カテゴリー別アーカイブ: 予防リハビリテーション

尿もれを改善させて心も体も健康に

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

連日の猛暑ですが、いかがお過ごしでしょうか?

先日、リハビリで関わらせていただいているご利用の方で、尿もれに悩まれている方がいらっしゃいました。
尿もれは生命に直接影響するわけではありませんが、クオリティー・オブ・ライフ(QOL:生活の質)を大きく低下させてしまいます。
尿もれにつながる行動を避け、突然の尿意を不安に感じ旅行や外出を控えるなど、精神的な苦痛や日常生活での活動性低下をもたらす可能性があります。年齢的なものだから、恥ずかしいからなど、と相談せずに悩まれている方は多いのです。

尿もれには様々な症状があり、大きく別けると次の4つに分類されます。

(1) 腹圧性尿失禁
重い荷物を持ち上げた時など、お腹に力が入った時に尿が漏れてしまう

(2) 切迫性尿失禁
急に尿がしたくなり、我慢できずに漏れる

(3) 溢流性尿失禁
自分で尿を出したいのに出せないが、気付かないうちに尿が少しずつ漏れ出てしまう

(4) 機能性尿失禁
排尿機能は正常だが、脳卒中や骨折による身体運動機能の低下により、トイレまでの移動に時間がかかる、認知症のためトイレで排尿することが理解できないなどが原因で起こる

尿もれの種類によって対応方法は様々です。
私が関わらせていただいたご利用の方は腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁の症状がある混合性尿失禁に当てはまり、有効とされている骨盤底筋訓練を個別リハビリで行わせていただきました。
骨盤底筋は骨盤の底に位置する筋肉の総称で、視覚的に確認しにくい場所にあります。そのため、リハビリ職員によりその方が運動をイメージしやすい声かけ、効果的に目的の筋肉が働きやすくなるように姿勢の調整などをしながらトレーニングを行いました。
また、ご利用の方が自宅でもトレーニングが行えるよう、生活場面(家事の合間に行える、座ったまま行える)で取り組める運動方法についても指導させていただきました。
その結果、自身でトレーニングが継続して行えるようになり、「トイレに行く回数が減った」、「リハビリで尿もれを気にせず運動することができた」と効果を実感し喜んでくださいました。

今回は尿もれにお悩みの方への関わりを紹介しましたが、予防リハビリでは、様々な取り組みを通してご利用の方の健康維持・向上を目指しています。見学は随時受け付けておりますので、尿もれにお悩みの方や予防として自分に合ったトレーニング方法を知りたい、他のプログラムも気になるなど、興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。

作業療法士 S

◎お問合せ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:086-427-1128(相談担当 大段) ※営業時間 9:00~17:00

猫背解消で、真っ直ぐ伸びた背に

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

皆様、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

私は、今年の4月から予防リハビリに異動してきたスタッフのTと申します。予防リハビリという新しい環境がスタートしてから早4ヶ月が経とうとしていますが、いまだに覚える事はたくさんあり、日々成長を感じながら業務にあたっています

異動してからの4か月は先輩方に助けていただくことが多く、また、優しい皆さまの笑顔に元気をいただきながら、少しずつ予防リハビリスタッフの一員としての自覚を得ることができました。今回のブログでは、そんな4ヶ月間の中で、リハビリを通じて得られたご利用の方とのエピソードを紹介いたします。

私が異動して間もない頃、あるご利用の方から、「背中が丸くなって、なかなか背中を真っ直ぐにしたまま立つことができない、綺麗な立ち姿でいたい」。という悩みを伺いました。
その方には、背中の柔軟性を改善するストレッチや脊柱起立筋(背中を真っ直ぐに伸ばしてくれる筋肉)を鍛えるトレーニングを指導しました。その際、ただその場で運動を行うだけでは効果が低いため、ご自宅にある物や、家の壁などを使って、自主トレーニングとして継続できるような運動方法をお伝えしました。

それから少し経ったある日、その方から、「近所の人から背が伸びた?身長が高く見えると言われた、すごく嬉しかった、ありがとう」。と、嬉しいお言葉をいただきました。是非継続して自主トレーニングを行うことに加え、読書や家事など、普段の何気ない日常生活のなかでも背中を伸ばす意識を持ってもらうようにお願いし、これからも綺麗な立ち姿を維持していただきたいと思っています。

