カテゴリー別アーカイブ: 予防リハビリテーション

「フレイル」を知ってしっかり予防!!

皆さんは「フレイル」をご存知でしょうか。フレイルとは、「加齢により心身が老い衰えた状態」と言われています。

日常生活を送るのにほぼ十分な体の機能を持っているにも関わらず、加齢をはじめ、不活発な日常生活、合併する病気、低栄養、社会参加の欠如などによって、容易に要介護状態に陥りやすくなっている状態を指します。

フレイルになると、死亡率の上昇や身体機能の低下が起こると言われています。また、病気にかかりやすくなったり、入院を繰り返すようになったりと、抵抗力が低下した状態になってしまいます。

ですから介護予防においては、いかにこの「フレイル」のリスクを減らすかがとても重要となります。

フレイルは適切な対応をすることができれば、健常に近い状態へ改善することができますし、要介護状態に至るリスクを減らすことができます。

フレイルは①体重減少、②筋力低下、③倦怠感、④歩行速度の低下、⑤身体活動の低下のうち、いくつに該当するかを確認し判定します。

実際に日頃の生活で感じていることは、もしかするとフレイルのサインとなっている可能性がありますので、「最近食欲がなく体重が減った。」「スムーズに歩けんようになった。」「最近買い物に行く機会が減った。」という方は要注意です。

ではフレイル予防のためには何が必要なのでしょうか。特に重要なのは「習慣的な運動」です。運動の習慣がつくと、筋力向上だけではなく体力も向上することが期待できます。さらに一日のエネルギー消費量も増え、食欲増進(体重改善)という好循環に繋がります。皆さんにもぜひ運動習慣を意識して日々を過ごしていただければと思います。

倉敷平成病院予防リハビリでは、リハビリ職員による運動指導や、介護職員による集団プログラムを通して、皆様の運動習慣の定着やフレイル予防を支援しております。予防リハビリでは随時見学も受け入れておりますので、ご興味がある方はお気軽にご連絡ください。

予防リハビリ 理学療法士 S
◎ お問合せ◎社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)TEL:086-427-1128(相談担当 大段) ※営業時間9:00 ~ 17:00

しっかり食事を摂って残暑を乗り切りましょう!

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

こんにちは!9月になっても暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
暑さで食欲がなく、夏バテ気味になっていませんか?今回は夏バテ解消についてお話します。

まず夏バテとは、身体がだるい、食欲がない、疲れやすい、寝不足などといった夏の暑さによる体調不良の総称です。私たちの身体は、暑さを感じると自律神経の働きによって汗をかいて熱を放散し、体温を一定に保っています。
しかし、真夏の室内外の温度差を繰り返し感じることによって自律神経の働きが乱れてしまいま
す。自律神経の不調は体内の様々な機能に影響を及ぼすため、胃腸の疲れや食欲不振、倦怠感など、いわゆる夏バテの症状が出てきます。発汗による水分やミネラル不足、寝苦しさによる睡眠不足も夏バテの原因になると考えられます。

また、高温多湿の時期は体力の消耗が激しく、胃腸の働きも衰えやすくなります。暑いからと言ってあっさりと素麺だけで済ませてしまうと、栄養バランスが偏ってしまいます。
食事は1日の活動力のもとになるので、スタミナをつける食事作りにはご飯やパンといった主食に加えて、肉や魚といったたんぱく質、卵、大豆製品などを毎食1~2品取り入れてみることをおすすめします。また、夏場は疲労回復に作用するビタミンB群の消耗が多くなるので、肉類や豆類、落花生、きのこ類、ニラなどの摂取を意識してみてください。加えて、ビタミンBと相乗効果のあるビタミンCを多く含む、パプリカやブロッコリー、カボチャといった野菜を摂取することもおすすめです。

暑い日にはついついアイスクリームや清涼飲料水に手が伸びてしまいますが、砂糖が多く含まれる食品は胃液の分泌を抑え食欲不振に繋がる可能性もあるため、間食や食事の前に多く取り過ぎないよう注意が必要です。暑さでどうしても食が進まないという方は、調理時に食欲増進させるコツがあります。
以下に記載しているので参考にしてみてください。

酸味をきかせる:さっぱりして食欲が増します。酢の物、レモンのしぼり汁などを活用してみてください。
だしをきかせる:だしの素といった調味料ではなく、鰹節や煮干し、昆布などを使用し、スープや味噌汁を作ってみてください。
香辛料や香味野菜を利用する:香辛料や香味野菜には胃液の分泌を促し、食欲を増進させる働きがあります。こしょうやにんにく、カレー粉、しょうが、しその葉などを薬味として使用することもおすすめです。
少し塩辛くするのもよい:梅干し、漬物なども食欲が出ます。ただし、高血圧の方は摂取量に注意が必要です。
料理の温度を工夫する:ときには熱々のものや冷たい物など、料理の温度変化をつけると食べやすくなります。

バランスの良い食事を心掛け、残暑を乗り切っていきましょう!

