倉敷平成病院 作業療法士 もうすぐ入職して1年が経ちます

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

皆さんこんにちは。入職1年目の作業療法士Sです。年も明け、寒さも一段と厳しくなってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。昨年の今頃は国家試験合格に向けて日々勉強をしており、1年前を振り返ると現在作業療法士として仕事が出来ていることをとても感慨深く思います。

入職してすぐの頃は分からないことばかりで、日々の業務を覚えることに精一杯でした。そんな中、優しく丁寧に指導してくださる先輩方や気軽に相談できる同期の存在があり、充実した日々を送っています。

最初は先輩方のリハビリを見学させていただくことから始まり、次第に自分で患者様を担当し実際にリハビリをしていくようになり、どのようにリハビリ内容を考えて実行していけばいいのかなどと分からないことも多く、悩むこともありました。しかし、先輩方に質問した際はいつも優しく丁寧に指導してくださり、時には気にかけて声をかけてくださったため、不安や悩みも解消していき、徐々に新しい環境にも慣れていくことができました。

日々大変なこともありますが、退院される患者様に「できないと思っていたことができるようになって嬉しい。あなたのおかげです。本当にありがとう。」などと感謝を伝えていただいた際はとても嬉しく、この仕事のやりがいを感じ、改めて作業療法士になって良かったと思います。

まだまだ未熟なところはありますが、春になると後輩が入職してきて先輩となります。日々の臨床場面から多くの事を吸収し、それを自分の経験値として得られるように自己研鑽を怠らず、今後の治療に活かしていけるようこれからも頑張ります。

最後になりましたが、まだまだ寒い時期が続きますので、体調管理に気をつけながらどうぞ健やかにお過ごしください。

作業療法士S

介護タクシーでお買い物!

こんにちは、ヘイセイホームヘルプステーション 介護タクシーです。

新しい年を迎えて約1か月が過ぎようとしていますが、一段と寒い日が続き体調を崩さないよう注意が必要です。特に、能登地方で災害に合われた方々は、健康・命を守るために大変な思いをされていると思います。

さて、介護タクシーの最大の特徴といえるのが、車イスのまま車の乗り降りができるという事です。
スロープを兼ね備え、介護に特化した福祉車両の介護タクシーは、通常のタクシーやご家庭の乗用車では移動の難しい、車イスに乗られた方、または寝たきりの方などの移動を可能にしてくれます。
車イスをお持ちでない方でも、状況に応じて適した種類の車イスを無料で貸し出しができます。
また、高齢者や障害を持っておられる方の移動を支援するに際し、ドライバーは普通自動車二種免許の他、介護福祉士、またはホームヘルパーの資格を取得しているため、ご家族や付添いの方が介助を行う必要はなく安心してご利用できます。

通院や入退転院時のご利用だけではなく、お出かけにためらいがちな車いす生活の中に、介護タクシーを取り入れることによって、お買い物や行楽など、外出の幅を広げられる可能性もあります。

先日、倉敷市内にお住まいのご利用の方から、買い物がしたいから手芸センターとゆめタウンに行きたいとご依頼がありました。
まず、ゆめタウンへお送りしてお買い物が終わったころお迎えに伺い、手芸センタードリームへ移動しました。ドリームでは車いすを押してお買い物の手伝いをさせていただきました。帰りの車内で、これで毛糸のブレスレットが作れると喜ばれていたので嬉しかったです。

このように、ヘイセイ介護タクシーは、ちょっとした日常の買い物などにも便利に使うことができます。
お気軽にご用命ください。

ヘイセイ介護タクシー I

イラスト:イラストACより

回復期リハビリ病棟より 冬のプランター活動の紹介

カテゴリー: リハビリテーション部 | 投稿日: | 投稿者:

皆さんこんにちは。ますます冷え込みが厳しい季節となりましたが、皆さんいかがお過ごしですか。

今回はプランター活動について紹介させていただきます。倉敷平成病院の駐車場、桜の木の近くにあるプランターでいくつか野菜を植えています。皆さんは見かけたことがありますか?昨年の夏から活動は始まり、夏には、なす、ピーマン、トマトなどの種を植え、多くの作物を収穫することができました。

