栄養科通信vol.180 「紫外線に負けない食事」

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

肌が露出している部分に紫外線がさらされて、赤みや痒みを伴う発疹などの症状がでることがあります。これを光線過敏症といいます。
原因はアレルギーや遺伝、代謝異常などがありますが、原因不明なものが多いとされています。紫外線の対策は外側だけでなく、体の内側からもとても大切です。ここでは食事でケアできる方法をお伝えします。

◎体内から紫外線に負けない肌作り
紫外線は皮膚のタンパク質にダメージを与えて皮膚炎を起こします。皮膚組織を丈夫にしておくことが大切です。皮膚炎は乾燥肌の一種でもあるので、対応食で予防や改善ができます。

●タンパク質食品
肌の材料でもあるタンパク質が不足すると、紫外線によるダメージを補修できません。たんぱく質には動物性と植物性があり、動物性は肉、魚、乳製品。植物性は卵、大豆製品です。

●ビタミンC
シミを薄くする働きやコラーゲンを作ります。水に溶けやすいので、生のまま食べる方がより効率的に摂取できます。

●ビタミンE
血行を良くすることで肌の生まれ変わりを促進します。ごまやアーモンド、油に含まれます。

●カロテノイド
抗酸化力があるので紫外線が強い夏場におすすめです。パプリカ、ほうれん草、人参やトマトに含まれます。

●ムチン(ネバネバ成分)
オクラ、モロヘイヤ、なめこ、もずく、納豆、長芋などがあります。

光線過敏症は痒みや痛みも生じることがあるので、炎天下の外出を控え、日焼け止めや日傘などで外から皮膚を日光や紫外線から守りましょう。そして、食事からも皮膚を健康に保つ栄養素をしっかり摂り、紫外線に負けない肌作りをしていきましょう。

 

管理栄養士 MA

【介護保険制度】 自己負担する費用に関する制度について

カテゴリー: ケアプラン室 | 投稿日: | 投稿者:

連日の蒸し暑さに夏バテ気味の今日この頃ですが、皆さまお変わりありませんか。
私たちケアマネジャーは、ご利用の方、ご家族様から笑顔と元気を頂き、日々頑張っております。

さて、今日は介護保険制度の中で、自己負担する費用に関する制度を3つご紹介します。

まず、介護保険制度にある【負担限度額認定】をご存知でしょうか。
介護保険施設等に入所して施設サービスを受ける場合に、一定の条件を満たす方に対して、食費・居住費の利用者負担限度額を設定して、ご利用の方の負担を軽減する制度です。
軽減を受けるには、事前の手続きが必要です。
詳しくは担当ケアマネジャーにご相談下さい。

次に、介護認定を受けて介護サービスをご利用されている方には7月下旬頃より【介護保険負担割合証】(白色)が介護保険課から送られてきます。
お手元に届きましたら、必ず担当ケアマネジャーにお知らせください。
1割負担から3割負担のいずれかが記載されており、中には、前年度から変更になっている方もおられます。

最後に、介護保険と医療保険の自己負担が高額になった場合は、合算する事ができます【高額医療・高額介護合算制度】。介護保険と医療保険のそれぞれの限度額を適用後、年間(8月~翌年7月)の負担額を合算して、限度額を超えていた場合は、申請により超えた金額が後から支給されます。
自分は該当するかな?と思われる方、担当ケアマネジャーに相談し申請してみてはいかがでしょうか。

盛夏の疲れが出やすい時期ですのでくれぐれもご自愛ください。

ケアマネジャーN

糖尿病の基礎知識

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

今日は糖尿病についての基本をお話ししたいと思います。
糖尿病は、インスリンの作用不足により高血糖の状態が続く病気です。日本での糖尿病の患者数は、糖尿病有病者と糖尿病予備群を合わせて約2,000万人いるといわれています。

<種類>
糖尿病には大きく分けて2つのタイプがあります。
1つ目が1型糖尿病です。1型糖尿病はインスリン欠乏によるもので、すい臓がインスリンをほとんど、またはまったく作ることができないためインスリンを注射しなければなりません。糖尿病の患者さんのうち、1型糖尿病は10人に1人もいません。若い方の糖尿病では1型糖尿病が多いですが、年齢に関係なく発症が見られます。

