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何でもありのダブルソールト(2重の塩)

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受診された方の症状や徴候から一定の疾患を推測しますが、中には色々な多数の症状・徴候があって一つの病気では説明しにくい場合もあります。しかし、複数の病気が同時に始まっている確率は低いので、なるべく一つの原因で説明できる方が合理的です。

「直感で始める診断推論」千葉大学医学部附属病院総合診療科教授 生坂政臣著 2022年3月22日第1版 日本医事新報社 115頁に、《COLUMM2 何でもありのS2ALT(ダブルソールト)》の記載があります。

多数の症候を一元的に説明できない時に想起するとよい疾患の頭文字を使った覚え方です。Sは、Sarcoidosis(サルコイドーシス)、SLE(全身性エリトマトーデス)の2つ、AはAIDS(後天性免疫不全症候群)、LはLymphoma(リンパ腫)、TはTuberculosis(結核)です。
更に3つ目のSとしてSyphilis(梅毒)を加えてS3ALT(トリプルソールト)として思い出しても良いと書かれています。感染性心内膜炎(全身に塞栓症を引き起こします)や多発性硬化症(多彩な神経症状を呈します)を追加して考えてもよいようです。画像診断の分野でも何でもありの(様々な画像所見を示す)疾患としてS2ALTが知られていると紹介してあります。さらに転移性悪性腫瘍やIgG4関連疾患も画像的に「何でもあり」の疾患ということです。(以上引用)

これまでの疾患では説明できないような多数の症状を示す原因として、現時点では新型コロナ感染症の後遺症やmRNA新型コロナワクチンの副反応も想起する必要があると思われます。ファイザー社がCOVID-19ワクチンのライセンスを維持するためにアメリカFDAに提出した臨床試験に関する報告書に掲載された接種後の有害事象は1291種類に及んでいるのですから、ワクチン副反応の症候は「何でもあり」と考えざるを得ません。

写真は、クリニックに飾っている「かぶと童子とクマ・金太」の組み木(小黒三郎氏の型紙から家人が作成)です。

平成南町クリニック 玉田

真空管ラヂオ

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先日、家人が、倉敷美観地区での蔵出し古道具のチャリティーバザーで、音は出るがランプやダイアルが壊れている真空管ラヂオを見かけて、お気持ち価格で購入してきました。
同調用バリコンの駆動紐を釣具屋さんで購入した「蛸釣り糸」で代用してプーリーに掛け直し、ランプ配線を回転スイッチに半田付けし直したら立派に受信できました。
居間の戸棚の上においてニュースや基礎英会話・高校英会話を聴いています。
まさに「カムカムエブリバディ」の世界です。(写真左 上に載っている鯉幟と金太郎は22年前に蒲鉾板で作りました)

別の日に更にもう一台の真空管ラヂオを購入してきました。鳴るか鳴らないか不明のかなりレトロ製品で、製造会社名不明です。電源コードとヒューズが壊れていたので交換し、アンテナ線を長くすると、何とか音が出ました。
アンプの音量調節つまみは有りません。主バリコンと副バリコンで同調させる方式で、初めて見ました。副バリコンを調節して同調をずらすと音が小さくなります。(写真右 木製ケースからシャーシーとスピーカーを取り出しています)

中学生の時に、自宅にあった真空管ラヂオの部品をばらして、広島のパーツ屋さん(エディオンの前身の第一産業1号店だったと記憶していますが・・・)で足りない部品を買って3極管ラヂオを組み立てた事があります。
小学生の時に作った鉱石ラヂオは岩国の米軍基地極東放送しか受信できませんでしたが、3極管ラヂオではNHKなどが受診できたので感激したものです。

真空管増幅の音は耳に優しく懐かしさで一杯です。50年 70年位前の部品が真空管を含め壊れていないのに驚きです。壊れないと言えば今使っているガラケーは20年近く故障知らず・電池交換なしです。

人体も主要な部品が丈夫であれば多少の壊れを治して長持ちできるかもしれません。大事な部品が壊れないように、不必要なものは体内に入れないように注意したいですね。

平成南町クリニック 玉田

吉兆のカワセミ

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吉兆

数年前まで近所の用水でカワセミを時々見かけていました。ほぼ決まった場所に居たのですが、最近は離れたところでも見かけなくなっていました。
3月10日早朝、犬の散歩中に以前と同じ用水で美しく青色に光るカワセミを見かけました。何かの吉兆か!
毎朝、出勤前に我が家の愛犬(柴犬9歳)を15分程度散歩させるのが日課です。周囲にはまだ水田があり、また空地もあって何種類かの鳥を見かけます。頻度の多い順は、カラス 雀 セキレイ 白鷺 五位鷺 鳩 であり。季節的には、燕 ヒヨドリ 百舌鳥 じょうびたき メジロ ケリ トビ カルガモ マガモ そしてカワセミ。
昨年の冬はジョウビタキによる車ドアミラー汚染に悩まされました。オレンジと黒の配色が美しい小鳥で心が和むのですが少々煩わしい相手です。庭にある実のなる木を取り除いた結果、この冬はジョウビタキの攻撃に遭いませんでしたが寂しい気もしました。