介護福祉士 S

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TEL:086-427-1128(相談担当:大段(おおだん))
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自宅でも取り組める お手軽エクササイズ!

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自宅でも取り組める お手軽エクササイズ!自宅でも取り組める お手軽エクササイズ!
皆様、こんにちは。梅雨が明け猛暑到来となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。予防リハビリでは来所中だけでなくご自宅での運動機会を増やすこと、運動機会を維持していくことを目標に集団プログラム、個別リハビリでの運動指導を実施しています。利用者様の中には、毎日30分前後のウォーキングに取り組まれる方やグランドゴルフなど、一年を通してご自宅での運動を継続されている方もいらっしゃいます。一方で夏場は熱中症対策で運動や集まりがお休みになり、活動量が低下してしまうというお話しもよく耳にします。このブログをお読みの方の中にも、暑さの中動くのはなかなか気が進まない・・と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回のブログでは、体力を落とさず夏を乗り切ることができるよう、室内でできる運動をお伝えします。

① 膝の曲げ伸ばし
椅子に座った状態で膝を伸ばします。写真では両膝を伸ばしていますが、大変な方は片膝ずつでもOKです。伸ばしたら、3~5秒保持し、ゆっくり下ろします。10回を目安に実施しましょう。【注意点】途中で痛みが出現したら無理せず中止しましょう。

② つま先あげ運動
椅子に座って足裏を床につけ、両足のつま先を上げます。上げたら5秒保持して下ろします。10回を目安に実施します。

③ もも上げ
椅子に座って、ゆっくりと「1、2、3」と数えながら、ももをお腹にひきつけ、再び「1、2、3」でゆっくりと下ろします。片足ずつ交互に10回を目安に実施します。

④ 足の後ろのストレッチ
浅めに腰を掛けて、片足は曲げ、もう一方の足を伸ばします。伸ばした足のつま先を上げ、背中を伸ばしたまま身体を前に倒します。10秒ほど保持します。これを左右交互に5回ずつを目安に実施します。ストレッチは痛みが出る手前で、足の後ろが伸びていると感じるところで保持します。

どの運動も、座ってテレビを視聴しながら実施していただけます。暑さとコロナウィルス感染予防対策で外出や運動量が低下しやすい状況かと思いますが、運動が足りていないなと感じた方はぜひ実践してみて下さい。

作業療法士 K

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腹式呼吸を身につけリラックス!

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小暑の候、いかがお過ごしでしょうか。暑さや気圧変化の影響に加え、長引くコロナ禍で心身の疲れが現れやすくなっている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、心身のリラックス効果が期待できる呼吸法についてご紹介します。予防リハビリのプログラムでも利用者様に取り組んでいただいている内容となっていますので、是非参考にしてみてください。

呼吸は、身体と心の状態を表しているとも言われます。例えば、緊張すると呼吸が速くなった経験はないでしょうか。日頃から呼吸の深さ、速さ、心地よさなどに意識を向けて、呼吸の観察を習慣づけることで、心身のバランスを整えることも期待できます。聞いたことがある方も多いかと思いますが、呼吸方法の一つに「腹式呼吸」というものがあります。

腹式呼吸を行うと、副交感神経が優位になり、筋肉の緊張が解けて身体をリラックスさせることが出来ます。深い呼吸ですので脳に送られる酸素量が増え、セロトニンという脳で分泌される物質の量が増えると言われています。このセロトニンは「感情の暴走を抑えるブレーキ役」になるため、腹式呼吸は気持ちが安定し、ストレス軽減も期待できます。他にも免疫力向上、血圧上昇予防など、様々な効果があると言われています。予防リハビリでも、プログラム中に腹式呼吸を取り入れており、皆様が少しでも健康的に過ごせるようお手伝いをしています。

