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高齢者の脱水症状について

カテゴリー: 訪問看護ステーション | 投稿日: | 投稿者:

本日、ご紹介するのは、 高齢者の脱水症状についてです!

7月・8月と記録的、かつ災害レベルの猛暑の影響で熱中症や脱水症状になられた方も多かったのではないかと思います。

私達の体は約70%が水分でできています。
私たちは尿や汗、呼気からの蒸発などから 1日に2~2.5リットルの水分を失っています。食事からも水分を摂るため、一般的に、飲料水から1日1~1.5リットルの水分を摂る必要があると言われています。

さて、皆さん飲めていますでしょうか。

また、失う水分の内訳は尿や汗が主ですが、不感蒸泄といわれる皮膚や呼気から発散する水分があることをご存知でしょうか?
この不感蒸泄は15ml/kg/日で計算でき、例えば体重60kgの人はおおよそ900mlもの水分を消費しているのです。また、この値は気温が30℃を超えると1℃ごとに15%上昇するといわれています! そのため、尿や汗があまり出ない方でも水分補給はとても重要なのです!
また、高齢者になると若い頃と比べて喉が渇いたと感じる部位(口渇中枢)の機能も低下するため、「体内の水分が不足→喉が乾いたと感じる→水分を摂る」、 この一連の動作がうまくいきません。
夜中にトイレに行きたくない・寝ている間に漏らしてしまうなど、余計に水分摂取を控えてしまう方が増えております。そのため、朝起きたときに脱水症状になってしまう方もおられます。脱水症状にならないためにも、食事時や、間食時、日常的にも頻繁に飲み物を意識的に摂ることが必要です。

また、喉が渇いたと感じる時にはすでに脱水ぎみであるため、普段から意識してこまめな水分補給を行っていきましょう!

訪問看護ステーション R.S

マンモグラフィ検診施設画像認定(デジタル・ソフトコピー)取得しました。

カテゴリー: 放射線部 | 投稿日: | 投稿者:

この度、平成30年7月1日付けでマンモグラフィ検診施設画像認定(デジタル・ソフトコピー)を取得しました。以前よりフィルムで診断するハードコピーでの認定は取っていたのですが、装置の更新に伴い新たにモニタで診断するソフトコピーの認定を取得しました。
マンモグラフィ検診施設画像認定とは、検診マンモグラフィにおいて適正な画像が撮られているか、線量は適正であるか、日常管理がきちんとなされているか、関わっている医師や放射線技師が必要な認定を受けているか等を第三者機関が評価し認定をするものです。この認定は、書類の審査だけではなく、施設で撮られている実際の画像データ(乳腺の量別に4種類)の提出や線量測定等も行われ、厳密かつ客観的にマンモグラフィ検診施設としての質を担保しているものです。更に認定期間は3年でまた更新です。機械は劣化していきますからある一定の期間で見直していくことは大切です。技術は日々進歩しています。便利で高性能になっていることは間違いないのですが、反面欠点等もあったりしますから、多方面から情報収集して良い診断につなげていくことが大切です。
当院でのマンモグラフィ導入時(平成16年)はフィルムが主流でしたが、年々モニター診断も普及してきています。フィルムもモニターもいいところ、劣るところがありますが、その利点を最大限に生かし、短所は何らかの手法でカバーし、より良い診断につなげていくことが大切と考えています。

放射線部 Y

 

第53回のぞみの会だより-8-

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

お盆を過ぎ、強い日差しもいくらか和らいだように感じます。
夏休みも残り半分となりました。
毎年のことながら甲子園の熱いドラマに暑さも忘れ見入っております。

のぞみの会 ふれあい広場の準備も着々と進んでおります。
湯茶コーナーでは毎年恒例の健康茶をご用意する予定となっております。
去年はゴーヤ茶、一昨年はとうもろこし茶をお配りしました。
どちらも大好評をいただきました。おかわりも自由です♪
今年はどんなお茶にしようか現在検討中です。
のぞみの会にお越し頂いた際は
ぜひふれあい広場湯茶コーナーへお立ち寄りください♪
講演やスタンプラリーを楽しんだ後のホッと一息できる場をご用意いたします。

