カテゴリー別アーカイブ: 勉強会

感染対策、医療安全に対する取り組み~職員向け勉強会開催報告~

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 9月24日感染対策会議・リスクマネジメント委員会による同日開催の法令研修が行われました。
まず「なぜ・なにSafeMaster」という題名で、医療安全管理者の加納師長より講演がありました。SafeMasterとは、2019年1月より導入した全仁会グループ共通で使用するインシデント管理システムのことです。この導入により統計分析が容易になり、傾向の把握やフィードバックもしやすくなりました。医療事故の発生を未然に防ぐために、振り返りを行い改善策へ活かしていく行動の重要性を改めて感じました。
感染対策会議からは「今、流行の感染症について」というタイトルで、呼吸器科の矢木先生より講演がありました。風疹や手足口病、インフルエンザなどについてわかりやすく解説していただきました。中でも風疹は飛沫感染のため感染していても気づかない人が多く、誰でも感染するリスクがあるためワクチン接種が重要となります。このような知り得た情報を周囲へも発信し、みんなで感染予防に努めていきたいと思いました。
医療安全や感染対策は、我々医療人の業務と密接に関係しています。今回の研修での学びを念頭において業務へ活かしていきたいと感じました。

感染対策委員 2階看護師 T

「認知症ケアと在宅介護 介護支援専門員の立場から」職員勉強会開催報告

8月9日(金)、倉敷在宅総合ケアセンター多目的ホールにて認知症・せん妄サポート委員会、認知症疾患医療センターの合同主催で、職員向け勉強会が開催されました。倉敷在宅総合ケアセンターケアプラン室の岩佐暁子課長が「認知症ケアと在宅介護 介護支援専門員の立場から」と題して講演いたしました。
ケアマネジャーの立場から様々な職種と連携してケアプランを立案し、認知症のある患者様が在宅で安全に生活が送れるように活動されていることが分かりました。退院される患者様の多くが、住み慣れた在宅へ退院したいという希望を持たれており、入院前とできるだけ同じ環境で過ごすことができるように患者さん本人やご家族の想いを聴取し、今まで関わってきた事例を踏まえ、どのように関わっているのかを具体例を挙げわかりやすく説明して下さいました。
近年では、近隣住民や行政へも協力を依頼したり、徘徊のある方にはGPS付きシューズやQRコード付きのシール(倉敷安心おかえりシール)を身に付けたりする事で、安全に生活が送れるように対策を取られていることも分かりました。
当院に入院される患者さんは認知症をお持ちの方もおられます。ご自宅ではどのような日常生活をされていたかをうかがい、入院時から退院後の生活について考え、個々に合った関わりができるように、今後も検討していきたいと思いました。

認知症・せん妄サポート委員(2階病棟看護師) S

 

令和元年 褥瘡対策委員会・フットケア委員会 上半期合同勉強会 報告

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7月18日(木)に倉敷在宅総合ケアセンター4階多目的ホールにて褥瘡対策委員会・フットケア委員会による上半期合同勉強会を開催し、102名の方がご参加くださいました。

前半は、毎月第3木曜日に外来で診察していただいている笠岡第一病院血管外科診療部長の松前大先生より「血管内治療時代の下肢閉塞性動脈硬化症、下肢静脈瘤の治療」についてご講義いただきました。
松前先生はバイパスとカテーテルの二刀流で血管内治療をされており、先生が今までに治療された症例を、治療前後の写真や動画でわかりやすく示してくださいました。血行再建に成功すれば、潰瘍や壊疽などがあっても治すことができるということをご説明下さいました。また、下肢静脈瘤のストリッピング術と血管内レーザー焼灼術のオペの映像を見せていただき、実際にどのようにして治療しているのかがわかりました。

後半は、褥瘡対策委員の看護師・理学療法士の方より「身近なもので誰でもできるポジショニング~マットレスの種類と選び方~」について講義していただきました。

当院で使用している5つのマットレスの特徴や選び方について説明していただきました。そして、クッションや布団を使ってのポジショニングを実演していただき、円背や拘縮がある方などに対してどの種類のクッションをどのように使用したら良いかということを学ぶことができました。今回の勉強会で学んだ事を日々の業務に役立てていきたいと思います。

褥瘡対策委員会(臨床検査部) N

第28回 看護セミナー 開催報告

カテゴリー: お知らせ, 看護部, 勉強会 | 投稿日: | 投稿者:

6月23日(土)に看護セミナーを開催いたしました。

今回のテーマは『本人の意思を尊重した選択の支援  ~ 多職種でつなぐ ~』。

特別講演では調布市医師会訪問看護ステーションの訪問看護認定看護師である井上京子先生をお招きし、「医療や介護の現場でのもやもやにちょっと立ち止まってみませんか?」というテーマでご講演いただきました。

倫理的問題にも気づかない「するーさん」を滅らし、「何か変」と感じる「もやもやさん」という倫理的視点をもった仲間を増やすことが第一段階で、自主学習グループについてのお話がありました。話し合いができる職場の雰囲気づくりが大切だと感じました。

