倉敷ニューロモデュレーションセンターでの作業療法士の役割

倉敷ニューロモデュレーションセンターでは、パーキンソン病、本態性振戦、ジストニア、不随意運動症や慢性疼痛に対して、脳深部刺激療法(DBS)や脊髄刺激療法(SCS)を受けられる方、すでに受けておられる患者様と多く関わらせていただいています。
作業療法士は主に入院中のリハビリテーションや理学療法士と協力して手術前後の運動機能検査を行う役割を担っています。
特にパーキンソン病に対してDBSを実施した方、・される方へ、リハビリ治療・検査を行うことが多いです。運動機能検査は主に手の機能の検査を行い、DBSの適応や治療効果などを判断する一つの指標となります。手は日常生活を行う上でとても重要で食事や更衣などの動作にとても関わりが深いです。その検査結果をチームで情報を共有し患者様によりよい治療を提供できるように努めています。そのためには患者様の症状や特徴を正確に観察、評価を行いチーム全体に伝達することがとても重要になります。

またパーキンソン病の患者様へのリハビリ治療では、筋力や柔軟性の向上による身体機能の底上げ、安全に生活が送れるように環境の調整、何より患者様がその人らしく生活が出来るように支援することが求められています。

多くの患者様はリハビリを懸命に取り組まれ、リハビリ以外の時間にも自主訓練を行うなど意欲がとても高い方が多いです。私たちはよりよい作業療法を提供できるように日々精進し、患者様を支えていきたいと思います。

 

倉敷ニューロモデュレーションセンター 作業療法士
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