【SCSトライアル手術にてボストンサイエンティフィック社の新システムを導入しました】

令和4年4月7日にSCSサージカルトライアル手術にてボストンサイエンティフィック社の新システムを導入しましたのでご報告させていただきます。

ボストンサイエンティフィック社のSCS治療機器は当院でも採用しておりましたが、昨年末より新システム導入されました。新システムより新たなSCS刺激が使用可能となりました。さらに、患者リモコンはBluetoothを用いたワイヤレス対応や日本語表示となりました。条件付きですが1.5T全身MRI対応機種となります。

SCSは1999年より日本で使用が可能となりました。約20年間は電気を感じることで痛みを緩和する治療でしたが、刺激部位と痛みが一致しないことやパレステジア(刺激感)が不快と感じることで、SCSを植込みする患者は限定されていました。2017年より刺激感を得なくても痛みを緩和するパレステジアフリーという新しいSCS刺激が登場しました。各社様々な特徴を持ったパレステジアフリーのSCS刺激が登場しております。当院でも多くの患者がパレステジアフリーにてSCS治療を行っています。

当院は日本で販売するすべてのSCS治療機器を導入しており5年間で約150件の手術実績です。今回よりSCSトライアル手術では、一度の手術にてすべてのパレステジアフリーであるSCS刺激を行うことができます。SCS治療をはじめ、ニューロモデュレーションは日々進化しています。今後とも情報提供をしていきますので、ご興味のある方はご相談していただきますようお願い申し上げます。

倉敷ニューロモデュレーションセンター 臨床工学技士
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