鳥を見かけるといつも思うのが「鳥類の肺は哺乳類とは異なる構造をしている。どのようにして進化したのだろうか。哺乳類の肺とどちらが良いだろうか。」です。酸素摂取において哺乳類よりも効率のよい構造をしていますが、異物吸入には弱いと思われます。(動物学に詳しい方がおられたらお教え下さい。)
セキレイは雀よりもかなり大胆で、近づいてもなかなか逃げようとせず車の前も平気で歩いています。犬と散歩する前をピョンピョンと跳ねるように歩く姿はとても愛くるしいです。
毎日、何かしらの嬉しい事を見つけたいですね。コップにいれたネギの切れ端から緑の葉が伸びてきた、きれいな朝焼けを見た、帰宅すると愛犬が飛びついて来る、どんな小さな事でもよいのです。それが人生です。私の拙いこのブログを見て相談に受診される方もおられます。何かの役に立っていると思うと続けていく気力が出て来ます。mRNAワクチンのことをご自分で理解したいと思われた方が1人でもおられたら幸せです。

3月10日、その日は、息子の大学入試の合格発表の日でした。
大学理学部に在籍していましたが、卒業を前にして医学部に行きたいと希望し始め5ヶ月後の2月に受験しました。そして3月10日に、この4月から医学生として出発することが決まりました。
あのカワセミは吉兆だったのです。
※倉敷市の鳥はカワセミです カワセミ=翡翠=ヒスイ→青い宝石

                         平成南町クリニック 玉田

そうだったのか!新型コロナワクチン

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5~11歳の子どもさんの保護者の方は、ロバート・マローン博士の声明を是非知って下さい。
小児へ新型コロナワクチンを接種される医師・歯科医師の方々、あるいは指示を受けて接種業務をされる医療従事者の方々は、保護者が希望されるからと言う理由ではなく、「その子を利する選択肢であり害と知る選択肢ではない」という明確な理由を保護者の方に告げてから接種してください。「その理由」はロバート・マローン博士の声明に反論できるものであるはずです。私はその理由を持ち合わせていません。

こどもコロナプラットフォームの柳澤厚生医師が記されている文を紹介します。(2021/12/1 原文のまま)
医師と科学者の国際組織「Global Covid Summit」は今年(2021年)9月にローマでコロナの政策に関する宣言書を採択、私を含む15000人以上の医師と医学者は宣言書に署名をしています。
この宣言書は医師であれば誰もが知る医神ヒポクラテスの誓いに基づいています。
その誓いには、「自身の能力と判断に従って、患者に利すると思う治療法を選択し、害と知る治療法を決して選択しない」など医師としての守るべき倫理的指針が書かれています。
10月29日には新宣言書を採択、その冒頭には「健康な子どもに強制的なワクチン接種をすべきでない」と書かれています。
12月25日にはウエブサイトで、mRNAの産みの親というべきロバート・マローン博士が子どもへのワクチン接種について、親たちに警鐘を鳴らす声明を動画で配信しています。
マローン博士の声明を翻訳したので、ぜひ読んでください。そして賛同を頂けるならぜひお子さんを持つ親に向けてシェアをお願いします。
<ロバート・マローン博士の動画の翻訳>
私の名前はロバート・マローンです。私は医師で科学者です。そしてもう一つ大事なことは、私は一人の父親であり祖父の立場からあなたに話しています。私は普段から原稿を読んで話すことはありませんが、今回は私が話す一つ一つの言葉と科学的な事実を正しく確実に伝えるために原稿を用意しました。私はこの声明をワクチンの研究開発に捧げた自分のキャリアを元に行っています。
私自身はコロナのワクチン接種を受けています。そして、私は一般的な予防接種も受けています。私は科学者としてのキャリアの全てを、感染症を予防し、治療するための安全で効果的な方法を開発するために捧げてきました。
さて、私はこの話の後、あなたが友人や家族にシェアができるように、この声明のテキストを公開します。
私は、あなたが自分の子供に「ワクチンを接種するという後戻りのできない決断」をする前に、私が生み出したmRNAワクチン技術で製造された遺伝子ワクチンについて、科学に基づく真実をあなたに伝えたいのです。まず、両親が理解しておく必要のある3つの大事な問題があります。
第一に、mRNAワクチンを接種するということは、あなたの子供の細胞にウイルス遺伝子を注射されるということです。この遺伝子はあなたの子供の体を毒性のあるスパイク蛋白を作るように誘導します。これらのスパイク蛋白は、しばしば子どもの重要な臓器に永久的な損傷を引き起こすことがあります。すなわち、このワクチンは子どもの脳と神経システム、心臓と血管、そして凝血、生殖システム、そして免疫システムの基盤に重大な変化を引き起こす可能性があります。これに関する最も警戒しなければならない点は、このような損傷が発生してしまったら、子どもの脳の中で生じた損傷、心臓の組織にできた傷跡、遺伝的にリセットされた免疫システムを修復することはできません。このワクチンは生殖系の損傷を起こし得るので、あなたの家族の未来に影響を及ぼすかもしれません。
2番目は「この新しい遺伝子ワクチンの技術はこれまでに適切に試験されてこなかった」という真実をあなたは知る必要があります。私たちがワクチンのリスクを本当の意味で理解するためには、少なくとも5年間の試験と研究が必要です。新薬の害とリスクは、しばしば何年も経ってから明らかになることもあります。
人類史上、最も過激な医学実験に自分の子供を参加させたいかどうか、あなた自身に自問してください。
3番目、それは「あなたの子供に予防接種をさせるために当局が言っている理由は嘘である」という事実です。
子どもはあなたたち両親や祖父母に危険を及ぼすことはありません。実際は反対です。コロナに感染することによって、子どもたちの免疫は世界ではないにしても、あなたの家族を救うのに重要なのです。
結論はワクチンによる既知の健康へのリスク、そして残る人生を子どもたちと一緒に過ごしていくことを考えると、コロナ感染という些細なリスクのために子どもにワクチンを接種することは、その子にとってもあなたの家族にとっても何ら恩恵はありません。ワクチンに関する限り、リスクとベネフィットの評価は決して同じレベルではありません。
私は親として、また祖父として、あなたに「子どもを守るために抵抗し、戦う」ことを勧めます。
(以上 引用終わり)

