インフルエンザへの対策について

10月も終わりを迎えようとし、急激に寒くなってきました。現在新型コロナウィルスは感染者数が減少し、東京都でも飲食店の時短要請が解除されている等嬉しいニュースが報道されています。しかし寒くなってくるこの時期から流行拡大してくるインフルエンザにも注意が必要です。

普通の風邪の多くは喉の痛みや鼻水、くしゃみや咳等の症状が中心となり高熱もインフルエンザほどではありません。一方インフルエンザウィルスは38度以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉中、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴です。喉の痛み、鼻水、咳等の症状も併せて見られます。
また高齢者は肺炎を併発する可能性があるため注意が必要です。そのためインフルエンザにかからない、予防すると言うことがとても大切です。インフルエンザの予防策として効果的な方法は以下の通りになります。

①早めのワクチン接種
インフルエンザワクチンは感染後の発症する可能性を低くする効果と、発症した場合の重症化防止に有効です。流行前に接種することでインフルエンザにかかっても重症化しにくくなります。
②外出後の手洗い等
流水・石鹸による手洗いは手指など体についたインフルエンザウィルスを物理的に除去するために有効です。インフルエンザに限らず新型コロナウィルス等接触や飛沫感染などを感染経路とする感染症対策にも効果があります。また今ではどこでも見かけるアルコール消毒もインフルエンザウィルスに有効です。
③湿度の保持
空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下してしまい感染症にかかりやすくなってしまいます。特にエアコン等乾燥しやすい室内では、加湿器等を使用し適度な湿度を保つことが有用です。
④栄養管理と休息
体の抵抗力を高めるために、日頃から3食バランスの取れた食事、十分な睡眠等規則正しい生活を心がけることが重要です。
⑤人混みを避ける
高齢者や基礎疾患のある人、体調の悪い人、睡眠不足の人等は不要不急の外出を避け、接触する人数を減らし感染予防をすることも有用です。
(厚生労働省ホームページを参考)

緊急事態宣言が終了し、通勤時や帰宅時に駅の人混みが多くなってきています。人混みでの接触が増えると感染リスクが上がるため、いつも以上に手指消毒や栄養バランスの考えられた食事を摂る等対策を徹底していきましょう。感染症とうまく付き合いながら楽しく過ごしていけたらいいですね。

地域医療連携センター NY

歩行器の選び方

歩行器の選び方

歩行器の選び方自力で歩けることは生活の質を一気に高め、ご本人の尊厳を守ります。

歩行器・歩行車は4脚のフレーム構造で人を支え、歩行訓練や室内での歩みをサポートします。

歩行器・歩行車を選ぶポイントは

① 使う場所・目的を明確にし、最適なものを選びます。
歩行器はリハビリに使われることが多く、屋内の段差がない環境に向いています。歩行車はブレーキや足踏みレバーなどを使うことで、小さな段差なら乗り越えることができます。

②ご本人の身体状況に合わせて、グリップの高さを調節します。歩行補助用具は、ご本人の症状に合わせてグリップの高さを調節することが大切です。体重を支えるとき、腕を伸ばせるのか、それとも肘を曲げた状態かにより、向いている用具も異なります。

③歩行車とシルバーカーの違いを見きわめます。
 歩行車はよくシルバーカーと混同されますが、シルバーカーは歩く能力が高い人に向いています。また、物を持ち運ぶ機能が重視されるため、身体を支える力は歩行器ほど強くありません。歩行車の優れた点は奥まで身体を入れ、グリップに体重をかけられることです。 身体や能力に合った機種を選ぶことで、歩行が安定して、^身体への負担を軽減します。また転倒の予防も行えます。

福祉用具のご相談はお気軽にご相談ください。

ヘルプステーション福祉用具 K

思いを繋ぐ~開設27年目を迎えて~

カテゴリー: ケアハウス | 投稿日: | 投稿者:

平成7年10月1日にケアハウスドリームガーデン倉敷が誕生し、開設27年目を迎えました。平成7年と言えば、阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件など痛ましい災害や事件があり、また野茂英雄投手がアメリカ大リーグへ挑戦など勇気づけられる出来事がありました。

そんな中ケアハウスドリームガーデン倉敷は開設され、プライバシーを守る2ルーム構造、段差のないバリアフリー、ジャグジー付きの大浴場、多目的大ホールや野菜・花作りができる園庭、そして定員が100名という大規模施設ということもあり、当時は全国から多くの医療福祉関係者が見学に来られました。

開設時のパンフレットの中に初代施設長よりこのようなメッセージが書かれています。
「人と生まれて生涯を閉じるその瞬間まで、人それぞれに夢を育て実り豊かに生きている場所があれば・・・そんな願いから全仁会はケアハウスドリームガーデン倉敷を作りました。充実した暮らしでより多くの幸せを求めていかれることが、そのまま私たちの生きがいでもあるのです。」(一部抜粋)


高齢化や核家族化、抱えておられるご病気の事、地域や社会が取り巻く環境など様々な問題や不安が複雑化している中で、この想いを繋ぎながらこの「ケアハウスドリームガーデン倉敷に入って良かった」と思って頂ける様、初心に戻って、微力ではありますが取り組んで参りたいと思います。

