超加工食品を過剰に摂取すると認知症の発症リスクが高まると言われています。過剰ってどのくらい?と思って調べてみました。
超加工食品とは、自然食品をほとんど含まず、油、糖、でんぷんなど人間が加工した物質でできていて、香料や着色料などの添加物が含まれている食品で、常温で保存できたり、日持ちをよくしてある食品のことを指します。例えば、スナック菓子、菓子パン、カップ麺、シェイク、ミートボール、清涼飲料水、炭酸飲料など。
超加工食品は高カロリー、高糖質、高脂肪になりやすく、良質なタンパク質や食物繊維が少ないため、それだけでは栄養バランスが偏ります。同じカロリーでも加工されていない食品と超加工食品では、超加工食品の方が血糖値が上がりやすく肥満になりやすいです。糖分と脂肪分に塩分と人工甘味料、鮮やかな色が加わることで、脳が「食べたい!」となりやすく、依存的に食べ過ぎてしまう恐れが高いのも特徴です。
高カロリー、高糖質、高脂肪+塩分なので、過剰摂取すれば高血圧・糖尿病・肥満などのリスクが上昇するのは確かでしょう。悪化すれば脳への血流も悪くなるでしょう。このようなことから、超加工食品を多く食べていると認知症の発症リスクが上がると言われています。
研究では、超加工食品が総摂取カロリーの28%を超えると認知症発症リスクが高まるとされていました。なので、超加工食品は総摂取カロリーの20%以内にしておきたいので、1800kcalの食事を食べるとすると360kcal以内におさめる必要があります。でも菓子パンやカップ麺だと1個で簡単に超えてしまいます・・・。
食生活の中でたまに超加工食品を食べる分には問題ないと思われますが、長期間にわたって超加工食品ばかりを食べ続けるのはやめておいた方がよさそうです。菓子パンやカップ麺などは手軽に食べられて美味しいものが多いですが、毎日続けないようにしましょう。なるべく加工されていない食品を選んだり、食品の成分表示を見て添加物や保存料が多すぎる物は避けるなど、超加工食品を減らす意識を持ち、安心できる食品を選んで食べたいものです。
食事面からニューロモデュレーションセンターのサポートができるよう、管理栄養士も頑張っていきます。