カテゴリー別アーカイブ: 医療福祉相談室・メディカルソーシャルワーカー

『話しかけやすい雰囲気づくり』をモットーに ~ちょっと相談してみようと思えるソーシャルワーカーを目指して~

皆さんこんにちは。

7月後半に入りじめじめと蒸し暑く、夏本番には一体何度まで気温が上がるのだろうと不安に思う日々が続いていますが、体調崩されてはいませんか?

私は今年度から新社会人として、倉敷平成病院に勤務しています。昨年度は実習生として倉敷平成病院にお世話になっていました。実習で私は、忙しく大変な業務をされている中にも、医療福祉相談室内で時折ジョークを言い合い、楽しく仕事をされている医療ソーシャルワーカーの方々の姿を見て、ここの職場で働きたいと思うようになりました。
入職してからも、1日として笑わない日は無い程毎日楽しく仕事をさせて頂いています。

また、行事ごとにも積極的に参加させて頂いていて、最近は、倉敷市の天領夏祭りの
OH!代官ばやしの踊りに倉敷平成病院として参加をしてコスチューム賞を受賞したり、毎年恒例、秋に行われる倉敷平成病院のぞみの会のポスターを相談室の先輩と一緒に作成して見事、院長賞を受賞したりと業務以外にも積極的に活動しています。

さて私事ですが、医療ソーシャルワーカーとして入職してから4ヶ月が過ぎようとしています。

現在はまだ、先輩の後ろに付き業務を見て覚えるという状況ですが、少しずつ介護保険制度の説明練習なども始まってきています。しかし、病棟で飛び交う医療用語が分からなかったり、自分が説明しているはずの介護保険の説明練習で質問されると、返答できなかったりする場面があるなど非常に多くの壁にぶつかっており、時にはへこんだりすることもあります…。ですが、そういった壁にぶつかる度に自分の知識不足を改めて感じることができ、今では分からないことを一つずつ調べることが新たな趣味になりつつあります。

突然ですが、私のモットーは『話しかけやすい雰囲気づくり』です!
私は常に笑顔でいることを心がけています。人は出会って3秒でその人の印象を決めてしまうという情報を聞いたことがあります。ソーシャルワーカーとしての知識がまだまだ足りていない分、まずは自分が出来る話しかけやすい雰囲気づくりを徹底していこうと思います。もちろんソーシャルワーカーとしてスキルアップしていけるように日々の勉強は怠りません!
ソーシャルワーカーとして、一人の人間として成長していけるようにこれからの日々を過ごしていきたいと思います。

医療福祉相談室のペリカン

大人もかかる!?手足口病流行中

西日本を中心に手足口病の感染が拡大しており、岡山県でも流行しているようです。

手足口病といえば、子どもの病気というイメージが強いですが、実は大人も感染します。大半の人は子どもの頃に感染して免疫が出来ていますが、子どもの頃に手足口病にかかった記憶がない人は要注意です。(手足口病と診断されておらず、知らない間に感染し、治癒してしまっている場合も多いようですが。)

また、手足口病はウイルスが何種類かあるので一度感染したからといって、感染しないわけではありません。手足口病はその名の通り、手のひら、足の裏、口の中に発疹が現れる夏風邪ですが、子どもよりも大人のほうが重症化しやすいという特徴があります。

大人が感染するケースで最も多いのは、手足口病に感染した自身の子どもを看病していて感染した、というパターンです。手足口病は基本的には飛沫感染ですので、子どもの看病をする際にはマスクの着用、こまめな手洗い・うがい等注意が必要です。また、ウイルスは便中にも出るため、オムツ交換の際にもウイルスが手に付着する可能性があるので、いつもより念入りに手洗いをしましょう。

以下のような症状がある場合は手足口病の可能性があるので、早めに医療機関に受診をしましょう。

・口内炎ができており、よく見ると手や足にもうっすら発疹のようなものが出ている
・口の中が痛く、熱がある
・なんだかよくわからない発疹が、手足やほかの箇所に見られる
・風邪の前触れのような悪寒がある
・全身がだるい
・関節痛や筋肉痛を感じる

相談室のチョロ

「エビングハウスの忘却曲線」をご存じでしょうか?