 

ケアハウス ドリームガーデン倉敷 生活相談員 S

第56回のぞみの会だよりー8ー

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

第56回のぞみの会の冊子と動画の準備が大詰めとなってまいりました。

今回の冊子はなんとフルカラー!! いつも病院で開催する「のぞみの会」での人気コーナー作品展示「ギャラリーのぞみ」を誌面で開催いたします。

せっかくのカラフルな手作りの作品をカラーページで紹介したい・・・と実行委員会の切なる願いでカラー化が実現しました。

また、もうひとつの人気コーナーも復活しました。「教えちゃいます私の健康法」。また、動画では、ローズガーデン倉敷にご入居されているK様にご協力いただき、実践されている健康法をご紹介しています。

全仁会グループの介護系施設からの作品が集まっており、動画で制作過程を紹介しています。冊子と動画が出来上がりましたら是非ご覧ください。

そして、新救急棟紹介のコーナーも力をいれています。職員がリポーターの様に院内を紹介していますのでこちらの動画も必見です。冊子の裏表紙には、新しくなった病院の1階の地図がついているという、得点が!どうぞお楽しみに

第56回のぞみの会 実行委員 4東病棟看護師 S

入職して約半年が過ぎました

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

みなさまこんにちは。
日増しに秋の訪れを感じる季節となりましたがいかがお過ごしでしょうか。

私は今年の4月から倉敷平成病院へ入職し約半年が過ぎようとしています。就職を機に倉敷で一人暮らしを始めましたが、倉敷の町並みの素晴らしさや方言のあたたかみを感じながら日々過ごしています。

仕事では最初は慣れない環境の中で日々緊張の連続でしたが、少しずつ業務にも慣れ、今は楽しく充実した日々を送っています。当院はリハビリスタッフの人数が多く、不安に思うことや分からないことがあってもすぐに先輩方に相談することができ、親切に指導やアドバイスをしてくださるので安心して働くことができています。

この半年間で様々な患者さんと関わらせていただきました。私は患者さんによくなっていただきたいという思いとともに、患者さんにとって楽しいと思ってもらえるようなリハビリテーションを提供し、少しでも元気や癒しを与えられたらと考えています。ところが逆に患者さんから元気をもらうことも多く、人生の先輩として患者さんから学ぶことも多い毎日です。

これからも常に感謝の気持ちを持って日々精進し、様々な知識や技術を吸収し、少しでも患者さんの役に立てるよう笑顔で頑張っていきたいと思っております。

最後になりましたが、現在様々な制限の中で生活せざるを得ない状況が続いています。寒さも厳しくなってきますので体調に気をつけながらお過ごしください。

リハビリ 言語聴覚士 K

食生活見直しダイエット

カテゴリー: 平成脳ドックセンター | 投稿日: | 投稿者:

食べ物がおいしい季節になりました。私はダイエットをしたいと年中思っていますがなかなか続きません。お菓子や炭水化物が大好きです。運動は苦手なのでどうにか食生活だけでも見直しダイエットにつながればと思い、当センター管理栄養士にアドバイスをもらいました。

今の食生活
↓↓
朝食
・トーストとコーヒーのみ、トーストはバターとジャムを塗る
・急いで食べる
→アドバイス
ジャムはカロリーを考えて果実と果汁だけの自然な甘さで作られた「まるごと果実」を食べているそうですね。ローカロリータイプのジャム(大さじ1杯で約28Kcal)で良い選択だと思いますが、ジャムにプラスしてバターも一緒に塗っているのが気になります。
物足りないと感じるかもしれませんがバター10g(切れてるバター1個)は約75Kcalと高カロリーのため、ジャムのみにしてみましょう。
朝食は時間がないので早食いは仕方ないかもしれませんが、時間に余裕のある食事はよく噛んでゆっくり食べるようにしましょう。満腹感が出て食べ過ぎ予防に繋がります。
口の中のものが無くなってから次の箸をすすめ、ときどき箸を置くようにしましょう。そして、飲み込む前にあと10回噛むことを意識してみてください。

昼食
・麺類をよく食べる
・追加でお菓子を食べる
→アドバイス
 麺類のお汁も飲んでいますか?お汁を飲んでいると塩分の取り過ぎになってしまいます。
1杯完食すると5~7gくらいの塩分を取ってしまいます。
1日に塩分は6.5g以下が目標ですので、1日の塩分を取ったことになります。汁を半分残すことで2~3gくらいはカットできます。
ラーメンなどのコッテリしたスープですとカロリーも気になりますので極力避けるようにしましょう。

夕食
・白米は食べず、おかずのみ食べる
・食後に果物を食べる
→アドバイス
 白米を食べないことにより、おかずの量が増えていませんか?
最初はご飯を抜いてカロリーを減らしたつもりになっていても、いつの間にか以前より、おかずの量が増えていたとしたら本末転倒です。
 特に揚げ物、炒め物などこってりしたおかずが増えないように気を付け、あっさりとした和え物、酢の物を多めに食べるようにしてみましょう。

