11月に入り、急に気温が下がり寒くなってきましたね。
今回は、睡眠と生活習慣病との深い関係についてお話ししたいと思います。
私たちが生きていくうえで、睡眠はなくてはならないものですが現代人の生活は夜型化しており、日本人の平均睡眠時間は50年前に比べると約1時間も短くなっていると言われています。
最近の研究では、睡眠不足が生活習慣病を引き起こすこともわかってきました。
まず遅くまで起きている人や、眠りの浅い人などは、常に緊張状態である交感神経が優位となって血圧が高い状態が続くため、高血圧を招くと考えられています。
次に睡眠不足は血糖値をコントロールするインスリンというホルモンの働きを悪くするため、糖尿病の発症リスクを高めることがわかっています。
さらに、睡眠不足になると食欲を調整するホルモンに影響して食欲を増大させるため、肥満を招くと考えられています。
快眠を誘う生活習慣のポイントは
①1日3食の食事を規則正しくとる
②寝る時間と起きる時間を毎日一定にする
③朝、カーテンを開けて自然光を浴びる
④就寝3時間ぐらい前に適度な運動を習慣にする
⑤入浴は就寝する2~3時間前までに行う
⑥カフェインが含まれる飲食物を避ける
⑦就寝前にPCやスマートフォンなどの画面を長時間見ない
などを心がけるようにするといいそうです。
生活習慣病を防ぐためにも快眠を得るためにも、良い生活習慣を身につけましょう!“
参考文献
・眠りの質を高めよう! 全国健康保険協会
・快眠と生活習慣 e-ヘルスネット(厚生労働省)
臨床検査部 Y・K