効果的な介護予防のために

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

皆さんは、「介護予防」のために、筋肉を意識して運動されていますか?

前回(2017年4月11日)、前々回(2017年3月9日)に、サルコペニアと筋肉の種類とトレーニングについて紹介をさせて頂きました。今回は、より効果的な筋力トレーニングの種類と頻度について紹介します。

「介護予防」のために、どこの筋肉を意識して運動するのがいいのでしょうか。

介護予防を目的とした筋力トレーニングは、65歳以上であれば、特に、食事・排泄・整容・移動・入浴等の能力や生活活動量と関連の深い筋や加齢による萎縮が著しい筋を中心に筋力トレーニングを実施することが重要であると考えられています。例えば、歩行能力の維持向上のためには、萎縮が生じやすい大腿四頭筋やヒラメ筋のトレーニングとして、スクワットなどを行い、起居移動作能力の維持向上や寝たきり予防のためには、体幹深部筋のトレーニングとして、深呼吸や背筋を伸ばした状態で座っておくことが有用といわれています。

では、週に何回、筋力トレーニングを行うのがいいのかご存知でしょうか?

一般的には、週2~3回が適切な運動頻度であるとされています。その理由は、筋肉は運動によってダメージを受けると筋肉の線維が壊れ、その筋肉の線維が回復するためには、48時間必要といわれているからです。

いかがでしょうか。今回は「介護予防」のために、どこの筋肉を意識し、週に何回運動すればいいか、お伝えしましたが、当通所リハビリテーションでは、筋肉の線維の回復過程を重要視し、週2~3回のご利用をお勧めしています。楽しみながら運動が出来るようなプログラムを実施しているので、興味がある方は、いつでも見学にお越し下さい。

倉敷老健通所リハビリテーション 介護士 中山

笑顔いっぱいのこいのぼり

カテゴリー: デイサービスドリーム | 投稿日: | 投稿者:

5月5日はこどもの日。こどもの日と言えば屋根より高いこいのぼり!と言うのはもしかしたら今は昔なのかもしれません。
住宅事情なのか、はたまた現代人はこいのぼりを上げる時間すら惜しいのかはわかりませんが、昔に比べて街を泳ぐこいのぼりが減ったのも事実で私自身寂しく思っているところです。

皆さんのおうちの近所ではこいのぼりはあがっていましたか?わたしたちデイサービスドリームはないなら自分たちで作るをモットーに5月5日こどもの日当日こいのぼりの壁画作りにチャレンジしました。

私は4月にデイサービスドリームへ異動してきたばかりですが、定員20名という規模は思った以上にアットホームな雰囲気で、創作をする際も皆さん心の距離が近い!そして、なじみの方ばかりの関係性がそうさせるのか、自然に役割分担もできていて、「〇〇さんはこれして」などと指示を出す方がおられれば、黙々と作業を進める方、楽しくこいのぼりの歌を口ずさむ方もいて、この人数ならではの一人一人の顔が見える現場を新鮮に感じているところです。

ご利用の方々とスタッフで協力してあっという間に完成したこいのぼりの壁画は、デイサービスドリームの玄関で新しく5月の顔になりました。写真は、完成を記念しての1枚ですが皐月晴れの空を悠然と泳ぐこいのぼりをバックに皆さん満面の笑顔です。

これから、デイサービスドリームをもっと「良くなる、感動する、楽しい、キラキラ輝く、デイサービス」にできるよう私も頑張っていきますのでよろしくお願いします!

