「きちんと教える」ということ

カテゴリー: 放射線部 | 投稿日: | 投稿者:

新型コロナウィルスによって日常生活のあらゆる場面で自粛が求められる中、岡山県も5月中旬にようやく緊急事態宣言が解除されました。
ですが、まだまだこれからも予断を許さない状況であることには変わりありません。マスク着用・手洗い・うがいの徹底はもちろんのこと、自身の体調管理には十分気を付けてください。


さて、私には小学5年生の息子がいます。コロナウィルス感染予防のための4月、5月の小学校休校措置により、保護者の協力の下、家庭学習を行う時間が大幅に増えたことで、宿題プリントや計算ドリルの問題などでのわからないところや苦手なところを教える機会がありました。私自身、数学はあまり得意な方ではないのですが、小学5年生の算数くらいなら普通に教えることができるだろうと思っていました。
ところが、いざやってみると意外と「あれ?これってこうやるんだったよな?」とか「今の小学生ってこういう解き方になってるのか」などと、慌てて教科書を開いて確認しながら教えるという場面も少なからずあり、自分の不甲斐なさを痛感しました(汗)。

自分の中では、筋道を立て順序立てて教えているつもりでも、小学生相手では言葉足らずで伝わらないことも多く、歯がゆい思いをしたりと、「きちんと教える」ということの難しさを改めて実感する良い機会となりました。また同時に、色々な科目を教える教師というのは大変な職業なんだなと感じた瞬間でもありました。
我々放射線技師はもとより、医療技術職の技術は医療に関する知識は勿論のこと、先代から築かれてきたものを正確に後輩に教え継いでいく中でより高度な技術へと発展していくのではないかと思います。
勤務中にも患者さんから放射線に関しての質問を受けることも少なくなく、「分かりやすくきちんと答える」ことで放射線に対する不安軽減につながるのではないかと思います。

私は現在、職場では後輩に教えていかなければならない立場にありますが、ここでもなかなか「きちんと教える」ということの難しさを痛感しています。(自分の勉強不足のせいもありますが…。)

「きちんと教える」ためにはまず自分自身がきちんと正確に理解していなければ出来ません。
相手に分かるように「きちんと教える」ことができるように、技師としての技術を磨きながらこれからも精進していきたいと思っています。

放射線部 千

 

長山鉄工所さまよりマスクをご寄贈いただきました

カテゴリー: 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

5月19日(火)、長山鉄工所さまよりマスクをご寄贈いただきました。創業60年を超える長山鉄工所(倉敷市福田町)は機械設備や治具を専門に取り扱う地元に根付いた企業です。社員さんで寄付を募りマスクを購入され、このたび市内2か所の医療機関へ寄贈されたとのことです。
「鉄工業界においても様々な場面で新型コロナウイルスの影響を感じています」と教えてくださいました。
そのような大変な状況の中、ご寄贈下さったマスク。お気持ちを活力に、引き続き地域医療活動に努めてまいります。ありがとうございました。

秘書広報課

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廣榮堂様よりきびだんごをいただきました

カテゴリー: 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

5月18日(月)、廣榮堂様より岡山土産でおなじみの「きびだんご」をいただきました。

医療の最前線で戦っている病院関係者に、地元企業からエールをという思いから今回の活動を始められ、当院も参加の市民の皆さんと医療従事者とが地域医療について考える『わが街健康プロジェクト。』を通してお声掛けいただきました。

鬼に打ち勝ち平和をもたらした桃太郎にあやかれるよう、当院職員一同もいただいたきびだんごの力で、手紙に書かれていた『元気・勇気・きびだんご』を合言葉に、新型コロナウイルスにも負けず、地域の皆さんに安心をお届けできるよう医療・介護に従事してまいりたいと思います。