現時点で私が気になる項目を列記してみます。
○95%の発症予防効果があるとのファイザー社の最初の報告の信頼性が揺らいでいます。(補足1)
○ワクチン接種によって、真の中和抗体以外に「より感染させやすくする抗体」も産生されています。(補足2)
○ワクチン接種副反応に対する医師の報告義務が新型インフルエンザの時とは全く異なります。(補足3)
○厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会の、「小児(5-11歳)に対する公的関与の適用について」では、「効果が確認されていない」のに、「効果が期待される」と示されています。(補足4)

小児へ接種される医師・歯科医師の方々、あるいは指示を受けて接種業務をされる医療従事者の方々へお願いです。厚生労働省・分科会が推奨するから、感染症専門医が勧めるから、保護者が希望するからと言う理由ではなく、「その子を利する選択肢であり害と知る選択肢ではない」という明確な理由で接種してください。
ロバート・マローン博士の声明に反論できる理由であるはずです。私はその理由を持ち合わせません。
もしワクチン訴訟が始まった時に、接種した医療従事者が責任を問われないとは誰も保証してくれません。(池田正行医師ブログSQUARただの医者じゃない 新コロナバブルの物語 2022/2/19 それでもやります?小学生にワクチン?~接種に臨む「打ち手」の方々へ)
今の遺伝子ワクチンを打ち続けるなら、真実が明らかになるにつれて今後大きな社会問題になるでしょう。
将来、NHK BSで放映されている「フランケンシュタインの誘惑」の題材になるに違いありません。

平成南町クリニック 玉田

補足1
現時点での厚生労働省のホームページの「ファイザー社の新型コロナワクチンについて」には、
(前略)有効性について 臨床試験の結果、12歳以上では発症予防効果約95%、5~11歳では90.7%と報告されています。なお、これらの結果は、オミクロン株が流行する前のものです。とあります。
現在、岡山県ではコロナ検査陽性者の70%以上がオミクロン株とされています。オミクロン株への効果について厚生労働省は何も言わず、なぜ「オミクロン株が流行する前のものです」とわざわざ断っているのでしょうか。オミクロン株への有効性が判らないまま接種を続けるのでしょうか。
更に、そもそも95%の発症予防効果があるとの最初の報告も信頼性が揺らいでいます。(ファイザー社の臨床データは、同社が資金提供し従業員が設計、運営、分析、執筆を担当している。臨床試験データ開示要求にファイザー社は2025年5月まで対応しない意向を示している。モデルナ社もアストラゼネカ社もほぼ同様。)
BMJ誌(代表的な医学雑誌)副編集長であるPeter Doshiは以下のように指摘しています。
「ワクチン接種群 有症状者中PCR陽性8例・有症状者中PCR陰性1594例(内ワクチン接種7日以内発症者409例)、偽薬接種群 有症状者中PCR陽性162例・有症状者中PCR陰性1816例(内、偽薬接種7日以内発症者287例)なので、PCR陽性者が少なすぎる。」
発症予防効果とされているので有症状者の人数の比較と思っていたのですが、そうではなかったのです。
荒川央氏の考察によれば、PCR陽性陰性はかなり恣意的な検査結果でありウイルスの「生死」を区別できないので、コロナの感染力をはかるのは不向きであり、有症状者全員の比率で有効性を計算するとワクチン有効性は19.0%で、接種7日以内の発症者を除外しても29.4%となります。
緊急使用許可の条件である有効性50%以上を満たしていません。ワクチン接種評価のデータで、「ワクチン接種済み群」となるのは接種14日以降の人であり、B細胞動員で免疫が低下して最も感染しやすくなる接種後14日未満(茨城東病院呼吸器内科の三浦由紀子医師によれば「魔の2週間」)の人がコロナ陽性になっても接種群の陽性者にはカウントされません。イスラエルでは3回目接種後13日以内の感染者が多いとの指摘があり、昨年9月の大阪府のデータでは、全年齢層での2回目接種14日以降発症群と未接種(+接種歴不明で発症)群の死亡率は同じで0.2%に対し、1回~2回目接種後14日未満(+発症日不明)群は死亡率0.6%で3倍でした。比較した群の内容を正しく理解する必要があります。