デイサービスドリーム 介護福祉士S.T

インスリン製剤の夏場の保管についての注意

カテゴリー: 糖尿病療養指導士, 薬剤部 | 投稿日: | 投稿者:

いよいよ立夏も過ぎ、夏がやってきました。これからお出かけする機会も増えますが、インスリン製剤は、高温保管にならないように温度管理が大切です。インスリン製剤を使用されている患者さんは、夏場の保管について、もう一度おさらいしておきましょう。

使用中のインスリン製剤は室温30℃以下の室温で保管をしてください。未使用のインスリン製剤は、冷蔵庫で(冷気の吹き出し口付近を避けて、凍結しないように)、2~8℃で保管してください。もしインスリン製剤が凍結してしまった場合は、使用しないでください。

1. 高温保管になると、インスリンに異常(かたまり)が見られたり、懸濁製剤が混ざらなくなることがあります。卵を焼くと白くて固まるように、熱によりタンパク質が変性してしまうためです。特に自動車内部は高温になるので、インスリン製剤を自動車内に放置しないように気を付けましょう。海水浴やキャンプでも、高温にならないように注意してください。
2. 旅行などの際は、カバンの中に入れて持ち歩いて構いませんが、直射日光に長時間当てず、熱くならないように注意が必要です。夏の旅行など炎天下で長時間持ち歩く時は、冷蔵庫で冷やした保冷剤を、インスリン製剤に直接ふれないようにタオルで包み、いっしょに保冷バックに入れると良いでしょう。
3. 針はインスリンを注射するたびに新しい針をつけましょう。インスリン注射が終わったら、針をつけたままにせず、必ず針を外して、キャップをつけて保管しましょう。

普段は透明なのに濁っているインスリン製剤や、中に異常(かたまり)が見られるインスリン製剤は使用せず、新しい製剤を使用してください。予備のインスリン製剤が無い場合は、速やかに受診して新しいインスリン製剤の処方を受けてください。使用できなくなったインスリン製剤は、家庭ゴミとして廃棄をせずに医療機関に持参してください。

また、自己血糖測定用の測定チップ(グルテストセンサーなど)も高温には弱いので、高温で保管しないよう注意しましょう。インスリン製剤だけでなく、「ビクトーザ」、「トルリシティ」などのGLP-1製剤や、骨粗鬆症治療薬「フォルテオ」なども、夏場の温度管理には注意が必要です。今の間に、それぞれの注射製剤に関する注意をよくおさらいしておき、楽しい夏を迎えましょう。

糖尿病療養指導士&薬剤師 いっちー

栄養科通信vol.117 ~疲れ目によい栄養素とは?!~

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

人間は約8割の情報を目から得ていると言われています。近年は、パソコンやスマートフォン、テレビなどで目を酷使する場面が多く、目の疲れや痛みを感じる人も多いのではないでしょうか。そこで、今回は特に目と関わりの深い栄養素や成分について調べてみました。

●ビタミンA
目の乾燥を防ぎ、網膜や角膜の役割をサポートし涙の量を一定に保ってくれます。
多く含む食品…うなぎ、肉類、小松菜やほうれん草などの緑黄色野菜。

●ビタミンB群
視神経の働きを活発にする栄養素で、目の粘膜組織の生成を助けます。
多く含む食品…豚肉・青魚・豆腐・落花生など。

●ビタミンC
細胞の結合組織であるコラーゲン合成に働いて血管を強くします。不足すると目の毛細血管が弱くなり、視力低下につながります。
多く含む食品…果物、ジャガイモ・さつまいもや、緑黄色野菜など。

●アントシアニン
網膜の中にある「ロドプシン」という物質の再合成を促して疲れ目を解消する働きを持っています。
多く含む食品…ブルーベリー、黒豆やぶどうなど。

●ルテイン
眼球内に存在しており、水晶体や網膜の酸化を防ぐという大変重要な役割を持っています。
多く含む食品…緑黄色野菜など。

●DHA
体内に存在するDHAの多くは網膜や視神経に存在して網膜の働きを高め、視力改善に役立っています。そのため、不足してくると眼精疲労が起こりやすくなります。
多く含む食品…青魚など。

このように、疲れ目を解消するために摂りたい栄養素はたくさんありますが、残念ながらこれさえ食べれば治る!という食べ物はありません。結局、肉や魚、野菜や果物などをバランスよく食べる食生活を日ごろから心掛けることが基本となります。これは疲れ目だけでなく、健康的な毎日を送るためにも大切なことです。目の疲れがなかなか解消しないと悩んでいる人は食生活の見直しを行ってみてください。

