第8回中四国臨床工学会参加報告 2018.10.8 学会・勉強会 9月29日(土)に徳島市のアスティ徳島にて「第8回中四国臨床工学会」が開催されました。当院からは臨床工学技士2名が参加し、2演題発表を行いました。 1つ目の演題は「臨床工学技士初入職から2年経過するにあたり-臨床工学課と倉敷ニューロモデュレーションセンター立上げを経験して-」です。 当院の臨床工学技士は2016年9月に初入職しました。 それまでは不在であったので、臨床工学課の体制作りや医療機器安全管理責任者としての活動報告を行ないました。 さらに倉敷ニューロモデュレーションセンターでの業務内容や手術実績、学会発表等の院外活動、今後の目標について発表を行ないました。 もう1つの演題は「重症下肢虚血に対し脊髄刺激療法を施行した一例」です。 四肢の動脈の閉塞または狭窄による血流障害による動脈疾患が重症化した病態を重症下肢虚血といいます。 安静時疼痛を伴い、組織の壊死をひどくなれば下肢切断を余儀なくされます。 当院で脊髄刺激療法を行い、疼痛緩和と血流改善にて良好な結果を得ることができました。 この治療について症例提示、脊髄刺激療法施行手順、検査結果について発表を行ないました。 この治療についてはまだ知られていないため、興味を持った方もいました。 当日は台風24号の影響があり、30日(日)は中止となってしまいました。1日間のみ開催となりましたが、臨床工学技士の仕事は多岐に亘っており、幅広い発表を聞くことが出来ました。 当院の臨床工学課はまだ2年とまだ若い部署です。これからも学会発表を通じて、当院の臨床工学技士と倉敷ニューロモデュレーションセンターを知っていただける活動をしていきたいです。 臨床工学課 T 学会・勉強会 第26回九州山口機能神経外科セミナー参加報告前の記事 東京女子医科大学脳神経外科 助教 堀澤士朗先生が倉敷ニューロモデュレーションセン…次の記事