実は意外と多いかもしれない?後鼻漏

カテゴリー: ヘイセイ鍼灸治療院 | 投稿日: | 投稿者:

皆さんこんにちは。平成鍼灸治療院のmarupeiです。

立春が過ぎ、しばらく経ちましたが昨日は倉敷でも今年初めての雪景色。まだまだ寒い日が続きますが春はもうすぐそこに来ていますね。季節の変わり目には体調が崩れやすい方も多いと思います。

そこで今回は身近で起こるかもしれない、後鼻漏の事例を紹介したいと思います。

 鼻水の一部がのどに回るのは誰にでもある生理的な現象ですが、その量が多くなったり粘りが強くなってべったり付着したりすると不快感を伴うものを後鼻漏といいます。アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎でよくみられる症状ですが、とくに副鼻腔炎に伴う後鼻漏は痰や口臭の原因になるだけでなく、のどや気管を刺激して咳の原因になることもあります。

ある患者さんは、後鼻漏のため夜の眠りが浅くなるのが辛いので治療に来られました。

患者さんを東洋医学の観点から診察し、治療は胃腸の調子を整えるツボを多く配穴し治療しました。曲池(きょくち)、手三里(てさんり)、合谷(ごうこく)などの大腸経のツボ、足三里(あしさんり)、陰陵泉(いんりょうせん)、三陰交(さんいんこう)、公孫(こうそん)など体の水分を調整してくれるツボを選びました。そして鼻通(びつう)という鼻の両サイドにあるツボが治療効果を高めてくれたおかげか、患者さんは2回目に来院した時から「日中過ごすのが楽になり、夜も咳の回数が少し抑えられている気がする」と効果を実感されていました。現在は体質改善を目標として治療を継続されています。

冬になると鼻をすする音がよく聞こえてきますが、放っておくと辛い病気へと発展してしまうこともしばしば…。皆さんは暖かくしてこの冬を乗り越え、病気にかからない2019年にしましょう。

 

ヘイセイ鍼灸治療院 marupei