五月病にご用心

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

平成から令和になり半月ほどが経ちました。
長期休みの10連休となった今回、旅行先でゆっくり過ごしたり、レジャーを楽しんだ方も多いのではないでしょうか?
しかし、そんな連休が終わると、待っているのは仕事や学校といった日常です。そこで、この時期に気をつけなければならないのが「五月病」です。特に今年はGWが例年以上に長期だったので、五月病になる人が多いのではと懸念されています。

そもそも五月病とは、年度が変わり学校や職場などの環境が変わって間もない頃、目立った病気などがあるわけでもないのに「なんだか調子が良くない」と感じてしまうことです。

では、「五月病かも?」と思ったらどうすればいいのでしょうか。

今回は、食事による対策をご紹介します。食べることをおろそかにすれば、負のスパイラルともいえる不安定な精神状態に陥りやすく、それには脳内物質であるセロトニンが関係しています。セロトニンとは神経伝達物質のことで、精神を安定させる作用を持っています。不足すると気分が落ち込んだり、不眠になるなどして、うつ病等につながるともいわれています。セロトニンを分泌させるためには、3つの栄養素が必要です。それは、良質なタンパク質にたくさん含まれている必須アミノ酸であるトリプトファン、青魚や鶏肉、またバナナなどに多く含まれるビタミンB6、そして主食となるご飯やパンなどに含まれる炭水化物です。この3つをバランスよく摂取することで、セロトニンが正常に働くようになります。

 

『五月病対策は食事から!憂うつをスッキリ解消できる食事のコツ』

おいしさ発見メディアfuri-kakeより引用

 

とはいえ、まずは自分の身近な人に、「最近、なんだか調子が悪いんだけど…」と相談することが1番だと思います。強い不安、悩み、ストレスがある時に、誰かと話すだけで気持ちが楽になることもあります。
五月病の憂うつをスッキリ解消して、夏に向けて明るく過ごしましょう!

 

臨床検査部 A.M