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装いも新たに

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

毎日暑い日が続いていますね。予防リハビリテーションには、ご利用の方がいつも元気に来所されています。
7月より、予防リハビリではフローリングを一新しました。長年、ご利用の方と一緒に、個別リハビリに、スクエアステップエクササイズに、エアロビクスにと沢山のステップを踏み、運動で汗を流してきたフローリングなので愛着もありますが、張り替えました!!

これまでのフローリングの色から明るい色に変わり、視覚的にも若干広く感じられ、開放感のある空間となりました。
素材も変化したことで、滑りにくくなっています。その反面、足が引っかかりやすく感じることもありますが、これも転倒予防のトレーニング一貫として注意しながら移動していただいています。

実際に足が引っかかりやすいと感じておられるご利用の方の中には「日頃足を滑らせて歩いとるんじゃな。もう少ししっかり足を挙げて歩かんといけんな。」とご自身の歩行状態に気づき、新たな目標を感じておられる方もいらっしゃいます。
ご利用の方は皆さん熱心で前向きに運動に取り組まれる方ばかりです。この雰囲気も新たになったフロアでまた一緒に目標に向けて運動に取り組んでまいります。

予防リハビリテーションでは、介護保険で要支援の認定を受けた方を対象に様々な運動プログラム、脳トレーニング等実施しております。見学も随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

◎お問い合わせ◎
社会医療法人 全仁会  倉敷平成病院通所リハビリテーション
TEL:086-427-1128  (相談担当:大段、川原)

栄養科通信vol.144 『ミートフリーマンデー』

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

2020年オリンピック、パラリンピック東京大会開催まで1年を切りました。メダルのお披露目や新国立競技場も完成間近となり俄然盛り上がってきました。またプラスチックごみ問題や排気ガス、地球温暖化などオリンピック、パラリンピックを契機に環境にも意識が向けられています。環境省は「第18回東京大会が開催された1964年の頃は、戦後復興から高度経済成長を迎える一方で、緑地の開発や干潟の埋め立てなど自然的空間が急速に失われ、大気汚染や水質汚濁が深刻化しました。2020年に開催される第32回東京大会は、今後多くの国が直面する人口減少・高齢化が本格的に進展する社会の中における大会であり、また、同年は温室効果ガスの削減目標年と生物多様性に係る愛知目標の目標年になっています。公害や気候変動、自然破壊等の解決のためには、単に技術やインフラを導入するだけでなく、社会の仕組みや価値観の変化を含めた「循環共生型社会」の実現が必要です。」と述べています。

レジ袋の廃止やストローの利用を廃止するなど具体的な取り組みが始まっていますが、もっと私たちが簡単に取り組めることがあります。それが『ミートフリーマンデー』です。ミートフリーマンデーとは、元ビートルズのポール・マッカートニー氏が発起人となり〝週に1回お肉を食べない″というキャンペーンを行っているものです。氏は 「人々に、僕のようなベジタリアンになれと強制しているわけではないんだ。一週間に一回だけ、肉を食べない日をつくるだけで、地球の環境問題緩和に貢献することができる。週一回車を使わないことより、はるかに簡単だろう?」と語っています。

また、2008年の気候変動に関する政府間パネル「Intergovernmental Panel on Climate Change(IPCC)」のラジェンドラ・パチャウリ議長は「肉は生産過程で二酸化炭素を大量に排出し輸送でもエネルギーを使用する。肉の消費を減らすことは、個人ができる温暖化対策の一つである。」と述べています。温室効果ガス排出の主要原因が私たちの日々の食事であることは、もはや否定しがたい事実となっています。

内閣府の食堂では2017年4月から肉、魚など動物性食品を使わないベジタリアンメニューが導入されています。また、東京都庁の職員食堂ではポール・マッカートニー氏が小池知事に働きかけ、2018年10月よりミートフリーマンデーが採用されました。

エコバッグを携帯する、ミートフリーマンデーを月に1回やってみる、早寝早起きをするなど私たちにできることはいろいろあります。2020年オリンピック、パラリンピックに向けて、環境問題を考えていくことも日本で開催される意義の一つではないでしょうか。

管理栄養士 S.N

 

第30回倉敷ジュニアフィルハーモニーオーケストラ演奏会のご案内

カテゴリー: お知らせ, 事務部, 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

毎年、夏の恒例行事で定着している「倉敷ジュニア・フィルハーモニーオーケストラ」の皆さんによる演奏会。今年は8月15日(木)15時~16時で開催することとなりました。