管理栄養士 K.M

乳歯(歯磨き中の事故)

カテゴリー: 歯科 | 投稿日: | 投稿者:

我が家の次男も今月で2歳を迎えます。
2歳ともなると、だいぶ会話のキャッチボールができだしとても楽しくなってきました。また、自己主張も強くなってきたので、今までスム-ズにできていた入浴だの、歯磨きだのが彼のその日の気分でぐずってすんなりお風呂場に行かなかったり、歯磨きを嫌がったり、歯ブラシで遊ぶようになったりと難しくなってきました。

このくらいの月齢になって気をつけたい事が、子供がハミガキ中に転倒し、口の中や喉をケガするという事故です。

我が家の次男もそうですが、ハブラシをくわえたまま歩いたり、ふざけて遊ぶ事が多くなってきたりしました。そのような時に転倒したり、ふざけて家族と衝突したりして事故に繋がるのです。

歯磨き中の事故による救急搬送の大半は1歳から3歳前半の乳幼児が占めているそうです。

この歯磨き事故を防ぐためにも、保護者が見守る中で床に座ってハミガキをし、仕上げ磨きが推奨されればと思います

歯科 コバ子

【通所リハの共同作品「藤」を飾りました】

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

こんにちは、通所リハです。5月の作品を飾りました。今月は、「藤」です。
藤棚の制作、かなり大変でした。毎月、職員が入れ替わりアイデアを出し、それをいろんなご利用の方とで作り上げるのですがどう進めて良いのか悪戦苦闘でした。
「藤の花」を表現している、紫や青の紙をまるめたボールですが、ご参加くださった方々は、意外と「丸める」という作業が大変なようでした。色味は、藤の花を想像してご参加の方々がデザインしてくださいました。藤棚を作る方、葉っぱを作る方、ツルを丸めるのに、頑張ってくださった方、それぞれがご自分のできる担当を頑張ってくださいました。「ちゃんと藤にみえるかな?もしかしてブドウに見えるかも?」などと楽しんで作成しました。外来にお越しの際は是非ご覧ください。

通所リハビリ

 

第62回院内コンサート開催のご案内

カテゴリー: 院内コンサート, お知らせ | 投稿日: | 投稿者:


ゴールデンウィークですね。ハナミズキの白や薄いピンクが街を歩いていても目に入り綺麗だなとうれしくなるこの頃です。

さて、今年度の院内コンサートのスケジュールが決まりました。

6月26日・9月25日・12月25日・3月26日の計4回です。いずれも時間は10時30分~11時です。

6月の院内コンサートは、お琴の演奏を予定しています。
演奏は、渡谷元子さん、渕崎むつ子さん、湊紀子さんの3名です。

入場は無料となっております。是非ご来場ください。

秘書広報室

「ホームページの法人『関連施設』が分かりやすくなりました」

カテゴリー: 倉敷老健 | 投稿日: | 投稿者:

GWで長期休暇中の方も多いのでしょうか?風が爽やかになってきましたが、季節の変わり目で免疫力が低下している場合も多いので、休養も充分にとりながら楽しい休日をお過ごし下さい。
さて今回は、密かにリニューアルされている倉敷平成病院ホームページの紹介をさせていただきます。
私が勤務しているのは『倉敷老健』という介護老人保健施設です。『倉敷老健』は医療・介護・リハビリテーションの包括的ケアサービスを提供している施設です。一時的に入所していただいて在宅復帰を目指していただくのが主な役割ですが、これまでも『特別養護老人ホーム』との区別がつかないと言われてきました。さらに介護保険が導入されてからは『有料老人ホーム』,『グループホーム』,『小規模多機能施設』,『サービス付高齢者住宅』などの新しい施設もどんどん増えており、「どんな特徴があるの?」,「誰が利用できるの?」,「よく分からない?」と言ったご意見をよく耳にします。そこで、当法人内の関連施設をもっと分かりやすくお知らせできるように、ホームページがリニューアルされました。とっても見やすくなったのに、実は気づかれていないような気がしたのでアピールしてみます。
まず倉敷平成病院のホームページを開いて頂き、右端の求人案内の下にある関連施設を左クリックして下さい。今度は、①自宅で生活したい ②入所したい ③相談したい の中からご希望のタブを選んで左クリックすると更に詳しいサービスの情報を見ることができるようになっています。対象者や費用の比較も分かりやすくなりました。各関連施設の空き情報も見ることができます。とにかくよく分からない場合には介護認定を受けておられる方も、まだ認定を受けておられない方も③相談したいを選んで頂き、お悩みをお聞かせ下さい。

『倉敷老健』は②入所したいのタブを左クリックして頂き『介護のある施設』を選択すれば紹介されています。
こちらからご覧になれます→ http://www.heisei.or.jp/info/corporation

『めぐみ通信 第10号』も発行しましたので、是非ご覧になって下さい。

倉敷老健 リハビリ職員 D

仕事に対する積極性と行動力

カテゴリー: ケアプラン室 | 投稿日: | 投稿者:

当居宅のケアマネジャーは、ケアマネジャー業務の他に法人で運営する委員会活動があります。
先日、担当する院内感染対策委員会がありました。
活動の1つに、感染予防についての広報誌を発行するというものがあり、第1回目を私達のグループ(5部署合同)が担当することになりました。期日までに完成させなければならず、ゴールデンウィークをはさむ為「ちょっと大変だな・・・」そう思っていた時、グループの中の一人が「私、作ってみてもいいですか」と手を挙げられたのです。
次の日の夕方、担当のご利用の方の訪問を終え事務所に帰ると、メモと出来上がった広報誌の案が置いてありました。行動の速さと、内容の素晴らしさ(パソコンが苦手な私には、写真や説明の為の挿絵が入ったきれいで分かりやすいレイアウトと説得力があり為になる豆知識…)どれをとっても驚きと感動の連続でした。
仕事に対する積極性と行動力、同じ組織で働く者同士、見習いながら私も成長したいと思わされる出来事でした。
倉敷在宅総合ケアセンター ケアプラン室 ケアマネ E/N

第1回SCS(脊髄刺激療法)説明会開催のご報告

4月22日(土)、倉敷在宅総合ケアセンター4階多目的ホールにて、第1回SCS(脊髄刺激療法)説明会を開催しました。新聞やホームページなどでお知らせし、具体的な内容について説明を受けたいと申し込みがあった患者さんやご家族、2組6名の方がご参加くださいました。
まず、上利センター長より「痛み」の原因、メカニズム、「痛み」に対するSCS(脊髄刺激療法)がどのような効果が得られるのか、また手術の内容についての説明が講義形式で行われた。その後、個別相談を15分ずつ行った。それぞれが抱えておられる病気や痛みに対しての治療の可能性や効果についてより具体的に質問に答えることができ、ご参加された方も、この療法についての理解が深まり検討する判断材料になったと考えています。
終了後は、運営スタッフで反省会を行い、今後の円滑な開催を検討しました。
様々な疾患により「痛み」に悩んでおられる患者さんの訴えを聞くと、なかなか他人には分かってもらえない苦しみがあること、色々な治療を受けてはいるが解決に繋がらないことが多いと悩んでおられることがよくわかった。今後、この「SCS(脊髄刺激療法)」という治療法がこのような方々の救いになればと思いました。

SCS(脊髄刺激療法)とDBS(脳深部刺激療法)についての患者・家族説明会は、不定期の土曜日午前(偶数月にSCS、奇数月にDBS)に開催を予定しています。お困りの方などおられましたら、ご案内ください。

 

倉敷平成病院 地域連携室・医療福祉相談室 森