カテゴリー別アーカイブ: 訪問看護ステーション

当たり前のことが幸せだと感じるこの頃

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訪問看護今年は9月のお彼岸を過ぎたくらいから気温の差を感じ始め、「去年よりなんか寒く感じるのが早いですよね~」とご利用の方と言葉を交わす事が多くなりました。
10月に入って蝉が頑張って鳴いているのを聞きて、その一生懸命さに何となくしみじみしてしまいました・・・。

訪問車での移動中、日差しが肌に突き刺さりジリジリする感じはまだありますが、日陰になると風の冷たさが丁度良くなりました。
風が心地良く“秋風”を体感できるのは、訪問ならではと感じちゃいます(*^_^*)

私が訪問看護に異動となってから早6年が経ったのですが、毎年思う事、本当に何気ないことですが、それは見慣れた風景をまた今年も見ていることです。例えば、田植えが終わったと思いきや、もう稲刈りの時期なのだと、『また今年も見れたなぁ』と月日の早さを感じたり、反面少し切ない感じになったりしますね。でも、同じ光景がまた見れたと感謝し、当たり前の事が幸せなんだと思うこの頃です。

仕事をしている中でも、毎週ご利用の方と関らせて頂いて、変わらない笑顔が見られたと思ったら、痛みが出たり体調を崩したり、時には急に永眠されたりと突然の出来事があったりして・・・。何が起こるかは分からないですが、当たり前の毎日が、普通に過ごせることは幸せなことかもしれないですね。
ご利用の方やご家族の方の笑顔が変わらず見られるように、私なりに出来る事を頑張っていこうと思います。

暑さ、寒さで体調を崩さないよう、日々精進して参ります!!

訪問看護 Y.N

いつも頼られる訪問看護ステーションを!

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先月、経験した事例を紹介しましょう。
訪問看護毎週二回、訪問看護で入浴をしているMさん。脳梗塞の既往があり、また認知症が進んできていますが、妻の献身的介護で穏やかに過ごされていました。いつも通りに訪問に行くと椅子に座っていましたが、顔や姿を見るとすぐに何かが違うのを感じました。妻は接客中で、本人は認知症があるため、はっきりした事がわかりません。体温、血圧、脈などを測定しながら観察していくと、妻から「二日前に転んで頭を打った。昨日からよだれが出て、体が傾く」と。確かに椅子に座っていても、いつもより傾きが強く、片側の口角からよだれが出ていました。意識はあり会話は成立しますが、打撲による硬膜下血腫か脳卒中の症状かもしれないと考え、受診を促す事にしました。ケアマネージャーに連絡を入れ、介護タクシーと救急外来への連絡を依頼し、介護タクシーが来る間、念のため入院の用意を手伝いました(今飲んでいる薬を忘れやすいので注意をしましょう)。
介護タクシーが到着し、見送りました。主治医が診察となり、脳梗塞で即入院し治療が始まりました。妻からは「ありがたかったわ。何回入院しても気が動転してしまう」と感謝の言葉をもらいました。
訪問看護では、定期訪問以外に緊急で呼ばれる事も多く、緊急受診するケースもあります。いかに異常を早く感じ判断し、手配するかも、この手にかかっています。いつでも頼られる訪問看護でありたいと思っています。

訪問看護 Oちゃん

訪問リハビリの一こま~小児リハビリの現場より

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「こんにちはー。リハビリ伺いましたー。体調いかがですか?お母さんも、かわりない?まだ暑い日が続きますねぇ」

私が訪問リハビリに従事するようになり、4度目の夏が終わりを迎えようとしています。秋の虫がなきはじめ、あぁ、この夏も体調崩さずにすんだな。今度の冬は大丈夫かな。この人は夏より冬のほうが苦手だったなぁ…そんなふうに利用者さんの半年、一年、三年先のことに思いを馳せるようになったのは、訪問に異動してからのような気もします。

さて、倉敷平成病院には現在、小児科はありませんが、訪問看護ステーションでは脳性麻痺や筋ジストロフィーといった小児疾患をもつ利用者様のお宅にも訪問させていただいています。高齢者の利用者様と比べると、ケアマネジャーとの関わり方が異なるため、どこかでヘイセ写真イ訪問看護ステーションの存在を知っていただき、直接ご連絡いただいているケースもあるかと思います。

