厳しかった残暑も過ぎ去り、気がつけば過ごしやすい季節になりました。急に涼しくなりましたが体調に変わりなくお過ごしでしょうか。
さて、今年から老健ではリハビリの一貫としてご入所の方と一緒にプランターで花や野菜を育てています。今年は6月頃に枝豆やトマトの苗、マリーゴールドの花を植えました。普段は椅子に座って過ごしている事が多いご入所の方も、いざ土や苗を目にすると張り切ってスコップを持ち、「これはいい苗じゃなあ」と言いながら一生懸命植えていました。

その後もリハビリの時間を利用してスタッフと一緒に水をやったり、草を取ったりして苗の成長を見守ってきました。
リハビリの時間以外にも無事に育っているか、大きく育っているかが気になり、ご入所の方同士で話をしたり枯れていないか見に行ってほしいと頼まれることもありました。
午前中に水やりを行っても夕方には葉っぱがしおれていることもありましたが、ご入所の方とスタッフで愛情込めて育てた結果、猛暑を乗り越えついに9月中旬に枝豆の収穫を行いました。一つずつ丁寧に摘み取っていました。
その後、みんなで収穫した枝豆を塩もみして湯で、「初めてにしては上出来じゃ」と嬉しそうにおいしく頂きました。

枝豆だけでなくマリーゴールドも順調に育ち、花が咲くのを楽しみに毎日プタンターを見に行っていたご入所の方も花が咲いた時には、とても嬉しそうに「今見に行っておいでえ」と報告してくれました。
今回、プランターではありましたが、野菜や花を育てることを通して、普段生活している場面では見ない笑顔や会話がみられ有意義な時間を過ごすことが出来ました。
今後も野菜の種類や花も増やしながら、ご入所の方の満足度向上につなげていきたいと考えています。
介護士 M.T





当老健では令和5年12月よりターミナルケア加算というものを算定し、医師より看取り期であると判断された場合、病状説明を実施し、ご希望される方には老健での看取りを行っています。
倉敷老健 介護支援専門員 主任 T
倉敷老健の玄関の横にもあじさいの花が咲き始め、入所者の方と一緒に散歩をしながら観察をしてみました。

いくつになっても人形のように、美しさ、艶やかさ、可愛いらしさを求める乙女たち、これが若さと元気の源ですね。

来年の敬老の日もご入所者の方がお元気で、笑顔いっぱいで楽しんで過ごせますように、心より皆さまのご健康とお幸せをお祈りしています。



