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岡山県理学療法士会研修会「認定スクールトレーナーとは?基礎から岡山県の現状と展望」報告

【岡山県理学療法士会研修会「認定スクールトレーナーとは?基礎から岡山県の現状と展望」報告】

2025年2月21日(金)に岡山県理学療法士会研修会「認定スクールトレーナーとは?基礎から岡山県の現状と展望」がオンラインにて開催されました。研修会の講演のうち講演2「岡山県内の活動・展望」で当センター 濱田理学療法士(認定スクールトレーナー:略してScT)が3人のうちの1人として演者を務めました。

 

認定スクールトレーナーは、2024年度から全国で開始された制度です。内閣府と文部科学省に承認を受けた資格で、現在、全国で130名、岡山県では3名が認定されています。理学療法士が医師と協力して地域の医療機関や地方自治体、教育委員会などと連携し児童生徒等の運動器の健康増進、運動器疾患・疾患予防に関わる教育・啓発や保健指導の支援・協力を行う活動です。当センター長の平川宏之医師(整形外科)も活動を支援しています。
今回の研修会では申込者数が140名を越えており、注目度の高さが伺えました。
私自身、今後も地域と連携を図りながら、活動を進めて参ります。

スポーツリハビリテーションセンター H

認定スクールトレーナーについては、運動器の健康・日本協会ホームページに掲載されています。(https://www.bjd-jp.org/trainer

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第32回 呼吸療法研究会~最近のNIV療法を体験してみよう~(主催:岡山県臨床工学技士会)開始報告

カテゴリー: 勉強会 | 投稿日: | 投稿者:

2月22日(土)、倉敷平成病院で「第32回呼吸療法研究会(主催:岡山県臨床工学技士会)」が開催され、会場の当院、会議室には参加者とスタッフ含め32名の方がご参加くださいました。本研究会のテーマは「体外式人工呼吸器とNPPV実践ハンズオンセミナー」と題して、IMI株式会社日本光電工業株式会社の講師に講演いただきました。

今回、2社の人工呼吸療法機器について聴講後、参加者が講師から説明や指導を受ける体験型のハンズオンセッションを行い知識と実践的なスキルを習得していただきました。

はじめに、IMI(株)講師の先生より「体外式陽陰圧人工呼吸器」の特徴について講演されました。陽圧換気だけでなく体外的に陰圧をかけることで横隔膜の引下げと胸郭の広がりにより呼吸補助・離脱補助・排痰補助などの改善効果が期待できることから、近年、救急・集中治療領域においても臨床応用が広まっています。特徴的なモードは胸部理学療法として肺と気道からの分泌物の除去を目的に使用され、より生理的な呼吸管理の実現が可能となっています。ハンズオンセッションでは、参加者が体外式人工呼吸器を装着して実体験をしていただきました。

 また、日本光電工業(株)講師の先生より「NPPV:非侵襲的陽圧換気」の基礎知識や特徴について講演されました。一般的に酸素化の指標は動脈血ガス分析やSpO2(経皮的動脈血酸素飽和度)を指標に換気のモニタリングを行いますが、換気低下が起こった場合にモニタリングに反映されるまで時間がかかり評価が適切に行えない可能性があります。
そこで安全な呼吸管理を目的として酸素投与中にPEtCO2(呼気終末二酸化炭素分圧)が測定可能な、NPPV専用マスクを用いることで、これまで困難とされてきたNPPV中のPEtCO2測定がリアルタイムにモニタリグ出来るようになり患者さんの容態を把握することが可能となりました。ハンズオンセッシンではNPPV専用マスクのフィッテイング方法やテストラング(テスト用の肺)を用いて自発呼吸サポートの実体験をしていただきました。

今回、座学に加えてハンズオンセッションを交えたことで、講演で得た知識を踏まえて実体験できたことが技術の習得に効果的であったと思われ、参加者の皆様には貴重な経験を提供できた研究会となりました。本研究で得られた知識や技術を、臨床現場で役立てていただけるものと期待しています。

引き続き、岡山県臨床工学会では呼吸療法セミナーや呼吸療法研究会といった知識を学ぶ場を提供していきたいと思います。

倉敷平成病院 CE副主任(岡山県臨床工学技士会 呼吸療法委員会) T

涌谷医師 もの忘れ外来受診で認知症治療~グループホームのぞみ~

こんにちは、グループホームのぞみです
明日から3月、暖かな春の日差しが感じられる季節となりました。
グループホームのぞみでは、倉敷平成病院の涌谷陽介医師のもと、認知症治療のために定期的に「もの忘れ外来」を受診しています。涌谷医師は、お話を丁寧に聞いてくださる優しい先生で、ご入居の方々から大変人気があります。

