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ご利用の方の運動定着に向けて

皆さまこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

今回は私達が行っている自主トレ定着に向けた取り組みをご紹介します。予防リハビリでは、利用時に毎回個別リハビリを実施しています。リハビリ内容はなるべく自宅でも行えるものをお伝えし、自宅でも自主トレーニングとして実施できるよう支援しています。他にも、自主トレーニングをどれだけ行えたか記録できる用紙を毎月配布し、ご利用の方に記入して頂いています。時々見返してご自身で達成状況を確認したり、利用時に職員とも共有し、実施状況に合わせて声掛けを行ったりしています。
さて、その用紙の記入欄にストレッチと筋トレという項目を設けていますが、以前より「ストレッチと筋トレの違いが分からない」という声をちらほら頂いていました。質問をお受けした時にご利用の方にお伝えしていましたが、フロアに掲示していつでも確認できるものがあれば、より皆様の理解が深まるのではないかと感じ、用紙を作成してみました(下の図)。

この用紙を、目に留まりやすいようフロアのドリンクサーバーの近くと、血圧計の隣の2箇所へ掲示しました。掲示後、ご利用の方からも「こういう違いがあるんじゃな」「分かりやすいわ」という反応を頂いたり、ご利用の方同士でも用紙を見ながら内容についてお話しされ、交流のきっかけになったりしています。

実際に違いを意識しながらトレーニングを実施して自宅での運動効果を高めて頂くために、毎月内容を変更しながらストレッチや筋トレの具体的な方法も併せて掲示しています。掲示し始めてから、プログラムの隙間時間にも実施してくださる方が増えました。ご利用の方から「貼ってくれるから、どんなことしたらいいか分かるからいいわ~」「家でもやってみます!」というポジティブなお声も頂くことができました。自宅での活動量増加に繋がればと思い始めましたが、通所利用時の自主トレーニングにも繋がっており、作成して良かったと感じています。
今回、自宅での運動定着のきっかけになればと思い掲示を行いましたが、予想以上に利用者様からの反響がありました。今後も皆さまの身体機能の維持向上につながるよう、様々なきっかけ作りを行っていきたいと思います。

介護福祉士 S・K

◎お問い合わせ◎
社会医療法人 全仁会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリ)
TEL:086-427-1128(相談担当 大段) ※営業時間 9:00~17:00

干し柿作り

カテゴリー: デイサービスドリーム | 投稿日: | 投稿者:

9月末、少し時期が早いのかなと感じましたが、デイサービスご利用の皆様とケアハウスではご入居 の皆様にお手伝い頂き、恒例の干し柿作りを行いました。今年も立派な柿を収穫させていただきました。柿を剥き終えて数を数えてみると、303個もありました。皆さん慣れた手つきで包丁をすべらせ、綺麗に皮を剥いてくださいました。皮むきを終えた柿を熱湯に潜らせ、三階と四階食堂のベランダに干しました。干した柿を食堂からご入居の皆様が見守って下さいます。私たち職員は素人ばかりで、干し柿作りの工程などは知らず、経験者の皆様に教わりながらの作業となりました。良い体験をさせて頂きました。季節感を感じる事の出来るこの様な行事を毎年、続けていければと考えています。干し柿は、カリウム、(血圧を下げる効果)カロテン(体内でビタミンAになり、粘膜、皮膚の健康、活性酸素を減らす、風邪予防にもなる)を豊富に含みます。また、食物繊維が多く便秘の解消、むくみの改善、二日酔いからの回復にも効果があります。美味しい干し柿は来年のお正月のおせちや様々な料理に形を変えて皆様に召し上がって頂く予定です。皆様に食べて頂くのが楽しみです。

デイサービスドリーム 介護福祉士  N

認知症 家族教室グループワークの報告~睡眠編~

皆さんこんにちは!最近は心地よい気候に落ち着き、少しずつ秋が深まっていますね。皆さんはいかがお過ごしですか。
いつもならこの頃に、わくわくカフェ(認知症カフェ)や認知症の方のご家族を対象とした家族教室を開催している時期になります。しかし現在はコロナの流行もあり、開催を検討している段階です。

本日は、過去の家族教室のグループワークで話し合った対応方法について、このブログを読んでくださっている皆さんにも共有できたらと思います。

今回は「(認知症のご本人が)夜よく眠れていません」という問題について①眠れない要因についてどんなことがあるか、②どんな対応ができそうかという2点について参加者の皆さんから挙がった意見をまとめてみました。

まず、【①眠れない要因について】です。
挙がった意見としては、「昼寝をしすぎたかな」「トイレの回数が多いのかも」「騒音などの環境」「運動不足」「なにか心配事があるのかも」「寝酒・コーヒーが多い」「痛みがある」など様々な意見が出ました。皆さんはどのような考えが浮かびましたか?

