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2021世界アルツハイマーデー

カテゴリー: 認知症疾患医療センター | 投稿日: | 投稿者:

9月は、世界アルツハイマー月間です。毎年9月21日は「世界アルツハイマーデー」です。
この日を中心として9月を「世界アルツハイマー月間」と定め、様々な取り組みが行われています。“認知機能が低下しても豊かに暮らせる社会”を目指し、今後も当院認知症疾患医療センターでは、一つ一つの課題に向き合い、積極的な活動を続けていこうと思います。

国際アルツハイマー病協会(ADI)が制定した、世界アルツハイマーデーにより、世界各国で認知症についての理解が得られ、認知症は暮らしの要素の一部として、認知症とともにかけがいのない暮らしが作られていく事を強く望みます。

9月21日―22日には、ブランチ岡山北長瀬 屋外グリーンステージ周辺で、照明がオレンジにライトアップされるようです。
コロナ禍で、今年は行事が縮小されていますが、ソーシャルディスタンス、感染予防を図り、遠くからライトアップを眺めることはできそうです。

世界アルツハイマーデー

RUN伴全国版 (runtomo-zenkoku.org)

 

※世界アルツハイマー月間2021サイトはこちら

倉敷平成病院 認知症疾患医療センター 医療秘書課 S.U

デイドリーム2021夏ースポーツ観戦ー

カテゴリー: デイサービスドリーム | 投稿日: | 投稿者:

オリンピックが終わり、甲子園・パラリンピックも終わりを迎えました。
デイサービス ドリームでは、この期間中、隙間時間にはTVを付けて、皆で選手を応援し続けて来ました。コロナ禍での開催に賛否両論ありましたが、選手が懸命に競技に取り組む姿には、心打たれるものがありました。

特にパラリンピックでは、身体がうまく動かせない方や手足の欠損がある方など、様々な障害を持つ方々が多くの競技に参加されています。それを目の当たりにした皆さんは、
『私は手足があっても上手く泳げないのに、すごいなー。』
『自分の足で歩けているんだから、負けずに頑張らんといけんな!』
『すごい努力したんじゃろーなー。』
と勇気づけられたようです。

また、以前よりデイドリームで【楽々健康ボッチャ】というレクリエーションを実施していましたが、本物のボッチャという競技をテレビで見て、御年96歳の女性からは、『私も本当のボッチャ、やってみたいわ。』と意欲的な言葉も聞かれました。

スポーツは見ているだけでも身体・脳に影響するとして、《他の人のパフォーマンスを見ることで、健康に役立てることができるのではないか》という研究もなされているそうです。そして、心理的にもメリットがあるそうです。

同じ競技を同じルールでは難しいかもしれませんが、工夫次第で出来る事も沢山あると思っています。観戦も楽しいですが、工夫を凝らしながら、今後も出来る事には挑戦していきたいと考えています。
スポーツの秋でもありますので、デイドリームではデイリンピックの開催を予定しています☆

 

デイサービス ドリーム K

 

励ましのメッセージを ありがとうございます

カテゴリー: 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

8月30日、郵送で大学コンソーシアム岡山より、県内関連校の学生さんたちのメッセージが届きました。
約40通の手書きカードがファイルにまとめられており、「自分の身体も大切にしてくださいね。お体気を付けてください」といったものや「社会の一員という責任を持ち、自分自身も感染予防に努めていきます」、「自らの命を守る行動を心がけていきます」など、胸の熱くなるようなメッセージの数々が書かれていました。
大学コンソーシアム岡山は、産学官の連携による「活力ある人づくり・街づくり」をめざして大学教育事業部、社会人教育事業部、産学官連携事業部等で様々な活動をされているそうです。
現在、岡山県では、新型コロナ感染症による緊急事態宣言中です。私たち一人ひとりの意識ある行動が皆の命を守ることにつながると感じています。


大学コンソーシアム岡山のご関係の皆様このたびはありがとうございました。

※写真について(当院高尾芳樹院長がいただいたファイルを持って記念撮影・個人情報に配慮して画像の一部を加工しています)

医療に貢献する「生きている化石」

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

突然ですが 生き物の血液の色は何色だと思いますか? 

