臭いでがんを発見?

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

現在、日本の死因の第1位は「悪性新生物(がん)」で、年間約37万人ががんで亡くなっています。
しかも、今後高齢化が進むことによって、さらにがんによる死亡者数が増えるのではないかと言われています。
そんな中、最近「尿を材料に線虫でがんを発見する」というニュースがありました。
これは元九州大学助教授の広津崇亮氏が開発した検査法で、なんと、95%以上という驚きの高精度でがんの早期発見を実現できるそうです。
この検査は「N-NOSE」と言い、がんの患者さんには特有のにおいがあり、優れた嗅覚を持つ体長1ミリほどの線虫が尿のにおいに寄って来ればがんの疑いあり、遠ざかっていればがんの疑いなしと判定されます。
さらに驚くことに、たった1滴の尿を調べるだけで、ステージ0の超早期がんの存在まで検知してしまうそうです。
現時点では、がんの種類の特定は出来ないみたいですが、高確率でがんの有無を判定でき、しかも尿を使用するので採血とは違い、針を刺さなくても良いところがとても魅力的ですね。
この検査の実用化は2020年の1月を目指しているようで、現在まだ実用化はされていませんが、この検査でがんの早期発見率が上がることを期待しています。

当院では、大腸がん検診(便潜血反応や内視鏡等)、胃がん検診(内視鏡、ピロリ菌検査等)乳がん検診(マンモグラフィ、エコー等)、子宮がん検診(エコー、細胞診等)などの検診を行っています。症状が無くてもがんが発見されることもありますので、是非、検診を受けてみてはいかがでしょうか。

臨床検査部 M,T

地元の企業と手をつなぐ~倉敷天満屋「美CHU」プロジェクトに参加して~

カテゴリー: 栄養科, 事務部 | 投稿日: | 投稿者:

 平成30年6月1日、(株)天満屋倉敷店が企画した「美CHU」プロジェクトに倉敷平成病院が協力参加しました。この企画は「いつまでも輝く女性」をターゲットに「美」と「健康」を中心とし、化粧品や婦人服など様々なイベント販売コーナーがありました。当院からは管理栄養士と渉外課が参加し、「倉敷平成病院」と「天満屋倉敷店」、「JA倉敷かさや」との3社のコラボレーションで、倉敷産の新鮮な野菜を使った野菜スムージーの作り方実演や健康レシピの紹介を行いました。
開店と同時に、野菜コーナーやスムージーの実演販売など、多くのお客様が来場しました。特に健康に関する意識は非常に高く、日々の栄養管理について具体的な質問を頂いたり、中には「平成病院の先生にお世話になっている」「天満屋に平成病院さんが来るのですね」と驚かれたりと、何気ない会話の中からも、「倉敷平成病院」が地元に浸透しているのも肌で感じました。
地元の企業と企業が手を組み、地域へ情報発信する事の大切さを学びました。
これからも地元企業としっかり手をつなぎ、益々地域に貢献できるよう取り組んでいきたいと思います。

総務部渉外課 S

 

家族への想い

カテゴリー: ケアプラン室 | 投稿日: | 投稿者:

さわやかな風、瑞々しい木々の緑、気持ち良い五月晴れの時期を過ぎて、気がつけば梅雨入りがもう間近。週間天気予報では曇りや雨のマークが増えてきました。体調を崩しやすい季節ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。
毎月ご自宅へ訪問しお話を聴かせて頂くことは私たちケアマネジャーにとって大切な仕事のひとつです。介護保険サービスが適切に提供されているかどうか、サービス内容を変更する必要はないか、ご本人の健康状態や生活の様子に変化はないか、ご家族の皆様はお変わりなく生活されているかどうかなど、大切な話を聴かせて頂く貴重な時間となっています。
先日来、ご自宅のリビングや玄関あるいは庭先にカーネーションを見かけることが多くなりました。鉢植えやアレンジメントには「お母さんありがとう」のカード。「母の日だからと息子が送ってくれたんよ」「嫁がわざわざ持ってきてくれてなあ」皆さん笑顔でとても嬉しそうです。最近はカーネーションばかりでなくアジサイの花も多くなりました。毎年届くアジサイを庭に植えて、何種類ものアジサイを楽しんでいるお宅もあります。
介護で大変な母親が気になりながらも、遠く県外で生活していたり、子育てで忙しかったり。なかなか思うように力になれない子供さんからの「いつもありがとう」「思うように手伝えなくてごめんね」「なかなか時間がとれないけれどいつも気にしているからね」など、あたたかいメッセージを感じるからこそ、親御さんは届けられた花をそれはそれは大切に手入れされるのだと思います。
一方で、親子・兄弟姉妹の間に深い葛藤を抱えているお宅も少なくありません。何が原因なのかご自身でもよく分からなかったり、冷静に振り返ること自体が苦しく言語化には程遠い場所で身動きできなくなってしまっていたり。家族の問題に悩み、長い長い年月を辛く苦しく寂しい思いで過ごしてこられた方を目の前にするとき、家族関係を「不仲」という言葉でくくるのは乱暴だと気付きます。大切にしたい人を大切にできないしんどさ、優しくしたい人に優しくできない切なさに自分はどれくらい寄り添えているのか、絶えず自分に問いかけながらこれからも精進したいと思っています。