補足2
阪大の研究者グループは、現在の新型コロナワクチン接種によって、RBD(スパイク蛋白の中でACE-2受容体に結合する領域)に対する中和抗体(ウイルスがACE-2受容体に結合するのを防ぎます)以外に、それがあることによってより感染しやすくする抗NTD抗体も作られることを発表しています。最初の新型コロナワクチンに比べるとオミクロン株ではスパイク蛋白がかなり変異してきているのでRBDに対する中和抗体そのものの効果も減弱している可能性が高いです。その結果ワクチンによるADE(抗体依存性感染増強)を生じ始めていると指摘されています。(イスラエル、韓国では、3回目ワクチン接種後に死亡者が急増している) 当初は有効であったワクチンも変異ウイルスへは却って不利になる危険性があるのです。
ファイザー社がmRNAワクチンを開発する経過で、抗RBD抗体のみを誘導するmRNAを選択せず、抗NTD抗体も同時に誘導するmRNAを選択した理由として副反応の少なさがあったようです。
新型コロナ感染症罹患後の長期的な症状で悩む人が多いと指摘がありますが、新型コロナワクチン接種後の長期後遺症の症状もほぼ同様です。どちらもスパイク蛋白による微小血栓が影響していると思われます。

補足3
ワクチン接種後副反応の医師報告義務は、今回と新型インフルエンザの時とは大きな違いがあります。
新型インフルエンザワクチン接種では、アナフィラキシー認定時間は接種後24時間後までであり、死亡を含め因果関係の有無に関係なく有害事象として報告する(医師の裁量無し)  となっていましたが、
新型コロナワクチン接種では、アナフィラキシー認定時間は接種後4時間以内であり、血栓症(28日以内)・心筋炎(28日以内)・心膜炎(28日以内)・医師が予防接種との関連性が高いと認める症状であり以下に該当するもの(予防接種との関連性が高いと医師が認める期間に発生した場合) 入院治療を要する・死亡、身体の機能障害に至る・死亡若しくは身体の機能の障害に至るおそれのあるもの、を医師の裁量で報告するとなっています。(ワクチン添付文書には、必要に応じて報告・・との記載があり上記以外でも報告してよいのでしょう)
既に多くの副反応や死亡例の報告はありますが、「医師の裁量」によるので、全ての有害事象が報告されてはいないと思われます。医療機関によっては、許し難いですが個々の医師に報告しないよう求めている所もあるようです。(救急病院勤務 医師 いしいじんぺい氏)

補足4
2月10日に第30回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会の、「小児(5-11歳)に対する公的関与の適用について」が発表されています。
①公衆衛生の見地:小児のワクチン接種が進むことにより、同世代における重症例の発生が抑制されるのみでなく、中高年を含む人口全体における感染者数や重症者数を減少させる効果が期待される
②予防接種の有効性及び安全性に関する情報その他の情報:小児における重症化予防効果に関するエビデンスは、現時点では確認されていない。
これをみて不思議に思わない人はいないですね。「効果が確認されていない」のに、「効果が期待される」のです。どうしてそのようなことが言えるのでしょう。記載している厚生労働省の担当者はおかしいと思わないでしょうか。分科会が根拠なく「期待する」ことは許されません。効果が確認されていないにもかかわらず、死亡や重篤な副反応が生じ得る遺伝子ワクチンを健康な小児の体内に注入することを勧奨するのは、明らかに欺瞞です。

 

遅くない 今からでも立ち止まって考えよう

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厚生労働省の予防接種・ワクチン分科会は、1月26日に5~11歳の子どもを対象にした新型コロナウイルスワクチンの接種について、無料で受けられる臨時接種として3月に接種を開始するとしています。新型コロナウイルスワクチンは、妊婦を除く12歳以上には、予防接種法で「努力義務」の規定が適応されています。5~11歳にも「努力義務」とするかどうかは分科会では結論が出ませんでした。1月27日の毎日新聞によれば、分科会では次のような意見が出たとされています。
「努力義務を課し、まん延防止のために高い接種率を求めるには違和感がある。」
「努力義務は『接種することの義務』ではなく、選択が可能という意味合いを持っている」
「オミクロン株への効果に関する情報が不十分なのは、12歳以上も同じ。差を付ける必要があるのか」
最後の発言をどう思われますか? 12歳以上に「努力義務」が課せられている新型コロナウイルスワクチンは、「オミクロン株への効果に関する情報が不十分」と言うのです。それなのに、11歳未満の子どもにも接種しようとしているのが厚生労働省です。12歳以上で接種を受けておられる人は十分な情報がないにも関わらず、何をもって今のワクチンがオミクロン株へ対して有意義だと考えておられるのでしょうか。

