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全人類へのクリスマスプレゼント?

 新型コロナウイルス オミクロン株による感染拡大が懸念されているこの頃です。感染力は強いが、肺炎発症リスクは少なく、重症化率は低いので「全人類へのクリスマスプレゼントになるかもしれない」との意見もあります。正確な実態が早く知りたいです。日本でもこの株による感染拡大に対処するために、3回目のmRNAワクチン接種が始まっています。感染防御への効果は疑問のようですが「重症化を防ぐであろう」ので有用とされています。しかし、以下のような警告があることも知っておく必要があります。(江部康二医師のブログ「糖尿病徒然日記」12月6日の内容を再掲します。)
米国心臓病専門医、柳澤厚生医師のフェイスブック記事です。
【「新型コロナmRNAワクチン接種後に重症心臓発作の発症リスクが非常に高くなる」と心臓外科医ガンドリー博士がアメリカ心臓学会学術集会(2021/11/13~11/15)で発表・・・英国ではデータ隠しも!?】
・・・記載文前半(ガンドリー博士の研究内容と英国でのデータ隠し経緯)を省略します・・・
<柳澤医師の指摘する「新型コロナmRNAワクチン」の問題点>
(1) この研究から、ファイザーやモデルナのmRNAワクチン接種により、心臓や他の臓器の血管に炎症、しいては重症の心臓病発作を引き起こす可能性があります。そこのことから、既に重症心臓発作を起こしている多くのワクチン接種者の存在を考えなければなりません。重症心臓発作では突然死を起こすことがあり、原因不明の家庭での突然死の中にワクチンによるものが相当数存在しているかもしれません。そして、これは稀な現象ではなく、無症状であるがワクチン接種後にかなりの頻度で普通に起きている可能性があります。
(2) この炎症はワクチン接種後の一時的なものではなく、少なくとも3ヶ月あるいはそれ以上の長期間続く可能性があります。従って、3回目のブースター接種によりさらに炎症が悪化し、重症心臓発作を引き起こす危険があります。
(3) 診断或いは未診断の心臓血管疾患を有する中高年だけでなく、血管の炎症を有する自己免疫疾患患者、さらには冠動脈の病変を有している可能性のある川崎病に罹患している既往のある小児においても、mRNAワクチン接種後長期間を経て重症心臓発作を引き起こす可能性があります。
私(柳澤医師)は心臓病専門医として、ガンドレー博士の研究結果の再確認がされるまでは、ブースター接種を含めてワクチン接種に慎重になるべきだと考えます。さらに小児についてはワクチンを絶対にしてはならないでしょう。心臓の血管に病変を起こす可能性のある川崎病の既往のある子どもから成人の方も接種は慎重にすべきでしょう。そして、国際オーソモレキュラー医学会が提唱するビタミンC、ビタミンD、亜鉛などによる栄養療法で、安全にそして確実に新型コロナの感染予防と重症化予防を推奨します。
(以上、柳澤医師のフェイスブック12月2日記載内容 周囲の方に情報を伝えて下さいと記載されています。)
新型コロナ感染による重症化や死亡と、ワクチン接種後の重篤な副反応や死亡を比較する場合、夫々の発症率で評価するのはおかしいです。感染の場合の危険性は「感染する確率×発症率」であり、ワクチンの場合の危険性は「接種100%×発症率」です。 感染する確率が非常に低い現時点(2021/12/14 7日間平均 118人/総人口1億2580万人=0.00093%)において、心筋炎発症の頻度を比較すると 感染後発症する確率=(アメリカのデータでは)2.3%なので日本の今の感染確率0.0000093×240(ワクチン8ヶ月ごととして)を掛けて0.0000215%×240=0.0052%の危険性、ワクチン後発症する確率=0.006%なので1.0を掛けて0.006% どちらが危険でしょうか? 年齢や「その人の感染のしやすさ」などを無視すれば現時点ではワクチン接種の方が「心筋炎発症リスクが高い」となります。
オミクロン株については、心筋炎発症頻度を含め、重症化率や死亡率が不明なのと感染確率が不明ですので、何も評価できません。そろそろこれらのデータを正確に発表して欲しいものです。

(写真 当クリニック 受付周囲 クリスマスバージョン)。
平成南町クリニック 玉田