そして、【②どんな対応ができそうか】についてです。
挙がった意見としては、「昼寝を短くする」「運動をする」「入浴時間を検討する」「安心感が持てるように」などの意見が出ました。
1つの問題についても、様々な要因と対応策が挙がりました。1人で考えるより、他の参加者の方の意見も聞けることで、「勉強になった」という感想が聞かれました。

今回は【夜よく眠れていません】という問題についてでしたが、日々のもの忘れ外来でも様々な困り事をうかがいます。

もの忘れ外来には医師、看護師、精神保健福祉士、心理師などのスタッフが在籍していますので、抱え込まずに気軽に認知症疾患医療センターのスタッフまでご相談いだたけたらと思います

そして家族教室が開催された際には、皆さんも是非ご参加くださいね。

認知症疾患医療センター 心理士 N

10月10日は「目の愛護デー」

カテゴリー: お知らせ, 秘書・広報課 | 投稿日: | 投稿者:

「10 10」を横に倒すと眉と目の形になることから。10月10日は「目の愛護デー」であることは、皆さんよくご存じのことでしょう。

人が得る情報の80%は、眼から入るといわれています。“物をしっかり見る”ということは、人間の日常生活においてきわめて重要です。情報化が年々進んでいる現代において、視覚はますますその重要性を増しています。

一方で、眼に対するストレスも激化の一途を辿っています。子供がスマートフォンを見る時間は増え、小児における近視の増加が問題となっています。大人もIT装置に囲まれ、眼を酷使することによって、眼の疲れや不調を訴える方が増えています。日本眼科学会からのメッセージより抜粋

また、近年、「アイフレイル」という言葉ができています。
「フレイル」とは「加齢に伴い身体の様々な機能が低下することによって、健康障害に陥りやすい状態」を指す概念で、運動機能に使われています。
「アイフレイル」は『加齢に伴って眼が衰えてきたうえに、様々な外的ストレスが加わることによって目の機能が低下した状態、また、そのリスクが高い状態』を指します。

加齢とともに、眼球は構造的にも、機能的にも様々な面で衰えてきます。
その状態に何らかのストレスが加わると視機能の障害がでてきます。
最初は無症状であることも多いのですが、時に見にくさや不快感として自覚することもあるでしょう。その状態を放置していると、更に衰えが進み、見え方の低下を常に自覚するようになります。更に進行し、重度な障害に陥ると、回復は難しくなります。早期に発見できれば、適切な予防・治療が可能となり、進行を遅らせること、症状を緩和させることが期待できます。


ずっと一緒に頑張ってきた目の健康を振り返り、これからも快適な見え方を維持することで、目の健康寿命を延ばしましょう。(日本眼科啓発会議サイトより)

#白内障
#緑内障
#糖尿病網膜症
#加齢黄斑変性
などの目の病気の名前を聞かれたことがある方も多いと思います。早期発見・早期治療で進行を遅らせることができます。倉敷平成病院では2階に「眼科」を開設しています。気になった方はご相談下さい

秘書広報課

 

第32回看護セミナー開催

カテゴリー: 看護部 | 投稿日: | 投稿者:

令和4年10月1日(土)第32回看護セミナーを開催いたしました。新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、今年度初めてZoom配信を併用した開催となりました。関係各所の協力があり大きなトラブルもなく実施することができました。

今回テーマを「アフターコロナの時代を迎えて~新興感染症に備えた看護の役割~」と題し、当グループより3演題事例発表と、感染管理認定看護師の柳田大輔先生による特別講演「新たな感染症の流行に備える」をお願いいたしました。

事例発表では、新型コロナウイルス感染症の対応や経験を経て、その振り返りを行いながら、新たな取り組みを行うなどPDCAサイクルが行われている現場の事例をみんなで共有することができました。

特別講演では、普段から行っている感染対策の「なぜ」を分かり易く丁寧に説明していただき、自身の感染対策を振り返ることができました。また、新たな新興感染症に対して行えることは、「日ごろからの備え」と「有事の対応」であり、その重要性を学ぶことができました。

