【デュッセルドルフ大学 神経内科 Stefan Jun Groiss先生が当院で講演】

2023年4月27日(木)にデュッセルドルフ大学神経内科医が当院で講演を行いましたのでご報告させていただきます。4月28日-29日に大阪で開催された第13回アジア・オーストラレーシア定位・機能神経外科学会に合わせて来日されました。
Groiss先生はデュッセルドルフ大学病院の臨床神経生理部長として、脳深部刺激療法や磁気刺激療法について長年研究し、特にDBS治療におけるディレクショナルリードについては数多くの論文を執筆された大変著名な先生です。日本に長く滞在したこともあり、今回の講演会も日本語で行っていただきました。

講演内容は「ニューロモデュレーションにおけるVirtual Clinic(バーチャルクリニック)の有用性」でした。アボットメディカルジャパン合同会社が今年より遠隔医療診療アプリの提供を開始しました。このアプリはiOSに対応し、患者はiPhoneかipod touchで医師はiPad miniをインターネットで繋ぎ、遠隔で診療や刺激調整を行う事ができます。今まで通院に苦慮していた患者さまやご家族の負担軽減に繋がると期待されます。Groiss先生はドイツにおける遠隔医療診療アプリの利用状況や実際使用してみた経験、関連する論文の紹介をしていただきました。講演後は会場とディスカッションを行い終了しました。
ニューロモデュレーション分野は日々進化を続けていることを改めて実感しました。当院も遠隔医療診療アプリを使用する準備をしています。すべての患者様に使用できる機能ではございませんので、ご興味のある方は当院ニューロモデュレーションセンターにお問い合わせください。今後も当院の活動をお伝えしてまいります。

グロイス先生の紹介URL

ヴァーチャルクリニックプレスリリースの紹介URL

アボットジャパン ヴァーチャルクリニックPR

日本定位機能神経外科学会 ニューズレター第20号(2ページにグロイス先生紹介)

 

臨床工学技士
T



関連記事

  1. スウェーデンよりブロムステッド教授が倉敷ニューロモデュレーシ…

  2. 【機能的定位脳手術機器精度管理の取り組み~臨床工学技士による…

  3. 雑誌「オセラ」(119号)へ「ふるえの治療についての特集」で…

  4. パーキンソン病で利用できる社会保障制度について

  5. 手のふるえでお困りではないですか?

  6. パーキンソン病患者さんのすくみ足について

最近の記事

PAGE TOP