ビタミンDは骨を丈夫にするために必要です。しかし、日本人の8割でビタミンDは不足しており、4割で欠乏していると言われているのをご存知ですか。中でもパーキンソン病の患者さんは血液中のビタミンD濃度が低い、という報告が出ているようです。

パーキンソン病による筋力低下や振戦、すくみ足などで転んでしまった時に、骨がもろいと骨折しやすくなります。骨折して手術して入院して、、、寝たきりになってしまっては大変です。
一度、ご自分の骨の状態をするために、骨の強度とビタミンDを調べてみるといいかもしれません。
では骨折しないために、ビタミンDが不足しないためにはどうしたらいいのでしょうか。ビタミンDは食べ物では、キノコ類(しいたけ、えのき、まいたけなど)や卵黄、青背の魚(サケ、サバ、マグロ、カツオ)に含まれます。これらを毎日の食事に取り入れるといいでしょう。さらにビタミンDは日光に当たることで皮膚でも合成されます。最近は日焼け止めや日傘の進化で日光浴と言うほど日光に当たる人が少ないので、皮膚での合成も少なくなっていると言われています。1日10~15分程度、手のひらや足だけでもいいので日の光を浴び、太陽の恵みを手に入れましょう。食事だけでビタミンDが過剰になることはほぼないと考えられますが、サプリメントを飲む場合は注意が必要なので、過剰にならないように、他の薬との兼ね合いもありますので、主治医に相談して下さい。


パーキンソン病であると骨粗鬆症リスクが高い、と言うことを考慮して、食事面からもニューロモデュレーションセンターのサポートが出来るよう、管理栄養士も頑張っていきます。
管理栄養士 A子
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