子供のリハビリって何するの?ときかれることもありますが、私は理学療法士の資格をもっており、提供できるのは理学療法です。その芯にあるのは、利用者様が高齢者でも若年者でもかわりありません。
未だ母になったことがない私に、何ができるのだろう、と悩むこともありますが、そんな私だからこそできることがあるはず。そう思って、日々の訪問にあたっています。お子さんが握りやすいような名前判子をつくってみたり、ペンホルダーをつくってみたり、業務後の時間を利用して、他のステーションで小児の訪問に従事しているスタッフと意見交換してみたり…。私よりもずっと長い間お子さんと向き合い、生活されているご家族のみなさんでも気づかないようなことに、理学療法士だから気づけることがあるはず。そんな思いで訪問させていただいています。「先生に教えてもらってはじめて知りました。この子、こんなことができるんですね。お父さんにも教えてあげなきゃ。」そう言って笑ってくださったお母さんに、私自身が救われたことは何度もあります。
人を支えるのは人であり、家族であり、地域であると思っています。ヘイセイ訪問看護ステーションが倉敷地区の皆様と支え合える存在となれるよう、今日も倉敷の街を走ります★

訪問リハビリ PT Q

「こんにちは!訪問看護です」

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梅雨があけて夏本番!!といった所でしょうか?暑さが日々強くなる毎日。訪問看護では正念場の季節です。
熱中症に注意しながら待ってて下さる利用者様のお宅へレッツゴー!!!
私の訪問担当の利用者様で認知症の独居の80歳代の方がおられます。私が訪問させてもらい始めて2年弱は過ぎたと思います。
週1回、30分訪問を続けています。年々ゆっくりではありますが、症状は進行しつつ も、年齢にしては失礼ですがとてもお元気な方で、ご自分のペースで日々過ごされています。自転車にも乗り、近くのスーパーに買い物へ行かれ、好きな物を料理されるそうです。
この利用者様の近くに親戚の方も住んでおられます。しかし、同じ家の中に誰もいないということは些細な事でも不安がつきものです。
「これでいいんだろうか?」確認がとれない不安・・・。今日は何日?今日の予定は?テレビがつかない?さて、どうしたら?
色々な思いが頭の中で浮かんでくることでしょう。ですが、それさえ時間の流れの中で忘れてしまっているんでしょうね?

roujin_ryouri_obaasan日々の生活のなかで起こりうる日常的な雑用、「一人だから大変なの・・・。自分がやらないと、誰もやってはくれないから・・・」
私は週1回訪問することで、この方の話に耳を傾けています。
訪問中も、同じ内容の話を繰り返し行うことも多いです。それを傾聴しくり返し同じように返事を行うようにしています。
私が帰った後も話の内容を忘れて同じ内容で不安となるかもしれませんが、次の1週間、この方が穏やかに過ごせるようにそして些細な事でも体調面の変化に気付けるようにこの方の訪問を続けています。
「あなたが来るのをお待ちしていました」と言い続けてくださるように。そして今の生活が維持できるように。

 

「こんにちは!訪問看護です」

 

訪問看護師  Y

訪問看護より

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梅雨の季節にて毎日のお天気が安定しませんね。

今回は私が訪問しているAさんの紹介をしてみたいと思います。
Aさんは、半年前の退院を機に訪問看護の利用を開始されました。4人の先生(4つの科)の診察を受けられており、それぞれから処方薬があり、病院が違えば処方日数もまちまちでした。
訪問開始時には、「今までやってたんだから来てもらわなくても自分でできるわ」「こんなにたくさんあったら、どうしたらいいか分からん」と言われていました。
まず、調剤薬局で複数の病院・先生の薬を一袋にまとめてもらえるものは、まとめてもらい1週間分の薬が一目でわかるお薬カレンダーを準備しました。そのカレンダーのポケットに月曜日の朝、昼、夕、寝る前というようにAさんと一緒に薬を分けていきました。段々と御自分で準備できるようになり、飲み忘れや二重内服も減ってきました。それと同時に次の受診日、タクシーの時間の確認や処方箋の取り扱い方を指導しました。訪問看護からの卒業を目標にされていたAさんから「待ってたのよ。来てもらうと家の中が明るくなるわ。声を聴くだけで安心するわ。」と言って頂き本当にうれしかったです。
これからもAさんに寄り添い見守りながら、御自分では難しい部分の支援を続けていこうと思います。
そして、梅雨空をパーッと明るくするような笑顔をお届けしたいと思います。