廣榮堂様、ありがとうございました。

秘書・広報課

春の園芸活動  

カテゴリー: デイサービスドリーム | 投稿日: | 投稿者:
高齢者の園芸療法には以下のような効果があります。
・自然と体を動かす機会になる
・高齢者の自発的な活動を引き出す
・他者とのコミュニケーションにつながる
・気分転換の機会になる
・季節感を味わうことができる
デイサービスドリームでは、今年も園芸活動として利用者様と一緒に野菜を植えました。一昨年はゴーヤだけでしたが、昨年はオクラ・パプリカ・キュウリ・みょうがなどの夏野菜を植え、たくさん収穫できて、利用者様と美味しくいただきました。そして、今年は、オクラ・みょうが・きゅうり・ナス…そして、新たにスイカにも挑戦してみることになりました。スイカは『黒皮赤肉大玉スイカ 3Xブラックジャック』と言う高級スイカです!!
何度か経験しているとは言え、私たち職員も野菜作りは素人なので、農業をされていた方や趣味で野菜作りをされていた方に教えていただきながら作業しました。取り掛かるまでは、「今の時間は暑い」「どうでもいい」などと言われていた方も、いざ始めると、手に怪我をして包帯を巻いているにも関わらずそんなことはお構いなしで土いじりをされたり、普段は足や腰が痛いと言われているのに、無我夢中で立ったまま作業をされていました。大丈夫かな?と私は気が気ではありませんでしたが、そんな私の心配をよそに皆さん生き生きと作業されていました。また、指導者がたくさんいて(笑)、私はこうしていたとか、こうした方がいいとか、少々意見の食い違いがありながらもワイワイとみなさん楽しそうでした。やはり、園芸活動は普段見られないような一面を引き出すようですね。
5月5日に植えたナスは、たったの2週間でもすくすくと成長を見せてくれています。毎日、利用者様と一緒に水やりをしています。ナスが好きな私は、大きく成長することを願い、そして、味見できることを楽しみにしています。余談ですが、私がもっと大好きなのはスイカです!今年の夏はドリームスイカを味わえるのではないかと密かに楽しみにしています。利用者みなさ~ん、私にも1口分けて下さいね。よろしくお願いしま~す(笑)
大きくな~れ! 美味しくな~れ!
デイサービスドリーム 看護師 Y

湿布による光線過敏症の予防法

カテゴリー: 薬剤部 | 投稿日: | 投稿者:
ちょうどいい気温で気持ち良く過ごせる時期ですね。ですが日差しは少しずつ強くなっているように思います。これから夏にかけては紫外線量が最も多くなるため光線過敏症に要注意です。
光線過敏症とは?紫外線をあびることにより皮膚炎が生じる疾患の総称です。薬による光線過敏症では、塗り薬や貼り薬などの外用薬を用いた部位に日が当たってかぶれる光接触皮膚炎と、内服薬や坐薬、注射薬の投与後に日が当たった皮膚に発疹ができる光線過敏型薬疹の2種類があり、原因となる薬剤もいろいろです。代表的なのが鎮痛消炎薬のケトプロフェンやジクロフェナクを含む湿布によるもので、市販もされていますので注意が必要です。光線過敏症がすべての人に発症するわけではありませんが、紫外線を避けることにより予防できるので使用する場合は以下の注意点を守りましょう。

●貼付部を紫外線が通りにくい衣服(長袖・長ズボン)あるいはサポーター等で、紫外線に当てないように覆いましょう。

●曇りの日やガラス越しの紫外線にも注意です。

●衣服やサポーターで覆えない場合は日焼け止めクリームを使用してもいいです。日焼け止めに使用される紫外線吸収剤であるオキシベンゾン及びオクトクリレンも光線過敏症の原因となることがあるためオキシベンゾン及びオクトクリレンを含まないものを使用しましょう。(「ノンケミカル」と記載されている紫外線吸収剤を含まない日焼け止めを選ぶと安心です。)また、光線過敏症の原因となる光線は主にUV-Aで、UV-Aを防ぐ効果の強さはPA(+~++++)で表示されていますので+の多いものを選ぶといいかと思います。

●湿布をはがした後も1か月ほど皮膚に薬剤が残る可能性がありますので1か月は同様に紫外線にさらさないように注意しましょう。

●貼付部に紅斑、そう痒感、刺激感などの症状が現れた場合はすぐに使用を中止して来院するか、皮膚科医に相談してください。

 注意点について聞いたことがある方も、おさらいになれば幸いです(^^)
薬剤部 こだ

5月といえば・・・

皆さん、こんにちは。5月に入り、暖かい日が増えてきましたね。
さて、5月といえば何を思い浮かべるでしょうか?
5月5日はこどもの日!ということでケアセンターショートステイには、大きな大きな鯉のぼりが飾られています!