そして冬には、ほうれん草、水菜、はつか大根、えんどう豆の種を植えました。一緒に育ててくださっている患者さんからは、「芽が出てきたね~!」と成長を喜ぶ姿がみられました。
年末には患者さんと間引きをしました。寒い中の作業でしたが、皆さん黙々と取り組んでくださりました。収穫を楽しみに、これからも大切に育てていきたいと思います。

リハビリテーション部 公認心理師 N

※夏の収穫の様子

糖尿病予防! 運動による身体の反応!

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

まだまだ寒い時期が続いています。運動しようと思っても、寒くて外に出たくない気持ちもあるかと思われます。今回は運動を行うと身体にどんな反応が出るのかを、糖尿病予防の観点からお話していきます。

まず糖尿病はインスリンが十分に働かないため、血液中の血糖が増加してしまう病気です。インスリンとは膵臓から出されるホルモンであり、血液中の血糖を調整する働きがあります。

糖尿病には2種類あり、生まれたときからインスリンの量が不十分な1型糖尿病と、過剰な食事摂取、運動不足、ストレスなどの生活習慣が原因で血糖値のコントロールが不良となる2型糖尿病に分けられます。糖尿病を発症してしまうと、高血糖が持続することで血管が弱くなり、視力低下や神経障害、腎機能低下など様々な症状が出現します。また糖尿病は脳梗塞や心筋梗塞などを発症する可能性が高くなるとされています。

糖尿病は運動療法・食事療法・薬物療法が治療の3本柱と言われていますが、
今回はその中でも運動療法による身体の反応についてご紹介させて頂きます。

運動を行うには糖分や脂質などのエネルギーが必要です。まず運動開始時には身体の中の糖分を運動のエネルギーとして使用します。またジョギングなど全身を使用した有酸素運動では20分以上行なうと脂質をエネルギーとして使用するようになります。有酸素運動は内臓の脂肪細胞を小さくする効果があるため、脂肪組織から産生されるインスリンの作用を妨害する物質の分泌が少なくなります。またスクワットや腕立てなどの筋力増強運動を行う事で筋肉を大きくすることができます。筋肉が大きくなることで糖分を使用する量を増やす事ができ、糖分の処理能力が向上します。このように、運動療法には血糖値を一時的に下げて、インスリンが作用しやすくなる効果があり、継続することで血糖値を安定させることができます。

では実際にどのくらいの運動が必要かというと、運動強度としては少しきついと感じる程度の全身を使った有酸素運動を20分以上を週に150分かそれ以上、週に3~5回以上行う事が勧められています。また筋力増強運動は2日連続で行わず、1日休みの間隔を入れながら週に2~3回行なうことが効率良く筋肉をつけるための最適な頻度とされています。


ただし、急激な運動量の増加は足腰の痛みに繋がる危険性もあります。これから運動を始めてみようかなとお考えの方は、まずは無理のない範囲で少しずつ運動に取り組み、運動目標に近づけるように頑張っていきましょう。

参考資料:糖尿病療養指導ガイドブック2022
糖尿病を改善するための運動-e-ヘルスネット

イラスト:イラストACより、いらすとやより

糖尿病療養指導士 理学療法士 M・T

いざという時に備えて

カテゴリー: 訪問看護ステーション | 投稿日: | 投稿者:

お正月の賑わいも過ぎ、やっと普段の生活が戻ってきた頃ではないでしょうか?
とは言え、今年は年明け早々大変な災害に見舞われました。この度の災害に対し心よりお見舞い申し上げます。

日本は世界有数の地震大国でこれまで多くの地震や津波による被害を経験してきました。
当ステーションでも毎年台風シーズンに入る9月に合わせて防災に関する情報を発信しています。日頃から災害が発生した場合どの様な動きをとればよいのか考えておくことで、不測の事態が発生した場合に対応力の違いが出てくると思います。