★第53回のぞみの会 平成30年10月28日(日) 9時30分~14時『地域へ、そして未来へ ~これからも共に生きる全仁会~』★
★ポスターは通所リハビリが作成したものです

第53回のぞみの会実行委員 医事課 S

地元の企業と手をつなぐ~第2回「美CHU」プロジェクトに参加して~

カテゴリー: 栄養科, 事務部 | 投稿日: | 投稿者:

平成30年8月20日、㈱天満屋倉敷店が企画した「美CHU」プロジェクトの第2回が、JA倉敷かさや・倉敷平成病院とのコラボレーションで開催されました。当院管理栄養士が、JA倉敷かさやの岡山県産の新鮮な野菜を使った健康レシピを紹介しました。
夏バテになるわけは
・室内外の温度差による自律神経の乱れ、発汗による水分とミネラル不足
・冷たい物のとり過ぎで胃液が薄まり、食欲不振
・熱帯夜による睡眠不足 等が挙げられるとのことです。
また、夏に負けないスタミナをつけるために簡単にできるスタミナレシピとして、「ばらギョウザ」を紹介しました。食材は、ニラ・キャベツ・しょうが・にんにく・にんじん・なす・豚ミンチで、新鮮な野菜を使った、夏バテを吹き飛ばしてくれる簡単・健康な料理となっており、こちらを実演しました。10時の開店と同時に、多くのお客様が来場されました。
特に健康に関する意識は非常に高く、「こういった機会がないので朝一番で来ました」とお話して下さる方や、
困られている事など、具体的に栄養・健康・どんな食材を食べたらいいのか本当に熱心に質問されメモを取られていました。
「次回はいつですか」と皆さんからのお尋ねがあり日常の健康に関する意識の高さを感じました。

第3回は11月に開催予定です。
今後も地元の人達・企業としっかり手をつなぎ、西日本豪雨災害を乗り越え、益々の地域の発展に協力したいと思います。

渉外課 S

毎月開催 ドリーム食堂

カテゴリー: デイサービスドリーム | 投稿日: | 投稿者:

日差しが照りつける中、皆様体調など崩される事無く過ごされていますでしょうか?
デイサービスドリームの皆様も、こまめな水分補給を利用者様にも勧めながら、この暑い夏を乗り切れるように体調管理に気をつけています。
今回は、毎月2回行われているドリーム食堂について、お伝えしたいと思います。
ドリーム食堂とは毎回管理栄養士指導の下、材料から準備し、調理し、最後は利用者と職員が一緒に頂く、おいしいプログラムです。
今回のメニューは「ナポリタン焼きそば」です。珍しい名前で、自分自身聞いた事のないメニューであった為、完成がどうなるか興味津々でしたが、当日15名の利用者が参加されました。具材は人参・玉ねぎ・ピーマン・豚肉・茹で焼きそば麺です。まず利用者様に具材を切って頂きます。大きかったり、小さかったりかったり形は様々ですが、昔とった杵柄で器用に野菜を切っていきます。悩まれる時には、職員がそっと伝えて見守りながら行って頂きます。野菜を炒め、しんなりとしてきたら、麺と具材を絡ませ、調味料の塩コショウとコンソメで全体に味を付け、全体に味が付いた頃にケチャップを入れ、ナポリタン風に仕上げていきます。最後にトッピングの粉チーズと目玉焼きをのせて完成です。
利用者様と一緒に職員も交えながら完成した食事を頂きました。会話も弾み、食べてみるとケチャップを使っているからか、不思議とナポリタン風な味がして美味しかったです。
「今まで食べたことがないけどおいしかったわ~」「次はどんな料理が食べられるかな?」色々な声が会話の中から聞こえてきました。「作る喜び」「食べる喜び」を通してもっと利用者の方に元気になってもらえればと思いました。次はどんなメニューにしようかと嬉しい悩みが一つ増えました。

 

デイサービスドリーム 介護職О

 

 

 

災害に対する備え

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

岡山県をはじめとした西日本に甚大な被害をもたらした西日本豪雨から、はやくも1か月半が経とうとしています。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方々に謹んでお悔やみ申し上げます。