少し考えてみてください。

話は変わり、笠岡市にカブトガニ博物館がありますね。カブトガニは名前とイメージから甲殻類かと思われがちですが、実はクモやサソリなどと同じ鋏角類に分類されます。鋏角類からさらにカブトガニ科に属しています。地質時代から存在し、現在も生存しているため「生きている化石」とも呼ばれています。

そんなカブトガニですが実はカブトガニの血液が臨床の場に貢献しています。内毒素(エンドトキシン)というものをご存じでしょうか。内毒素は細菌(グラム陰性)の細胞壁を構成するリポ多糖体(LPS)であり、リポ多糖体が菌の死滅後に菌体外に出て毒素活性を示します。
人間にも特に腸内細菌科によって敗血症や発熱など影響を及ぼし、最悪の場合、致死的な病態も引き起こしてしまいます。そんな内毒素を検知するためにカブトガニの血液が役に立っているのです。内毒素はカブトガニの血液から得られる抽出成分と反応してゲル状に固まります。その特性を利用し、臨床での試薬に使われています。他にも真菌感染症の診断に有用なβ-D-グルカンの検出にも役に立っています。

人間の血液は誰しもが赤色だとわかると思います。これは血球成分の「ヘモグロビン」によるものです。ヘモグロビンが酸素を全身へ運ぶ役割を担っており、ヘモグロビンの色は赤色です。
もう少し詳しい話になると酸素を多く含むオキシヘモグロビンは鮮赤色で、酸素が少ないデオキシヘモグロビンは暗赤色になります。採血に携わる時、患者さんに「血が黒っぽいけど大丈夫なんかね?」とよく言われます。しかし、これはごく普通のことで血液が黒っぽく見えるのは酸素を全身組織へ運んだ後の血液を多く含む静脈から採血するためです。

血液はさらに液体成分(血漿)と血球成分に分けることができ、血漿はおおよそ黄色を呈します。一方、カブトガニやイカ・タコなど節足動物や軟体動物ではヘモグロビンがありません。ではなにが酸素を運ぶ役割を担っているのかというと、「ヘモシアニン」が担っています。つまりヘモグロビンではないので赤色の血液ではありません。ヘモシアニンは本来、無色透明で核には銅が含まれています。この銅が着色に関係しており、酸素と結びつくと青色を呈します。
 ちなみにカブトガニでは体内を流れている時は透明がかった乳白色をしています。なので、カブトガニから採血した場合、採取時は乳白色をしていて、時間が経過すると青色へと変化していきます。

最初の「生き物の血液の色は何色かどうか」ですが、実は複数の答えが正解です。

今回はカブトガニの血液でしたが今後、別の生き物の血液が医療の貢献につながる発見がまだまだあるかもしれません。楽しみです。

 

参考
臨床検査学講座 微生物学/臨床微生物学・免疫検査学
笠岡市ホームページ 笠岡市立カブトガニ博物館

臨床検査部 Y.M

皆さんと笑顔で会える日まで

カテゴリー: 地域包括支援センター | 投稿日: | 投稿者:

梅雨が戻ってきたような8月も終わり、9月に入りました。
テレビでは、毎日心をざわつかせるようなニュースが流れています。
「まだまだ暑いですね」と憂鬱な私に、「虫の声は秋に変わったよ」と明るく教えてくださる方がいました。自然の力はすごく、また虫の声に耳を傾ける心の豊かさを感じ、私も明るく元気に現状を楽しもうと感じました。