また、足腰が元気な方は、気分転換を兼ねて病院まで歩いて向かいます。道中には老松保育園があり、園児たちの元気な姿を見ながら楽しいひとときを過ごしています。子どもたちの笑顔に励まされ、自然と笑顔がこぼれるひとときです。

今後も、心身ともに健やかに過ごせるよう、皆様と一緒に楽しい時間を大切にしていきます。

ピースガーデン倉敷 4階 グループホームのぞみ N

地域包括ケアシステムの現実に向けた介護支援専門員の役割とは?

カテゴリー: ケアプラン室 | 投稿日: | 投稿者:

【地域包括ケアシステムの現実に向けた介護支援専門員の役割とは?】
これはケアマネジャーの研修で出された課題です。

なんと堅苦しい表現。何のことだか?
介護支援専門員(ケアマネジャー)はご利用の方が住み慣れた地域(自宅とは限らない)で、自立した生活を営むことができるように医療、介護サービス、福祉サービス、ボランティア、地域の住民等あらゆる機関と連携し、連絡調整をしていきましょうという仕事です。

まだ、何のことだか?
ケアマネは、主治医の先生、介護サービス(通所系、訪問系、福祉用具)、配食サービス等、民生委員さん等と、相談・連携して、担当になった人が住み慣れた環境下(方言が通じる)で、暮らしていくことができるように調整していきます。
老夫婦、独居の方も、一人で生きていくのではなく、周りが手助けしていきますよ。
介護保険の下、主治医や他事業所と連携を図る役割をケアマネが担っていきますよ、ということでしょうか。

「良いケアマネとの出会いとは」週刊文春オンライン「認知症生活」によると
・居宅介護支援センターが家から近い
近いほうがまめに自宅訪問してくれ、きめ細かい対応が期待できる。
・ケアマネが3人以上いる
多いほうが様々な視点からの目配りが期待できる。
・ベテランのケアマネがいる
現場経験豊かなケアマネに担当してもらえば非常に心強い。
主任ケアマネが多い。
・居宅介護支援センターがどこに併設されているか
認知症疾患医療センター、または認知症外来のある病院、介護施設と併設されていれば介護と医療が密に連携したケアを行っている可能性が高い。

と記載されていました。

「倉敷在宅総合ケアセンターケアプラン室」はどうかと言いますと、
・社会医療法人全仁会 倉敷平成病院
倉敷ニューロモデュレーションセンター
認知症疾患医療センター
倉敷生活習慣病センター
社会福祉法人全仁会、医療福祉研究所ヘイセイに併設。
*老松中洲高齢者支援センターとの連携も早い。
*ケアマネは12人(ケアマネ歴全員6年以上最長18年以上)。主任ケアマネ5人。

と、条件はそろっています。

「要支援、要介護の方と家族を支える良いケアマネ」とは、
・介護に詳しく、本人や家族の要望をきちんと聞いて意思決定できるように納得できるまで説明をしてくれる人。
・施設、事業所の現状を知り、複数のプランやサービスを提供してくれる人。
・自己研鑽している人。

とはいっても本人、家族との相性もあります。ケアマネは少なくとも月に1回は自宅訪問しています。その時にケアマネに会うことを楽しみに待っていただいていたら幸いです。

                            ケアプラン室 N

令和6年度下期リスク・感染対策委員会法令研修 開催報告

カテゴリー: 事務部, 勉強会 | 投稿日: | 投稿者:

令和6年度下期リスク・感染対策委員会法令研修が、令和7年2月18日に救急棟4階会議室において同日開催されました。研修は午後3時から30分間にわたり実施され、医療安全と感染対策について講義が行われました。会場は人数制限を行い、参加者は合計66名でした。

まず、形成外科 副部長の福井季代子先生より「表皮剥離と点滴漏れ」に関する講義がありました。講義では、表皮剥離や点滴漏れが発生する要因や、それを防ぐための具体的な対策が詳しく説明されました。日常業務における予防策や発生時の適切な対応方法について、実際の事例を交えながら解説が行われました。