倉敷平成病院にも、被災された患者さんが多くいらっしゃいました。
「薬が流されてしまい2~3日飲めていない」「薬が欲しいが、お薬手帳も流されてしまって名前がわからない」「避難所はパンばかりで、バランスなんて考えられない」「家の片づけに追われて、足の水虫なんて気にしていられない」などの話が聞かれました。

今回は、災害に対する備えや対応について、この機会に見直していきたいと思います。
まずは、普段から準備しておくものとして、
・ 経口薬やインスリン
・ 血糖自己測定器
・ 糖尿病連携手帳、糖尿病カード
・ お薬手帳
・ 保険証
があげられます。お薬に関しては1~2週間分の備えがあるのが理想。手帳や保険証は、コピーやスマートフォンの画像で保存しておくようにしてみてください。

避難所では食事が十分に摂れなかったり、菓子パンやインスタント麺など炭水化物を多く含む食品が多くなりがちです。時間をかけてよく噛んで食べるようにする。また、卵や肉や乳製品などのタンパク質の多いものや野菜類があれば、まずそれらから食べることで血糖の急激な上昇を抑えるように心掛けてください。また、トイレの心配から水分を控える方がおられますが、水分が不足すると脱水になったり血糖値が上がりやすくなってしまいます。のどが渇いたと感じる前にこまめに水分を摂るようにしましょう。ただし、スポーツドリンクは糖分が多いので、取り過ぎには注意してください。

住環境の悪化による運動不足や、衛生面にも配慮してください。「エコノミークラス症候群」という言葉を聞いたことのある人も多いと思います。車中泊や脱水、足のけがや打撲などが原因で起こりやすくなってきます。足首の曲げ伸ばしやふくらはぎのマッサージ、背伸びで体を大きく伸ばすなど、1日に2~3回行って予防していきましょう。家はきれいになったのに、身体がぼろぼろ…なんてことにならないように。何事も、健康な体があってこそのものですから。

「被災地の現状は、TVで見るのよりも悲惨なんだ」と言われた患者さんが忘れられません。
1日も早い復興を、心から願います。

糖尿病療養指導士(看護師)C.K

第29回倉敷ジュニア・フィルハーモニーオーケストラ演奏会 開催報告

カテゴリー: 秘書・広報課, メディア情報 | 投稿日: | 投稿者:

平成30年8月16日(木)倉敷平成病院リハビリセンターにて「第29回 倉敷ジュニア・フィルハーモニーオーケストラ演奏会」が開催されました。平成2年から継続開催されているこの催しですが、今年は7月の西日本豪雨災害での甚大な被害の爪痕が深く残る中、「このような時こそ音楽の持つ力を」と開催されました。例年にない猛暑の中ボランティアに参加されている方、お盆の時期に病院で過ごさなければならない入院患者さんやご家族、福祉施設をご利用の方はじめ、地域の小学生など、およそ200名が聞き入りました。

奏曲は講座生がビゼー作曲/歌劇「カルメン」より(川添孝士編曲)メドレーを演奏し、オーケストラ生がボロディン作曲/歌劇「イーゴリ公」より『ダッタン人の踊り』、ビゼー作曲/「アルルの女」第1組曲より『アダージェット・鐘(カリヨン)』・第2組曲より『パストラール・メヌエット・ファランドール』を熱演しました。

 座生の最年少は4歳で、実際の10分の1のサイズのヴァイオリンを懸命に弾く姿が大変可愛らしく、後半は100名を超える団員による迫力たっぷりで贅沢な演奏に大変盛り上がりました。

そして、アンコールはアンダーソン作曲/『サンドペーパーバレエ』でした。サンドペーパーとは紙やすりのことで、打楽器メンバーが紙やすりをこすった音色を演奏に取り入れており大変魅力的なハーモニーでした。

奏を聴かれた方々から「大変感動した」「元気をいただきました」という声をあちこちでいただき、心に癒しと活力を少しでも多くの方に提供できたのではないかと思います。

また倉敷ジュニア・フィルハーモニーオーケストラは8/19(日)倉敷市玉島文化ホールにて第33回定期演奏会を開催いたします。ぜひご来場ください。

秘書・広報課

 