介護でお困りのことはありませんか。事務所は8:30から17:15まで毎日開いています。
14人のケアマネジャーがお待ちしていますので、いつでも気軽にご相談ください。

ケアプラン室 TA

14)より良いかかわり(心理・コミュニケーション編)とは

カテゴリー: 認知症疾患医療センター | 投稿日: | 投稿者:

前回は個人ごとの不自由さに沿った援助とはという視点でお話ししました。今回は、より一般的に、よりよいかかわり方とは?という視点でお話ししたいと思います。

よりよいかかわりについての具体的な話に入る前に、まずは下の図をご覧下さい。

これは、国際アルツハイマー病協会(ADI)が、認知症を患っても幸せに生きるために必要な権利に関して述べたものです。さらに、これを実現させるのは、家族、介護者、友人、医療・福祉専門職、地域社会、行政、つまり「認知症と共に生きる私」自身と、「認知症とともに生きる私」を取り巻くすべての人々である、としています。
ここで重要なのは「認知症とともに生きる私」が主役であるということです。
これは他の疾患であればごく当たり前のことのようにも思えますが、認知症という疾患のケアにおいては「認知症とともに生きる私」の主体性、権利擁護という観点に議論が及んだのは20世紀末になってからのことでした。
イギリスの心理学者であるトム・キットウッドは、それまでの認知症ケアの視点に大きな変革をもたらしました。彼が提唱した認知症ケアの視点は、パーソンセンタード・ケアと呼ばれ、文字通り「認知症とともに生きる私」が主体となるケアを意味しています。ここではその一部を説明する事とします(詳細は彼の著書を是非ご覧下さい)。

認知症の人が求める心理的な欲求にはいくつかの要素があり、これらを十分に発揮した状態であれば、認知症の人が主体的に楽しく幸せに生きることができる、としています。これらの要素の単語を反対語(例:心地よさ・安定性→不快さ・不安定)にして具体的に想像してみると、上の図をより理解しやすくなると思います。
話しがだんだんと難しくなってきたので、より具体的なよいかかわり方についてお話ししましょう。下の図をご覧下さい。

認知症のあるなしにかかわらず、他者からこのように接してもらえると、とてもうれしい気分になったり、安心した気分になれますよね。上の図を下の図でより具体的に説明します。

この中にはすぐに実践できそうなこともあれば、実践する人の練習や心理的なゆとりが必要とされるものもあります。すぐに100%達成を目指そうとすると大変ですので、ゆっくりだんだんと70パーセント程度を目指すつもりで臨んでみるのも良いでしょう。
下の図は脳の機能(記憶)の特徴から、より良いかかわりについて説明したものです。

裏を返すと・・・。

今回は、よりよいかかわり方(心理・コミュニケーション編)とは?というお話しをしました。それと同じくらい重要なよりよいかかわり方として、体調管理という視点からもお話を次回はしたいと思います。

「もの忘れ」は早期発見・早期治療が重要であり、診断・治療のためには、地域のかかりつけ医師との情報共有が非常に重要です。ご家族や身近な方、またはご自身のもの忘れが気になるという方は、まずはかかりつけ医師にご相談下さい。