心理学者ヘルマン・エビングハウスによって導かれた、「人間の脳の忘れる仕組み」を曲線で表したもので、私自信この曲線が年々急カーブになっているように感じます。

学習した内容をどう効率的に記憶にとどめていけるのか?
記憶に残していくには学習した内容を反復して記憶にとどめていくことは必要ですね。しかしその前に、効率よく頭に入っていかせる方法はないものか...
認知症予防の100歳体操等の体を動かす予防法をヒントに何かないかと調べてみました。

そこで気になったのは、暗記方法の一つ、「シンクロ・マッスル学習」という勉強法。
軽いスクワットや手足を少し動かしながら、覚えたい内容を声に出して暗記していくというこの方法。

メカニズム的には、記憶を司る脳が、神経、神経に繋がる筋肉と強い結びつきがあることに関係し、筋肉を動かすことによって神経・脳が活性化され記憶が残りやすくなすそうです。血流が良くなり、脳により多くの酸素を届けるメリットもあるようです。

老若男女問わす体を動かし、口を動かし、頭を動かすということは日常生活を送る上で大変重要な事。
さて私の記憶力を呼び起こしてくれる方法となるでしょうか?
早速試してみたいと思います。

連携室 N.Y

傷病手当金制度

病気や怪我で入院して、長期に仕事を休まなければいけなくなった時、頭によぎるのは「収入がなくなってしまう…どうしよう…」ということではないでしょうか。

安心して入院生活を送る上で、経済的な不安は決して無視できない大きな問題です。それが一家の稼ぎ頭の方であれば言うまでもありません。病気や怪我で会社を休んだときには、傷病手当金を受けることができる可能性があります。

傷病手当金は、病気休業中に被保険者とその家族の生活を保障するために設けられた制度です。

業務外の事由による病気や怪我の療養のため仕事を休んだ日から連続して3日間の後、4日目以降の仕事に就けなかった日に対して支給されます。1年6ヶ月を限度として標準報酬月額の3分の2に相当する金額の支給を受けることができる、とされています。

対象となるかどうかの相談は、まずはご自身が勤めている会社に相談してみるのがいいでしょう。

P.N 蒼いザリガニ

感情のコントロール

皆さんこんにちは。日ごとに春めいてまいり、春の訪れが近づいているのを感じる今日この頃ですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

さて、3月7日(木)、一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会所属の侍留慶子先生による「医療スタッフのためのアンガーマネジメント~感情をコントロールしてストレスのない職場へ~」という講演(院内研修・勉強会)に参加しました。

皆さんは、「アンガーマネジメント(anger management)」という言葉を聞いたことがありますか?

アンガーマネジメントとは、1970年代にアメリカで生まれたとされている、怒りの感情(anger)と上手につきあい、予防・制御・管理(management)し、適切に対処することをいいます。当講義によると、「怒りの感情」は、人間にとって自然な感情の一つであり、自分の身を守るための感情(防衛感情)としての機能や役割を有しているのです。つまり、「怒らない」、「怒りを我慢する」のではなく、「上手に怒る」ことが重要であるのです。「上手に怒る」ためのポイントを、侍留先生よりご教示頂きましたので、いくつかご紹介いたします。
①怒りを感じてから6秒待つ(衝動のコントロール) ②自分の価値観や思考を振り返ってみる(思考のコントロール)等の方法があります。
①:怒りのピークは6秒間であり、6秒間待ってみることで、怒りに任せた衝動的な行動を抑えることができます。この6秒間の間に、深呼吸をしてみたり、気持ちが落ち着く言葉を手の平に書いたりしてみると、さらに効果的であるそうです。
②自分の中に「~すべき」が多く、強いほど怒りが生まれやすいです。自分の価値観や思考(自分ルール)は、世間の常識ではないということです。不要な「~すべき」は捨て、自分の中で「まぁ許せる」というゾーンを大きくし、許容範囲を広げていくことが怒りのコントロールに重要であるそうです。