≪座位での腹式呼吸の方法≫
① 背筋を伸ばして椅子に座り、口からゆっくりと息を吐いていきます。お腹の中の空気をすべて出すイメージで、おへそが一番へこむところまで息を吐き切ります。
② へこませたお腹を緩め、鼻から息を吸っていきます。お腹に空気を送り込むイメージで、少しずつ(3~5秒かけて)お腹を膨らませていきましょう。
③ 再びゆっくりと口から息を吐いていきます。お腹の中の空気をすべて出し切るイメージで行いましょう。
※①~③までを10回ほど繰り返します。

初めて行う方は、最初の内はぎこちない呼吸になりがちですが、繰り返していくとだんだん呼吸が行いやすくなると思います。ぜひ自宅でも腹式呼吸に取り組んでいただき、リラックスできる時間を増やしてみてはいかがでしょうか。

介護福祉士 T

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今できる!お口の機能低下を予防しましょう!

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今できる!お口の機能低下を予防しましょう!
みなさんこんにちは。2021年もあっという間に半分が過ぎようかとしていますね。
昨月は岡山県にも緊急事態宣言が出され、感染対策にもより一層緊張が高まったことと思いますが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
さて、予防リハビリでは飲み込みにくさや喋りにくさなどの症状がある方に対して、口腔や飲み込みの機能の確認とそれに関わる情報提供、お家でできる自主トレーニングの指導等を実施しています

お口の機能低下を予防することで飲み込みの力を保つことができ、安全に食事をすることや誤嚥性肺炎の予防に繋がります。健康でイキイキとした生活を送る上でお口の機能を維持する事はとても重要なことです。先日、ご利用者様に指導をしていた際に「今はコロナで友人ともなかなか会えないから普段の生活でしゃべることはほとんどない」と話される方がいらっしゃいました。新型コロナウイルス感染症の影響から、外出や家族・友人と会って話す機会が減少し、これまで以上に口を動かす機会が少なくなってしまった方が多くいらっしゃいます。口を動かす機会が減少すると、飲み込みや喋る機能が低下しやすくなります。そこで本日は、自宅でとても簡単にできるお口の運動をご紹介します。

☆ブクブクうがい
<方法>口の中に水を含み、頬を膨らませて10秒程度ブクブクとうがいをして吐き出す。

☆パタカラ体操
<方法>
①「パパパパパ」「タタタタタ」・・・とそれぞれの音を5回くらい繰り返し発音する。
②「パ・タ・カ・ラ」 としっかり唇や舌に力を入れて発音しましょう!これを何度か繰り返して行いましょう。
・「パ」 ⇒ 唇に力を入れ、しっかり唇を閉じて発音
・「タ」 ⇒ 口の天井に舌を押し付けて発音
・「カ」 ⇒ 口の天井に舌の付け根を押し付けて発音
・「ラ」 ⇒ 巻き舌にして口の天井に舌を押し付けながら発音
これらの運動を継続する事がお口の機能を保つことに繋がります。
食事前や洗面台の前に立った際などに是非実施してみてください。この他にも、舌を動かす運動や早口言葉などもお口の機能低下予防にはとても有効です。コロナ禍では口を動かす機会が減っているということを頭の片隅に置いていただき、少しでも多く口を動かす時間を普段の生活の中に作っていただければと思います。

予防リハビリ 言語聴覚士 N

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予防リハビリにおける「個別リハビリ」のご紹介

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桜が散り、藤棚が見頃を迎える5月となりました。まだ肌寒い日が続いておりますが、皆様お体の調子はいかがでしょうか。

さて、予防リハビリではご利用の皆様に個別リハビリや集団体操プログラムに参加していただき、移動能力・生活動作能力の向上や運動習慣の定着を支援しています。今回は予防リハビリで行われている「個別リハビリ」について紹介いたします。

個別リハビリでは、リハビリ専門職による評価を通して、ご利用の方の身体機能を把握し、筋力強化練習やリラクゼーションなどを実施していただいています。
筋力強化はダンベルやチューブ、マシンを使用し、その方にあった負荷量の設定を行っています。
リラクゼーションは腰や太もも裏、足裏にテニスボールやゴルフボールを入れ、体重を利用して筋肉をほぐしていただいたり、ハンディマッサージャーを使用して緊張を緩めていただいたりしています。
皆様からは「力がついてきた気がする。」、「身体が軽くなった。」と好評を頂いています。

