倉敷ニューロモデュレーションセンターにおける言語聴覚士の関わりについて

倉敷ニューロモデュレーションセンターでは、多職種が連携し1人1人の患者様に対してよりよい治療、訓練を提供させていただいています。

言語聴覚士は、DBS(脳深部刺激療法)を受けられる患者様や、すでにDBSを受けられている患者様を中心に、認知機能や飲み込み、話すことに関する検査・訓練を行っています。
DBSの適応となった患者様の発話や嚥下機能の詳細な検査は、術後、治療効果を見る上で大変重要となってきます。また検査に加え食事、会話などの生活場面においてもチームで情報共有し、より適した治療につなげています。

パーキンソン病の患者様の中には話にくさ(構音障害)や、飲み込みにくさ(嚥下障害)を訴えられる方が多くおられます。パーキンソン病の患者様の発話特徴としては声量の低下や発話の短いとぎれ、発話速度の異常、声の高さや大きさの単調化などがみられます。また嚥下機能としては、口腔機能の運動低下により口から流延が出る、食べ物が口の中に残ってうまく飲み込めない、食事中に咽るなどの症状がみられます。このような症状を認める患者様に対して検査以外に、積極的なリハビリ介入をさせていただいています。

入院中のリハビリも重要ですが、退院後も機能を維持していくためには継続したトレーニングが必要です。口腔運動機能や呼吸発声などその方にあった自主トレーニングの方法を退院時にお伝えさせていただいています。お伝えしたトレーニング内容を術後のフォローアップの入院の際にも積極的に実践していただいている方々の姿をみると大変嬉しく思います。

今後も治療が発展していく中で、新しい情報を取り入れチームで共有しながら患者様に適した言語療法が提供できるよう取り組んでいきたいと思います。

倉敷ニューロモデュレーションセンター 言語聴覚士

ある日の一日

カテゴリー: ケアプラン室 | 投稿日: | 投稿者:

今日は節分。

「鬼は外、福は内、パラパラパラパラ豆の音、鬼はこっそり逃げていく。」

昔は豆まきを実際にしていましたが、最近は後の掃除も大変だし、小袋入りの豆をまくか、まきもせずに口の中に放りこむかのどちらかです。

どういうわけか、昔はしなかった巻き寿司をその年の恵方に向いて黙々としゃべらず食べるというのはCM等で始まってから毎年しています。時代と共に行事の主流が変わってきています。

介護保険サービスも少しずつ変化してきています。平成30年の医療介護改正でまた変化が有りそうです。そんな中ケアマネのある1日のことをつらつらと文章にしてみました。

休み明けの月末、今日は1件午前中に契約があるだけ。後は事務処理をしようと思いながら出勤。すると机の上に張り紙が。

1枚目、Aさん、ショートステイから帰宅したが発熱有り。
救急受診し、尿路感染で入院になった。

2枚目、Bさん、昨日受診し、腰椎圧迫骨折との診断。病院に空き室無く、空きが出来るまでショートステイ利用となった。

3枚目、Cさん、昨日ショートから帰ったが、体調悪く嘔吐有り。これから受診に行く。

優先順位は?と考えている内に電話あり。訪問看護からで、Dさんのストーマの管が破れている。交換したいから材料があるかどうか、家族と連絡とってほしい。

ゆっくり事務処理のはずが、、、まずはストーマの件で各事業所から情報収集。その答え待つ間に、2枚目Bさんの家族に電話で詳細を聞く。ショートステイに電話し、当居宅では新規のためパソコンに事業所登録が必要。加算系等確認、サービス担当者会議の打ち合わせ。今日14時から。各事業所に連絡。

3枚目のCさんの件、主治医に連絡。事情を話す。

元々の10時の契約に通所リハ相談員と慌ただしく訪問に出かける。

契約から帰ると張り紙。3枚目の件、CさんK病院に救急搬送。主治医から連絡あり。各事業所に連絡。「医療情報連携シート」作成に取りかかる。昼食をかき込み、新規ショートステイの計画書、利用票作成、アセスメント等準備し、担当者会議に出かける。本人とも会い、内容を確認し、帰る。2枚目のBさんの情報を相談員に電話。自宅の家族情報を伝える。各事業所に連絡。
Dさんのストーマの件の連絡、情報収集し各事業所に連絡。
3枚目の「医療情報連携シート」作成。

あっという間に一日が終わりました。明日はK病院に「医療情報連携シート」を持って行き、今後について確認にしようと思います。

ケアマネは「連絡調整」が仕事ですが介護保険改訂の度にその範囲が広くなってきています。気楽に相談して下さい。

 

ケアプラン室 K

ドライマウスについて

カテゴリー: 歯科 | 投稿日: | 投稿者:

 

こんにちは。

乾燥する日が続いていますが、お口の中も乾いていませんか?