感染対策の日々が続いており、活動量の減少に伴う身体機能の低下を引き起こしやすくなってきています。そのため、予防リハビリでは今回ご紹介した方のように、ご自宅でも可能な自主トレーニングの指導をさせていただきながら、身体機能の維持・向上に繋がる支援を行っています。皆様も、感染には十分に気を付けながら、ご自宅で可能な運動や家事などを継続して、コロナウイルスに負けない充実した日々をお過ごし下さい。

理学療法士 T

◎お問合せ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:086-427-1128(相談担当 大段) ※営業時間 9:00~17:00

自分に合った自主トレーニングの習慣化

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

皆様、こんにちは!
予防リハビリでは、利用者様が生活の中で運動習慣ができるように、個別リハビリの中で自主トレーニングの提案をしています。先日、ご自宅での運動状況をお伺いした方も、予防リハビリのご利用を開始されるまでは、自宅でテレビや雑誌の記事などを参考に運動をされていました。その方は全身の柔軟性が低く、テレビや雑誌の通りにストレッチをすることが難しい様子でした。そこでリハビリの際に、必要な運動とその方が難しい運動方法を整理し、椅子に座った状態、ベッドで寝た状態でできるストレッチなどを提案しました。それをご自宅で続けてもらった結果、以前より背筋を伸ばした姿勢で歩くことができるようになりました。
ストレッチや筋力をつける為の運動を行おうと思っても、どんな運動をして良いのかや、どの程度の回数を行ったら良いかなど、悩む方は多くいらっしゃいます。予防リハビリでは、そういった方に対しても体の状態を確認し、どんなストレッチや運動を行うといいか提案したり、実際に個別リハビリの中で一緒に練習してもらったりする事で、ご自宅での自主トレーニングとして定着する方が増えています。
コロナ禍になってから外出の頻度が減り、自宅で過ごすなかで体力や筋力の低下を感じるという方も増えているのではないでしょうか。自主トレーニングを行う以外にも、普段の生活の中で工夫できると考えています。例えば、お皿を洗った後に台所で踵上げを行ったり、朝夕の涼しい時間帯で近所の散歩をしたりするだけでも、健康の維持ができます。私はこれからも予防リハビリで利用者様と関わらせてもらう中で、一緒に自主トレーニングを行いながら自宅での運動習慣を定着してもらい、コロナ禍にも負けないように健康の維持を支援していきたいです。

理学療法士 B

◎お問合せ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:086-427-1128(相談担当 大段) ※営業時間 9:00~17:00

 

ストレッチで歩行をスムーズに

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

皆様、こんにちは!
予防リハビリではご利用者様の自立支援のため、リハビリスタッフによる運動指導(個別リハビリ)を実施しています。先日リハビリで関わらせていただいたご利用者様に、長く歩くと足腰が重だるくなり、慢性的にお尻から太ももにかけての張りを感じているという方がいらっしゃいました。これまで多くの方のリハビリを担当させていただきましたが、同じような症状に悩む方は多くおられます。
その問診の後、お尻や太ももの張り状況を確認してみると、確かに筋肉に硬さがあり、柔軟性の低下を認めました。そこで、お尻のストレッチとももの裏側(ハムストリングス)のストレッチを指導し、大体15分程かけてセルフストレッチを実施してもらってから、試しに歩いて張りを確認していただくと、「足が軽くなったわ。どこまででも歩けそう。」と笑顔で仰ってくださいました。年齢を重ね筋肉の機能が低下すると、筋肉自体が硬くなり疲労しやすくなってしまします。ストレッチはそんな筋肉の症状を改善する効果があります。
ただストレッチは一時的に実施しただけでは改善が不十分で、効果も持続しにくいため、その日は自宅でも「コツコツ継続」をするようお願いし、リハビリを終えました。その方には筋肉を良い状態で保ちながら、これからもしっかり歩いて外出することで健康増進を図っていただきたいと思っています。そしてこれからも、利用者様それぞれの症状に応じた運動指導や支援を行い、手助けをしていきたいです。

理学療法士 S

 

◎お問合せ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:086-427-1128(相談担当 大段) ※営業時間 9:00~17:00