今回セミナーで改めて学んだことを、今後の看護・介護に活かしていきたいです。

看護セミナー実行委員 H

栄養科通信vol.182「朝食にタンパク質を食べていますか?」

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

日本人の食事摂取基準では、1日に必要なタンパク質の量は、成人男性が65g、成人女性が50gとされています。1食あたりの摂取量としては、20gずつを目安に摂るのが理想的ですが、男性でも女性でも、また子どもから高齢者まで朝食でのタンパク質摂取量は低く、逆に夕食では高いと言うのが日常ではないでしょうか。タンパク質を3食均等にとっている人の方が筋肉の合成が盛んであり、夕食にタンパク質を多くとっていても朝が足りていないと筋肉維持に役立たないという研究結果も出ています。

朝から十分な量のタンパク質を摂取すると、体内時計がリセットされて生活リズムが整い、やる気にあふれた1日を過ごせます。結果夜もよく眠れるようになるのです。子どもの場合は勉強のやる気が出るとか、高齢者だとサルコペニア、フレイルの予防になるとか、暴飲暴食を抑えられたり、糖尿病がよくなるといった効果も報告されています。以前は朝食さえ食べていればいいという考え方でしたが、これからは朝食にタンパク質が欠かせないということです。

年と共にタンパク質の消化吸収率が落ちること、タンパク質は食べ溜めができないので、年をとるほど若い頃よりもタンパク質の摂り方に気をつけなくてはいけません。起床後一時間以内に食べること、タンパク質だけでなく糖質も一緒に食べることが大切です。1食のタンパク質の目安は手のひらサイズ、肉、卵、魚など何でもいいです。毎日ちょっと早起きして朝食の時間を確保し、ご飯と納豆と味噌汁とか、パンと卵とサラダ、などタンパク質をとり入れた朝食をとってみてください。

栄養科 管理栄養士 A子

本当の自立

カテゴリー: 地域包括支援センター | 投稿日: | 投稿者:

10月に入り、あんなに暑かった夏が終わり、羽織り物や上着が欲しくなる季節になりました。皆様衣替えはもうお済みでしょうか?

ご利用の方のお宅に訪問した際に、「衣替えをしようと思ってもなかなか2階から衣装ケースを持って降りることが出来ない」や、「衣装棚を運ぼうと思って持ち上げた瞬間に腰を痛めた」というお話をしばしば聞くことがあります。

自立支援に向けたケアマネジメントのために、ケアマネジャーとして今後どのような生活をご希望されるのかを皆様にお聞きする場面がありますが、衣替えに限らず「家族に迷惑をかけたくない、周りには頼れない」とおっしゃる方が多くおられます。

ある精神科医の先生は「自立とは依存先を増やすこと」「誰にも泣き言を言わずに一人で頑張ることが自立ではない。できるだけサポーターをたくさん作ることこそが本当の自立。そして最大の自傷行為は何かというと助けを求めないこと」とおっしゃっています。
私自身も家族や周りに頼らないようにと頑張ってはいますが・・・実際には気づいていない所でいっぱい迷惑をかけているんだと思います。

少しずつ気楽に「周囲に頼ってもいいのかな」と一人で頑張り過ぎず、肩の荷を下ろして日々が過ごせると良いですね。

ケアプラン室 N

「よく噛んで食べましょう」

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

よく噛んで食べれていますか?
よく噛んで食べることは、早食いを防止して満腹感が得られやすくなり、肥満予防につながります。また、ゆっくり食べることで消化、吸収もゆっくりになり血糖値の上昇を緩やかにすることができます。

以下、「月刊糖尿病ライフさかえ2020年8月号」より引用。
「噛ミング30」という言葉をご存知でしょうか。これは「一口で30回以上よく噛んで食べましょう」という厚生労働省が提唱している運動です。皆さんも食事の際にぜひ一度、噛んでいる回数を数えてみてください。戦前は1回の食事で1400回ほど噛んでいましたが、現代は620回くらいが平均だという調査があります。
以前と比べて嚙まなくなった要因の一つが「メニュー」の違い、食材の変化によることが大きいと思われます。戦後に和食から洋食中心のメニューに替わりました。和食は比較的硬い物が多いので何度も噛みますが、洋食は軟らかいものが多く、よく噛もうと思っても飲み込んでしまいます。

☆たくさん噛むための「箸置き」と食べ方
おかずに箸をのばして口に運び、そこで一旦箸を置いて、ご飯(主食)やおかす(副食)をしっかり何回も噛んで味わっていますか?最近は忙しい人が多く、食事のスピードが速くなり、食卓から箸置きがなくなってきているように思います。また、カレーライスも具材によりますが、噛む回数は少ないと思いますし、丼物も同様の傾向があるようです。いつもとは言いませんが、和食を見直して定食形式で箸置きを用意してはいかがでしょうか。

のぞみの会の栄養科のレシピ動画ではよく噛む簡単レシピを紹介予定です。動画アップまでお楽しみに!

