新型コロナウィルス感染者数は日々減少傾向ではありますが、今年は感染症予防をしつつ熱中症の予防も必要という、今まで経験したことのない夏を迎えることとなりました。
自粛要請のあった期間、外出を控えできるだけ家で過ごしたため電気代、水道代が去年の同じ時期に比べて上がってしまったというご家庭も多かったと思います。
さらに7月8月は気温も上がるためエアコンをつけたり、扇風機を回したり、子供たちがアイスを求めて冷凍庫を開けたり閉めたり…と電気代はさらに上がります。
最新の家電は一昔前と比べてかなり省エネになっていますが、さらに節電するコツはあるのでしょうか。
〇エアコン
電源のON、OFFではなく設定温度を調節することは節電の第1歩。
感染症を防ぐために定期的な換気も必要になってきます。1時間に5分の換気を2回行うより、1時間に10分の換気を1回行う方が節電になります。暖かい空気は上の方にたまるので扇風機も併用しましょう。
また、エアコンをONにする時、風速切り替えを弱風や微風では適温になるまで時間がかかるため「自動運転」に設定しておくことがおすすめ。
設定温度を28℃にしていても、日の入り具合や時間帯によって28℃より温度が上がっている可能性があります。部屋に温度計を置いて、こまめに確認しましょう。
〇冷蔵庫、冷凍庫
冷蔵庫は冷気でものを冷やすため、冷蔵庫内の壁や物と物どうしがくっついていると、冷気の通りが悪くあまり冷えません。冷蔵庫の中は物を入れすぎないようにしましょう。逆に冷凍庫は凍っている物どうしが保冷剤の効果となり詰め込めば詰め込むほど電気代が節約できます。
お子さんの夏休みやテレワークでの自宅勤務となると、自宅で食事をする回数が増えますね。冷凍食品を使い、余ったら冷蔵庫へ…としていると冷凍庫は空っぽ、冷蔵庫はぎゅうぎゅうとなってしまいます。火を使う料理をする時はいつもの倍くらいの量でつくり半分は作りたてを食べ、半分は冷凍保存にすると保存食にもなり料理をする手間も省けます。
できることからコツコツと。
新しい生活様式の中でも楽しく過ごしましょう。
管理栄養士 S.N