次に、感染管理の細田師長より「嘔吐処理方法の確認」についての講義が行われました。嘔吐物処理の適切な手順や、院内感染を防ぐための具体的な対策が説明されました。また、適切な防護具の使用や迅速かつ正確な処理方法の重要性が強調され、実践的な知識の習得が促されました。

最後に、麻疹の感染が国内で相次いで報告されており、倉敷市でも感染者が発生したとの注意喚起がありました。感染力が非常に強いことから、感染対策の重要性が一層高まっています。

本研修を通じて、医療安全および感染対策に関する知識が共有され、職員一人ひとりの意識向上につながる機会となりました。日々の積み重ねが安全性の向上に寄与するため、今後も定期的な研修を実施し、より安全で安心な医療環境の構築に努めていきたいと思います。

感染対策委員会事務局 総務課 S

献血にご協力ください!

カテゴリー: お知らせ, 事務部, 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

この度、以下の日程で、当院に献血バスがやって来ます。

職員だけでなく、近隣の方も大歓迎です!
是非この機会に献血にご協力ください。

●日時:令和7年2月28日(金) 14:30 ~ 16:15
●場所:倉敷老健(倉敷平成病院 隣接)

予約献血も行っております。
詳細はこちらよりご覧ください。

秘書・広報部 R

倉敷平成病院内科都築医師が「医師会バンド」として第30回くらちゅう癒しのコンサートに出演しました

カテゴリー: 医師, 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

第30回くらちゅう癒しのコンサートが2月11日(火・祝)、倉敷中央病院にて開催され、「倉敷医師会軽音楽部(医師会バンド)」として、当院 内科の都築医師が出演し、演奏を披露しました。

当日は、都築医師のオリジナル曲3曲を含む全7曲を演奏。さらに、伊木先生と國末先生による「サプリ」をテーマにした漫才もあり、会場は大いに盛り上がりました。
春の陽射しが心地よい会場に、素敵な音楽が響き渡り、温かなひとときとなったそうです。

倉敷医師会軽音楽部 メンバー(写真左から)
・ 國末 充央 先生(グリーン在宅クリニック)
・ 安田 秀世 先生(安田皮フ科クリニック)
・伊木 勝道 先生(伊木診療所)
・都築 昌之 先生(倉敷平成病院)
・中元 雅典 先生(なかもと耳鼻咽喉科クリニック)

演奏曲目
Feel so good time(※)
Till the morning(※)
卒業写真
涙そうそう
さくら並木道(※)

なごり雪
(※ 都築医師オリジナル曲)

秘書広報部

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過去の倉敷医師会軽音楽部の記事

2018年演奏の様子

2019年演奏の様子

2023年演奏の様子

【入谷式足底板フォローアップセミナー開催報告】

2025年2月16日(日)、倉敷平成病院リハビリテーションセンターにて「入谷式足底板フォローアップセミナー」を開催しました(主催:身体運動学的アプローチ研修会 岡山支部)。

午前の部では、倉敷平成病院 スポーツリハビリテーションセンター 片山理学療法士が講師を務め、症例検討を行いました。午後の部では、アーチパッドの削り方や靴への適合方法について実践的なトレーニングを実施し、参加者同士で技術の向上を図りました。

スポーツリハビリテーションセンター では、患者さまの症状に応じて、理学療法士がオーダーメイドで足底板を作製しています。歩行時の痛みや疲労を軽減したい方、姿勢や歩き方を改善したい方、スポーツパフォーマンスを向上させたい方は、お気軽にご相談ください。

※入谷式足底板とは
入谷式足底板は、姿勢や動作のコントロールをサポートする靴の中敷き(インソール)です。広島県出身の理学療法士・入谷誠氏によって開発されました。足部の形状だけでなく、使用者の姿勢や動作を細かく評価し、理学療法士が個別に作製します。

足底のアーチを適切に保つことで、腰・膝・股関節・足首への負担を軽減し、身体各関節のメカニカルストレスを減少させます。さらに、スポーツ時の姿勢や動作をコントロールしやすくなり、パフォーマンス向上にも貢献します。身体の学習機能を活用し、足底板を外した後も効果が持続しやすいのが特徴です。

歩行時の痛みや疲労を軽減したい方、姿勢や歩き方を改善したい方、スポーツのパフォーマンスを向上させたい方におすすめです。

スポーツリハビリテーションセンター 理学療法士 H

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