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真空管ラヂオ

先日、家人が、倉敷美観地区での蔵出し古道具のチャリティーバザーで、音は出るがランプやダイアルが壊れている真空管ラヂオを見かけて、お気持ち価格で購入してきました。
同調用バリコンの駆動紐を釣具屋さんで購入した「蛸釣り糸」で代用してプーリーに掛け直し、ランプ配線を回転スイッチに半田付けし直したら立派に受信できました。
居間の戸棚の上においてニュースや基礎英会話・高校英会話を聴いています。
まさに「カムカムエブリバディ」の世界です。(写真左 上に載っている鯉幟と金太郎は22年前に蒲鉾板で作りました)

別の日に更にもう一台の真空管ラヂオを購入してきました。鳴るか鳴らないか不明のかなりレトロ製品で、製造会社名不明です。電源コードとヒューズが壊れていたので交換し、アンテナ線を長くすると、何とか音が出ました。
アンプの音量調節つまみは有りません。主バリコンと副バリコンで同調させる方式で、初めて見ました。副バリコンを調節して同調をずらすと音が小さくなります。(写真右 木製ケースからシャーシーとスピーカーを取り出しています)

中学生の時に、自宅にあった真空管ラヂオの部品をばらして、広島のパーツ屋さん(エディオンの前身の第一産業1号店だったと記憶していますが・・・)で足りない部品を買って3極管ラヂオを組み立てた事があります。
小学生の時に作った鉱石ラヂオは岩国の米軍基地極東放送しか受信できませんでしたが、3極管ラヂオではNHKなどが受診できたので感激したものです。

真空管増幅の音は耳に優しく懐かしさで一杯です。50年 70年位前の部品が真空管を含め壊れていないのに驚きです。壊れないと言えば今使っているガラケーは20年近く故障知らず・電池交換なしです。

人体も主要な部品が丈夫であれば多少の壊れを治して長持ちできるかもしれません。大事な部品が壊れないように、不必要なものは体内に入れないように注意したいですね。

平成南町クリニック 玉田