医師で医療ジャーナリストの森田洋之氏は、アゴラ言論プラットフォーム2022年1月27日において以下の文章を記しています。
【子供がコロナをうつして、もし高齢者が亡くなったら?】
あるTV 番組で若いアナウンサーが、
子供が家庭で高齢者にうつして高齢者が死んでしまったら、それを一生背負わせるのは、酷。だから子供にもワクチンを打てる選択肢が必要。
と言っていた。
また巷には、「思いやりワクチン」のような言葉も流布している。他者への思いやりがあるのならワクチンを打ちましょう、というキャンペーンだ。こうした、「他者にうつさないためにも自分が感染しないように」という言説はTV・ネットなどメディアにあふれている。確かにそれらの言説は一つの見方からの真実かもしれない。しかし、歴史や社会全体を俯瞰してみると、それらは真実のうちの一部でしかないことがわかる。
そもそも、「感染症は感染者のせい」と考えてしまうこと自体が非常に危険な発想なのだ。それをやりだしたら社会が壊れてしまう。インフルエンザは毎年1千万人が感染して1万人の超過死亡が出る。これまで、インフルエンザ死の1万人に対してたとえ1件でも感染元を「犯人」と責め立てたことがあっただろうか。肺炎球菌は子供の約半数が保菌していて、毎年数万人の高齢者が死亡する。これまで、数万人の肺炎球菌性肺炎死に対してたとえ1人の子供でも感染源として責められたことがあっただろうか。今まで社会はそんな判断を一切してこなかった。そんなことをしたら人間の健康と幸福から遠ざかってしまうからだ。毎年何万人も死んでいる諸々の感染症について、一つ一つに感染元・犯人を探すことが常になってしまうのなら、高齢者と子供は一年中全く接触できなくなってしまう。微小なリスクまでをゼロにしようとするのなら健康な大人同士の接触も出来なくなってしまうだろう。人間社会は決してそんな判断をするべきではないのだ。感染症は、個人のせいに、ましてや子供のせいにしてはいけない。感染症は社会全体で対処すべきで、だからこそ欧米は一時的にロックダウンし、そして今できるだけ正常に戻ろうとしているのだ。
繰り返すが、インフルエンザは年間1万人、肺炎では年間10万人が死亡している。人の死を○万人と数字で語ってしまうことはとても悲しいことだ。しかし、我々は意図しようがしまいが、これまでそれを許容して社会を営んできたのだ。交通事故の死亡は毎年3~5千人にものぼる。自動車さえこの世になければ全員の命が救えたはずだ。全員が今でも元気に生きていたはずだ。しかし我々は決してその選択肢をとってこなかったし、国民全員が平気で自動車に乗っている。
いま、コロナ死が2年で1.8万人。しかもその殆どが高齢者、健康な若者の死亡例は実質ゼロだ。どうして社会全体が恐怖に包まれ、国民同士の接触を絶って、自殺をふやさなければいけないのだろう。欧米の莫大な被害に引きずられてしまっただけなのではないだろうか。仮に「今の新型コロナへの過剰な感染対策が妥当だ」と言うなら、なぜ莫大な被害を出していたインフルエンザや肺炎に対し我々は同じ対策を採ってこなかったのか、なぜ専門家はそれをスルーしてきたのか、なぜその当時は医療崩壊しなかったのに今は医療崩壊するから国民は行動制限しなければならないのか。あまりにもダブルスタンダードなのである。
社会全体がこうした不都合で不合理な状況のなかで、いまわれわれは、
・リスクが殆どない子供を対象に、接種後の死亡が複数確認されていてその副作用の全容が分からない新しいワクチンを健常児含め全員に無料で投与しようとしている。
とても同意できないし、圧倒的にバランスが悪いとしか言いようがない。

ブログ「ドクター江部の糖尿病徒然日記」に江部康二医師は、2022年1月21日に次のように述べています。
2022年1月21日(金)の朝日新聞朝刊によれば、新型コロナワクチンの「5~11歳」接種が2022年3月以降に開始される予定のようです。しかしながら、新型コロナワクチンの「5~11歳」への接種は『百害あって一利なし』なので、親は自分の頭でしっかり考えて接種しないと決めることが肝要です。子供達を守らなくてはなりません。4回接種のイスラエルの専門家が『オミクロン株には効かない可能性がある』と述べているようなワクチンを子供に接種する意図が不明です。
効かないコロナワクチンでも、副反応はインフルエンザワクチンの10倍近いのですから、子供に打ってはいけないワクチンです。

皆さん、どうかご自分の頭で考えて、ご自分で納得できる行動をとって下さいますようお願いします。
他人の目を気にすることや、多数派であれば安心というような安易な考え方をされないようお願いします。

平成南町クリニック 玉田

 

藻塩・・・来ぬ人をまつほの浦の夕なぎに焼くや藻塩の身もこがれつつ 藤原定家

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 寒い時期になると普段よりも血圧が上昇する患者さんが増えて来ます。自治医科大学の苅尾教授は、10℃の気温変化で血圧が10mmHg以上変動する病態を「気温感受性高血圧」と名付けています。足元の気温低下がより強く影響し、血圧上昇に伴って心血管イベントが発症しやすくなります。早朝の足元の冷えには特に注意しましょう。

西伊豆健育会病院の早朝カンファ 2021年12月(仲田和正医師)で、ニューイングランド ジャーナル オブ メディスン 2021年11月号の総説「塩と血圧」についてのまとめが紹介してあります。

