専門性を高めるために ―看護部でのスキルアップを通じてー

 2017年4月倉敷ニューロモデュレーションセンターが開設され6年目になります。
当センターでは、パーキンソン病や本態性振戦、ジストニアに対して脳深部刺激療法(DBS)、慢性疼痛に対して脊髄刺激療法(SCS)の治療を多職種がチームとなっておこなっています。当初は、経験のない治療法でわからないことばかりでしたが上利前センター長より職種別に専門的な勉強会や指導を受けながら実績を重ねチームの結束を強くしてきました。2020年に牟礼センター長が着任してからもチームの役割は変わっていません。
チームスタッフそれぞれが日々研鑽を積み学会に参加して当院での取り組みや研究成果など発表しています。
今年度より看護部でもニューロモデュレーション院内認定看護師研修を開催することになりました。日々患者さんと関わる中、看護現場において必要な知識や技術を習得し専門性の高い看護師を目指すため研修を計画し実現しました。

当センターではパーキンソン病でDBSの患者さんが多数おられるので主にパーキンソン病についての研修内容になっています。講師は牟礼センター長はじめ、看護師、リハビリ、薬剤師、医療ソーシャルワーカー、管理栄養士、臨床工学技士などチームに関わる全職種からの講義と事例発表を予定しています。まず初回は、牟礼センター長より脳深部刺激療法や適応疾患について講義がありました。

参加者は主任や中堅以上の看護師が多く自己のスキルアップはもちろん後輩への指導にもつながると考えています。研修は始まったばかりですが、研修で学んだことを患者さんに活かし看護の向上に努めていきたいと思います。

倉敷ニューロモデュレーションセンター 看護師
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