意思決定支援に関しては、日頃から「人生の最期をどう過ごすか」を話し合っておくこと、ご家族に判断を委ねられた場合、本人にとっての最善を考えること、どの選択肢を選んでも正解はないとのことでした。


また会の後半では、当グループの訪問看護ステーション、通所リハビリからそれぞれ事例を発表していただきました。ご本人の意思を尊重しながら、ご家族も含め、多職種で在宅生活をサポートした事例でした。

参加者の皆さんも自分自身の将来のこと、ご家族のことと重ね合わせて考えるきっかけになったのではないでしょうか。

セミナーの参加者は395名。今回のテーマに多くの方々が関心を持っていたということが実証されました。このセミナーが無事終了できましたことを心より感謝いたします。

3東  I

平昌オリンピックを通じて

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現在冬季オリンピックが平昌にて開催されています。皆さんも注目の競技や選手がいるのではないでしょうか?

私が注目したのは、今回も大活躍のフィギュアスケートの羽生結弦選手です。フィギュアスケートの競技自体は詳しくないのですが、羽生選手の立ち振る舞いや言動が毎回とても気になりついつい注目してしまいます。

羽生選手は昨年のケガから見事復活し、先日2大会連続の金メダルを獲得しました。そのインタビューでは「感謝」という言葉がとても強調されていました。周りへの感謝はもちろん、自分自身を労り競技に耐えた右足にも感謝しているという内容には心打たれました。このような、努力や根拠に基づく自信から溢れ出る言葉たちは、毎回響くものがあります。

またインタビューや表彰式の際の周りへの配慮や心配りも見ていてとても感心させられます。「少しオーバーでは?」と思うところもありますが、世界で活躍している選手としては最上級の接遇なのではと思います。

そうしてみると、私自身も業務中周りの方々に日々助けていただきながらなんとか業務をこなせています。しかし他人に依存するだけでなく、自分自身も知識や経験をしっかりと備えた上で対応ができるよう今後も努力が必要だなと思いました。接遇面も参考にして自分なりに取り入れてみたいと思います。
残りのオリンピック競技も楽しみに観戦したいと思います。

人事課 S.H

 

第30回神経セミナー開催のご案内

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このたび、左記日程にて『脳卒中治療の最前線2017』をテーマに第30回神経セミナーを開催いたします。
今回は、川崎医科大学脳卒中医学教室教授八木田佳樹先生を講師にお迎えし「脳梗塞急性期治療の新展開」というタイトルでご講演いただきます。また、当院脳卒中内科部長の芝崎謙作医師が「当院における脳卒中診療と連携」をタイトルに、話題提供をいたします。
医療関係者の方はもちろんのこと、一般市民の皆さまにもわかりやすく、ためになるお話がうかがえるものと楽しみにしております。どうぞお誘いあわせの上ご参加いただけますようご案内申し上げます
入場は無料ですが、お席の関係でお申し込みの上ご参加いただけますようお願い申し上げます。

◎日時:平成29年10月14日(土) 14:00~16:00(受付13:30~)
◎場所:倉敷平成病院1階 リハビリテーションセンター
◎特別講演:『脳梗塞急性期治療の新展開』
講師:八木田佳樹先生(川崎医科大学脳卒中医学教室教授)
◎話題提供:『当院における脳卒中診療と連携』
講師:芝崎謙作(倉敷平成病院脳卒中内科部長)
◎参加ご希望の方はご住所・連絡先をご記入の上E-mailにて、10月7日(土)までにお申し込み下さい。
◎お申込・お問合せ先:倉敷平成病院 認知症疾患医療センター
〠710-0826 岡山県倉敷市老松町4-3-38
☎:086-427-1111
✉:heisei@heisei.or.jp

※本セミナーは岡山県医師会生涯教育講座(1.5単位)に認定されています。
(カリキュラムコード:【話題提供】12/地域医療 【特別講演】32/意識障害 34/言語障害)

第27回 看護セミナー 開催報告

カテゴリー: 看護部, 勉強会 | 投稿日: | 投稿者:

7月29日に第27回看護セミナーが開催されました。
今回のテーマは『「自分で決める」に寄り添う看護 ~ 高齢者の意思決定支援 ~』。私にとって、とても感慨深いものでした。患者が高齢であったり、入院時の意思確認ができない状態であったりすると当然家族に目が行きます。最期を家族が決定するのは自然の流れだと思っており、仕事上でもこのような場面に数多く遭遇します。それで何も問題にならなかったし、当たり前だとも思っていました。しかし、「本人は?」と、臨床倫理のあり方を改めて意識することができました。

武森看護部長の話題提供「倫理的対話をすすめる取り組みについて」では今まで自分の中でわだかまっていた部分が的確に分析され、課題はありますが、すっきりとした気分になりました。

また、高道香織先生のご講演には惹きつけられるものがありました。私は、患者や入居者との普段の会話の中で『死』についての話題をどちらかというと避けていました。「早うお迎えがこんかなー」と言われれば、「そんな寂しいこと言わないで…」と言葉少なく肩や背中に手を当てる、というように、本人が真剣に発する『死』についての話題から目をそらせてきたように思います。しかし、高道先生の「普段の何気ない会話の中で体調やタイミングを見計らいながら対話をする」というお話を聞き、「今後どうしていく?」「どうしたい?」など本人のテンポに合わせながら聞き出し、内容を理解し、そのために私達に何ができるかを一つでも見出すことができたならば、今回のテーマに沿ったアドバンス・ケア・プランニングに関わっていくことができるのではないかと思いました。

