第30回看護セミナー倉敷平成病院ホームページから動画配信のご案内

カテゴリー: お知らせ | 投稿日: | 投稿者:

このたび、上記日程にて『人生観・価値観に寄り添い最善を考える~「もやもや」を感じた事例における臨床倫理検討会からの学び~』をメインタイトルに第30回看護セミナーを動画配信にて開催いたします。
当院の看護セミナーは職員の自己研鑽だけでなく、地域の医療関係者の方との意見交換、交流の場として平成元年から毎年開催している会で、今年が30回目となります。毎年400名前後の方にご参加していただいておりますが、今回は新型コロナウイルスの流行を考慮し、動画で配信することとなりました。当院では4年前から臨床倫理の取り組みを進めております。

全3回に分けて、当院の臨床倫理の取り組みの実際と、倫理事例検討会に上がった切り口の違う8つの事例をご紹介いたします。事例に関しては、個人が特定できない形に内容を変更しておりますが、おそらく同じ医療福祉に携わる皆さまもご経験されたことがあるだろう内容となっています。動画配信ではありますが、この学びを皆さまと共有できればと考えています。
是非ご視聴いただき、ご意見をお寄せください

第30回倉敷平成病院看護セミナー事務局

栄養科通信vol.160 「別腹って本当にあるの?」

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

お腹いっぱいに食事をした後でも、美味しそうなデザートや好きなものを出されると、食べてしまったという経験はありませんか?「甘いものは別腹」といいますが、本当に「別腹」は存在するのでしょうか?

別腹とは、これ以上は食べられない満腹状態でも甘いものなら食べられることをいいます。
別腹の仕組みは詳しくは解明されていないようですが、大きく2つ知られています。

1つ目はオレキシンというホルモンによるものです。甘いものを目の前に出されると脳内の快楽物質が分泌され、もっと欲しいという欲求が生じます。すると、食欲を増進させる作用があるオレキシンが脳内で分泌され胃の運動が活発になり、胃の内容物が小腸に送り出されて新たに食べ物を受け入れるスペースがつくられるというわけです。

2つ目は味の変化によるものです。人は同じ味のものを食べ続けているとその味に飽きて、満腹感を早く感じるといわれています。味覚の基本となる味には「甘味、塩味、苦味、酸味、うま味」の5つがあるといわれていますが、一般的に料理を構成するのは、このうちの塩味、酸味、うま味の3つの味です。そのため、食事で満腹になったとしても甘味に対してはまだ飽きていないため、お腹がいっぱいでもデザートは食べられてしまうのです。
別腹=甘いもののイメージが強いですが、実は自分の大好物であれば甘いものでなくても脳が刺激され、別腹が出現してしまうようです。

満腹状態なのにさらに食べてしまうことが習慣になれば、カロリーオーバーになり生活習慣病につながるのはもちろん、満腹感を感じにくい体質になりかねません。
別腹対策のポイントは見ないことです。食事が終わったらすぐ片づけるようにしたり、食事で満腹感を得られたら自分にお腹いっぱいと言い聞かせるようにして、別腹の誘惑に負けないようにしましょう。

参考:山本隆:化学と生物Vol45,21-26.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu1962/45/1/45_1_21/_pdf

管理栄養士 Y.M

 

第55回のぞみの会 YouTube動画 第2弾を配信開始

カテゴリー: のぞみの会 | 投稿日: | 投稿者:

動画で開催しております『第55回のぞみの会』の第2弾が本日12月7日(月)9時から配信開始となりました。
今回は予防リハビリによる「自宅でできるトレーニング」をご紹介しています。

ぜひご覧ください。

次回は12月14日(月)、リハビリテーション部による「病気に打ち勝つ!健康体操」の動画配信を予定しております。

第55回のぞみの会実行委員

新しいのぞみの会の形

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

みなさん、こんにちは。今年ももう12月になりましたね。例年より時が過ぎるのが早いように感じます。今年は新型コロナウイルスの影響で、様々なイベントごとが無くなったり、延期になったりと、季節を感じる機会が少なかったためではないかと思います。
イベントと言えば、平成病院で毎年行われているのぞみの会も、今年はホールにお集まりいただいての開催は断念しました。しかし、全職員で何か別の形での実施はできないかと考えた結果、みなさまへ冊子を配布させていただき、講義等は動画で投稿するといった新しい形での実施になりました。

