パーキンソン病の症状について

今日から3月に入りましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。暖かい春が待ち遠しく感じますね。
さて、ニューロモデュレーションセンター外来に受診される患者さんに関わる際、「よくこけるんです」「こけて頭を打ってしまいました」という声をよく聞きます。今回はパーキンソン病による歩行障害の症状、また身近にできる転倒予防について紹介します。

【歩行障害の具体的な症状】
・小刻み歩行:歩くときに歩幅が狭くなる。この際に腕の振りも悪くなる。
・すり足:足を床にすって歩く
・すくみ足:歩き始めや歩いている時に、足の裏が地面にくっついたように歩けなくなる。
・突進歩行:前のめりで歩き、歩いているうちに早足になる。

【転倒予防でできること】
小刻み歩行やすり足歩行には…
普段から腕を大きく振り、足を上に持ち上げるように心がけましょう。自分で「1、2、1、2」と声を出してリズムをつけながら歩くと良いです。小刻み歩行になった時には、そばにある物につかまり足を止めて少し待ちましょう。
すくみ足には…
最初の一歩は、出しやすい方の足からいつもより高く上げるような気持ちで踏み出すようにしましょう。横に足を出す「カニ歩き」や、斜めに出す「スケート歩き」も効果的です。家の中でも特によく歩く場所に、歩幅の間隔でテープを貼るなど印を付け、これをまたぐように歩くと足が出やすくなります。
身体の向きを変える時に転びやすい方には・・・
方向転換時に、軸足を中心にして小さく回ると転びやすくなります。そこで、大きく円を描くように回って方向を変えるようにしましょう。
突進歩行には・・・
焦らずゆっくりと、身体が前かがみにならないよう、かかとをしっかり付けて歩くように気をつけましょう。杖やシルバーカーを使うと歩きやすい場合があります。

パーキンソン病患者さんでは、さまざまな歩行障害の症状が現れ、それに伴い日常生活が不自由になってきます。しかし、そのために体を動かさずにいると筋肉や関節が衰えてしまいます。ですから、転倒予防を行いながら積極的に日常動作を行い、散歩や運動を習慣づけ、筋力や体力の衰えを防ぐことが大切です。

参考文献:「パーキンソン病について知る~代表的な症状、診断・検査、対処法、進行の行方~」

倉敷ニューロモデュレーションセンター 看護師 T

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