演奏曲目は、カバレフスキー作曲 組曲「道化師」作品26や ベートーヴェン作曲 交響曲第5番ハ短調作品67「運命」より 等が予定されています。

入場無料で、お子様連れも参加いただけます。
是非ご来場ください。                         秘書広報課

第54回のぞみの会だよりー4ー

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

8月に入って第54回「のぞみの会」までのカウントダウンが始まり、いよいよ残り95日となりました。

今年は例年と違って倉敷市民会館で10時から12時まで行われます。時間も短いのですが、実行委員を中心とし、参加される皆さんに楽しんでいただけるように企画や準備をし、盛り上げていきますので楽しみにお越しください。

今年は栄養科は弁当を作りませんが、広報係として初めてののぞみの会を楽しみつつ頑張っていきます。

11月10日(日)のぞみの会当日、皆様にお会いできるのを楽しみにしています。

 

 

★第54回のぞみの会 令和元年11月10日(日)10時~12時『令和時代の地域医療 ~全仁会の取り組み~』倉敷市民会館★


★ポスターはピースガーデン倉敷特養が作成したものです

のぞみの会実行委員会 栄養科 M

コグニサイズ

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

通所リハビリの1フロアでの取り組みについてご紹介です。

通所リハビリは利用者の身体・認知レベルに合わせて4つの部屋に分かれて、それぞれのスケジュールで過ごしています。1フロアは1日平均利用者数が90名程度の大規模なフロアです。大人数のフロアですが数年前より、利用者の身体機能にあわせて、3つのユニットに分かれています。日中は少人数に分かれた3つのユニット内で、それぞれ利用者のレベルに応じた体操やレクリエーションを提供しています。今年度は、よりリハビリ意識をもってプログラムが提供できるように、担当の介護スタッフが体操やレクリエーションの役割・目的などの勉強会を開き、理解を深めながらプログラムを行っている所です。

みなさん、「コグニサイズ」と聞いたらどんなものか、知っているでしょうか?最近は多くの部署で取り入れられていると思うので、どんなものか知っているかと思います。いままでは通所リハビリでも個々では行っていましたが、今年度改めてフロア全体で取り組むことになりました。

コグニサイズとは、国立長寿医療センターが開発した運動と認知課題(計算、しりとりなど)を組み合わせた、認知症予防を目的とした取り組みの総称です。どんな運動や認知課題でもよいとされていますが、次の2点が考慮されている内容が必要です。

①運動は全身を使った中強度のもの(軽く息がはずむ・脈拍数が上昇する程度)

②運動と同時に実施する認知課題によって、運動の方法や認知課題自体をたまに間違えてしまう程度の負荷がかかっているもの(難易度の高い認知課題)

以上2点に気を付けながら、1フロアの利用者が「できそうだけど、ちょっと難しい!」

と感じられる課題を話し合いながら作成し行っています。

実際に行ってみると、最初の動作は簡単なのでほとんどの方が出来ますが、動作が増えたり、複雑になってくると「ありゃ?!まちごぉ~たぁ!!」「もう!できんわぁ~(笑)」と言いながらも皆さん笑顔で取り組んでいます。

スタッフは、「簡単すぎては意味がないので、間違えても大丈夫ですよぉ~」「間違えている今!脳が若返っています!」「スタッフの私も間違えましたぁ~(笑)」など言いながら進行していき、一緒にコグニサイズを楽しんでいます。

いつも集団体操は行っていない利用者が、コグニサイズはちょっとですがやっていたり、あまり表情のない方が笑顔で行われていたりと、コグニサイズを全体で取り組むようになって、よかったなぁと思います。

利用者様が自宅で出来るだけ長く、自分らしい生活を過ごせるようなサポートが行えるように1フロアのスタッフは考えています。「体操!」と言ったら高齢者の方には負担に感じられる方もいるので、コグニサイズのように楽しみながら身体を動かす機会を今後も増やせていけたらなぁと思います。

通所リハビリの1フロアは大人数で圧倒されるイメージですが、運動・脳トレ・リラックスタイムから創作・ゲーム・ボランティアまで、たくさんのプログラムを提供できるので、ご自分の好きな時間が見つけられるかと思います。ぜひ、お気軽にご連絡ください。見学・体験等お待ちしています。

通所リハ T

倉敷老健:七夕会

カテゴリー: 倉敷老健 | 投稿日: | 投稿者:

梅雨が終わり、夏の日差しが照りつける暑い季節がやって参りましたが、皆様体調を崩さずにお過ごしでしょうか。

さて、倉敷老健では七月十日に行事「七夕会」を開催しました。開催日までに各フロアーに笹を飾り、ご入所の方のそれぞれの願い事「元気で過ごせますように」「おいしいものが食べたい」「世界平和」・・・と短冊に書いてつるし、当日を待ちました。会では司会者が七夕の由来のお話をした後、「七夕」の歌を会場の皆と合唱しました。中には懐かしいと思い出話をされる方もいらっしゃいました。そして、ステージでは「アケタマサコ フラスタジオ」のボランティアによるフラダンスが披露されました。色とりどりの衣装を着て踊るダンサーの姿を見て、ご入所の方と職員も笑顔で楽しみました。

次回行事は九月に「敬老会」と一年に一度の大イベントである「秋祭り」の開催を予定しております。皆さんに楽しんで頂けるように、すでに準備に取り掛かっております。どうぞ楽しみにしておいて下さい。

 

倉敷老健O

良い声をだすために~言語聴覚士(ST)と行う「声」のリハビリ~

例年より遅い梅雨があけ、いよいよ夏本番となりました。
皆さん、熱中症対策や脱水対策をしっかりして今年の夏も元気に乗り切りましょう。

さて、今回はニューロモデュレーションセンターに関わるSTから「声」のリハビリについてお届けしたいと思います。
「声が小さくなった」「声がかすれる」「カラオケがうまく歌えなくなった」。
ニューロモデュレーションセンターでSTとして働いているとこんな悩みをよく耳にします。
パーキンソン病では病期の経過中90%程度に音声・構音障害が出現するとされています。特徴としては小声、声の高さや大きさの抑揚の乏しさ、不正確な構音、かすれ声(気息性嗄声)、ガラガラ声(粗造性嗄声)などが代表的です。これは実はパーキンソン病の特徴である筋強剛や固縮、姿勢異常などが影響しており、胸郭の運動範囲の制限に伴う肺活量の低下や呼気の圧力の低下が「声」の出しにくさに関係しています。
では、よい声を出すためにどんなことをすればよいのか?

まずは体の準備をすることが1番重要です。
①まず姿勢を整えます。(姿勢異常がある方はまず2019/5/5のブログもぜひご参照ください)
椅子に深く座り、骨盤を起こし背筋を伸ばしてあごを引きかかとは床につけます。
②首の体操:前屈・後屈・左右運動をおこなった後、ぐるりと回す。
③肩の体操:すくめる-おろす、回す、息を吸いながら両手を上に伸ばしてゆっくり息を吐きながら両手を下す、などがあります。

体が柔らかくなったら次は呼吸の練習です。
①深呼吸
②呼気訓練:口をすぼめて出来るだけ長く息を吐く、ティッシュを吹きとばす、巻き笛やストローの水を吹くなど負荷を変えて行います。

ここまで出来たら実際に「声」を出していきましょう。
リハビリでは呼吸を意識しながら「アー」と声を出したり、構音訓練と組み合わせてパタカラ体操や文章の音読、歌唱などを行っています。大きな声を出そうとすると、喉に力が入ってしまい喉を絞めつけたような声になる方が多いのですが、良い声を出すためには呼吸を意識しながら喉ではなく腹部を使って声を出すことが重要です。
姿勢と呼吸が意識できれば、家族や友人とおしゃべりを楽しんだり大好きなカラオケを楽しみながら機能を維持することが出来ます。皆さんもぜひお試しくださいね。

倉敷ニューロモデュレーションセンター 言語聴覚士 K

レベルアップで広がる医療秘書の役割り

カテゴリー: 認知症疾患医療センター | 投稿日: | 投稿者:

認知症疾患医療センターにおける医療秘書課の業務では、検査や診察の代行予約、かかりつけの先生方への、診断結果や今後の治療方針等の書類代行作成を行っています。
毎月、平均約57.8人の初診患者さんや、月平均543.6人の再診患者さんが認知症疾患医療センターを受診されます。医療秘書は医師と協力し、医師から学んだ知識で書類の代行作成を行っています。

そんな中、レベルアップを図る為に、私たちは勉強会を重ねています。
先日は、製薬会社に依頼して、薬剤についての勉強会を開催していただきました。
勉強内容は、書類を代行作成するうえで必要な、症状にあわせた薬剤調整についてです。薬剤調整については、自らが書くことが難しかったのですが、薬剤勉強会で、症状にあわせた薬の使い方を学ぶことができ、今後の業務へも早速反映できそうです。

また、6月12日には、「岡山医師会館の認知症に関する改正道路交通法協議会」へもセンター長と参加することができました。各々の医師の意見や社会全体で改善すべき多くの問題を議論する場に参加できました。