糖尿病療養指導士 管理栄養士 Y.N

老健看護師として

カテゴリー: 倉敷老健 | 投稿日: | 投稿者:

朝夕、涼しくなり秋の気配を感じるようになりました。
10月は神無月とも言われ、出雲大社で全国の神様が集まって話し合いをされるそうですが、
どんな話をされているのでしょうか?コロナ禍も治まりきらず、猛暑・台風など自然災害で大きな被害も出ました。この事柄についても話し合いがされているのでしょうか?
神頼みだけでなく、私たちも、感染対策をしつつ楽しむ術を見つけたり、災害に備え
日頃から準備をするなど、出来ることをしていきましょう。
私事ですが、今回、倉敷平成病院で開催された第32回看護セミナーでコロナ禍での老健看護師の役割についてお話をする機会を頂きました。老健看護師として、利用者様に何が出来るか、出来ないと立ち止まっているのではなく、今までとは違う視点で前に進める工夫や方法を考えると、少しずつですが改善策(方法)が見いだせるようになりました。これからも、利用者様に安全安楽に過ごしていただけるよう、職員一同、知恵を絞って頑張っていきたいと思います。

 

 

倉敷老健 看護師KM

通所リハビリ ユニット1でのリハビリ紹介

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

皆様こんにちは。10月に入り木々も色づき、秋を感じられるようになりました。スポーツの秋ということで、私は壁打ちテニスを始めて見ました!過ごしやすい気候となってきましたが、皆様はどんな秋をお過ごしでしょうか?

 

今日は、ユニット1で行われているリハビリについてご紹介していきます。ユニット1では、怪我や病気により日常的にサポートが必要ですが、移動が自立で行える方を対象にリハビリを実施しています。身体機能の低下予防、日常生活で必要となるサポートの軽減、活動範囲の拡大を目的に、個別リハビリテーションや自主トレーニング指導、栄養状態の確認、住宅環境の調整を行っています。

また、リハビリ、看護師、介護士、相談員、ケアマネージャーなど他職種が密に連携し、在宅での生活が安全に行えるように支援しています。現在もまだまだ新型コロナウイルスが流行っているため、スタッフはガウンやマスク、ゴーグルを着用し感染対策をしっかり行った上でリハビリを実施しています。また、密にならないようご利用の方同士の距離がとれるように環境を整えています。午前、午後に物品やマシンなどの消毒も行い、感染対策を徹底した環境でのリハビリが行えるように取り組んでいます。

ユニット1で過ごされるご利用の方々には、マシンを使用した上肢と下肢の筋力強化や可動域訓練、全身耐久性の向上を図る運動に取り組んでいただいております。また、個別リハビリとして応用動作訓練や日常生活動作訓練、歩行訓練なども行っています。

ご利用の皆様が安全で快適な在宅生活を送れるようご本人やご家族の要望に合わせ、身体機能の改善を図っています。またリハビリ以外の時間にご自宅でも身体のケアや活動量を増やしていけるよう、自主トレーニング資料の配布や動作指導も行っています。ご自宅でのご様子を定期的にうかがい、住宅改修や福祉用具を使用する必要性があれば評価や提案をいたしております。

ユニット1では、ご利用の皆様が、「現在ご自分でできていることを継続して行える」、「できることが増えること」を目標にサポートしています。皆さまとの会話の中で、家でできることが増えた、ご家族や友人と外出できた等のお話を笑顔でしてくださり、本当に嬉しいです。今後もご利用の皆様とそのご家族が、安心・充実した生活が送れるよう、通所リハビリがそのお助けに少しでもなれるよう私達スタッフも日々精進してまいります。

今後も、新型コロナウイルス感染防止対策をしっかりと行いながら対応してまいります。マスクを外して皆さまの笑顔が見られる日が来ることを願いながら、取り組みを継続してまいります。

 

倉敷老健通所リハビリテーション 理学療法士M 作業療法士O