今回予防リハビリでは、その中の「自宅でできるトレーニング」を担当させていただきました。写真は冊子で使用したものになります。

左からストレッチ、足上げで腹筋と足の筋トレ、足伸ばしで膝の筋トレになります。内容がストレッチと筋トレのため、リハスタッフとも相談をし、どなたでも取り組みやすい内容にしました。実際に実施している動画を撮り、音声による説明を加えたものをYouTubeへ動画投稿される予定になっています。是非ご覧になり、日々の運動の参考にしていただければと思います。

今年は特にご自宅で過ごす時間が多かった方も多いと思います。予防リハビリでは、自宅で自主トレーニングができるよう、皆様自身でできる運動やストレッチを提供しています。
見学は随時受け付けておりますので、身体を動かしたい、自分に合った自主トレーニングを知りたいなど、興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。

◎お問合せ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:086-427-1128  相談担当:大段(おおだん) 営業時間:9:00~17:00
予防リハビリ 介護福祉士S

「よぼよぼ予防」のため○○に通いましょう!お願いしま~す!!

カテゴリー: 認知症疾患医療センター | 投稿日: | 投稿者:

Cさん:先生こんにちは〜〜 さむなったなあ
私:Cさん,こんにちは.今日は元気がいいねえ.
Cさん:この歳になって,元気なわけねえがあ
私:この歳って言うけど,なん歳になったんじゃったけ
Cさん:そりゃ,85じゃが
ご家族:91歳よ〜!
Cさん:ここまでなったらおんなじゃが.なあ,先生
ご家族:マスク外さないで!!
Cさん:もう,マスクマスクって!先生に顔色見てもらわんといけんが.
私:お〜〜,口紅バッチリじゃねえ〜
Cさん:そりゃ,外出るときはぬるぐらいはするよ
私:まゆも描いてるなあ(笑)
Cさん:もう!,先生! 年寄りばかにしたらいけん
私:似合ってるよ
Cさん:もう!,先生! 年寄りばかにせんでな
私:乙女心が残っとるってことだなあ
Cさん:もう!,先生! 年寄りばかにして
私:でも,とってもいいよ.ところで,ご飯ちゃんと食べてる?体重がちょっと減っとるよ
Cさん:この人がしてくれるから食べんといけんが
私:失礼だけど,出るもんもでとる?
Cさん:そりゃでんと困るが
私:いいのが出とる?
Cさん:まあまあじゃ
私:(ご家族に視線を送りながら)ちゃんと出てるかなあ.
ご家族:2〜3日に一回だと思います.
私:便秘気味かなあ
Cさん:若い時からそんなんじゃ
私:ほんじゃ,今日も通じ薬をちょっと出しとくね
Cさん:ありがと
私:そういえばちゃんとリハビリにも行ってる?
Cさん:リハビリってなんじゃ
ご家族:デイサービスよ
Cさん:デイサービスってなんじゃ
ご家族:〇〇のことよ
Cさん:ああ,あそこか
私:楽しいですか?
Cさん:まあまあじゃ
ご家族:行きたがらないんですよ.お昼ご飯も半分ぐらいみたいです
私:好き嫌いってあったっけ
Cさん:出されたもんは食べんといけんが
私:(結膜を見ながら)ちょっといつもより白いかなあ
Cさん:大丈夫じゃ

私:(下腿を押さえて)ちょといつもよりむくんどるねえ
Cさん:大したことないで
ご家族:あら,むくんでますか?
私:念のため血液検査しておこうかねえ
Cさん:また,待たんといけんのかなあ,帰りたいが
私:まあまあそう言わずに,お願いします!(手を合わせて頼む)
看護師さん:Cさん,頑張って検査やって帰りましょう〜
Cさん:そうじゃなあ

