日別アーカイブ: 2018年10月18日(木曜日)

薬学生実務実習のご報告

カテゴリー: 薬剤部 | 投稿日: | 投稿者:

当院薬剤部では薬学生実務実習を受け入れています。薬学生実務実習は大学5年次に病院で11週間、調剤薬局で11週間、実務実習モデルコアカリキュラムに沿って行います。医療現場における薬剤師の役割を体得するとともに、臨床に係る実践的能力を培うために必須となっています。
薬学生は大学で薬学共用試験(実務実習に必要な知識と技能、態度が身についているかの試験)を受けて合格しなければ、病院や薬局で実習を受けることはできません。
医療機関によって業務内容が異なるため、近隣のいくつかの病院とのグループ実習としており、実習期間中に1日ずつ学生交換をして、配属された病院でできない内容をグループ内の他の病院で行えるようにしたり、グループ内の実習生が集まってSGD(スモールグループディスカッション)を行ったりしています。
私が薬学生の頃は病院3週間、調剤薬局は日替わりで5日間の実習で調剤や製剤がメインでしたが、私達薬剤師の業務の変遷とともに、実務実習の内容もより充実したものとなってきています。

当院でも神戸薬科大学の学生さんが1人、8月6日から10月19日まで実習を行っています。薬剤部での調剤から病棟での薬剤管理指導業務、チーム医療まで幅広く実習中です。
薬剤師の指導・監督のもと、安全かつ適正に業務を行っています。実習期間中は関係者の皆様にはお忙しいなか色々とご協力とご指導頂き、ありがとうございます。

薬剤部 M

<実習生より>
11週間という期間を実習前はとても長く感じていましたが、始まってみると時間が立つのがとても早くあっという間でした。薬局実習を経験する前にこちらの病院での実習だったことと、実習生も1人ということで最初はとても不安に感じていました。しかし、薬剤部の皆様がとても優しく丁寧にご指導くださり、すぐに打ち解けることができました。お昼ご飯は職員食堂で食べ、薬剤部以外の職員の方々ともお話することでコミュニケーションの場にもなりました。

また、学生交換やSGDを通して他の病院のことも知ることができ、とても貴重な経験となりました。倉敷平成病院にはニューロモデュレーションセンターがあるため、他の病院ではあまり目にすることのないパーキンソン病の症例にも触れることができました。様々な知識を得ることができ、とても充実した実習期間となりました。

薬学実習生 A