令和7年3月8日(土)岡山県岡山市で「第7回中四国機能外科懇話会」が開催されました。この回は中四国の機能外科医師が集まり、気兼ねなく交流する場として、当時徳島大学脳神経外科に所属していた牟礼センター長が発起人として始まりました。今回の幹事は岡山大学脳神経外科佐々木達也先生が務めました。
当院からは牟礼センター長・新免理学療法士、髙須賀が症例提示を行いました。3人ともDBSやSCS、パーキンソン病のデバイス補助療法において発表を行いました。特別講演は福岡大学脳神経外科診療教授森下登史先生より「機能外科領域における困難症例への取り組み」と題し、海外留学でのDBSや熱凝固手術、福岡大学におけるDBS手術での困難症例や対応について分かりやすい講演をして頂きました。
機能外科分野の領域は中四国でも限られた施設のため、今回参加した先生方は顔なじみが多く、より密にディスカッションすることができる場となりました。また、困難症例を提示することがあり多くの方と共有ができ対処法を聞くことができ、明日からの診療に活かすことができます。
本会終了後に次回幹事が発表され牟礼センター長が務めることが決まり、倉敷市での開催予定となります。さらに開催内容を変更し、多くの方が発表しやすい会を計画しています。これからも機能外科分野や倉敷ニューロモデュレーションセンターの発展に貢献できるよう努めて参ります。
倉敷平成病院3名の症例提示演題と
「DBS後にMSAが疑われた1例」
倉敷平成病院 倉敷ニューロモデュレーションセンター 牟礼英生先生
「すべてのDAT両方を行い最後はDBSを行った1例-デバイス管理を中心に―」
倉敷平成病院 臨床工学技士 高須賀功喜先生
「脊髄刺激療法における疼痛改善率と心理・性格傾向の関連性」
倉敷平成病院 リハビリテーション科 新免 利郎先生
・ニューロモデュレーションサポートプロバイダー
・パーキンソン病療養指導士
・3学会合同呼吸療法認定士
・日本救急医学会認定ICLSインストラクター
・日本定位・機能神経外科学会
・日本ニューロモデュレーション学会 など