また、皆様の機能改善を図るためには定期的な運動習慣(自主トレーニング:以下、自主トレ)が必要となります。ですから個別リハビリで実施した運動を、ぜひご自宅でも取り組んで頂きたいと考えています。そのために予防リハビリでは、ご利用の皆様ひとりひとりに個人ファイルを作成しています。

ファイルには自主トレの資料やご自宅での活動状況を反映するチェック表を挟んでもらいながら、自宅で自主トレに取り組んで頂ける工夫をしています。

日頃の運動不足を感じておられる方、運動機能を改善したい方など、予防リハビリに興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問合せ下さい。見学も随時対応しております。

予防リハビリ 理学療法士 T

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新年度スタート!

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

暖かい春の風が心地よい季節になってきましたね。皆様いかがお過ごしでしょうか?

先月のブログでもご紹介しましたが、2月より新たなプログラムが始まりました。
今月はエアロビクス(以下、エアロビ)とロコモーショントレーニング(以下、ロコトレ)についてご紹介したいと思います。以前からもこの2つは行っていますが、今回のリニューアルでしっかり運動量が得られる内容となっています。

エアロビは去年の6月頃にも変更していますが、さらに有酸素運動や筋力トレーニング、バランス練習の要素を加え、耐久性の向上や転倒予防が図れる内容にバージョンアップしました。1種類3分~3分半程度のエアロビを4種類行っています。しっかり身体を動かすことで軽く息が弾む程度の運動達成感を感じることができます。

 ロコトレはいつまでも元気な足腰でいるために、骨や筋肉、関節、神経など加齢と共に弱くなっていく機能を鍛えることを目的としています。
そこで推奨されている運動は「片脚立ち」と「スクワット」の2つです。
下肢の筋力やバランス機能の向上が期待できます。この2つをベースにしながら応用動作も取り入れて約20分身体を動かしています。
下記にご紹介していますので、ちょっとした時間に皆さんも行ってみてください

*あくまでも回数やセット数は目安であるため、ご自身の体調などに合わせて無理のない範囲で行ってください。
プログラムの中には難易度の高い内容もあり、苦戦したり疲労を感じられる方もおられますが、皆さん頑張って挑戦されています。また新年度を迎え、新たなスタッフも加わりました。これからも皆さんと一緒に健康作りに取り組んでいければと思いますので、どうぞよろしくお願い致します。

この他にも様々なプログラムを行っています。興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら見学を随時受け付けておりますので、お気軽にお問合せください。

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相談担当:大段(おおだん)
理学療法士 F

予防リハビリのプログラムが新しくなりました!

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

桃の節句も過ぎ、風も日差しも春らしさを感じられる頃となりましたが、皆様お元気でお過ごしでしょうか?
予防リハビリでは、2月からプログラム内容をリニューアルいたしました。去年からスタッフ全員で話し合いを重ね、準備をしてきました。その中の1つで私が担当したプログラムについてご紹介したいと思います。
今までは1日の最後のプログラムでアロマオイルを使用したハンドマッサージを行っておりました。新スケジュールではコロナで密や接触を避けるため、また他のプログラムや個別リハビリで生じた疲れをとってもらうこと、ご自宅でご自身での体調管理が行えることなどを目的として『メンテナンス』というプログラムに変更しました。フロアには静かな音楽を流し、アロマオイルのほのかな香りと間接照明だけのゆったりとした空間で身体の緊張をほぐしていきます。
ヨガマットや椅子を使用して、足指をほぐす体操やストレッチ、腹式呼吸を行っていきます。スタッフのゆっくりとした口調で、終わるころには眠気を誘う位リラックスできるプログラムとなりました。実際参加された利用者さんからは、ハンドマッサージも良かったが、自分であまり足の指を触ることがなかったから気持ち良かった。ここでやり方をしっかり教わって寝る前にやってみたいとご好評をいただきました。

今回は新プログラムの1つを紹介しましたが、他にも様々なプログラムを行っています。
興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら見学を随時受け付けておりますので、お気軽にお問合せください。

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介護福祉士 M

 

足湯でおもてなし

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

一昨年の11月、予防リハビリに「おもてなしあしゆ」を導入しました。この足湯は遠赤外線を放射する天然鉱石の岩盤石が底面に敷かれた木枠の中に、お湯の変わりにセラミックボールを敷き詰め、電熱ヒーターで温まった岩盤石の熱を利用して蓄熱させます。このため濡れずに、靴下を履いたまま使用していただくことができます。

