令和4年1月15日(土)にパーキンソン病市民公開講座(主催:日本メドトロニック株式会社)がオンライン(Zoomウェビナー)にて開催されました。
座長は脳神経センター大田記念病院(広島県福山市) 脳神経内科 地域連携室担当 部長高松和弘先生、講師は川崎医科大学総合医療センター内科部長 黒川 勝己先生、当院倉敷ニューロモデュレーションセンター センター長 牟礼 英生先生が務めました。オンライン開催にて岡山県のみならず全国各地から大勢の方々に聴講されました。
黒川先生は「パーキンソン病の症状と治療の現状」としてパーキンソン病の症状や治療薬についてわかりやすく講演されました。パーキンソン病に対する正しい知識を持つこと、前向きに楽観的姿勢がよく、運動と薬物は車のタイヤの両輪であり、薬だけではなく運動も大切と話をされました。
牟礼センター長は「パーキンソン病に対する手術療法について」として、当院にて実施している脳深部刺激療法(DBS)はじめ、新しい凝固手術である「経頭蓋集束超音波照射治療(FUS)」、治験中であるiPS細胞移植など多様な外科的治療について講演されました。最後に倉敷ニューロモデュレーションセンターについても紹介されました。
今回の市民公開講座では「DBS(脳深部刺激療法)」の認知度も高く、講演後の質問でも患者さん自身からDBSについて具体的な質問を多くいただきました。
また、私自身、チーム医療の大切さを感じる講演となりました。
主催した日本メドトロニック株式会社の許可を頂き、講演後のアンケート結果をブログにて公表させて頂きます。
今後も当センターの活動について報告させていただきます。よろしくお願いいたします。