10項目の重要な要点を挙げてありますが、その中の3項目をとり上げてみます。

①「食塩の1/4を塩化カリウム」で脳卒中14%、心血管疾患13%、死亡率12%減少し、高カリウムなし

⑦ポタシウム(=カリウム)スイッチでナトリウムとカリウム保持。食餌のカリウム増やすとスイッチがオフになりNa減少し血圧が低下する

⑨血圧低下に(食物)線維重要:大腸バクテリアが線維発酵しGタンパク質共役型受容体を活性化して高血圧を防ぐ

①:北京大学の医師達の研究結果です。代替食塩(塩化ナトリウム75%、塩化カリウム25%)と塩化ナトリウム100%(普通の食塩)での食生活を平均4.74年追跡して得られた結果です。

⑦:以前からカリウム摂取を増やすと血圧が下がり塩感受性(塩摂取で血圧が上昇すること)も著明に低下することが知られていました。最近、ポタシウム スイッチという概念が提唱されています。腎臓の遠位尿細管細胞にNCC(ナトリウムークロライド共輸送体)と呼ばれる共輸送体タンパク質がありWNKキナーゼによって調節されています。 食塩(塩化ナトリウム)の摂取が多くても血液中のカリウムが低ければNCCでこのポタシウムスイッチが作動してカリウムを再吸収しますが、同時にナトリウムも再吸収してしまいナトリウムが体内に貯留し高血圧が起こります。逆に食事中のカリウムが多いとこのスイッチは働かず、塩化ナトリウムの再吸収が抑制され塩過敏性が緩和されて血圧が下がるのです。代替塩で血圧が下がる理由はこれにあります。

⑨:大腸のバクテリアは食物線維を発酵させて短鎖脂肪酸を作りますが、この短鎖脂肪酸が腎臓で Gタンパク質共役型受容体を活性化させて、抗高血圧反応を起こすのです。塩分が多い食事で短鎖脂肪酸を作る腸内細菌が減少するそうです。(以上 西伊豆健育会病院 早朝カンファ からの抜粋引用)

高血圧患者さんは1日の食塩6g以下の減塩食が勧められていますが、低カリウムにならないような注意も必要です。最近、低カリウム血症と共に全身の浮腫が生じた患者さんがおられました。⑦のポタシウムスイッチが入ったのではないかと推測しました。低カリウムを生じる原因は無くなっているので少量のカリウム製剤で経過をみています。

日本で発売されている代替塩(減塩しお)はどの商品も塩化カリウムほぼ50%なので、1日10g摂るとアスパラカリウム錠15錠分のカリウム摂取となります。アスパラカリウム錠は、1日通常3~9錠処方となっており、症状により1日30錠まで増量可能の薬です。重篤な腎機能障害・副腎機能障害、高カリウム血症などでは禁忌(処方してはいけない)事になっていますので、代替塩(減塩しお)はよほど注意して使用する必要があります。「減塩しお」ではなく「藻塩」だと16gでアスパラカリウム錠の1錠と同じカリウム量ですので、通常の藻塩使用量ではカリウム過剰の注意はまず不要です。

先の北京大学の研究では代替塩摂取グループでの高カリウム血症は生じなかったようですが、腎機能障害やもともと高カリウム血症のないグループだったのでしょうか。

平成南町クリニック 玉田

全人類へのクリスマスプレゼント?