4題の事例紹介では、様々な問題にぶつかり、悩み、「これでよかったのだろうか…」と振り返ることで今後のステップアップに繋げることができると思いました。高道先生のアドバイスも頂き、私自身いい勉強になりました。

セミナーの参加者は四五七名。今回のテーマに多くの方々が関心を持っていたということが実証されました。このセミナーが無事終了できましたことを心より感謝いたします。

 

グランドガーデン南町  H

倫理事例検討会開催報告

カテゴリー: 事務部, 勉強会 | 投稿日: | 投稿者:

 7月5日、未明から降り続いた雨も午後からは晴れ間が広がり青空のもと稲葉一人先生(中京大学法科大学院教授・弁護士(日本臨床倫理学会理事)をお迎えすることが出来、倉敷平成病院倫理委員会主催の倫理事例検討会を開催しました。
今回取り上げたのは「DNAR指示が共有されなかった事例」と「退院において、患者本人と家族との意向が異なった場合の支援」です。
DNARとは心肺蘇生を行わないこと(DNAR :Do Not Attempt Resuscitation )の略で、どちらも一般的にもよくある事例です。一般的な事例だからと言って、答えが決まっている訳ではなく、抱える問題については個人の解釈や考え方が色々ありそれこそ人それぞれの対応となります。
判断に迷う時や、自分の判断が誤っていたのではないかと不安な気持ちになってしまう時、もやもやしてしまう時、そうした時に指針があれば、スムーズに対応できます。
倫理指針は働く上でとても重要なもので、当院では現在策定中です。
 倫理事例検討会は、職種役職年齢の垣根を越えて皆で様々な意見を話し合うことが出来る機会となっています。医療・福祉の現場では、倫理は欠かせない問題です。一つ一つの事例を自分事として考え受け止めていくことが大切と考えて取り組んでいます。

倫理委員会(総務部)M

第29回神経セミナーのご案内

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今回は、『認知症予防と対策』をテーマに、鳥取大学医学部 保健学科生体制御学講座 環境保健学分野 教授の浦上克哉先生を講師にお迎えし開催することとなりました。
また、当院 認知症疾患医療センター長の涌谷陽介が『認知症疾患医療センターの現状と課題2016』をタイトルに活動いたします。
医療関係者の方はもちろん、一般市民の皆さんにも分かりやすく有用なお話が伺えるものと期待しております。どうぞ皆さんご参加下さい。

◎日時:平成28年10月22日(土)  14時~16時(受付 13時30分~)
◎場所:倉敷平成病院1階 リハビリテーションセンター◎特別講演:『認知症への正しい理解と効果的な予防』
講師:浦上克哉先生(鳥取大学医学部 保健学科生体制御学講座 環境保健学分野 教授)
◎話題提供:『認知症疾患医療センターの現状と課題2016』
講師:涌谷陽介(倉敷平成病院 認知症疾患医療センター長)
◎申込締切:10月15日(土)厳守
◎お申込・お問合せ先:倉敷平成病院 認知症疾患医療センター
〠710-0826 岡山県倉敷市老松町4-3-38
☎:086-427-1111
✉:heisei@heisei.or.jp

※本セミナーは岡山県医師会生涯教育講座(1.5単位)に認定されています。
(カリキュラムコード:【話題提供】12/地域医療 【特別講演】11/予防と保健 29/認知能の障害)

個人情報管理研修会を開催しました

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%e5%80%8b%e4%ba%ba%e6%83%85%e5%a0%b119月21日(水)、当院 個人情報管理委員会が主催する職員研修会が開催されました。今回の講演では、当院と同じ倉敷市内に位置する水島中央病院で個人情報保護研修を担当しておられる、診療情報管理課 診療情報管理室 情報システム主任の島本博典氏にお越し頂き、昨年改正された個人情報保護法の改正ポイントや、個人情報漏洩事例についてお話して頂きました。%e5%80%8b%e4%ba%ba%e6%83%85%e5%a0%b12
改正のポイントでは『個人情報』の解釈の拡大が取り上げられ、これまでは『個人情報にあたらない』とされていた情報が個人情報に該当するとされるようになった点や、マイナンバー制度の登場により『特定個人情報』と呼ばれる新たな用語が記載された点を学びました。
漏洩事例については、ニュースで大々的に取り上げられたものから、身近な実例まで様々であり、それぞれの事例に対して『どこをどう見直せばよいか』といった対策方法もお話し頂きました。それぞれが異なる病院でも、同じような悩みを抱えている面も多々ありましたが、一方で独自に取り組んでおられる教育体制などご教示頂き、大変参考になりました。
この度の研修会は病院同士の交流から実現することが出来ました。これからも病院同士が協力し合い向上していける地域を目指して頑張りたいと思います。

個人情報管理委員会(医療情報室 主任) Y.N