2つ目が2型糖尿病です。2型糖尿病では、インスリンの量が十分ではないか、作られたインスリンが十分作用しません。食生活などの環境因子と体質(遺伝)の組み合わせで起こると考えられています。若い人でも発症する場合もあります。

<症状>
糖尿病の自覚症状として口渇・多飲・多尿がみられることがありますが、初期症状はあまりないため、血糖値を高いまま放置することで徐々に全身の血管や神経が障害されいろいろな合併症(神経障害、網膜症、腎症)を引き起こすことがあります。合併症を引き起こさないために、2型糖尿病の基本的な治療として食事療法、運動療法、薬物療法があり、きちんと血糖値をコントロールすることで合併症を予防することができます。

<検査>
また、病状を把握するために血糖値やHbA1cを継続的に検査することが必要です。HbA1cはブドウ糖が血液中のヘモグロビンと結合した割合で高血糖の状態が続くとHbA1c値も大きくなります。HbA1cは過去1~2ケ月の血糖コントロール状態を示しているとされているため、受診の直前に頑張って血糖を下げようとしても値には反映されません。検査値の目標は個々で異なるため主治医と確認が必要です。

<治療>
治療として飲み薬やインスリン注射が使用されることがあります。症状がないからと勝手に治療を中断しないでください。特に1型糖尿病の人はインスリン注射を自己判断で勝手に中止すると高血糖状態になり昏睡を招くこともあります。糖尿病の治療についてわからないことや不安なことがあれば主治医や薬剤師に相談してください。

厚生労働省:平成28年「国民健康・栄養調査」の結果
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000177189.html
https://www.myfreestyle.jp/patient/general/diabetes/tonyo/1-1.html
https://www.diabetes.co.jp/dac/diabetes/symptom-type

糖尿病療養指導士 薬剤師 A

夏の飾り物

カテゴリー: 倉敷老健 | 投稿日: | 投稿者:

8月に入り、毎日暑い日が続いています。

倉敷老健では年中エアコンが効いているのですが、感染対策の為、換気もおこなっていることもあり、入所者さんからも「暑いなあ」という声も時折聞かれるようになりました。
世間では、熱中症予報が出たりコロナ感染者数が増えたりで、入所されている方が外の空気を吸うことが難しい状況にあります。そのような中でも季節の移ろいを感じていただけるよう、日々のケアや体操の合間を縫って入所者さまと夏の創作活動を行っています。
8月に入って、ひまわりの飾りやサマーリースを作っていて、完成すれば施設内に飾る予定にしています。また涼しい色合いの飾りをあしらった写真立てを作成し、その中にご本人の写真を入れて飾っています。
先日も作成した写真立ての中に、ご本人がリハビリで歩行練習を頑張って行っている写真を入れてご家族にプレゼントしたところ、大変喜んでいただけました。
最近は、感染症対策でご家族や地域の方に施設内に気軽に入っていただくことが難しいこともあり、面会に来られたご家族の方に、リハビリ進行状況や訓練場面の様子を動画を用いて説明するようにもなりました。
入所者さんの施設生活が少しでも楽しいものになり、充実した生活を送られていることをご家族にも伝えられるよう、うまく橋渡しができればいいなと考えています。

写真たて

ひまわり

サマーリース

倉敷老健 N・K

冷たい物にアレッときたら!?

カテゴリー: 歯科 | 投稿日: | 投稿者:

8月に入り猛暑の日々が続いておりますが、皆さまお元気にお過ごしでしょうか?

暑くなってきますと、冷たい食べ物や飲みものが美味しく口にする機会が増えてきますね。
そんな時に冷たいもの等が歯にシミたりするのはつらいものです。
このような症状は知覚過敏によるものかもしれません。
“知覚過敏”という言葉はテレビのCMなどで一度は耳にしたことがあるでしょうか?