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 新型コロナウイルス オミクロン株による感染拡大が懸念されているこの頃です。感染力は強いが、肺炎発症リスクは少なく、重症化率は低いので「全人類へのクリスマスプレゼントになるかもしれない」との意見もあります。正確な実態が早く知りたいです。日本でもこの株による感染拡大に対処するために、3回目のmRNAワクチン接種が始まっています。感染防御への効果は疑問のようですが「重症化を防ぐであろう」ので有用とされています。しかし、以下のような警告があることも知っておく必要があります。(江部康二医師のブログ「糖尿病徒然日記」12月6日の内容を再掲します。)
米国心臓病専門医、柳澤厚生医師のフェイスブック記事です。
【「新型コロナmRNAワクチン接種後に重症心臓発作の発症リスクが非常に高くなる」と心臓外科医ガンドリー博士がアメリカ心臓学会学術集会(2021/11/13~11/15)で発表・・・英国ではデータ隠しも!?】
・・・記載文前半(ガンドリー博士の研究内容と英国でのデータ隠し経緯)を省略します・・・
<柳澤医師の指摘する「新型コロナmRNAワクチン」の問題点>
(1) この研究から、ファイザーやモデルナのmRNAワクチン接種により、心臓や他の臓器の血管に炎症、しいては重症の心臓病発作を引き起こす可能性があります。そこのことから、既に重症心臓発作を起こしている多くのワクチン接種者の存在を考えなければなりません。重症心臓発作では突然死を起こすことがあり、原因不明の家庭での突然死の中にワクチンによるものが相当数存在しているかもしれません。そして、これは稀な現象ではなく、無症状であるがワクチン接種後にかなりの頻度で普通に起きている可能性があります。
(2) この炎症はワクチン接種後の一時的なものではなく、少なくとも3ヶ月あるいはそれ以上の長期間続く可能性があります。従って、3回目のブースター接種によりさらに炎症が悪化し、重症心臓発作を引き起こす危険があります。
(3) 診断或いは未診断の心臓血管疾患を有する中高年だけでなく、血管の炎症を有する自己免疫疾患患者、さらには冠動脈の病変を有している可能性のある川崎病に罹患している既往のある小児においても、mRNAワクチン接種後長期間を経て重症心臓発作を引き起こす可能性があります。
私(柳澤医師)は心臓病専門医として、ガンドレー博士の研究結果の再確認がされるまでは、ブースター接種を含めてワクチン接種に慎重になるべきだと考えます。さらに小児についてはワクチンを絶対にしてはならないでしょう。心臓の血管に病変を起こす可能性のある川崎病の既往のある子どもから成人の方も接種は慎重にすべきでしょう。そして、国際オーソモレキュラー医学会が提唱するビタミンC、ビタミンD、亜鉛などによる栄養療法で、安全にそして確実に新型コロナの感染予防と重症化予防を推奨します。
(以上、柳澤医師のフェイスブック12月2日記載内容 周囲の方に情報を伝えて下さいと記載されています。)
新型コロナ感染による重症化や死亡と、ワクチン接種後の重篤な副反応や死亡を比較する場合、夫々の発症率で評価するのはおかしいです。感染の場合の危険性は「感染する確率×発症率」であり、ワクチンの場合の危険性は「接種100%×発症率」です。 感染する確率が非常に低い現時点(2021/12/14 7日間平均 118人/総人口1億2580万人=0.00093%)において、心筋炎発症の頻度を比較すると 感染後発症する確率=(アメリカのデータでは)2.3%なので日本の今の感染確率0.0000093×240(ワクチン8ヶ月ごととして)を掛けて0.0000215%×240=0.0052%の危険性、ワクチン後発症する確率=0.006%なので1.0を掛けて0.006% どちらが危険でしょうか? 年齢や「その人の感染のしやすさ」などを無視すれば現時点ではワクチン接種の方が「心筋炎発症リスクが高い」となります。
オミクロン株については、心筋炎発症頻度を含め、重症化率や死亡率が不明なのと感染確率が不明ですので、何も評価できません。そろそろこれらのデータを正確に発表して欲しいものです。

(写真 当クリニック 受付周囲 クリスマスバージョン)。
平成南町クリニック 玉田

新型コロナウイルスへの感染リスクを減らす

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日本での新型コロナウイルスPCR検査陽性者は、現在かなり減少していますが、通常のコロナウイルス(いわゆる風邪)と同じく、私たちが感染するリスクは常にあり感染予防に留意する必要は変わりません。

さて、大阪大学大学院医学系研究科糖尿病病態医療学寄附講座の研究グループにより、高インスリン状態を改善すれば新型コロナウイルスへの感染リスクを下げる可能性があると提唱されました。
「血中インスリンレベルが上昇すると、GRP78という蛋白が増加し、新型コロナウイルスのスパイク蛋白質とGRP78との結合が増えて、ACE2(アンギオテンシン変換酵素2)を発現している細胞へウイルススパイク蛋白質が集積しやすくなる=即ち感染しやすくなる」そうです。加齢、肥満、糖尿病があると新型コロナウイルスに感染しやすい理由として高インスリン状態が考えられます。
逆に、高インスリン状態を改善すれば、新型コロナウイルスへの感染リスクを下げる可能性がある訳です。
※GRP78はBip(binding immunoglobulin protein)とも呼ばれ、ヒトではHSPA5遺伝子によってコードされる蛋白質です。新しく形成されて小胞体に移行してきた蛋白質に結合して、それらの蛋白質の立体構造を形成したり重合させたりできるようにするように働きます。
※GRP78は高インスリン環境で誘導され脂肪組織で過剰に存在しています。
別の研究で、ケトン産生食(かなりの低糖質の食事)は、GRP78発現の低下をもたらす という報告もあります。(以上、ドクター江部の糖尿病徒然日記2021年11月1日を参考にしました。)

インスリン分泌を減らす食生活は、糖尿病発症を防ぐばかりでなく、新型コロナウイルス感染を防ぐ可能性が示されました。低糖質食がインスリン分泌を減らします。低カロリー食であっても糖質が多ければインスリン分泌は減りません。9月、10月のブログと同様のテーマですが、大切なことなので何度も書きます。
空腹時血糖値正常、HbA1c正常でも食後高血糖の人は高インスリン状態の場合が多く油断できません。

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秋の果物

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私の誕生日は10月なので、柿 葡萄 無花果 蜜柑などの果物が豊富な季節であり多くの果物が一度に味わえて、子供頃はとても嬉しかったのを覚えています。成人になってからも果物は大好きで、毎日必ず何かの果物を食べていました。ところが最近は果物が欲しくて堪らないことは無くなり、何日も果物を食べずに過ごす事もあります。年齢的な味覚嗜好の変化というよりも、おそらく低糖質食生活に慣れたからだと思います。また低糖質食だとビタミンCの必要性がかなり減るのでビタミンCの豊富な果物を体が欲しないのかもしれません。

