新型コロナウイルスが5類感染症に移行し、報道なども以前ほどされなくなりましたが、新型コロナウイルスの感染者は少しずつ増加してきているように感じます。
新型コロナウイルスは、発熱や咳などで始まることが多く、初期症状が一般的な風邪やインフルエンザと似ています。症状だけでは判断が難しいので、新型コロナウイルスに感染しているかどうかを確かめるための検査(迅速診断法という方法)を実施します。
市販のものもあり簡単に出来る検査ですが、発症直後(12時間以内)の場合、体内のウイルスの数がまだ多くないため、感染していても結果が陰性になってしまい、正しく判断することが難しい場合もあります。
発熱などの症状が出たらすぐに検査を実施して、新型コロナウイルスかどうか調べたくなってしまいますが、発症後半日~1日は経って検査することをおすすめします。
とても暑い日が続いているので、マスクをするのも息苦しさを感じることもあると思いますが、状況に応じてマスクの着用、室内の換気、手洗い・手指消毒などを実施して感染予防をしていただけたらと思います。
臨床検査部 R.A