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私:Cさん,血液検査したら,貧血になっとったよ.どうやら栄養や鉄分が足りないみたい.
Cさん:食べとるんじゃがなあ
私:多分,もうちょっとしっかり食べて,鉄分のお薬も飲んだら良くなるよ
私:(ご家族に)お通じどんなんが出てるかわかりますかねえ.
ご家族:流してしまうので分からないんです.紙パンツに時々便がついたりしてますけど,特に血はついてないような気がします.
Cさん:いつ見とるんじゃ?
私:まあまあ,(以前のレントゲンを見ながら)胃が横隔膜の上に持ち上がる,食道裂孔ヘルニアが少しあるので,食道や胃の上側が荒れてるのかもしれないねえ.Cさん,胃カメラしてみる?
Cさん:もう,そんなんせんでええ
ご家族:やってもらったら?
Cさん:もう,そんなんせんでええんじゃ
私:あと10年頑張るんじゃなかったけ
Cさん:もう80じゃからいつ死んでもええんじゃ
ご家族:91歳よ!
Cさん:よけいせんわ
私:そんじゃ,食道や胃を守る薬で様子をみてみる?
Cさん:薬もいらん
私:なんで?
Cさん:金かかるが
私:お金はこの世でしか使えんよ!それに高い薬じゃないしね
Cさん:そんじゃ飲もかな
私:ありがとうね〜〜!
Cさん:こちらこそ
私:それはそうと,〇〇にも行こうね
Cさん:たいぎいなあ
私:ヨボヨボ予防のためにもいった方がいいよ.体も脳もヨボヨボ予防がとても大事です!
Cさん:先生が言うなら仕方ないな
ご家族:私が言ってもなかなか聞いてくれないんですよ
Cさん:そりゃ,キツく言われたらなあ,イヤにもなるわ
私:まあまあCさん,実は〇〇に行くのは私の指令なんです
Cさん:そんなら行かんとな
私:ぜひこれからもお願いします!!(手を合わせて頼む)
Cさん:わかりましたがな.そんでももう疲れたから,帰らせて
私:ほんとだね.早く帰っておいしいご飯を食べましょう
Cさん:あんまり腹が空かんのじゃ...

幸いCさんは,鉄剤やビタミン剤を飲んで貧血も良くなりました.貧血が良くなったら,少し元気になって食欲も以前よりは出てきて,美味しそうに食べているようです.胃カメラは結局できませんでしたが,腫瘍マーカーや腹部CT(断層写真)では,大きな異常はありませんでした.
でもやっぱりデイサービスは気が進まないようです.標語をプリントして,時々お家でもみてもらっています.そうすると重い腰も少しは軽くなるし,ご家族も大きな声で言わなくても済むようです.

倉敷平成病院 脳神経内科 W

目には見えないものを調べる

カテゴリー: 臨床検査部 | 投稿日: | 投稿者:

「人間は技術や道具を進歩させ、目に見えないものを見えるように変えて科学を発展させてきた」といったようなフレーズで羽根や鱗の構造、果てには原子や分子について説明する番組を観たことをふと思い出しました。
番組を観たのは私が高校生の時で、ちょうど兵庫県の播磨科学公園都市にあるSpring-8(物質の構造や性質を詳しく調べたりすることが出来る施設)を見学したということもあり、親に得意げに話した記憶があります。

私が働いているこの倉敷平成病院の臨床検査部では様々な装置を駆使して目には見えない体の内部の状態を知るために検査を行っています。いろいろな装置がありますが、今回は顕微鏡を使った尿沈渣検査について紹介したいと思います。
尿沈渣検査とは、尿を遠心分離器(高速で回転させ遠心力をかけて分離させる機械)にかけて沈殿した成分を顕微鏡で100~400倍に拡大して調べる検査です。調べている主な成分は以下のとおりです。

血球類(赤血球・白血球)
血尿にはいろいろな原因がありますが、赤血球は出血のあった場所によっては特徴的な形状になるため出血部位をある程度推定することが出来ます。白血球は膀胱炎などの感染症や結石症などで出現します。

上皮細胞類(扁平上皮細胞・尿路上皮細胞・尿細管上皮細胞など)
尿は腎臓で作られ尿管や膀胱、尿道を通って排泄されます。尿の通り道を構成している細胞は1種類だけではありません。細胞の種類や悪性を疑う細胞がないか調べています。

円柱類(硝子円柱・上皮円柱・顆粒円柱など)
円柱は尿細管上皮細胞から分泌されたタンパク質が固まった成分で、円柱の種類を調べることで腎臓がどのくらい障害を受けているか知ることが出来ます。

塩類・結晶類
結晶は尿の中に溶けきらなくなった成分が固まって出てきたものです。食事などの影響で出現する結晶や病気を疑うような結晶、服用している薬による結晶があります。