※この演奏会の様子が、8月16日の瀬戸内海放送「KSBスーパーJチャンネル」の中で紹介されました。

認知症のくすりのはなし

カテゴリー: 薬剤部 | 投稿日: | 投稿者:

厚生労働省の2015年1月の発表によると、日本の認知症患者数は2012年時点で約462万人、65歳以上の高齢者の約7人に1人と推計されています。
さらに、団塊の世代が75歳以上となる2025年には、認知症患者数は700万人前後に達し、65歳以上の高齢者の約5人に1人を占める見込みです。

認知症は「特別な病気」ではなくとても「身近な病気」になってきています。

〇もし認知症と診断されてしまったら…どんな薬があるのか?
認知症のうちおよそ半数がアルツハイマー型認知症、次いでレビー小体型認知症、そして血管性認知症と続きます。

アルツハイマー型認知症には、ドネペジル、ガランタミン、リバスチグミンというコリンエステラーゼ阻害薬と呼ばれる薬と、メマンチンというNMDA受容体拮抗薬があります。

アルツハイマー型認知症を発症するとアセチルコリンという神経伝達物質が減少していきますが、コリンエステラーゼ阻害薬にはアセチルコリンの分解を防ぐ作用があるため、記憶障害や認知障害が改善されて病気の進行が抑えられます。

メマンチンは他の3剤とは全く作用機序が異なります。アルツハイマー型認知症では神経伝達物質の受け皿であるグルタミン酸の働きが乱れていることがあり、この薬はグルタミン酸の働きを抑えることで認知機能を改善していきます。中等度以上に進行した人向けの薬で、日常生活動作の改善に加えて、興奮や多落ち着きのなさを抑える効果もあります。

いずれの薬も適正な投与量まで様子を見ながら少しずつ増量していきます。これは副作用の出現の有無を確認したり、薬を内服することで起きる神経伝達物質の変化に身体を慣れさせるためです。また勝手に薬をやめると一気に症状が悪化することがあります。薬は医師の指示に従って用法用量を守って正しく服用してください。

薬剤師 Y.F

第29回倉敷ジュニアフィルオーケストラ演奏会がテレビニュースで紹介されます

カテゴリー: お知らせ, 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

先ほど、倉敷平成病院リハビリセンターにて、第29回倉敷ジュニア・フィルハーモニーオーケストラ演奏会が開催されました。大迫力の演奏でした。
この様子が、

本日(8月16日)18時15分~19時  瀬戸内海放送(5CH)のニュース「KSB スーパーJチャンネル」の中で 紹介される予定です

お時間あえば是非ご覧ください。
(※急なニュース等で変更の場合があります。ご了承下さい)

秘書広報課

通所リハビリテーション(1フロアのご紹介)

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

 暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?今年は特に厳しい暑さとなっているため、こまめに水分補給をするなど、熱中症対策に努めましょう。

8月は通所リハビリのフロアの中で最も規模の大きい1フロアのご紹介です。
コンセプトは“どのような状態でも、その方に応じた専門的リハビリテーションが提供できるプログラム・環境が整っている空間”を掲げています。
当フロアは1日平均利用者数が100名を越えており、自立されている方から重度の介助が必要な方まで様々な方がいらっしゃいます。よって単にプログラム(集団体操・脳トレ・創作・歌など)を実施するにしても難易度が高くて参加できない方や諦めてしまう方、逆に難易度が低すぎて効果を実感できない方がでてきます。
そこで当フロアの工夫として、利用者さまの身体機能を考慮して機能別に小集団に分け、その方に合った難易度のプログラムを提供しています。また内容に関しても専門リハビリスタッフ(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)が直接関与するため質の高いサービスを提供しています。
今後もこのコンセプトに基づき、最良なリハビリテーションを提供していきたいと考えています。

次回は、通所リハビリテーションでリハビリスタッフ(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)がどのような関わりをしているのか具体的にご紹介したいと思います。
興味がある方はぜひ見学・体験をお待ちしております。

通所リハビリテーション I