このように医療秘書が活躍できる場も増えてきています。医師と連携しながら知識向上を図り、積極的な活動を続けていきたいと考えています。

8月31日、9月1日には、「第10回 日本医療秘書実務学会 記念大会」へも参加し、認知症疾患医療センターにおける医療秘書の活動実績報告も発表予定です。当院での医療秘書の業務内容や研究成果、幅広い業務を行っていることを全国大会で発表します。
今後も、医師の右腕として更なるレベルアップや教養を身に着けたいと考えています。

医療秘書課 S.U

『はじめまして ばあちゃん』

カテゴリー: ケアプラン室 | 投稿日: | 投稿者:

私たちの部署では、毎週火曜日8時40分から9時までの時間、担当を決めて【伝達会議】を行っています。
伝達会議とは、日々の業務の中で困っていることや、介護・医療・福祉制度をテーマにして、担当が講義をし、復習・再確認を行うことでお互いのスキルアップを図ることを目的としています。
先日行われた伝達会議の内容を紹介させて頂きます。

国の統計によると、65歳以上の高齢者の認知症患者は2012年には462万人で高齢者の7人に1人の割合でしたが、2025年には約700万人、5人に1人になると見込まれています。
患者本人はもとより介護するご家族のご苦労は経験した方にしか分からないものかもしれません。

下記の歌はYouTubeにアップされている歌で、歌の作者が米寿を迎えた自身の祖母に贈ったものです。

『早くに祖父を亡くし、65歳まで働いて、母たちを育ててきた祖母ですが、少しずつ認知症の症状が出るようになりました。自宅介護をしている叔父に聞くと家族は葛藤の連続だそうです。』

 

『はじめまして、ばあちゃん。』
作詞:高尾和行 作曲:高尾和行・佐藤裕亮 編曲:Kenz

ねえ ばあちゃん はじめまして 今日もあなたに会いにきたんだよ

「どちら様かは知りませんが 今日も晴れてよかったです」
言っている外は土砂降りだよ
山本さんって呼ぶけれど それは親戚のおじさんだ 僕はあなたの孫なんだよ
幼い頃はうちに来たら あと1日だけ泊まってよと カバンを引っ張り困らせたね
ばあちゃんがつくる しっかりと握り込まれたおにぎりと おはぎは僕の大好物
きっと些細なことだけれど 僕にとっては忘れられない思い出

ねえばちゃん はじめまして 今日もあなたに会いにきたんだよ
ねえばあちゃん はじめまして そっと今 小さな手 握った
買い物行く時にはいつも バスに揺られて隣町へ 親に内緒でお菓子をくれた
ばあちゃんのうちに行くたびに 家の中を走り回り いつもどこかをケガしていたね
きっと僕の名前さえも もう呼べないけど その声は(ずっと)その声は響いている

今ではいつも布団の上 何を考え何を思う 時折鼻歌 奏でたり
じゃあねまたねと手を振るたび あと何回会えるのだろう そんなことが頭をよぎる
これは僕のわがまま わがままかもしれないけれど もし僕に子供が生まれたのなら
僕にしてくれたように その子をあなたに優しく 抱いて 抱いてほしいんだ
ねえ ばあちゃん ありがとうって言葉は消えてしまうけれど
ねえ ばあちゃん 溢れ出した この想いは届いているよね? ばあちゃん
次会っても はじめましてを交わそう

 

私たちケアマネジャーが担当している利用者様もその大半に認知症症状がみられます。
この歌詞を思い出し、ご本人、ご家族の心に寄り添い支援していきたいです。

                   ケアマネジャー N

通所リハビリの共同作品「夏」(令和元年8月)を飾りました

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

今月の作品のテーマは「夏」です。
夏といえば海!!
背景の色は青い海をイメージしており、その近くにハイビスカスの花とヤシの木があります。
その中にはフラダンスの踊り子がいます。まさにバカンスですね!
最初は「難しいわ」や「わからないわ」と言いながら取り組んでいたご利用の方も、だんだんと積極的に参加するようになりました。
さらに、自分から「こうしたらいいんじゃない?」や「これをしてもいい?」と言って下さっり、難しそうにしている他のご利用の方のお手伝いを自ら進んでしてくださったりと全体の雰囲気が変わってきました。
このように通所リハビリテーションご利用の皆様が協力して一生懸命取り組まれた作品です。
ご覧いただいている方に少しでも伝わると嬉しく思います!

                        通所リハ 介護福祉士 H