微生物類(細菌・真菌)
尿に細菌や真菌などの微生物がいないか調べます。本来膀胱の中にある尿の中には微生物はいません。尿の中に細菌や真菌、白血球が見つかる場合は感染を疑います。

医学の祖と呼ばれるヒポクラテスの時代には尿の色やにおいを調べていましたが、その頃から技術も道具も進歩して、紹介したように「見える」ようになってきました。私たち臨床検査技師の仕事も従来の検査に加え、検体採取や嗅覚検査、味覚検査など拡大しています。
私たちの仕事がもっと皆様から「見える」ように頑張っていきたいと思います。

臨床検査部NK

ヒートショックにご注意を

カテゴリー: 地域包括支援センター | 投稿日: | 投稿者:

すっかり寒くなって、県北では雪がちらつくこともある今日この頃、みなさまはお変わりなくお過ごしでしょうか?
お風呂の湯船でしっかり体を温めて、休まりたい時期になりましたね。

コロナ禍で、なかなか思うように気分転換できず、毎日の入浴が良い気分転換になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
入浴は気分をリラックスしてくれるのはもちろん、血行を良くして健康にも大切な役割を果たしてくれています。

そんな、精神的にも健康的にも私たちの生活に欠かせない「入浴」ですが、冬には気をつけなくてはいけないことがあります。

この時期になると毎年ささやかれ、だんだん知られるようになってきた、そう、
「ヒートショック」 です。

ヒートショックとは、暖かい部屋から寒い部屋への移動など、急激な温度変化によって血圧が上下に大きく変動することをきっかけに起こる健康被害のことです。気温の下がる冬場(12月〜2月)に多くみられ、入浴時は特に注意が必要です。

東京都健康長寿医療センターが行った過去の調査では、年間で1万7千人もの人々がヒートショックに関連した入浴中の急死に至ったと推計されています。
私たちの生活に密接で、親しみのある「入浴」ですが、冬場には、あなた自身や、あなたの大切な人がヒートショックを起こしてしまうことだってあるかもしれません。
いま一度、自分たちを守るための「対策」を復習してみましょう!

① 脱衣所、浴室は暖房で暖めておく。
・脱衣所は、自動の電気ヒーターがオススメ。(自動で切れます!忘れても安心です!コードは引っかからない位置へ収納!)
・浴室暖房がない場合は、暖かいシャワーで浴室を温めておくといいよ!シャワーでお湯張りするなど。(命より大事な節約はないですよ!)
② 夕食前、日没前に入浴する
・冷え込まない時間帯(午後2時〜4時ころ)
③ 1人での入浴を控える
・入浴する前は、家族に声かけしておく。
④ 食直後、飲酒時の入浴を控える
・食後1時間以内や飲酒時は血圧が変動しやすい。

自分でも、すぐにできそうな「対策」がありますよね!
他でもない、あなたや、あなたの大切な人たちをヒートショックから守るために。
ご友人にも注意を呼びかけていただき、安全で気持ちの良い入浴ができるとともに、みんなでヒートショックを予防して、みんなの健康が守れることを心から願っております。

包括支援センター T

倉敷老健おやつバイキング開催のご報告

カテゴリー: 倉敷老健 | 投稿日: | 投稿者:

倉敷老健のKです。
肌寒い気候になりつつある11月、倉敷老健では久々のイベント「おやつバイキング」を開催しました。
倉敷老健ではご入所の皆さんに毎日おやつを召し上がっていただいていますが、この日は特別です。
和洋織り交ぜられた12種類のスイーツの中から好きなものを選んで、好きなだけ食べていいのです。毎年好評のこのイベント、感染対策に注意しつつ、皆さんのご要望をうかがいながら、トレーに乗せたおやつをトングで取り分ける係でした。

始まる前から、ある女性のご入所の方は、メニューを眺めながら、どのスイーツが美味しそうだと楽しそうにお話をされていました。

行事が始まると、沢山の中スイーツの中から吟味され、「〇〇が美味しかった、〇〇を食べてみた方がいいわよ」などお喋りをされながら、美味しそうに召し上がられていました。

普段はあまり食事量が多くない方も「甘いものは別腹」とおっしゃられ、喜ばれている方もチラホラ。後で聞いた話では、10個以上召し上がられた方もおられるとのことでした。

今年はコロナウィルスの影響で、施設内のイベントが軒並み中止になったり、直接の面会ができない期間があったりで、ご入所の皆さんが楽しい気持ちになるようなことが提供できなく、申し訳ない気持ちでした。
そんな時期にこのような形で入所者さんに喜んでいただけて、私自身とても嬉しい気持ちになりました。

これから寒い日が続きます。コロナウィルスの収束は未だにはっきりしませんが、体調に気を付けながらも施設の中で少しでも楽しい時間がすごせたらいいなと思います。

倉敷老健 リハビリ K

『お口の体操』をしてみましょう!