ご利用者の心身の変化

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

春の気配がようやく整い、過ごしやすい季節となってきましたね。

さて、今回は去年から予防リハビリご利用のAさんのご利用継続後の変化についてご紹介したいと思います。

 Aさんは独居で、元々ご自宅での活動性も低く、体力も落ちていました。立ち上がる際は何か持つ物がないと立てず、小型のキャリーバックを歩行器代わりに使用されていました。屋外を歩く際にはふらつきやすく、いつ転倒するか不安な状態でした。

ご利用開始時には、まずは毎回休まずに来所すること、体力をつけることを目標にされました。始めは慣れない運動などで筋肉痛や疲労が出て、頑張らないといけないのは分かっていても本音としてはリハビリをしたくないと思われていたようです。

利用を始めて2ヶ月程経った頃から徐々に体力もついてきて、家で自主トレーニングに取り組んだり、少しずつ歩く機会を作るようになられました。歩く際に使っていたキャリーバックもレンタルの歩行器に変更されました。歩行器を使用することで安定して移動が行え、筋肉もバランスよく動かすことができます。実際にAさんも歩行量や歩行機会が増えたり、リハビリにも意欲的な姿がみられるようになり、徐々に筋力やバランス機能が改善していきました。

この頃からご自身でも身体の変化を感じられるようになり、「これができるようになった、次はこれができるようになりたい」とご自身で目標を立てられたり、「先日行われたパラリンピックを見て私も頑張らないと!」とモチベーションの向上にも繋がっておられました。

予防リハビリでは3ヶ月に1回体力測定を実施しています。その際に計測する歩行や立ち座りの速さも利用当初から比べると大幅な改善がみられました。結果は1年間の経過をグラフにしてお渡しし、Aさんにも運動の効果を再確認していただきました。

最初、物を持たないと立ち上がれなかったAさんは、今は物を持たずにスムースに立ち上がることができるようになっています。歩行器で歩く機会を増やしたことで筋力もつき、ふらつくことも減りました。リハビリの時間には難易度の高い運動にも挑戦されるようになり、後から筋肉痛が出ても以前のようなネガティブな発言は聞かれなくなりました。現在も運動に積極的に取り組まれる姿が見られており、運動に対する意欲も高い状態が維持できています。

このように今まで運動の習慣がなかった方でも、予防リハビリを利用し少しずつ運動に慣れて頂くことで心身機能の改善や変化が見られています。今回ご紹介したAさんのように指導だけではなく、歩行器などの福祉用具の選定などもサポートしています。

コロナ禍の昨今、外出機会や活動機会が減り、不安を感じておられる方の健康維持・増進を目的としてご利用を始められる方も増えてきています。私たちと一緒に健康な身体つくりをしてみませんか?リハビリ以外にも様々なプログラムを行っています。予防リハビリがどんなところか、どんな運動をしているのかなど、興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら見学を随時受け付けておりますので、お気軽にお問合せください。

◎問い合わせ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:086-427-1128(直通)   営業時間:9:00~17:00
相談担当:大段(おおだん)

理学療法士 F

コロナ禍でも楽しみの場を

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

今回は予防リハビリで行っている、コロナ禍でも楽しんでいただける取り組みをお伝えしたいと思います。

昨今のコロナ禍で外出頻度が減少し、季節を感じることが減った、刺激になることが減ったというお話を伺うことが増えています。感染対策で、習慣にしていた買い物や散歩を控えている方もおられます。そういった活動機会が減少してしまうと、意欲や認知機能の低下を引き起こす恐れがあります。

予防リハビリではご利用のみなさまに少しでも季節の移ろいを感じてもらおうと思い、プログラムの合間の休憩時間を活用して、スタッフが県内の名所をカメラで撮影したものをスクリーンに映すという時間を時折設けています。

昨年の11月頃には、紅葉が見たいというご利用者の方の声が多かったため、備前市の旧閑谷学校の紅葉をお見せしました。

みなさん行ったことがある場所のようで、スクリーンに映した際に「若い時分にここまでバイクで行ったんよ!」「昔はよくここで歩いたな」と懐かしむ声が多く聞かれました。

また、丁度紅葉時期だったため、総社市の豪渓の写真も映すと、同様に「ここも良く行ったなぁ」「私もカメラが好きじゃったから、同じように撮っとったわ」と思い出話を伺うことができました。
写真を見ながら、普段はトレーニングに集中されているご利用の方も会話に加わってくださったり、新たな会話の輪が広がるきっかけになっていました。