さて、私たち老松・中洲高齢者支援センターでは地域にお住まいの高齢者を対象とした「元気教室」を開催していましたが、緊急事態宣言など新型コロナウイルス感染拡大により昨年から休止しています。
感染拡大には波があり、教室の再開の案内を出し、状況が変わり中止。落ち着いてきた4月、感染対策を万全に酒津公園の散策の案内を出し、中止。8月にも教室を予定していたのですが、この度の感染拡大を受けて中止としました。

皆さんの顔が見えない状態が1年以上続いており、今回は中止の案内の中に役立つ情報と一緒にアンケートを入れさせていただきました。たくさんの返信があり、「教室 楽しみにしていました。残念です」「運動不足で気力が弱くなり気をつけます」「元気を出して早く皆様にお会いしたいと思います。しっかり身体を動かします」「今必要な事柄を書いた文面が届けられ、前向きに頑張れる気持ちになります。コロナに負けずファイトです」など、制限が多く不安な事が多い中で皆さん色々な思いを抱えていること、頑張っている事、でも辛い思いもあること、教室を楽しみにしてくれている事などの気持ちを受け取りました。
これからも皆さんと色々な方法で繋がっていきたいと思います。
皆さんと笑顔で会える日まで、コロナに負けずにファイトですね!

支援センター K

実りの秋を楽しみに

カテゴリー: 倉敷老健 | 投稿日: | 投稿者:

倉敷老健ではレクリエーションによる楽しみのほかにリハビリの一環としても創作活動を取り入れています。運動麻痺により腕全体が動き難くなった方や加齢,神経障害により指先が器用に動かなくなった方など様々ですが、少しずつ楽しみながら取り組んでおられます。

回想法も兼ねて季節感のある作品作りを心掛けており今回は、折り紙を丸めて葡萄を作ってみました。巨峰にマスカット,ピオーネなどいろいろな種類の葡萄を想像して色を選び、それぞれの好みの葡萄作りに取り組みました。

  

完成写真は左手が動かず右手だけで挑戦した方の作品です。葡萄の粒がなかなか丸にならず苦戦しておられましたが、美味しそうに仕上がりました。

倉敷老健入所 リハビリ職員D

オーラルフレイル

カテゴリー: 歯科 | 投稿日: | 投稿者:

皆さんは、オーラルフレイルというものを知っていますか?歳をとると20歳前後をベストにだんだんと全身の機能低下が起こります。
介護を受けないといけない状態の前段階を「フレイル」といいますが、フレイルの症状の中の一つが「オーラルフレイル」です。

オーラルフレイルの症状には、

  • 固いものが噛めない
  • 食べこぼすことが多くなる
  • よくむせる
  • 滑舌が悪い
  • 口の中が乾燥する

などの症状がみられます。

予防法としては、

  • 好きなものをバランスよく食べましょう。
    食欲を感じる食べ物・季節の食べ物から栄養をとる。
  • しっかり運動をしましょう。
    お口と全身の筋肉トレーニングの両方を行いましょう。
  • 自分の好きなことを見つけましょう。
    精神的に充実すれば、身体の健康につながります。
  • 定期的にしか出お口の掃除を受けましょう。
    自分では磨けない部分をきれいにすればお口も健康になります。
  • しっかり噛めるように歯を治しましょう。
    不良な噛み合わせ、歯の無い部分を放置しているとフレイルの原因になります。
  • 常にお口を湿潤状態に保ちましょう。
    感想は、お肌にもお口にも大敵です。

「まだ老化なんて」という方も、将来要介護にならず、健康で自立した生活を維持するためには若い間かあ予防や対処することで、フレイルになることを防ぐことができます。

皆さんもできることから始めてみましょう。

歯科衛生士 N

ケアハウスの野菜だより

カテゴリー: ケアハウス | 投稿日: | 投稿者:

