感染性胃腸炎について

カテゴリー: 薬剤部 | 投稿日: | 投稿者:

2020年を迎え、早いことに半月を過ぎました。寒い日が続いていますが皆様いかがお過ごしでしょうか。今年もまだまだインフルエンザが流行しているようですが、今回はインフルエンザと同様、冬季を中心に流行する感染性胃腸炎についてお話したいと思います。

感染性胃腸炎の原因を代表するノロウイルスは、非常に感染力の強いウイルスです。潜伏期間は24~48時間で、主な症状は嘔吐や下痢、腹痛であり、発熱は軽度な場合が多いです。感染経路として、汚染されたカキなどの二枚貝を、生または十分に加熱調理しないで食べることで発症することがよく知られていると思いますが、感染者の糞便や吐物からの二次感染を起こすこともあります。治療法ですが、残念ながらこのウイルス自体に対する抗ウイルス剤はないため、対症療法となります。脱水症状を起こさないように水分と栄養補給をしっかり行いましょう。

感染性胃腸炎にならないためには、予防をすることが大切です。その中でも一番大切なのは、こまめに手を洗うことです。トイレ後や調理、食事の前には石けんと流水で十分に手を洗い、アルコール消毒しましょう。

感染者の糞便や吐物を処理するときは、必ず使い捨て手袋やマスクを着用しましょう。拭き取ったあとは塩素消毒液(200ppm)で浸すように床を拭き取り、その後水拭きしましょう。拭き取りに使用したペーパータオルなどは、それらが十分に浸る量の塩素消毒液(1000ppm)を入れたビニール袋に、密閉して廃棄しましょう。また、ノロウイルスは乾燥すると簡単に空気中に漂い、口に入って二次感染を引き起こすことがあるため、乾燥しないうちに素早く適切に処理し、処理した後は十分に換気することが重要です。

手洗いやアルコール消毒など、感染対策をしっかり行い寒い冬を元気に乗り切りましょう!

薬剤部 A

参考:厚生労働省ホームページ

ケアセンターショートステイのお正月

新年あけましておめでとうございます。
「令和」になったのが昨年の5月のことなので、あと数ヶ月はまだまだ「令和初の」という言葉がたくさん聞けそうです。
ケアセンターショートステイでは、1月1日の早朝に、令和初の「初日の出」を皆で拝みました。昨年は曇っていましたが、今年は快晴!雲も少なく、きれいな日の出を臨むことができました。山からお日様の丸いカタチが見えてくると、両手を合わせて「ありがとう」と声に出される方や涙を流される方、お願い事をされている方など、様々な反応をされていました。私たち職員も一緒に初日の出を見ることができました。

1月2日は、誕生日会と新年会を行いました。
誕生日会では、ショートステイをご利用中である3名の方々のお祝をしました。みんなでハッピーバースデーを歌うと、目に涙をためて喜んで下さっている姿が印象的でした。新年会では、恒例の「福笑い」と「カルタ」をしました。福笑いではできあがった顔を見て大いに笑い、カルタでは、白熱した勝負を繰り広げ、全員が楽しむことができたようでした。

今年1年もケアセンターショートステイでは毎月趣向を凝らした行事を予定しております。職員一丸となって盛り上げていきたいと思います。今年もよろしくお願い致します!

ケアセンターショートステイ 介護士 T

使用済の自己注射針は固い容器に入れてご持参ください

カテゴリー: 糖尿病療養指導士 | 投稿日: | 投稿者:

インスリンやGLP-1受容体作動薬、骨粗鬆症治療薬などの自己注射や自己血糖測定をされている患者さんも多いかと思いますが、使用済の注射針は適切に廃棄できているでしょうか?
そのままの状態でごみ箱に入れたり、一般ごみに出したりすると、ご家族やごみ収集員の方が針刺し事故にあってしまうかもしれません。針刺し事故により血液を介して感染する病原体(B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、ヒト免疫不全ウイルスなど)に感染する可能性があります。ご家族やだれかを傷つけてしまわないように次の点に十分気を付けて廃棄するようにしましょう。

①ペン型注射器用の針(ナノパスニードルやペンニードルなど)は必ず針保護カバー(針ケース)を使用して取り外してください。(針の反対側にも注意してくださいね。)

②使用済の針はすみやかにしっかりフタのできる固い容器に入れてください。
病院では専用の廃棄容器をお渡ししています。専用の廃棄容器がない場合はフタ付きの空き缶、空きビン等で代用できますが、誤ってリサイクルに出してしまわないように注意してください。
ビニール袋、紙箱、柔らかいペットボトルなど針が突き抜けてしまう可能性のあるものには入れないでください。

③たまった針は病院で回収しますので受診の際にお持ちください。
公共の場所(ホテルや公衆トイレ、飲食店等)には廃棄しないようお願いします。

適切な廃棄にご協力よろしくお願いいたします!