現在新型コロナウイルスのオミクロン株が流行しており、スタッフが新たに名所の写真を撮ってくることは難しくなりました。しかし、すぐ身近なところにも季節を感じさせてくれるものがあります。これからも自然の美しい景色などをご利用のみなさまと共有していきたいと思います。

介護福祉士 S・K

◎お問合せ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:086-427-1128(相談担当 大段) ※営業時間 9:00~17:00

フレイルの多面性について

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

皆さんは「フレイル」をご存じでしょうか。

フレイルとは、わかりやすく言えば、「加齢により心身が老い衰えた状態」のことです。しかしフレイルは早く介入して対策を行えば元の健常な状態に戻る可能性があります。フレイルは様々な要因があり、身体的フレイル心理・精神的フレイル社会的フレイルに分類されます。

身体的フレイルは運動器の障害(筋力の低下、バランス能力の低下、持久力の低下、痛みを感じやすくなる、よく見えない、耳がとおい)、栄養状態の低下(食欲の低下、食べる量が低下)、口腔機能の低下(飲み込みにくい、むせやすい)などの症状が起こります。

認知・心理・精神的フレイルは、何をする気にもならないないなどの気分の落ち込みや不安感(うつ状態)。記憶力の低下、対応力の低下などの認知機能の低下が起こります。これは高齢になり、定年退職やパートナーを失ったりすることで起こることがあります。

社会的フレイルとしては、独居で閉じこもりがちになり、社会とのつながりが希薄化することや、経済的困窮の状態などにより起こります。

それぞれの側面が影響しあって、状態を悪化させることもありますが、適切な治療や予防をすることで健康な状態に戻すことができます。このためフレイルを多面的に捉えて、予防や改善を図る必要があると言われています。

特にコロナ禍では外出機会の減少による体力低下、趣味活動の制限や会食機会の減少、気分が落ち込みやすくなっている等、何らかの要因でフレイルのリスクが高まる可能性があります。

自宅でできる運動(人の行き来が少ない時間やルートを選んでの散歩、テレビ体操等)、ご家族やお友達と連絡を取り合う、栄養のあるものを食べるなど、ご自身でフレイル予防に取り組んでみてはいかがでしょうか。

倉敷平成病院予防リハビリでは、要支援の方を対象に、運動、口腔、栄養状態への評価、指導を主としてご利用者様に介護予防に取り組んでいただいています。また、定期的に認知機能低下予防の取り組みも実施しています。

作業療法士K

随時見学も受け入れておりますので、ご興味がある方はお気軽にご連絡ください。
◎お問い合わせ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:086-472-1128 (相談担当 大段(おおだん))
営業時間9:00-17:00

日々の散歩にひと工夫

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

朝晩の冷え込みも厳しくなっていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。中には外出を億劫に感じている方もおられるのではないでしょうか。
今回は日頃の散歩にひと工夫をして、万歩計を活用した自主トレーニングを紹介したいと思います。皆様の日々の運動量が少しでも増えるきっかけとなれば幸いです。

さて、皆様は一日にどのくらいの歩数を歩いているでしょうか。日本人の歩数の現状は、1日平均で、男性8,202歩、女性7,282歩となっています(厚生労働省ホームページより)。
理想としては1日1万歩とも言われていますので、体力に自信のある方はこれを目標にしていただきたいと思います。また、65歳以上の方の目標値は、男性で7,000歩、女性で6,000歩と言われています(健康日本21:厚生労働省より)。

まずはご自身が一日にどのくらい歩いているかを、万歩計でチェックしてみてください。実際に万歩計でご自身の歩数を測定し、歩数が目標値(1万歩や健康日本21の歩数目標)に達していない方は、少しずつ歩数を増やしていただきたいと思います。
しかし、急激に歩数を増やす(運動量を増やす)ことは体に負担もかかりますので、目安としては現在の歩数の1割を増やしてみてください。例えば、1日5,000歩の方は5,500歩を目標に、歩くコースを変えたり、外に出る機会を増やしたりすることをオススメします。
そして、段階的な目標のクリアを目指しましょう。すでに健康日本21の目標をクリアしている方は、是非ともそれを維持していただきたいと思います。
最近ではスマートウォッチやスマートフォンにも万歩計機能が付いており、実際に予防リハビリご利用の方の中には、それらを活用して運動に励んでいる方もおられます。日頃の運動量を『見える化』することは、運動継続のモチベーションアップにも繋がりますし、目標設定を明確にできるというメリットがあります。