 

フロアには、青と赤の2匹がおりとても迫力がありますよ!
この2匹以外にも、こんな可愛い鯉のぼりもいます☆

これは、ご利用の方と職員による作品です。よく見てみると、うろこには「いつまでも元気でおれますように」「コロナに負けるな!」「戦争はするものではない」と、ご利用の方の願いや、メッセージが書かれています。
また、2日に誕生日会も開かれました。今月は、2名の方がおられました。ささやかですが、職員から写真付きのメッセージカードをプレゼントさせていただくと、喜んでくださり、とても嬉しかったです!ショートステイで楽しい日々を過ごしてもらえるよう私達も頑張っていきたいと思います☆
大変な時期が続いていますが、体調に気を付け過ごしていきましょう!!

                       介護福祉士 U

“フレイル”について

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

最近、“フレイル”と言う言葉をよく耳にするようになりました。

“フレイル”とは「(年齢に伴って)筋力や心身の活力が低下した状態」のことです。高齢者の多くは、“フレイル”の段階を経て要介護状態になると言われています。加齢に伴う機能低下による「要介護の予備軍」状態といえます。

“フレイル”は病気が原因で起こることもありますが、機能障害が重なったり、単なる老化現象でも起こります。
放置すると転倒、要介護、死亡などにつながりますが、運動や栄養などによって健康状態に戻ることができるということが重要な点です。

“フレイル”の原因の中でも特に重要なのが「サルコペニア(筋肉量の減少に加えて筋力の低下や身体能力の低下がある状態)」と「低栄養」です。

糖尿病患者さんはサルコペニアや“フレイル”になりやすく、身体能力が低下して転倒しやすいことが分かっています。高血糖でも、逆に重症の低血糖があっても“フレイル”になりやすいと言われています。“フレイル”を防ぐためには適切な血糖コントロールが大切です。

□体重減少 6ヶ月で2~3㎏以上減っている
□筋力低下 握力:男性<26㎏、女性<18㎏
□疲労感 (ここ2週間)訳もなく疲れたような感じがする
□歩行速度 通常歩行速度<1.0m/秒 *横断歩道を青信号の間に渡るのが難しくなった
□身体活動 ①軽い体操をしていますか?
②定期的な運動・スポーツをしていますか?
上記の2つのいずれも「週に1回もしていない」

この中で3つ以上該当したら“フレイル“  1~2つ該当したら”プレフレイル”です。

糖尿病療養指導士 看護師 I

片側顔面痙攣の鍼灸治験

カテゴリー: ヘイセイ鍼灸治療院 | 投稿日: | 投稿者:

患者さんは60代の女性、「片側顔面痙攣」で令和2年1月末に当鍼灸院に訪れました。
1年前に発症、まず右眼の下方に痙攣が発生、その後次第に右顔面部全体に痙攣が広がりました。病院の眼科を受診し、脳のMRI検査を実施しましたが異常無しとのことでした。ボトックス療法(手足の拘縮などを和らげるA型ボツリヌス毒素を薄めたものを顔の筋肉に少量注射し、筋肉を麻痺させて痙攣を起こりにくくする治療法)を受けて3か月間は症状が緩和しましたが、その後再発。鍼灸治療を試してみたいと思い、当院に来られました。

片側顔面痙攣の原因に関して、現代医学の認識では、顔面の運動を司る「顔面神経」の付け根に血管が圧迫することが直接的な原因だと考えられています。また血管の圧迫を起こす原因は、ストレスや疲労などに関係があるといわれています。

漢方と鍼灸医学の理論から原因を分析してみると、筋痙攣は「肝風内動」の症状ですが、肝血虚や肝気鬱滞が「肝風」を生じる原因になっています。
肝血虚を起こす原因は様々ありますが、眼精疲労や睡眠不足などがあげられます。
一方、肝気鬱滞を起こす原因は、精神緊張などのストレスが多く関与していると考えられます。
このように比較してみると、現代医学の認識と鍼灸医学の認識とは部分的に一致しています。