さて、果物に含まれる主な糖質は、フルクトース(果糖)とグルコース(ブドウ糖)です。スクロース(ショ糖=砂糖)が多いバナナや蜜柑もありますが、最終的には単糖類としてのブドウ糖と果糖になり、一般的に果物には果糖が45~65% 含まれます。野菜に分類されますがトマトの糖は果糖が52%です。

果糖は血糖値(即ちブドウ糖値)を上げないので、果糖を多く含むドライフルーツ・フルーツジュース・ハチミツ・アガベシロップ(リュウゼツラン樹液甘味料)などは低GI値食品とされ良いイメージです。しかし果糖はエネルギー源として利用されず毒性が強いので肝臓で早急に中性脂肪に変換され肝臓に蓄積されます。最終的に肝臓癌や肝硬変になるかもしれない非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の原因の殆どは果糖の過剰摂取と言われています。老化促進の元凶とされる最終糖化産物になる量がブドウ糖の7倍~10倍あるのです。

中性脂肪の多い方に尋ねると果物が好きでよく食べていると答える方が多いです。

とうもろこしから作られるブドウ糖果糖液糖(高果糖コーンシロップ)は、果糖55%・ブドウ糖45%です。果糖の甘さは低温ほど引き立つのでブドウ糖果糖液糖はその低価格もあって清涼飲料水を始めとする多くの食品に使われています。その結果、肥満の人が増えたと言われます。

ブログ020「果糖の真実」の中で、オーガスト・ハーグマイヤーは以下のように警鐘を鳴らしています。

「果糖は『悪糖』で ドライフルーツが飴よりいいという事はない、りんごジュースがコーラよりいいという事もない。果物やフルーツジュースは、最小限に控えてください。」

果物の恐ろしさを知り、おいしい果物は少量味わうだけにしましょう。トマトも要注意です。

平成南町クリニック 玉田

ケトン体の効能

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光文社新書 脳の寿命を延ばす「脳エネルギー」革命 佐藤拓己(東京工大応用生物学部教授)著 を読みました。内容をまとめると、脳の寿命を延ばす鍵は「ケトン体」であり、その効能は以下になります。

1) 細胞のエネルギー源になる
2) 記憶保持効果・抗炎症作用(細胞膜にあるHCAR2と言う受容体を活性化して作用する)
3) 脂肪燃焼させる(細胞膜にあるGPR43という受容体と結合して脂肪燃焼酵素群が活性化される)
4) 神経細胞(ニューロン)死を防ぐ(核内にあるHDAC受容体を抑制して抗酸化酵素の抑制を解除する)
5) 前頭葉に多いセロトニン受容体を持つ神経細胞の機能を高めセロトニン機能を高める(心のバランスがとれ幸せを感じる)
6) 脳血流量を増やす
など


ケトン体は、網膜や赤血球以外の細胞のエネルギー源になるのですが、脳細胞のエネルギー源にもなり、ブドウ糖よりも効率が良いのです。血糖値が下がった時にはケトン体がないと神経細胞は活動低下し低血糖症状を起こし、昏睡状態になる事もあります。逆にケトン体が十分あると血糖値が35mg/dLのような「低血糖」でも低血糖症状は起きません。
脳のエネルギー源は血中のケトン体濃度によって変化するのです(同書 文献39)

通常の食事(糖質60%程度)では、ケトン体濃度0.1mM(1L中に0.1ミリモル)でブドウ糖100%、糖質制限時はケトン体濃度1.0mMでブドウ糖70%・ケトン体30%、数日間の絶食後にはケトン体2.5mMでブドウ糖50%・ケトン体50%、ケトン食ではケトン体濃度5mMでブドウ糖30%・ケトン体70%のエネンルギー源比率になる。

ケトン食は1日の糖質数g以下で脂質カロリー80%、蛋白質カロリー20%弱にする食事で、難治性てんかんや癌治療、精神疾患への効果が実証されています。

インスリンの基礎分泌(100pモル/分)があれば、糖質を最高に制限しても血中ケトン体濃度は10mM以上にはならず「生理的ケトーシス」になるのであって、インスリン分泌不足時の「ケトアシドーシス」とは異なります。

糖質過剰摂取時にはインスリン分泌スパイクが生じ、ケトン体産生に必要な酵素(HMGCS2)が強く抑制されてケトン体が産生されないのです。著者は、糖質過多にならないようにして(記載はありませんでしたが糖質40%程度と思われます)血中ケトン体濃度が0.2~0.5mMにしておくのが長生きする秘訣としています。ケトン体とは別に、インスリンやインスリン様成長因子1が老化の本体という「インスリン学説」が紹介されています。
血中ケトン体濃度を0.1mMから0.2~0.3mMに上げてアルツハイマー型認知症の症状が改善できた事例が紹介されています。(緩い糖質制限で到達可能です)
2)~6)の効果で、肥満を防ぎ認知機能を低下させずに楽しく長生きをしたいですね。
また、江部康二医師(ブログ ドクター江部の糖尿病徒然日記の言われるように、ケトン体を高値にして「免疫力向上」させ新型コロナウイルス感染症に対応したいですね。

 


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