「散歩」は特別な道具無しでできる身近な運動ですので、万歩計も活用し、日々の健康増進に取り組んでみはいかがでしょうか。

理学療法士S

◎お問合せ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:086-427-1128(相談担当 大段) ※営業時間9:00 ~ 17:00

もう一度見直そう!感染対策

寒さも一層増し、気づけば今年も残り1ヶ月となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。予防リハビリのみなさんには寒さに負けず運動に取り組んでいただいています。

さて、12月にもなりインフルエンザの流行時期となりました。新型コロナウィルスのワクチン接種が終わったのも束の間、インフルエンザのワクチン接種も始まりました。ワクチン接種をしていただく目的は、インフルエンザの重症化予防です。厚生労働省では、特に基礎疾患のある方やご高齢の方では重症化する可能性が高いと発表されています。予防リハビリでは、ご利用のみなさまに蔓延することのないよう以下の取り組みを行なっています。

<予防リハビリで取り組んでいる感染対策>
■ 手洗い・うがいの励行
■ リハビリ物品、マシンなど機械の消毒
■ 昼食やおやつ時は黙食+パーテーションでの区切り
■ ご利用中はマスク着用
■ プログラムや個別リハビリはフロアに分かれて実施
■ 定期的な室内の換気

ご利用の方の中にはお話することが楽しみで来所されている方も居られますが、適度な距離を保って密にならないよう配慮していただいています。
新型コロナウィルス感染も全国的には落ち着いてきましたが、岡山県は他県と比較し人口あたりの感染者数が多く、まだまだ油断できない状況です。上記の感染対策は基本的な方法ではありますが、コロナウィルスやインフルエンザどちらにも共通する方法と思われます。

引き続き、ご利用の方が安心して利用できるように感染対策を見直し、健康支援をしていきたいと思います。

予防リハビリ 理学療法士 T

◎ お問合せ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:086-427-1128(相談担当 大段) ※営業時間9:00 ~ 17:00

地域を支える一助に

朝晩の冷え込みも徐々に厳しくなり、冬がもうそこまでやって来ていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、2020年1月に初めて日本で新型コロナウイルスが確認されてから、もうすぐ2年が経とうとしています。この新型コロナの感染拡大は、地域の介護予防にも大きな影響を与えています。

感染拡大前は、多くの地域で「サロン」や「介護予防・健康教室」といった集いの場が開かれ、予防リハビリも微力ながら講師派遣という形でご協力をさせていただいていました。
これら集いの場は、単に運動をしてもらう、健康に関する知識を身につけてもらうといった目的だけでなく、人と人とが顔を合わせて繋がり合う大切な機会となっていました。私も数多くのサロンや健康教室にお邪魔しましたが、地域の皆さんが試行錯誤しながら地域住民同士の繋がりを深めようとされる姿に、多くのことを学ばせていただきました。

しかし、新型コロナ感染拡大に伴い、人が集うことが感染のリスクとなり、多くの集いの場が自粛を余儀なくされました。予防リハビリへの講師依頼もほとんど無くなり、開催を予定していた健康教室でも、間近に中止せざるを得ないケースがありました。これらの影響で、外出機会が減ってしまった方や、閉じこもりがちになってしまったという方も多くおられたということを伺いました。
介護予防においてはいかに日々の活動量を維持・増加できるかが非常に重要となります。ですから新型コロナは介護予防にとって天敵と言えます。

現在、感染者数減少に伴い、感染予防対策を徹底しながら集いの場が再開されてきています。11月は予防リハビリもいくつかのサロンや健康教室に講師派遣をさせていただく予定となっています。もちろん油断は禁物で、今後の感染再拡大にも注意が必要ですが、また皆さんとお会いできることを楽しみに、地域の方々の健康増進、介護予防の一助になれるよう日々精進していきたいと思っております。
これから寒さが厳しくなりますが、体調管理に気をつけて活気ある日々を過ごしていきましょう。

 

予防リハビリ 理学療法士 S

◎ お問合せ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:086-427-1128(相談担当 大段) ※営業時間9:00 ~ 17:00