認知症疾患医療センター相談室 直通電話番号:086-427-3535

(認知症疾患医療センター CP阿部

第1500回歌声広場開催報告 ~歌い継がれて30年~

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

平成30年5月23日のこの日、歌声広場が30年を経て、1500回目を迎えました。
歌声広場の歴史は、昭和63年2月25日に第1回目が倉敷平成病院2階、現生活習慣病センターにて開催されました。会の特徴としてご利用者様が歌いやすくなるように伴奏は生演奏、スクリーンを使用し歌詞や映像を見ながら歌うことにより、心身に刺激を与え、また歌を通じて心豊かな時間を集団の中で共有することが出来ます。
高尾武男代表に開会の言葉を頂きまして1500回がスタートしました。演奏は高尾公子副理事長、医療秘書課の佐々木さん、ボランティアの山下さんにピアノ・キーボードを、金光副部長にはギターを、「見る歌聴く歌」では音楽療法士の江島先生にバイオリン、田渕先生にピアノをグランドガーデンの藤原さんには歌を、そして通所リハビリから松岡君に和太鼓を演奏して頂きました。全仁会グループ全体で会を盛り上げました。
今回の選曲は、今月の歌から「茶摘み」、現在、将棋ブームにちなんだ「王将」、2020年の東京オリンピックを応援する気持ちで「東京五輪音頭」、見る歌聴く歌では、「花は咲く」、ほか「南国土佐を後にして」「川の流れのように」の計6曲。会場全体が生演奏と歌声に包まれ、ご利用者様とスタッフの間に一体感が生まれました。アンコールもありました。最後は大濱施設長よりご挨拶を頂き閉会しました。
この度、30年を経て1500回を迎えるにあたり参加者やスタッフを含め、数多くの方々が関わり、協力して下さいました。今年のスローガンは「全仁会DNA 手を繋ぐ」です。
私たちも歌声広場を通じて地域の方、全仁会グループ職員、ボランティアの方などと手を繋ぎ、1回1回積み重ねていきたいと思います。最後になりましたが、会の準備にご協力いただきました関係部署の皆さま。本当にありがとうございました。

通所リハビリ 介護福祉士 O

虫歯予防デー

カテゴリー: 歯科 | 投稿日: | 投稿者:

6月になりました。

まだまだ朝晩寒い日が続いています。
皆さん体調など崩されませんよう気をつけてください。

6月4日は「虫歯予防デー」です。
日本歯科医師会は6月4日~10日までの1週間を歯と口の健康週間としています。
歯や口の中の健康を見直す1週間です。
平成30年度の標語は「のばそうよ 健康寿命 歯みがきで」です。

最近では80歳まで20本の自分の歯を持とうという「8020運動」も提唱されています。
日頃から、歯みがきなどの口腔ケアをしっかり行っていれば、歯の寿命を延ばすことができます。定期的にお口の検診を受けることも、おすすめしています。
「歯の口の健康週間」をきっかけに、歯を長生きさせるための口腔ケアを実践する習慣を身につけましょう。

歯科衛生士 I

通所リハビリの共同作品「ぜっとくんと虹」(平成30年6月)を飾りました

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

6月になりました。梅雨の時期ですが、沖縄から四国までは例年より一週間程度早く梅雨入りが発表されました。中国地方は例年6月第一週頃との予測となっていますが昨年は6月20日梅雨入り、7月13日梅雨明けでした。

さて、今回の作品では、全仁会マスコットキャラクターのぜっとくんも登場し、アジサイと虹で梅雨の合間の一日を表現しました。
虹は、パレットのような、明るい色彩の和紙を使いました。ただ、どこにも余白が無いようにバランスよく貼るのは、とても難しかったです。
あじさいは折り紙が得意な方が3人ほどおられて、「どうかしら?こうかしら?」と言われながら折ってくださいました。
外来にお越しの際は是非ご覧ください。

通所リハビリ

倉敷老健のリハビリがさらに充実

カテゴリー: 倉敷老健 | 投稿日: | 投稿者:

倉敷老健(入所)では、これまで理学療法士3名、作業療法士2名、言語聴覚士1名で個別リハビリ、集団リハビリを行っていましたが、今年度は理学療法士が1名加わり、計7名のリハビリスタッフになりました。

倉敷老健のリハビリスタッフは常勤・専従で、病院、通所リハビリ、訪問、スポーツ外来など経験しており、様々な視点から日常生活動作の改善や言語・飲み込みの改善に向けて訓練を行っています。