もしかしたら、ドライマウスかもしれません。

ドライマウスとはさまざまな要因で唾液の分泌量が低下し、お口の中が乾燥する病気です。加齢に伴い唾液腺が萎縮するなど唾液腺自体に問題がある場合や、糖尿病や腎不全などの病気に関連して起こる場合、シェーグレン症候群、ストレス、薬剤の副作用で起こることもあります。

ドライマウスはお口の中が粘つく、舌が痛い、口臭がある、食べ物が飲み込みにくい、乾いた食品を食べられないといった症状があります。お口の中が乾くと、唾液の持っている自浄作用が失われ、むし歯や歯周病だけでなく、誤嚥下性肺炎などの全身疾患になる可能性があります。

対処法としては、こまめに水分を取る、飲酒・喫煙を控える、水分の多い野菜や果物を摂取するほか、唾液の有効成分が含まれたジェルやクリームなども市販されていますので、是非お試しください。

 

歯科O

 

 

 

“おむつ検定・おむつフィッター”って知ってますか?

カテゴリー: 倉敷老健 | 投稿日: | 投稿者:

高齢者の方が増え、排泄に問題を抱えていらっしゃる方も多くなってきています。以前はおむつと言えば小さな子供をイメージしていましたが、老健ではおむつを利用されている方も少なくありません。おむつを適切に使用しなければ、不快感やスキントラブル、また下に漏れてしまったりと問題が生じてきます。そのため、入職時の看護師や介護士の研修には、必ずおむつ着用の実技を取入れています。

昨年参加したセミナーで、京都市内にあるはいせつ総合研究所むつき庵でおむつ検定やおむつフィッター研修を行っていることを知りました。さっそく申し込みをして2日間の研修を受けてきました。

研修内容は解剖・生理、おむつの特徴など座学から始まり、おむつの交換方法や実技、またおむつだけでなく他の排泄器具の紹介や体験・見学など非常に豊富でした。最後に試験もあり、あらためておむつの奥深さを知りました。

そして、おむつ検定認定書とおむつフィッター3級資格認定書が届きほっとしています。
現在申し込みが多く、2級を受けるにも来年分の申し込みになるみたいです。
おむつの重要性を多くの医療・介護者が認識し、知識やスキルがどんどん高まることを期待したいと思います。

倉敷老健k

通所リハの共同作品2月「梅とウグイス」を飾りました

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

おはようございます。通所リハビリです。気が付けば早2月、「行く・逃げる・去る」ように早く感じるとは、まったくその通りです。
さて、今月のタイトルは「梅とウグイス」です。今回は花びらをフェルトで作りました。一枚一枚の花びらを形作り、ボンドでとめますが、その成形が難しかったとのことです。
つぼみの花も雰囲気が出てますよね。
また、花びらの中の黄色いがくの部分は、12月の作品を作ってくださった、仲良しご夫婦が作ってくださいました。

青空は和紙の薄い青、そして梅は真紅の赤、ウグイスの色味も相まって、和のテイストに仕上がっています。
外は雪が舞っていますが、春が待ち遠しくなりました。立春はもうすぐですね。

是非、倉敷平成病院にご来院の際には、ご覧いただければ幸いです。

通所リハ 介護福祉士 K&S

ケアハウスドリームガーデン倉敷にて平成30年新年会開催しました

カテゴリー: ケアハウス | 投稿日: | 投稿者:

1月11日(木)12時から、ドリームガーデン、デイサービスドリームの新年会及び誕生会を開催しました。ご入居者様、ご来賓の方々、全仁会他部署からの参加総勢125名。たくさんのご参加を頂き、賑やかに催す事ができ有難うございました。

新年早々の寒波がありましたが、皆様元気に新年会へ参加して下さいました。美味しいおせち料理とお赤飯に舌鼓。昨年、入居者の皆さんと作った干し柿も、お店で売ってもいいくらいの出来栄え、柔らかく甘く食べやすかったとのお褒めの言葉にちょっとホッコリした気分でした。