 

参考:公益社団法人 日本糖尿病協会「正しく捨ててる?在宅医療廃棄物 糖尿病の患者さんが在宅医療廃棄物を処理するためのガイドライン」

糖尿病療養指導士 薬剤部 こだ

明けましておめでとうございます

カテゴリー: ヘイセイ鍼灸治療院 | 投稿日: | 投稿者:

明けましておめでとうございます。新年初鍼灸院のブログになります。今年も読まれている方が楽しめる内容の記事を心掛けていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

さて、年末年始たくさん食べ過ぎてお腹が苦しい。そんな方が多いのではないでしょうか。僕もその一人で、毎年気をつけようと思ってもついつい欲望に負けてしまいます。すると、身体に起こるのが、消化不良や倦怠感です。これに対して有効なツボがありますのでご紹介しましょう。

 まず、有名なのが足三里(あしさんり)です。胃腸の症状に効果抜群、万能のツボです。自分でも刺激しやすいツボですし、おススメです!!疲労回復、お腹の張り、痛み、代謝アップなどにも効きますから、お腹の症状に足三里!!ちなみに、僕は毎日このツボを使って施術しています。

次に中脘(ちゅうかん)です。お臍とみぞおちの間、丁度胃の辺りに存在するツボです。

こちらも、胃のツボで胃腸症状に大変よく効きます。更に水分代謝やガスの代謝にもよく効きますので、むくみや、ポッコリ腹にも使えます。なかなか自分では出来ないかもしれませんが、お灸が良く効きます。ですから、興味がある方は、ヘイセイ鍼灸院でお灸を受けてみるのが良いと思います!!火傷しない優しいお灸を使いますので安心ですよ。

最後に、他にもたくさん胃腸に関するツボはあります。他にも知りたい方や、今回紹介したツボを詳しく教えて欲しい方は、ヘイセイ鍼灸治療院までご連絡ください!!それでは、お腹の調子を整えて、今年も一年頑張りましょう!!

ヘイセイ鍼灸治療院 shima

ボランティア募集

カテゴリー: 倉敷老健 | 投稿日: | 投稿者:

倉敷老健では、ボランティア活動をしていただける方を募集しています。

ボランティアは地域の方とご入所の方や施設とを結ぶ存在であり、またご入所の方がより楽しく過ごせるようにお手伝いいただき、個人の生活意欲を引き出し生活の質を向上させる存在です。

ボランティアの方にお手伝いいただくことは
・入所の方の話し相手
・身の回りの手伝い
・レクリエーションの補助
・趣味や特技を活かした活動
など資格を必要としない活動です。
(ボランティア活動にあたっては、ボランティア保険の加入をお願いしています)

今までボランティア活動をしたことがなく不安な方、興味はあるけれど何が出来るかわからないと思われている方、趣味や得意な事を活かしてみたい方、自分の空いた時間でボランティア活動をしてみたい方など、まずはお気軽にお問合せ下さい。

倉敷老健は倉敷いきいきポイント制度の受入機関になっています。

倉敷老健 事務T

明けましておめでとうございます!

カテゴリー: 予防リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

新年を迎え、新たな気分でお過ごしのことと思います。皆さんはどんなお正月をお過ごしでしたか?
予防リハビリでは、正月気分がようやく薄れ、またいつもの毎日が戻ってまいりました。

さて皆さんは、仕事や家事などで手を使った後、手の疲れを感じることはありませんか?自分で腕や指先を揉んでマッサージを行うこともあるかと思います。
マッサージには静脈やリンパの流れ、血液の循環を良くする効果があると言われています。ハンドマッサージは血行促進・冷え性の改善・新陳代謝の活性化・浮腫みの解消・疲労回復などの効果があり、手や指先だけでなく全身をリラックスしてほぐすことができます。

予防リハビリでは、15:30から精油100%のホホバオイルを使用し、ご利用の方のハンドマッサージを行っています。少人数ではありますが、ゆったりとしたBGMを流しながら、照明を落とし落ち着いた空間の中で行っています。

 

下の写真は実際にハンドマッサージを行っている様子です。

左の写真では、最初に洗面器にお湯を入れ、手を温めています。お湯の中にオレンジやラベンダーの香りがするアロマを入れており、とても心地よい香りがします。

 

 

 

温まったあとはオイルを使用し、腕から指先まで丁寧にしっかりとマッサージを行いほぐしていきます。
 

 

 

 

以前にご紹介した足湯と併用される方もおられ、足湯をした後に手を温めマッサージをされています。終わった後は、「手と足が両方温まったわ」「気持ちよかった」「手の疲れがとれたわ」との声をいただき、職員もやりがいを感じています。

1日の最後をリラックスして過ごしていただけるように、予防リハビリでもいろいろと取り組んでいきたいと思います!