訪問看護師 T

訪問看護ステーションから

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私は、今年度より訪問看護ステーションに異動になりました理学療法士です。異動してはや2ヵ月になります。今までは病院に勤務していましたが、全く異なる環境の訪問医療に従事することとなり、覚えることで精一杯のあっという間の2ヵ月間でした。最近は少し余裕も出てきて、訪問リハビリの難しさややりがいを感じることが出来るようになってきました。

病院勤務では気付けなかったことも沢山あります。今までは実際にご自宅に帰られた後や施設に入所された後の方の経過を知ることは僅かしかありませんでした。訪問リハビリでは、そういった方々が対象となります。実際に2ヵ月働いてみて、訪問リハビリは1回の治療時間や1週間の合計の治療時間は病院でのリハビリと比べると少ないかもしれませんが、時間をかけてじっくりと計画して目標を立てていき、利用者の方やご家族と一緒にニーズに合わせてリハビリ、またその支援をしていくことができると思います。そのような点では、訪問医療はリハビリテーションを行う上で、とても良い環境なのかもしれません。反対に病院でのリハビリの在り方を考えたり、今までの自分を反省することも最近はあります。リハビリテーションの中で占める訪問リハビリの重要性や魅力を感じますし、ご自宅や環境に適応していく中でまだまだ能力が改善していく可能性の高さを感じます。
「救急から在宅まで-限りないQOLを求めて-」
全仁会の理念であります。病院から在宅へのバトンを受けて、これから先の長い時間のお付き合い。訪問リハビリによって、どのように利用者さんが変化するのか。そのお力になりたいと思います。

訪問看護ステーション F

一期一会の出会いを大切に…

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新緑の美しい季節になりました。
私はご利用の方、A様との関わりから、よりお花が好きになりました。A様は10年ほど前にご主人を看取られ、その後はお独りで生活されていましたが、4年前から週1回30分の訪問が開始されました。
お花が好きで草木の世話も上手で、訪問すると季節のお花が玄関やテーブルに活けてありました。いつも待って下さっていました。
毎週の訪問の中で、名前、育て方などたくさん教えてもらいました。徐々にお独りでの生活が難しくなり、この春施設に入所されることになり、早春のロウバイとスイセンが最後になりました。 一期一会の出会いを大切に、ご利用の方とより良い関わりが出来るよう、今日も訪問へ行ってきます。

訪問看護O

春の使者

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桜前線も発表されて、春の訪れを感じはじめた今日この頃です。
私の訪問先のお宅で、また今年も春の使者にであうことが出来ました。うぐいすです。出会ったといっても声だけですが、鳴き始めはチチチチぐらいから、日に日に上手になって、ホーホヶキョと鳴けるようになっていくんですね。山の中にお住まいなので、私の自宅周辺では聞くことが出来ない音をきき、春の訪れを感じました。利用者さんも春を感じられているようで、頭をきょろきょろさせて明るい表情になられましsakura1x03た。二人だけのほんわかした時間になりました。
これから、また、季節はめっぐっていきますが、ご自宅で療養されているからこそ楽しめる小さな季節の変化などを見落とさず、なかなか外出が出来ない利用者さんにも、伝えていきたいです。そして、同じ目線で、同じ思いで、寄り添っていきたいです。

訪問看護 S

訪問看護ステーション

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私は、訪問看護ステーションに異動してもう少しで1年が経とうとしています。 kango2働く環境ががらりと変わり、はじめは緊張もありました。 しかし、職種関係なく和気あいあいとご利用の方の情報交換ができる環境で、 毎日、ご利用の方のご自宅や施設などにお伺いしています。
スタッフの数も多く、訪問車も色々な所で見かけて頂くこともあるかと思います。 ご利用の方が、お伺いすることで少し安心したり、体が楽になったりできればと 思いながら、今日も訪問へ行ってきます。

訪問看護ステーション OT MM