導入当初は初冬で、冬場の寒さを乗り切っていただくこと、足の血流改善、疲労感の改善を目的に大活躍しました。一方で、夏場はご利用いただく機会が減少するのではと予想していました。しかし、夏場でも靴下を2枚履かないと足の冷えが改善しないから効果的といった事や、脳卒中後や整形疾患等で感覚障害があり足湯に入ると痺れが一時的に緩和する感じがある、筋肉が和らぐ感じがするなどとご好評をいただき、たくさんのご利用の方に1年を通してご利用いただいています。

ご利用方法や時間帯は皆さんにお任せしているため、リハビリ前の朝一番に足湯に入り温まった状態でリハビリをされる方、日当たりのよい窓際に足湯を設置しており、昼食後に窓の外を眺めながらゆっくりと楽しまれる方、プログラム後にゆっくりと足を休めておられる方、時間の過ごし方や目的も様々です。リハビリはしんどいけれど、この足湯があるならもっと通いたい!と言われるご利用の方もおられます。

予防リハビリの足湯は1度に2名までのご利用となるため、時には譲り合ってご利用をいただいています。交流の少なかった方と足湯に入り会話が弾んでおられる場面もあり、交流の場としても一役買っています。

冬場の寒さとコロナ禍で外出や運動が億劫になりやすい状況ですが、感染対策にも注意をしながら、足元も、心も温まっていただけるように「おもてなしあしゆ」を活用していただければと思います。

この足湯を体験してみたい、予防リハビリってどんなところだろう、と興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、見学を随時受け付けておりますので、お気軽にお問合せ下さい。

 

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予防リハビリ 作業療法士K

 

新自主トレ・血圧記録用紙について

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

皆様、明けましておめでとうございます。どうぞ本年もよろしくお願い致します。
さて、毎月利用者様に配布している自主トレ兼血圧記録用紙(以下、自主トレ用紙)を昨年11月よりリニューアルしました。今回はリニューアルさせていただいた経緯や目的について、お伝えをしていきたいと思います。
予防リハビリでは、ご利用いただいている皆様がご自身の目標へ向かって前進し、生活のセルフコントロールができることを目指しています。これまでの様式では、血圧測定結果と合わせて記載していただいていた自主トレーニング(以下、自主トレ)について、内容の把握が十分にできていませんでした。そこで、目標を達成するためにはまずご利用者様の自主トレ状況の把握や、それを自己管理ができることが大事なことではないかと考え、リニューアルすることとなりました。
新たな自主トレ用紙では、皆様の日ごろの活動内容を数値化することにより、皆様が自宅での運動量を「見える化」することができるようになりました。また、厚生労働省が推奨している「+10(プラステン)」という運動施策の要素も取り入れました。「+10(プラステン)」とは、今より1日10分多く身体を動かすことで健康寿命を延ばすことができるという、至ってシンプルなものです。日頃から身体を動かすことで、糖尿病・心臓病・脳卒中・癌・ロコモ・うつ・認知症などになるリスクを下げることが出来ると言われています。(※身体を動かす時間は少しずつ増やし、体調が悪い時は無理をしないようにしましょう!)
新たな自主トレ用紙には、皆様が日常で取り組まれている運動や活動(家事動作や家庭での役割など)が実施できたかどうかを、その日ごとに記載していただいています。例えば、筋力強化トレーニングやストレッチ(柔軟性の改善)は1種類1点と計算していただき記載をしていきます。日常生活の中で今よりも10分身体を動かすために、①今できていることの回数を増やす②今はしていないことでもできそうなことに挑戦するといった方法があります。皆様が日々の運動や活動を増やすことができるよう、スタッフもサポートしています。
11月より始まったばかりの取り組みのため、まだ慣れず、戸惑いを感じられている方もおられますが、継続することで月毎の点数の比較も可能となります。楽しく取り組み、運動・活動量の増加を実感していただければと考えています。ブログをお読みの皆様もぜひ1日10分多く身体を動かし、一緒に健康寿命を延ばしていきましょう!!

【参考・引用文献】
厚生労働省、e-ヘルスネット アクティブガイド
公益財団法人長寿科学振興財団、健康長寿ネット

予防リハビリでは、様々な取り組みを通して利用者様の健康維持・向上を目指しています。
見学は随時受け付けておりますので、興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。

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