中の『望診』が患者さんを見て診断する技になります。これは西洋医学の視診(ししん)にあたりますね。顔や感情、筋肉や肌の質、体格、姿勢など患者さんとしゃべることなく観察することで相手の健康状況を把握してしまう方法になります。この「望診」は別名で神技(しんぎ)と呼ばれており、それだけ難しく、すごい技なのだと思っています。
そういえば、ヘイセイ鍼灸院の所長である甄先生から、昔は見ただけですべて見通せる仙人や達人の様な人がいたのでは??という逸話を伺ったことがあります。病気はもちろん、年齢、性格、家族構成、聖人か悪人かなど、その人自体を見通せたすごい能力があったのだと。もちろん現代にも隠れているけど簡単には出会えないし、出会っても気づかないでしょうね。といった夢のある面白い話を、このブログを書いていて思い出しました。そういった「技」は聖人の中の聖人にしか伝授されないとも教えて頂いたので、僕はもっと努力が必要という事になりますね。
最後になりますが、患者さんは鍼灸院に入った瞬間から診察が始まっております。我々も変化や特徴を見逃さないようにしていますので、鍼灸院に来られた際は先生方の目を追ってみるのも面白いかもしれませんよ。患者さんの方が先に神技をマスターするかも!?

 

ヘイセイ鍼灸治療院 shima