リハビリというと厳しくて怖いイメージがあるかもしれませんが、心配はいりません。
老健リハビリスタッフは皆優しく、その方に応じたプログラムを作成し、根気強く励ましてくれます。

また、積極的にリハビリをしたい方、自主的にリハビリしたい方はリハビリ器具も活用できます。老健に入所中の方が少しでも元気になり、自信を持ってお家に帰れるよう多職種と連携しながら取り組んでいきます。

 

老健  K

春の日帰りバス旅行ご報告

カテゴリー: ケアハウス | 投稿日: | 投稿者:

5月9日(水)に、参加者ドリームガーデン17名・ローズガーデン14名・グランドガーデン3名の3施設合同の日帰りバス旅行に行ってきました。今回の旅は開業30周年を迎えた瀬戸大橋周辺を巡り、倉敷の良い所を再発見出来る旅を計画させていただきました。
旅行前夜までは雨足強くどうなるかと心配でしたが、当日は思いの他良い天候となりました。かつては岡山県が全国一の生産を誇った畳表の必需品の畳縁専門店「FLAT」に向かいました。「FLAT」は畳縁生産の国内シェア第1位の会社「高田織物」直営の世界初畳縁と関連商品の専門店です。店内の壁にカラフルな畳縁で埋め尽くされ、煌びやかな壁画を思わせる、まさに圧巻の一言です。最近は手芸の材料としてコースターや小銭入れなどの素材として扱われているようで、多くの人が商品を買い求め畳縁の新しい魅力を再発見しました。
次は「児島学生服資料館」へ足を運びます。バスが停車した場所はちょっと失礼な言い方ですが「これで資料館?」といった佇まいでしたが、中に入るとその昔全国に名を馳せた児島の各学生服メーカーの商品、ホーロー看板など約200点を展示してあり、参加者は古めかしい建物に板のスロープに戸惑われながら、恐る恐る足を踏み入れましたが、展示品や写真で学生時代にタイムスリップでき、職員さんの熱い説明を聞き楽しい思い出話に花が咲いていました。僅か15分の滞在予定でしたが、建物内には学生服やワイシャツ等のアウトレット商品があり、市価より大幅に安い価格にお揃いのピンクのカーディガン等次々と買い求める人で盛り上がっていました。
次は、皆さんお待ちかねの食事の時間です。「せとうち児島ホテル」の和食「岐備」で、瀬戸大橋を眺めながらA5ランクの黒毛和牛や瀬戸の逸品を堪能しました。
お食事の後は児島ICから高速に入り、いよいよ瀬戸大橋を渡ります。橋の両側に鮮やかな海が広がっていて、皆さんから「綺麗じゃね~」「高いな~」と歓声が上がっていました。橋の中間地点である与島パーキングエリアに降りて、「与島プラザ」に立ち寄りました。四国4県のお土産を数多く取り揃えており、お土産選びに悩むのも旅の楽しみのひとつでした。また、今年2月から新設された展望台からは瀬戸大橋の雄大な姿と瀬戸の多島美に、改めて倉敷の素晴らしさを体感できました。
帰路は車の流れが良く移動距離がいつもより短いこともあり、予定よりも早く帰ってくることができました。次の日まで疲れを残すことが無くて良かったと、参加者の中から嬉しい声をいただくことができました。次の旅行も皆さんに参加して本当に良かったと感じていただける旅行を計画します。

ケアハウス ドリームガーデン倉敷 介護副主任S.M

野球部より早朝リーグ報告

カテゴリー: 部活動 | 投稿日: | 投稿者:

こんにちは!全仁会野球部です。5/26(土)の試合結果をご報告いたします。
日本ケミカル機器との試合は、8-5で勝利しました。
この日は、エース小畑を温存。初登板の藤野が先発マウンドに上がりました。
投手陣は6人の(藤野-金光-穏明寺-堀口-津田-小畑)豪華投手リレーで、
相手四番に2本のホームランを打たれましたが、要所を締めました。
打線はこの日も好調で、守安(PT)江尻(OT)にホームランがでました。
最終回には、ベテラン金光のだめ押しタイムリーも飛び出し、開幕4連勝となりました。
皆さんの応援のおかげでチーム4連勝となっています。
次回は、6月16日(土)倉敷JCと対戦予定です。

野球部