対人援助職である社会福祉士(ソーシャルワーカー)は、日々、患者さんやご家族、他職種、他院・他施設の関係者の方等、多くの方々と接します。その際、自分とは異なった、様々な価値観や思考に出会います。私も、怒りのコントロールができているかと問われれば、なかなかできていないことが多いように感じます。価値観や思考は人と異なって当たり前であるという認識、怒りの感情を上手に選別し対応していく力を身に付け、対人援助や私生活に活かしていきたいです。
皆さんもアンガーマネジメントを実践し、一緒に、上手に怒りをコントロールしていきましょう。

ソーシャルワーカー Z

ケアマネジャーにも実習があります

早いもので、今年も2ヶ月が過ぎました。3月は『去る』ですから、ぼーっとしていたら今月もあっという間に過ぎてしまいそうです…。何かと忙しい年度末ですが、1年を振り返り、新たな気持ちで4月を迎えられるようにしたいものです。

当居宅介護支援事業所には、今月、1名のケアマネジャー実習生が来ます。平成30年度の国家試験に合格した方です。3日間と短いですが、ケアマネジャー業務の魅力や楽しさを実感していただき、実りある実習になるように、現在、担当する職員で打ち合わせをしたり勉強したりしています。

さて、ケアマネジャー(介護支援専門員)には、その資格試験を受けるための条件があります。以下の業務の通算年数が5年以上必要なのです。
●国家資格等に基づく業務
医師、保健師、看護師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士、管理栄養士、精神保健福祉士等
●生活相談員
介護老人福祉士施設などにおける生活相談員としての業務が対象となります
●支援相談員
介護老人保健施設における支援相談員としての業務が対象となります

その他、障害児相談支援における相談支援専門員や生活困窮者自立相談支援事業などにおける主任相談支援員としての業務が対象となります。

このように、ケアマネジャー試験は学校を卒業して即受けることができません。ですので、ケアマネジャーになる人は上記のいずれかの業務を5年以上経験した後ということになり、年齢も経験もバラバラです。試験に合格したとはいえ、それまでの経験の違いもあり、ケアマネジャーとして実務を行うには一定期間の研修が必要です。以前は、座学のみの研修でしたが、要介護者の増加が予測される中、ケアマネジャーが果たす役割りがますます重要となる、という国の見解のもと、平成28年度試験の合格者から、現場での実習がその研修に加えられました。

医療の関わりが不可欠な要介護者や認知症の高齢者などがますます増加している中、そうした方々が、今後とも住み慣れた地域で安心して生活を続けていくために、われわれケアマネジャーが業務の質を高めて、経験の浅いケアマネジャーさんも安心して仕事ができるように、実習や指導もしっかり行えるように、日々勉強していきたいと思います。

ケアプラン室 A

 

医療ソーシャルワーカー(MSW)として

立春も過ぎ、暖かい春が待ち遠しい時候となりました。
まだまだ寒い日も多く体調管理が難しいですね。敏感な方はそろそろ花粉が気になり始める頃でしょうか。
年末年始あたりからインフルエンザが猛威を振るい、当院でも面会制限を設ける程インフルエンザ患者が増え、慌ただしく1月、2月が過ぎていきました。
徐々に下火になりつつありますが、まだまだ気は抜けません。
手洗い・うがい・マスク着用など予防に努めたいものです。

さて私事ですが、医療ソーシャルワーカー(MSW)として病棟に配属されてから10か月、急性期のペースに慣れる間もなく、毎日入院患者様やご家族、ケアマネジャーとのやり取りに突入。
患者さんやご家族だけでなく、院内外の他職種や他部署、関係機関とのやり取りを通じて、多くの壁にぶつかり悩んだりへこんだり・・・。しかし、そこから自分に足りないものや必要な知識について気づくことができます。
患者様やご家族を支援するためには、福祉・介護の分野だけでなく、医療・看護・リハビリなどの関連する分野の知識も不可欠です。新たな知識を得られる楽しさも感じながら、今後も相談員としてスキルアップしていけるよう自己研鑽していきたいと思います。

「今後のことを心配していたので、相談できて安心しました」「もう帰れないと思っていたけれど、何とかサービス利用しながらで生活出来そうで良かったです」などのお声を頂くと相談員冥利につきます。

入院を機に、今後についてのご不安やお困りのことがございましたら、お気軽に各病棟担当MSWにお声かけ下さい。安心して入院・退院ができますように一緒に考えていきましょう。

