月別アーカイブ: 2016年11月

和みの空間

胃潰瘍や逆流性食道炎の治療に使われるPPI(プロトンポンプインヒビター)をご存じでしょうか。最近では胃のピロリ菌除菌治療に抗菌薬と併用されています。胃酸の分泌を抑えて胃液逆流の症状緩和や胃潰瘍・十二指腸潰瘍の治療に使用します。よく使う薬の一つで重宝する薬です。

しかし思わぬ副作用が出る事があります。まだ経験していませんが、見過ごしているかもしれません。

慢性下痢症の原因になる顕微鏡的腸炎(膠原繊維性大腸炎やリンパ球浸潤性大腸炎など)、急な腎機能障害の原因になる急性間質性腎炎、神経症状や不整脈の原因になる低マグネシウム血症、精神症状を起こすことがある低ナトリウム血症 などです。

普段と違う症状や所見がある場合には、処方している薬剤全ての影響も考えなければならず、短い診療時間では把握しきれずに処方変更ができずにいるかもしれないと心配になります。それこそ「胃潰瘍」になってしまいそうです。

%e3%83%96%e3%83%ad%e3%82%b01そんな時は、なにか癒しが欲しくなりますが、我が家では柴犬(4歳雄)が私の帰りを待ってくれています。優しい気性でほっとさせてくれます。「柴犬ポスター」にしてクリニックに貼っていますが、「癒される~」と皆様に言って頂き好評です。(毎年作っています)

癒しと言えばキャラクターグッズも役立ちますね。当院は、小児%e3%83%96%e3%83%ad%e3%82%b02科診療はしていませんが、熱傷や外傷で小児の患者さんも来られます。1~3歳の子供達は「何をされるのか分からなくて怖くて」泣いてしまうことも多いです。そこで子供達に興味のあるキャラクターグッズを少し用意しています。アンパンマン(大・小 手作り人形)、おさるのジョージ(アンパンマンでは効き目のない子供さん用)、指人形(新着 11月12日の職員旅行にて神戸イケアで購入)などです。機嫌を治して治療がスムーズに行くよう工夫しています。

来て下さる方々にとって、クリニックが和みの空間になるよう願っています。

平成南町クリニック 玉田