興味を持たれた方は、ぜひ見学に来てください!!

                       予防リハビリテーション K

 

◎お問合せ◎
社会医療法人 全人会 倉敷平成病院通所リハビリテーション(予防リハビリテーション)
TEL:086-427-1128  (相談担当:大段、川原)

令和2年度倉敷平成病院リハビリテーション勉強会のご案内 『胸郭運動システムの再建法』

拝啓、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

この度、「胸郭運動システムの再建法」というテーマで講習会を開催する運びとなりました。胸郭の動きは呼吸をするうえで重要であり、また姿勢アライメントや動作を考える上でも重要です。呼吸器官としての機能と運動器官としての機能があり互いに大きく影響しています。そのような胸郭に対して評価から治療まで実技を交え柿崎藤泰先生をお招きしお話していただきます。大変お忙しい時期ではあると思いますが、興味のある方は奮ってご参加いただきたいと思います。

敬具

 

日 時:令和2年 4月4日(土) 14時~18時(受付13:30~)
          5日(日) 10時~16時
*1日目終了後に懇親会を予定しております

講 師:柿崎 藤泰先生(文京学院大学保健医療技術学部教授)

場 所:倉敷平成病院 リハビリテーションセンター

参加費:10000円
  *懇親会に参加される方は別途 4000円必要です。

定 員:30名

申込方法:倉敷平成病院のホームページ上にあるリハビリ勉強会申し込みフォーム内の講習会
胸郭運動システムの再建法」を選択し必要事項を記入の上、お申し込み下さい。

当日は実技を予定しますので,ジャージ等実技のできる服装をご用意ください。

締め切り:令和2年4月1日

応募者が多数の場合はお断りする場合がありますのでご了承ください。
受構可否は締め切りより1週間以内にE-mailにてご返信いたします。

*『胸郭運動システムの再建法 ~呼吸運動再構築理論に基づく評価と治療~ 第2版』という著書を出版されています。今回の講習会はこの本の内容が主になりますので受講される前に一読されることをお勧めします。

 

事務局:〒710-0826 倉敷市老松町4-3-38
倉敷平成病院 リハビリテーション部 理学療法科  片山 佳紀
TEL:086-427-1111
E-mail:heiseikousyuukai@yahoo.co.jp

以上

心もカラダも元気に~大人の音読は、お手軽健康法!

カテゴリー: 通所リハビリテーション | 投稿日: | 投稿者:

通所リハビリでフロアでは、様々な専門的なリハビリプログラムを提供しています。今回はその中で、新しいプログラムとしてはじめた音読プログラムを紹介したと思います。音読は医師もおすすめしており、さまざまな医学的効果があると言われています。リハビリの効果を簡単に説明すると、

・気持ちが落ち着く…気持ちを落ち着かせる効果のあるセロトニンが、音読をすると多く分泌する。
・やる気が出る…やる気や自制心を司る作用がある脳の前頭葉が刺激できる。
・ストレス解消…大きな声を出すことでストレスホルモンが少なくなるだけでなく、内臓の動きも活性化する。
・脳の活性化…黙読とは違い、音読は声に出して文章を読むことがプラスされる。視覚と聴覚の両方を同時に行うことで、脳の活性化に効果がある。
・誤嚥性肺炎の予防…年齢とともに衰えていく喉の筋肉を自然に鍛えることができる。
というようなたくさんの効果が期待されています。

音読の内容も利用者の方の興味や状態に合わせた内容を提供しています。
当初は、今日はみなさんで音読をします!と伝えると、ぇえー?どうやってするんなぁ?なんなぁー?といでした。初めてのことに対しては、消極的な利用者さんが多いです。