医療福祉相談室 MN

野球部活動報告

1月25日に春の甲子園出場校の発表があり、2月1日からはプロ野球のキャンプが始まります。
あっという間に球春到来です。

今回、私が所属している全仁会野球部の活動を紹介させていただきます。

ご存じの方の多いと思いますが、全仁会野球部は、早朝野球リーグに参加しており、主に4月~9月の間4チームによるリーグ戦を行っています。
試合開始は、朝6:00から。試合が終わりそのまま仕事へ向かうスタッフも多くいます。若手からベテランまで、白球を追いかけ、真剣勝負を楽しんでいます。

昨年はチーム一丸となり、リーグ戦を無敗で終えることが出来、見事優勝しました。一昨年に続き大会2連覇です。
今年度も3連覇へ向け、部員一丸となり、頑張っていきたいと思います。

不定期ではありますが、練習・練習試合を行っています。今後も、全仁会野球部の応援よろしくお願いします。

 

相談室 H

ヒートショックにご用心!!

今年もあと数日を残すところとなりました。寒い日が続いており、お風呂で温まる機会も多いのではないでしょうか。しかし、冬場のお風呂には、危険が潜んでいます。
冬は夏場に比べて屋内外の気温差が大きく、屋内であっても居間と浴室や脱衣所、トイレなどでは温度差が20度近くになることもあります。このような急激な温度差は血管を縮め、血圧を急上昇させます。冬場に増える急激な温度変化により、血圧が変動して意識を失ったり、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こしたりすることを「ヒートショック」と言います。統計によるとこのヒートショックに関連した入浴中の死者数は年間約17,000人と推計され、その8割は65歳以上の高齢者だとされています*。ヒートショックはとくに冬の寒い時期に多く、入浴中に心肺機能停止となる人が最も少ない8月の約11倍にものぼります。

冬場のヒートショックを防ぐための対策

1 暖かい部屋から浴室やトイレなどへ行く際は、上着を羽織ったり、スリッパや靴下を履くなどカラダを冷やさないようにする。
2 脱衣所は暖房などで暖め、気温差をできるだけ
小さくする。
3 入浴前に浴槽の蓋を開けたり、浴室全体にお湯
をかけて温める。
4お風呂のお湯の温度は39~41度くらいのぬるめにしておく。42度以上の熱いお湯だと血管が収縮し、血圧が上がってしまうので注意しましょう。

安全に入浴し、元気に新しい年を迎えましょう。

医療福祉相談室 Pooh

医療ソーシャルワーカーのお仕事

11月も残りわずかになり、朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたね。
また今年もインフルエンザが流行するのでしょうか・・・しっかり予防していきたいものです。
さて、みなさんは医療ソーシャルワーカーの仕事をご存じですか?聞き慣れない言葉でしょうか。

【医療ソーシャルワーカー】とは、保険医療分野におけるソーシャルワーカーのことであり、主に病院において「疾病を有する患者等が、地域や家庭において自立した生活を送ることができるよう、社会福祉の立場から、患者や家族の抱える心理的・社会的な問題の解決・調整を援助し、社会復帰の促進を図る」専門職を指す。
とされています。

当院では医療福祉相談室に医療ソーシャルワーカーを7名配置しており、全員が社会福祉士の資格を有しております。経験年数は1年目から20年以上のベテランまで様々です。

また、入院においては病棟担当性を導入しており、各病棟に1名配置しています。

医療ソーシャルワ―カーの具体的な仕事内容や・役割は
・療養中の心理的・社会的問題の解決
・退院援助
・社会復帰援助
・受診・受療援助
・経済的問題の解決・調整援助
・地域活動
と、なっています。

入院中の不安や退院後の生活の不安などお困りの事等がございましたら、いつでもお声かけください。外来通院の患者さまにおかれましてもいつでも対応させていただきますので、遠慮なくご相談くださいね。

相談は無料です。各関係部署とも連携を図っていきますので遠慮なくご相談ください。

私たち、医療ソーシャルワーカーという仕事内容がもっともっと浸透し皆様のお役にたてることを願っています。

【相談時間】
月~金 AM8時30分~PM5時15分
土   AM8時30分~PM12時30分

医療福祉相談室 お笑い怪獣