知覚過敏症とは歯の内面の象牙質が露出してしまう事で生じる歯のトラブルです。
歯周病で歯ぐきが下がってしまったり、歯のエナメル質が摩耗するなどの原因によって
起こります。歯がシミるのは次のような刺激が原因で発生することがあります。

・冷たい食べ物や飲みもの
・熱い食べ物や飲みもの
・甘いもの
・酸っぱいもの
・冷たい空気
・歯磨き

知覚過敏症状は3人に1人が持っていると言われており、20歳から50歳までの人が
最も多く知覚過敏症状を患っています。知覚過敏症状の予防については歯科医師に症状を伝え原因と予防法についてを相談して知覚過敏の症状に適した処置、お口のケア習慣や正しい歯ブラシの使い方の説明を受けることをお勧めします。
歯がしみる症状がある場合、知覚過敏ではなくむし歯になっている事もあります。気になる症状がある場合は、自己判断をせず、まずは歯科受診をしてください。
毎日続けるお口のケアこそ大切にしていきたいものですね。

歯科助手 N

「熱中症警戒アラート」をご存じでしょうか

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

暑さの厳しい日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
毎年、“熱中症に注意を“という言葉をよく耳にしますが、熱中症は、晴れていて暑い日だけでなく、曇りや雨でも湿度が高い日、また、屋外だけでなく屋内でも注意が必要です。

そこで「熱中症警戒アラート」を活用してみてはいかがでしょうか。

「熱中症警戒アラート」とは、熱中症の危険性が極めて高い暑熱環境が予測される場合に、暑さへの「気づき」を呼びかけ、熱中症予防行動を効果的に促すための情報です。
気象庁と環境省が連携し、2021年4月28日より全国で運用が開始されました。
今年は4月27日~10月26日の期間に運用されます。

「熱中症警戒アラート」は、体と外気との熱のやりとり(熱収支)に与える影響の大きい、「気温」、「湿度」、「日射・放射」、「風」の要素をもとに算出された“暑さ指数”によって判断されます。熱中症リスクを判断する数値として、運動時や作業時だけでなく、日常生活での指針としても活用されています。この暑さ指数が“危険”の基準値を上回った際に、前日の17時頃及び当日の5時頃に対象都道府県等に対して発表されます。

「熱中症警戒アラート」は、気象庁と環境省のウェブサイトで確認できるほか、テレビやラジオの天気予報などでも情報発信されます。また、登録をすればメールや環境省のLINE公式アカウントから情報を受け取ることができます。

熱中症警戒アラートが発表されたら、
・不要不急の外出はできるだけ控えましょう
・昼夜を問わずエアコンやクーラーを使用し、涼しくして過ごしましょう
・熱中症のリスクが高い方に声かけをしましょう
・エアコン等が設置されていない屋内外での運動は、原則中止または延期しましょう
・喉が渇く前にこまめに水分を取りましょう

ぜひこの夏は「熱中症警戒アラート」を活用し、適切な熱中症予防行動を積極的にとり、暑さを乗り切りましょう。

通所リハビリテーション 支援相談員 O

 

第57回のぞみの会だよりー1ー

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

 

今日から早いもので、8月ですね。今年度の「のぞみの会」の準備も着々と進んでいます。
第57回のぞみの会 の 第1回ブログです。

今年のテーマは
「こんな時こそ、救急から在宅まで一貫した医療・介護を~共に歩む全仁会~」
に決まりました。

今年度がスタートした4月頃は感染者数も抑えられ、行動規制もなく、少人数での集会形式での開催を模索したこともありましたが、状況を鑑みるとやはり今年も一堂に会しての形式は難しいとの判断がなされ、冊子と動画で、新しい生活様式に沿った開催となりました。

目下、倉敷平成病院を中心とした全仁会グループの各部署から選出された実行委員が、アイデアを出し合い、準備を進めております。このブログで、しっかりお伝えしてまいりますので、是非楽しみにしていてください。

第57回のぞみの会 実行委員 秘書広報課 M

グループホームのぞみ 明るく元気に過ごしていただける「のぞみ家」を目指して

グループホームのぞみは認知症により自立した生活が困難な方にご利用いただける施設です。

のぞみ家(け)は家訓として下に示す5か条を定めており、ご入居の方もスタッフも家訓を胸に、のぞみ家で生活を共にしています。

「のぞみ家 家訓」
1.     いつも笑顔でいること
1.       一人で悩まないこと
1.       人、物、時間を大切にすること
1.       誇りをもつこと
1.       走らない あせらない 怒らないこと