カテゴリー: 歯科 | 投稿日: | 投稿者:

ここのところ一気に寒さが増してきましたね。ブログをご覧の皆さんはいかがお過ごしでしょうか。寒くなると、外出や人と会話をする機会が少なくなることが多いですよね。特に高齢になって周りの人と話をしたりする機会が減ると、噛んだり飲み込んだりするための口腔機能が衰えることがあります。口腔機能の衰えからはじまる老化のサインはオーラルフレイルと呼ばれています。今回はこれらのオーラルフレイルを予防するためのお口や舌の動きをスムーズにする体操について、いくつか紹介しようと思います。

【唇を中心とした口の体操】
①口をすぼめて「ウー」の口をする
②口を横に開き「イー」の口をする
これを複数回繰り返す

【舌圧訓練(舌の力を強くする訓練)】
①舌を左の頬の内側に強く押し付ける
②自分の指で、口の中の舌の先を、頬の上から押さえる
③それに抵抗するように、舌を頬の内側に、ゆっくり10回押し付ける
④ ①~③を右の頬でも同じように繰り返す

【パタカラ体操】
①「パ」の発音×8回:唇をはじくように
②「タ」の発音×8回:舌先を上の前歯の裏につけるように
③「カ」の発音×8回:舌の奥を上顎の奥につけるように
④「ラ」の発音×8回:舌を丸まるめるように
①~④の「パ」「タ」「カ」「ラ」の順番に各8回の発音を、2セット行う

お口周りや舌の筋力をアップすることで、お口の機能が高まり、食べ物が飲み込みやすくなります。表情も明るくなりますので、ぜひ試してみてください。

参照:日本歯科医師会ホームページ https://www.jda.or.jp/oral_flail/gymnastics/

歯科医師 F

 

年2回の体力測定 ~密を避けてコロナ対策~

カテゴリー: ケアハウス | 投稿日: | 投稿者:

ドリームガーデン倉敷では、6月と11月頃の年2回、ご入居の皆様の体力測定をさせて頂いています。例年は、体操終了後、各階ごとに日程を決めて測定させていただいていました。
項目は、握力、開眼片足立ち、タイムアップゴー、10m歩行です。
今年は、6月に第1回目の測定を行いました。その時は、次はどこへ行ったらいい?という質問や待っていただく時間もあり、混雑した状況でした。
現在は、コロナ対策で「密」を作らないことが推進されています。今月11月の測定は、一斉に測定させて頂くのではなく、期間を決めて随時測定させていただく方法へと変更しました。
その方法にしたところ、待っていただく時間やどこへ行ったらよいか聞かれる事も無くなりました。職員もご入居の皆様を一人ひとり対応できるので、「ちょっと待ってください」という言葉もなくなりました。
測定を進めていくと、体力が少し向上した方、現状維持の方、低下してしまっている方とそれぞれおられます。今年の春頃から、外出や行事等がほとんどできない状況。唯一続けているのは、10時30分から朝の体操です。参加者は、40人から50人弱。体操の内容も一年に一度は変えています。散歩に出かけられる方、ほとんど外出ができない方まで様々ですが、皆様、年齢を重ねていかれるので、体力は低下してもおかしくはない状況です。それに加えて外出が思うようにできないとなると足腰も弱ってきてしまいます。その状況を少しでも防ぎたい、現在の状況を維持して頂きたく、測定後は、年2回の数値をグラフにして、職員からの体力維持アドバイスも記入しフィードバックしています。
なかなか自分自身の体力を意識して考える事が少ないと思いますので、元気に生活して頂く為の指標にして頂けたらと思い、現在、集計中です。

ケアハウス 介護福祉士  N