1月1日生まれの方が2名、1月生まれの方は合わせて10名おられます。元気に一年過ごせた、これからも元気でとの思いでドリームガーデン倉敷の歌「夢の園(その)」を会場の皆様と一緒に歌いました。

この度は、厚年百世会(こうねんひゃくよかい)様の新春民謡披露でした。唄、お囃子、三味線が新年会にぴったりでした。定期的にボランテイア訪問して下さっている事もあり、黒田節と武田節を皆さんで唄う時もすぐに合わせて唄う事ができ、声もよく出ていました。
新年の演奏にうっとりした後は、毎年恒例の開運祈願です。

ミニの袴姿でドキッとする綺麗な巫女さんと今年の干支である戌のポチが登場。戌のポチが傘回し芸をステージ上で披露すると、皆さんから手拍子や笑い声で応援して頂けました。巫女さんが皆さんの今年一年の開運を祈願してくれました。
開運祈願の後は、早速の運試し。

新春大抽選会。景品は7個でゲーム機が出した番号の一発勝負。当たった方は勢いよく手を挙げて下さいました。中にはスイッチを押した方が自分の番号を当てるミラクルも起こり、会場は盛り上がったり、ああ~という残念そうな声が出たり。
今年、最初のイベントで皆様に楽しんで頂けたとすれば新しい年もきっと良い年になるでしょう。

お陰様でご入居の方も100名となりました。
皆様の生活を一番近くの家族のように今年一年も支えて行きたいと思います。

今年も宜しくお願い致します。

ケアハウスドリームガーデン倉敷 生活相談員 N

グランドガーデン南町新年会開催報告

カテゴリー: グランドガーデン南町 | 投稿日: | 投稿者:

日ざしの明るさに春の気配を感じるようになりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
1月9日グランドガーデン南町にて新年会を開催しました。野上社長の新年の挨拶で幕を開け、1月の誕生月を迎えられた16名の方への祝辞、お花のプレゼント、食事と華やかに会が進行します。おせち料理の説明を管理栄養士の瀧川より行いましたが皆様改めて縁起物の料理であること、様々な祈りや願いが込められていること、感じられたようです。お互いの健康を気遣う言葉や、今日の目標を教え合うなど、おせちを通して会話も弾んでおられました。食後は筝曲やよい会様、匠山会様、に素晴らしい演奏を披露して頂きました。琴と尺八の音色にうっとりしながら新春の雰囲気を楽しむことが出来ました。『祝いの曲』に始まり『黒田節』『さくら舞曲』『荒城の月』等、演奏に合わせ手拍子しながら皆様大きな声で歌われていました。『梅にも春』では『一絃琴』という大変珍しいお琴が登場。木製の細長い胴の上に何と絃が一本。入居者によく見えるようにと持ち上げて、『一絃琴』の説明をして下さり会場のあちこちから「ほーう」と感嘆の声が上がっていました。
そして最後に匠山先生が立ち上がって元気に『ボケない小唄』の音頭をとって下さいました。
笑って楽しく一年の始まりを迎える事が出来ました。先生方ありがとうございました。本年もグランドガーデン南町での生活を楽しんで頂けるよう職員一同より一層頑張っていきます。

 

介護福祉士S・H

感謝の気持ちを忘れずに

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

皆さんこんにちは。入職一年目の作業療法士のTです。

新年が始まり早いことに今月も終わりを迎えようとしていますね。昨年はどのような一年だったでしょうか?

昨年の今頃は国家試験が刻一刻と近づいてきており、一日中勉学に勤しみましたが、合格が出来るのか不安を抱えながら毎日を過ごしていた時期でした。しかし、とても苦しい時期を途中で逃げ出さずに乗り越えたことで無事国家試験に合格し、医療人として働くことが出来るようになった年でもあり、振り返ると私にとって2017年は今後の人生の一番の転機だったのではないかと思います。

入職してあっという間に10ヶ月が経っており、入職当初と比べると一日の業務内容をたくさん理解出来るようになりました。それと同時に今まで上司と一緒に行っていた仕事を一人で任されることが増えてきており、徐々に新入職員ではなく一人のリハビリスタッフとして立場が変化してきている時期でもあります。しかし、まだまだ社会人・医療人として未熟なことがたくさんあり、業務的な内容だけでなく接遇・技術的な内容も、適宜上司に報告・連絡・相談をして助けて頂きながら何とか毎日の業務をこなすことが出来ています。

