九州SCS治療研究会参加報告

12月7日(木)に福岡県福岡市TKPガーデンシティ博多にて「九州SCS治療研究会」が開催されました。
当院からは上利センター長と臨床工学技士、理学療法士、臨床心理士の4名が参加しました。

この会の趣旨は2017年6月よりSCS(脊髄刺激療法)の新しい刺激であるBurstDR刺激の治療について、臨床実績が特に多い当院と宮崎県にある潤和会記念病院にて講演を行い広く普及することです。

潤和会記念病院の講演後、上利センター長にて「脳神経外科で診る疾患でのBurstDR臨床成績」について講演がありました。
倉敷ニューロモデュレーションセンターの役割からチーム医療の必要性、BurstDR刺激に関する当院の治療実績、今後の展望について講演を行いました。

次に当院の臨床工学技士にて「BurstDR刺激の設定方法」について症例を交えて講演を行いました。
参加者はペインクリニック専門医をはじめ、Burst刺激を今後実施したい施設の医師や関連機器メーカーなど多くの方が聴講されました。

脊髄刺激療法は末梢神経障害性疼痛や脳卒中後疼痛などの慢性難治性疼痛に有効な治療です。
BurstDR刺激は今までの脊髄刺激療法では治療できなかった患者にも有効な治療ですが、全国でも実施する施設や臨床実績が少ないです。
倉敷ニューロモデュレーションセンターはBurstDR刺激を全国に先駆けて実施し、治療実績も全国トップクラスとなっています。

今回の講演はBurstDR刺激の治療と当院の取組を多くの方に知って頂く機会となりました。
今後も治療実績を増やし、痛みに悩む患者に有効な治療を提供できるよう努力し、院内外に広く普及していきたいと思います

臨床工学技士 T

M



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