今年は梅雨明けが早く7月から既に35℃以上の猛暑日が続き、暑い夏になると思いきや、8月中旬からは梅雨に逆戻りの連日大雨となり、異常気象の極みとなりました。

そんな中、ケアハウスドリームガーデン倉敷の敷地内では花に代わって野菜の収穫が始まりました。

ケアハウスの菜園では、歴代ご入居の男性方が丁寧に、そしてたくましく土地を耕し、野菜作りに励んでこられましたが、今年から新たに野菜作りを始められた男性は、お手製の見事なゴーヤの棚を作成されており、その甲斐あって立派なゴーヤが実っています。小さいものから大きなものまで、黄緑色のきれいなゴーヤは色々な形があり、見ていて飽きません。

また、別の男性の方はピーマンやきゅうり、そしてプチトマトを作っておられます。

きゅうりはこれまた太くて長く、とても立派です。ピーマンは表面が艶々で何とも深い緑色が美しく、そのまま置物にしたい衝動にかられます。そしてまるで飾り物のようにかわいいプチトマトは、黄緑色から上品な赤色のグラデーションが素晴らしいです。
野菜には色んな種類、形、大きさ、色等々・・・があり、見るだけでも楽しいですね。


花や木々、そして野菜など、緑豊かな自然に囲まれたケアハウスで、これからも ご入居の皆様とともに歩んでいきたいと思います。

 

ケアハウス施設長

第56回のぞみの会だよりー3ー

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

いつもの「のぞみの会」で人気の『教えちゃいます私の健康法』コーナー。コロナ禍でおうち時間が増えている今、実践している健康法を募集したところ、たくさん集まりました。
その中のいくつかを、冊子と動画でご紹介します。

今回の「のぞみの会」のテーマ、「コロナに打ち勝つ 体と脳と心~全仁会が支える新しい医療とケア~」に沿って、体と脳と心それぞれの側面からアプローチした健康法をご紹介します。
コロナ禍で大勢で集まったりすることは難しいですが、新しい生活様式に合った健康法を是非取り入れていただければと思います。

また、動画では、ローズガーデン倉敷にご入居されているK様にご協力いただき、実践されている健康法をご紹介する企画が進んでいます。
こちらも是非 ご期待下さい。

第56回のぞみの会実行委員 4東 Y

介護保険とともに

平成11年の年末にヘルパーの資格を取得し、翌12年の介護保険の開始と同時にヘルパーとして仕事を開始し21年の歳月が経過しようとしています。

介護保険の開始当時は、サービス内容も手探り状態のところもありましたが、3年ごとの改正も重ね、充実した物になってきていると感じられます。
50歳を目前に介護の世界に入り21年を経過して感じることは、年々夏の暑さが厳しくなってきているということに尽きます。前年も暑かったと思われますが、毎年今年が一番の暑さと思いながら、訪問サービスを行っている状態です。
今年は東京オリンピックもあり、この酷暑の中で戦っている人もいるのだからと思い、頑張れたところもありました。この先どこまで気温が上昇するのでしょう…。

まだ少し若かった時にご利用の方によく言われていたのが、「あなたたちもこの年になれば分かるわ」という言葉。何かというと身体的に不自由さが増してくるということですが、今いろいろと思い当たることが多いです。夜中のトイレや不眠、手足や身体の節々の痛みによる動きづらさ、物忘れ、薬を飲むこと、食べること…。
今まで何も考えずに出来ていたことが、これから何をするのかを考えて動くように変わってきたように感じます。ついでに色々な瓶や容器のフタの開けにくさや、お菓子の袋等も破りにくくなってきました。(笑)

そして我がヘルパーステーションには、自分のようなベテランと呼ばれる年齢を重ねたヘルパーと、もう少し若いヘルパーが所属していますが、ベテランヘルパーはご利用の方の気持ちが良く理解でき、若いヘルパーは元気を分けて差し上げられればと思いながら、それぞれの得意分野を生かして頑張っています。

コロナ禍に加え、このところ異常気象による大雨などの災害が各地で起こっており、憂える状況が多く気も沈みがちですが、皆で声を掛け合って頑張ります。
今後も介護保険とともによろしくお願いいたします。

ヘルパー U