もし地震が発生したら…
①家屋内で身の安全を確保しましょう。
②正しい情報を聞きましょう。(テレビ、ラジオ)
③火の元の確認を行いましょう。
④深呼吸をして呼吸を整えましょう。
⑤避難可能となれば避難を開始しましょう。

日頃から点検をしておきましょう。
①緊急連絡カードは記入していますか?
②家族、かかりつけ医、医療物品業者、ケアマネージャー、最寄りの役場の連絡先は把握していますか?
③避難場所、避難経路は確認できていますか?
④医学管理が必要な人は災害時の対応についてもう一度ケアマネや私達と一緒に考えていきましょう。

災害は突然やってきます。
防災意識と防災知識を向上させ、いざと言う時に備えることができるといいですね。

訪問看護 I

一次救命処置の講習会

ケアセンターショートスティでは、昨年12月1日に倉敷消防署へ依頼し一次救命処置の講習会を開催致しました。当部署12名、他部署より6名の参加があり、シミュレーター、AEDを使用しての実技講習を実施しました。胸骨圧迫の際には押す力が足りず、シミュレーターのランプが付かない事もあり、圧迫する位置やどこに力を入れるかなど丁寧に指導いただきました。実際にそういった現場に立ち会った場合、落ち着いて行動が出来るか不安を感じている職員もいましたが、不安を払拭するためには定期的な訓練が必要と感じました。

倉敷消防署の方々、お忙しい中ありがとうございました。

ケアセンターショートステイ H

ローズガーデン倉敷ご入居中のF様 祝・100歳

カテゴリー: 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

ローズガーデン倉敷にご入居中のF様が、12月25日に100歳を迎えられました。

長生きの秘訣をお聞きすると「よく食べ、よく寝ることかな。でも、子供の頃はよく病気をしていて、そんな私がこんな年まで生きて自分が一番びっくりしているわよ」とお話してくださいました。

F様には妹様が2人おられ、現在90歳と95歳でお元気でお過ごしとのことです。一日一日を大事に毎日楽しくお過ごしいただけるよう、サポートさせていただきます。
100歳のお誕生日おめでとうございます。

ローズガーデン倉敷 H

不眠症について

カテゴリー: ヘイセイ鍼灸治療院 | 投稿日: | 投稿者:

新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。

今回は不眠症についての症例を紹介します。
60代女性の患者さんで、昨年8月頃からストレスにより入眠困難と中途覚醒を繰り返し十分な睡眠が取れず困っており来院されました。
お話を聞くと、感情の高ぶりにより肝の気が高揚してしまい疲れていても眠れないというような状態でした。東洋医学的にこの患者さんの感情は肝の機能と密接に関係しており、肝機能の行進からという状態になっていたと考えました。

肝の機能としては怒りの感情と密接な関係にあり、怒りっぽくなってしまったり、ほてりやのぼせといった症状も現れてきます。そのため夜寝ることで蓄えられる陰の気も十分に蓄えられなくなってしまい、ますます肝の気を抑えることができず眠れないといった悪循環に陥っていたと考えられます。
病は気からとはいいますが、今回のケースは感情から気が乱れてしまい不眠症という病になってしまったと考えます。

治療としては、今回は感情を落ち着かせるように期門(きもん)太衝(たいしょう)行間(こうかん)や肝の症状を鎮めるために効果的な肺のツボ、また、睡眠に効果のある四神総(ししんそう)というツボなどを使って治療をしていきました。
初回の治療から少しずつですが眠れるようになっていき、2か月の間、週に一度治療を継続していきさらに症状が改善し喜ばれていました。最近ではぐっすり眠れたと嬉しいお話を聞けるようになっています。

また、睡眠だけでなく便通や凝り固まった肩凝りも良くなり身体が楽になったと喜ばれているので、現在も予防もかねて治療を続けられています。
このように人の感情は臓器と密接に関係しており、東洋医学はそういった診断方法もあり心身共に治療をしていくことができます。

ヘイセイ鍼灸治療院 鍼灸師 F