ただ顔面部は主に陽明胃経が分布している区域であり、胃と脾は腑と臓の表裏関係なので、顔面部の痙攣が陽明胃経や太陰脾経にも関係していると鍼灸医学は考えています。
まとめて言えば、顔面痙攣に対する鍼灸医学の診断は「肝気鬱滞」、「肝脾不調」だと言います。

この患者さんの体質から言えば、既往歴に胆石の手術を受けた以外、特に問題はなかったそうです。事務仕事で、パソコン使用が多いので、目の疲れを感じます。顔の表情はやや硬いですが、精神的なストレスは特にないと訴えられました。

関連症状から「肝気鬱滞」、「肝脾不調」の証を立証できるものはあまりないので、治療は理論分析に基づいて行いました。

肝気鬱滞に対して、膻中(だんちゅう)、気海、期門、内関、肝兪などのツボを使い、肝脾不調のために足三里、三陰交、曲池、合谷、脾兪、胃兪などのツボを使いました。顔面の局部に人中、承漿(しょうしょう)、地倉、頬車(きょうしゃ)、下関、糸竹空(しちくくう)などのツボを使いました。

以上のツボを使って週1回程度の治療を始めてから、顔面の痙攣が次第に軽減し、4月の中旬まで計15回の治療が終わってから、痙攣の発作は殆どなくなりました。顔の表情も前よろ柔らかくなり、治療は一旦中止し、様子を見ることにしました。

これは漢方(鍼灸)医学の理論に基づいて治療を施した症例です。
原因判断が難しい時には、病症の特徴から理論分析を通じて治療方針を定めることもできます。

ヘイセイ鍼灸治療院 甄立学

通所リハビリ リハビリマシーン紹介

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

こんにちは。新型コロナウィルスの影響が続くなか、通所リハビリでは感染対策を徹底し元気に過ごして頂くために日々取り組んでいます。

今回は通所リハビリのリハビリマシーンがいくつか新しく導入されているものもあるため紹介したいと思います。
① ヘッド・ハンド・フットマッサージ器
各身体部位に対応したマッサージ器があります。効果としては血行の促進、筋肉疲労の改善、神経痛や筋肉痛の痛みを和らげる、浮腫みの改善などです。リハビリの担当者により評価を実施し、適正な負荷で行っていただきます。

② レッグプレス・ヒップアブダクションマシン
主に下半身の筋肉強化を中心とした運動マシーンです。効果として各筋肉の部位ごとに集中したリハビリが行えます。膝周囲の筋力が弱い方、臀部の筋肉が弱い方など集中的に鍛えることが出来、転倒予防などにも効果的であるとされています。

③ エアロバイク
全身の持久力の維持・向上を目的に心肺機能を高める有酸素運動が可能です。設定で各負荷量が調整出来る為、体力に自身が無い方も段階に応じて体力をつけていくことが可能です。

上記にご紹介したリハビリ機器以外にも、リハビリの機器を豊富にそろえています!元気に日常生活を過ごせるように、通所リハビリでは専門的なリハビリテーションを実践しています!ご興味がある方はスタッフへお尋ねください。

通所リハビリテーション 作業療法士S

岡山旭東病院より「入館許可」シールをいただきました

カテゴリー: 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:
この度、岡山旭東病院より体温測定後に使用する入館許可のシールを頂戴しました。
このシールは、岡山旭東病院がシールの印刷等を手掛けておられる岡山市の企業(株)インパム様より13万枚寄贈されたものを、他医療機関にも提供していただけるとfacebookで呼びかけがあり頂戴したものです。
当院では、4月7日より感染防止対策のため、来院される方を対象に病院正面玄関にて非接触体温計による体温測定を行っており、現在は職員手製の入館許可証をお渡ししています。
シール活用により負担軽減が期待されます。
 
(株)インパム様、岡山旭東病院の皆さまのご厚意に感謝いたします。
頂いたシールは有効に使わせていただきます。
ありがとうございました。
秘書・広報課