しかしプリントを配ると、あっ、昔読んだことあるわぁ~。懐かしいなぁ~。と言われる方がいて、その声を聞いてか、私にもプリント頂戴っ!と数人の方も参加下さいました。

準備体操が終わって、いよいよ開始。スタッフに続いて、声を出して読んでいって下さいね!初めてのことなのでスタッフも、どの程度で切って読めばいいかなかなか掴めずでしたが、優しい利用者さんはきちんとついてきて下さいました。笑。そして何回か行っていくうちに、皆さん大きな声でそろって声が聞こえてきました。

今では音読しますと伝えると、今日は何の話しなぁ?とご利用の皆さまも楽しみにされている様子です。
使ったプリントは持ち帰りが自由なので、自宅に持ち帰って孫に聞かせてやろうと、自宅でも楽しまれている方もいらっしゃいます。

普段あまり喋らない方も、音読の時間は一緒に読んでくださったり、失語症の方も声を出してくれていたりと、新しく始めたプログラム

でいつもなかなか参加していただけない方が行ってくれていると、やってよかったなと思います。転倒のリスクや認知レベルを考え、なかなか難しいからと、以前は全体での身体を動かすゲームも行っていなかった時期がありましたが、ゲームを笑顔でやっている利用者さんを見ると、私も楽しくなります。

今後も介護士として、より専門的で楽しみながらリハビリになるプログラムを提供しみなさんを笑顔にしていけたら!!と思います。

通所リハビリ K

栄養科通信vol.149「座りすぎは危険です!」

カテゴリー: 栄養科 | 投稿日: | 投稿者:

明けましておめでとうございます。
今年最初の栄養科通信は、お正月にあったかいこたつでゆっくり過ごされた方にはヒヤヒヤする内容かもしれません。
なんと、“座りすぎが健康リスクを高めている”というのです!

以下、スポーツ庁Webマガジンより引用

長時間座り続けることで血流や筋肉の代謝が低下し、心筋梗塞、脳血管疾患、肥満、糖尿病、がん、認知症など健康に害を及ぼす危険性が指摘されています。1日に座っている時間が4時間未満の成人と比べ、1日に11時間以上座っている人は死亡リスクが40%も高まるといわれ、2011年、WHO(世界保健機関)によれば、「世界で年間200万人の死因になる」という発表もあります。WHOの発表では、喫煙は世界で500万人以上、飲酒は300万人以上の死因といわれています。いまや“座りすぎ”も喫煙や飲酒と同じように健康リスクを脅かす問題の一つなのです。
座りすぎの健康リスクを緩和するには、座っている時間を少しでも短くするのが第一です。できるだけ仕事の合間に“立つ”、“動く”ことを意識しましょう。30分に1回立ち上がり動くと、座りすぎによる健康リスクを軽減するといわれています。
さらに、座りすぎは体の健康だけではなく、心(メンタル)にも悪影響を与えます。(公財)明治安田厚生事業団体力医学研究所の調査によれば、1日12時間以上座っている人は、6時間未満の人と比べて、メンタルヘルスの悪い人が約3倍も多いことがわかっています。座りすぎによる疲労やストレス過多は「うつ病」にもつながりかねません。疲労感やストレスをやわらげるには、日頃から有酸素運動を取り入れ、神経伝達物質セロトニン、通称「幸せホルモン」の分泌を促すのが有効です。日常生活の中で「歩く」ことを心がけてはいかがでしょうか。

 

オーストラリアの研究機関の調査で、日本人の成人が平日に座っている時間が世界20か国中で最も長い1日420分=7時間だということがわかっています。

仕事や家事の合間に適度に動く習慣をつけて、心身ともに健康を保ちたいですね。

栄養科 H.S

 

 

イラスト参考

http://www.irasuton.com/2019/10/blog-post_9.html

 

ご本人様ご家族様への支援

カテゴリー: 認知症疾患医療センター | 投稿日: | 投稿者:

新年明けましておめでとうございます。

お正月は、ご家族集まる機会があった方も、多くおられたと思います。

さて、厚生労働省のデータによれば、2020年は、認知症患者は推計600万人と言われ、その後も、認知症患者数は右肩上がりに増加していきます。

当院では毎年1月初旬に、予約の依頼が多くなる傾向があります。お正月久しぶりにご家族集まって、ご家族様の様子の変化に気付かれ、当院認知症疾患医療センターの扉をたたく方が多いのではないかなと思います。大切なご家族様のお力になれるよう、ご本人様ご家族様への支援をさせて頂きますので、ご心配なことがありましたらご相談下さい。

早期診断、薬物治療、非薬物治療(脳活性リハビリ、家族教室、もの忘れ予防カフェ……etc)等様々な対応を通じて、スタッフ一同お力になれたらと取り組んでいます。

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

医療秘書 S.U