就職して1番嬉しかったことは、頂いた給料でやっと親孝行が出来るようになったことです。私が今リハビリスタッフとして働けているのは、自分自身の努力によるものもあるかもしれませんが、学生の頃からずっと支えてくれた家族がいたからだと思います。多忙な毎日を過ごしていますが、親への感謝の気持ちはこれからも忘れることなく精一杯頑張っていきたいと思います。

今年は新入職員も入る年でもあり、上司に教えていただいた基本的な業務内容を伝えていけるように分からないことをそのままにせず、これからも上司に質問していきたいと思います。

救急から在宅までいついかなる時でも対応できるようにチーム一丸となって、頑張っていきます。
今年もリハビリテーション部を宜しくお願い致します。

リハビリテーション部 作業療法士 T

倉敷ニューロモデュレーションセンターでの、脊髄刺激装置埋込術(SCS)がテレビ取材を受けました

このたび、1月某日に、Aさん(50代・男性、脳梗塞後遺症)が脊髄刺激装置埋込術(トライアル)を受けられた様子がテレビ番組の取材を受けましたのでご報告いたします。

脊髄刺激療法(SCS)は体内に設置したリード(刺激電極)で脊髄を電気刺激することにより、痛みを緩和させる治療法です。
本埋込の前に、トライアル(試験刺激)をすることにより、電気刺激の種類をいくつか試したり、どの程度の効果がみられるかを試すことができます。リードの埋込は局所麻酔で実施され、実際に患者さんに刺激の効き具合を確認しながら行われます。また一般的にトライアルは1週間程度となっています。

Aさんは5年前に脳梗塞を発症され、以来、左上下肢、手指、足肢の痛みを訴えられておられました。痛み止めの薬を飲んでもなかなか効きが悪く。また、薬のせいで食欲低下がみられたり、ぼーっとして意欲低下がみられることなどもあったとのことです。
特に寒い時期などは痛みを強く感じ、またエアコンの風などでも痛みを感じられることがあるとのことで、今回のトライアルとなりました。

トライアルの期間中は、ご自身にて患者用プログラマを操作して、刺激を調節し、痛みをコントロールしていただきます。
コントロールの方法は大変簡便で、Aさんは当日より強さを変えたりされていました。また、操作方法については、専属の臨床工学技士などがご指導いたします。Aさんは、1週間の間に、3種の刺激を試されたとのこと。
ご退院前日には、「しびれは少し残るものの、痛みがとれてうそのようだ。本当に良かった。本埋込については、いったん退院してから考えてみます」と語ってくださいました。
現在、疼痛治療の番組制作について取材協力をしています。放送日等が決まりましたら、改めてご案内いたします。

秘書広報課

 

地域交流

カテゴリー: ピースガーデン倉敷 | 投稿日: | 投稿者:

ピースガーデン倉敷が設立し、今年の2月で6年目を迎えます。
そこで今回はグループホームのぞみで取り組んでいる地域交流についてお話したいと思います。

 

みなさんと一緒に近所のお稲荷さんに初詣!

「今年も良い年になりますように(*^_^*)」

 

 

 

お天気の良い日にピースガーデン周辺へお散歩に出かけます。

「気持ちがいいね。」

 

 

 

歩いて数分の馴染みの理容店に髪を切りに行きました。

「さっぱりしたわぁ!」

 

 

日頃から隣のスーパーを利用しています。
お菓子やコーヒー、果物等を買う事が多いです。

今日も一緒にお買い物へ行きました。
大好きなお菓子を買って皆さんと食べ、楽しいひと時を過ごしました。

 

 

ミスタードーナツでかき氷や、ドーナツを堪能しました♪
みなさん完食です(^O^)/

 

 

 

 

毎週、ハーモニカのボランティアさんが来て下さり、
皆さん大きな声で歌を歌います♪

 

 

 

グループホームのぞみでは、地域との関わりを大切にしていき部屋の中だけで過ごすのではなく、お天気の良い日にはお散歩したり公園にも出かけます。スーパーでの買い物は、「何にしようかな?これも美味しそう♪」など明るい笑顔でお話をされる姿もあります。

その他にも近くの保育園に行き運動会の練習をみて「かわいいね♡」と微笑まれます。

これからも地域との関わりを大切にしていきたいと思います。

 

グループホームのぞみ M