パーキンソン病にとって「生きがい」が大切

パーキンソン病の診断は、患者やその家族にとって驚きと共に不安を抱かせるものです。仕事や日常生活で思うように体が動かずストレスを抱えてしまいます。しかし、パーキンソン病を患っている方々にも、趣味などの「生きがい」が大切です。
趣味は、日常生活に喜びをもたらし、心身の健康を維持するため重要なものです。

趣味や自分がやりたいと思えることに没頭することで、病気によるストレスや不安を軽減し、心の安定を保つことができます。また、趣味は認知機能の維持や運動能力の維持にも役立ちます。例えば、読書や書道などの知的な趣味は脳の活性化につながり、ガーデニングや手工芸などの手先を使うものは運動能力の維持につながります。

さらに、趣味は社会とのつながりを深める手段としても機能します。趣味を通じて仲間や共通の趣味を持つ人々と交流することで孤独感を和らげ、生活の質を向上させることができます。また趣味を通じて新しい友人をつくり、コミュニティの輪を広げることもできます。
制限はあっても旅行に出かけたり、演劇を観たり・・・と楽しく過ごされている患者さんは当院にもいらっしゃいます。

無理のない範囲で日常生活をしっかり楽しみ、前向きに明るく過ごしてみませんか?
夢中になれる「生きがい」を見つけて前向きな人生を送り、パーキンソン病と上手に向き合っていきましょう。

当院では患者さんがより良い生活が送れるように支援していきます。
病気でお困りの方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。

パーキンソン病ネット<お出かけ・趣味

倉敷ニューロモデュレーションセンター 看護師
K



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