間食
・小腹が空いたときは、チョコレートやスナック菓子を食べる
→アドバイス
 おやつをまとめ買いしないようにし、買うときはカロリー表示を気にしてカロリーの低いお菓子を選ぶようにしましょう。
 1日のおやつとしてのカロリー上限目安は200Kcal(治療中の方などは医師の判断によって異なります)です。
 目の前に大袋をまるごと1袋置かず、決めた量のみ取り分けて出すようにしてみましょう。

アドバイスを受けて…
白米を食べないとおかずを多めに食べてしまうこと、よくあると思います。炭水化物を減らすことでダイエットをした気になっていました。単に量を減らすだけではなく、油の多いおかずを減らしあっさりとしたおかずに変え、ゆっくりよく噛んで食べるなど、普段の食生活を見直したいと思います!

脳ドックセンター F

入院患者さまへ食事時のお茶(配茶)サービス終了のお知らせ

カテゴリー: お知らせ | 投稿日: | 投稿者:

このたび、入院患者さんへ食事時にお茶をサービスにてお配りしておりましたが、安全面・衛生面を検討した結果、令和3年10月31日を持ちまして、終了させていただくことにりました。

11月1日(月)からは、院内売店や自動販売機をご利用いただくか、ご希望される方には職員がペットボトルの飲料(有料)をお配りいたします。

皆様のご理解ご協力をお願いいたします。

ご案内のPDFはこちら

第34回神経セミナー動画配信

カテゴリー: お知らせ, 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

令和3年10月16日(土)開催 『第34回神経セミナー』

今回は「認知症を正しく知る」をテーマに、川崎医科大学 医学部 臨床医学 認知症学 教授 和田健二 先生を講師にお迎えし、「アルツハイマー病を再考する~多様性への対応と今後の課題~」というタイトルでお話しいただきました。 医療関係者の方はもちろんのこと、一般市民の皆さまにもわかりやすく、ためになるお話がうかがえるものと思います。

セミナーの様子を倉敷平成病院YouTubeチャンネルにて配信いたしました。是非動画をご視聴下さい。

【開催報告ブログはこちら】

運動会&秋祭り

カテゴリー: ピースガーデン倉敷 | 投稿日: | 投稿者:

10月12日(火)、ピースガーデン特養で運動会と秋祭りを合同開催しました。

秋祭りは例年であればピースガーデン倉敷内の施設合同で行っておりますが、昨今の新型コロナウィルス感染症の影響により各事業所で行う事となり射的、輪投げ、魚釣りを各ユニットで行いました。

今回、運動会の要素を取り入れそれぞれの出し物に点数を付け競い合い、点数により景品を渡すとご入居の方からも笑顔がこぼれ、職員も一体となり楽しむ事ができました。

終了後にはおやつにモンテールのプリンをご提供し、「美味しい」と、重ねて喜んでいただきました。

介護福祉士 M.Y.

冬のかくれ脱水に要注意、水分補給を適切に

カテゴリー: 放射線部 | 投稿日: | 投稿者:

10月になりだんだんと涼しい気候になってきましたが、上旬は真夏のような汗ばむ陽気の日が多かったように思います。暑い季節は熱中症にならないように水分補給をしっかりしていた方も多いと思いますが、これから来る寒い冬も乾燥による水分不足に注意しなくてはなりません。

成人の場合は体重の約60%、65歳以上の高齢者の場合は約50%を水分が占めています。この体に含まれる水分のことを「体液」と呼びます。体液が全身を循環することで、体に必要な酸素や栄養分が細胞に運ばれ、不要な老廃物は尿として排出されます。また、体温が上がった時に汗を出して体温を一定に保つのも体液の重要な役割です。

暑さによる大量の発汗、病気になった際の下痢や嘔吐、水分補給の不足により体内の水分バランスが崩れ、様々な体の不調を起こしやすくなります。さらに秋から冬にかけては「乾燥」により体液が失われやすい傾向にあります。また、暑い夏に比べると喉の渇きを感じにくいため水分補給がおろそかになりがちです。このように知らず知らずのうちに体液が失われ、自覚のないまま脱水症状に陥ることを「かくれ脱水」といいます。
症状を進行させないために脱水のサインに早く気がつくことも大切です。喉が渇く、尿の色が濃くなっている、風邪など病気でないのに37℃前後の微熱がある、高齢者であれば皮膚の乾燥、つや・ハリがなくなる、便秘がひどくなるなどの症状を見逃さないようにしましょう。

冬のかくれ脱水を防ぐ基本はこまめな水分補給と室内の乾燥対策です。1日1.5リットル程度を2~3時間おきに水分をとる習慣をつけましょう。就寝中も汗をかき体液が減っているので、朝起きたときにコップ1杯の水を必ず飲むようにしましょう。また、食事からも水分を摂取するので朝食もしっかりとるようにしましょう。水分補給と同時に乾燥から身を守り水分の蒸発を防ぐことも大切です。加湿器を使う、定期的に換気をするなど乾燥対策もあわせて行ってください。


体調の変化を見逃さずしっかり水分を取って寒い季節も健康に過ごしていきましょうね。

放射線部 T.F