そんな中で私たちが、ご入居の方々と関わる中で大切にしていることを紹介します。

私たちスタッフは、ご入居の皆様がのぞみ家で、どうしたら元気に楽しく過ごしていただけるかを、職員全員で意見を出し合い方針を決めています。

各ご入所の方一人につき、職員の担当者を決め、その担当者を中心に、「ご本人やご家族の希望に沿って、元気に楽しく生活を送っていけるためには、どのようなかかわり方が必要なのか」を考え、定期的にユニット会議を開催し、職員全員で意見を出し合い、検討を繰り返していきます。

例えば、「元気に歩けるようになりたい」と希望されておられるのですが、歩ける距離が徐々に短くなってきているような方であれば、

「どうしたら元気に歩けるようになれるか?」

「歩ける距離が短くなってきているのはどうしてか?」というようなことを、

担当職員だけでなく、関連部署のリハビリスタッフや看護師といった様々な専門職とも意見を出し合いながら検討を重ねていくという具合です。

その結果、

「体調に注意しながら歩行練習や散歩に出かける」

「体操に取り組む」等、その方にあった計画を作成し、実施します。

歩行訓練や体操については、ただ行うのではなく、目的意識を持ち、そのための声掛け等を行いながらも、楽しく取り組めるよう心がけています。

「のぞみ家」でも、ご高齢の方が増えています。

いつまでも、明るく元気に過ごしていただける「のぞみ家」を目指して、職員全員で協力して、ご支援してまいります。

ピースガーデン倉敷 4階  グループホームのぞみ 介護福祉士 I・Y

体操で元気な一日を

カテゴリー: ケアハウス | 投稿日: | 投稿者:

本格的な猛暑の到来ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

現在ケアハウスでは、朝の体操を各階食堂で行っています。定番のラジオ体操をはじめ、リズムにあわせたストレッチを取り入れています。

各階4~10名程度、椅子に座ったまま太ももを伸ばす方、または立って全身を伸ばす方、皆様それぞれご自身の体調に合わせて体操に取り組んでいます。
体を動かすことで、筋力や柔軟性の維持・向上が期待できます。
また、歩行や立ち座りの動きを滑らかにし、膝や腰、肩などの痛みが和らぐことも。
動かしている部分を意識するとより効果的です。

元気の秘訣は、朝食を食べて、歯を磨いて、ひと汗かくこと。
体操が終わると、皆様の表情が明るくなったように感じます。一人ではなく、皆様一緒に身体を動かすことが良い刺激となっているのではないでしょうか。
参加者には体操カードに印を押しています。たくさん貯めると良い事があるかもしれません。

10時30分から20分程度、じっくり汗をかきながら、ケアハウスご入居の皆様と一緒に健康づくりに向けて頑張っています。

介護福祉士 F

熱中症に注意

カテゴリー: 事務部 | 投稿日: | 投稿者:

熱中症による救急搬送者が急増しています。
特に、熱中症警戒アラートが発表されている日には熱中症になりやすく、救急搬送者数が多くなる傾向があるようです。
※熱中症警戒アラートとは・・熱中症の危険性が極めて高くなると予測された際に、危険な暑さへの注意を呼びかけ、熱中症予防の行動をとることを促すための情報。予測される日の前日夕方又は当日早朝に都道府県ごとに発表されます。

もし、熱中症が疑われたら・・
①冷房が効いている室内や、風通しの良い日陰などの涼しい場所への避難
②衣服をゆるめて、首の周り、脇の下、足の付け根などを冷やす
③水分、塩分、経口補水液などの補給

水分や塩分の補給をしても症状が改善しない場合は医療機関を受診する。
また、自力で水が飲めない、意識がない場合には、すぐに救急車を呼びましょう。

コロナウィルスの基本的な感染対策として、マスクの着用やこまめな換気などが求められています。しかし、夏期の気温・湿度が高い中でのマスク着用、換気による室内温度の上昇などで熱中症になるリスクが高くなります。
コロナ予防も大切ですが、熱中症にも充分気をつけましょう。

人事課 W