【アボットメディカルジャパン主催BurstDR Users Seminar in Hiroshima参加報告】

2023年6月10日(土)に広島県広島市TKP広島本通駅前カンファレンスセンターにてアボットメディカルジャパン主催BurstDR Users Seminar in Hiroshimaが開催され、当院より臨床工学技士(CE)が参加し、講演を行いました。このセミナーは脊髄刺激療法(SCS)におけるBurstDR刺激という比較的新しい刺激に関する意見交換を目的であり、年に数回開催しております。
CEはアボットメディカルジャパン社が提供する遠隔医療サービスの使用経験について発表しました。2022年12月より本邦にて医療機器認証されております。機器内アプリにあるビデオ通話機能を通して患者さんの症状を確認でき、機器情報や刺激調整がインターネット回線を経由して実施が可能となります。病院受診しなければならない治療がインターネット環境を用いることで自宅等で可能となります。
当院は岡山県内のみならず、県外からの患者さんも多く受診しております。遠方からの来院は患者のみならず家族や介護者に大きな負担となります。まだ問題点もありますが、遠隔サービスはこのような方々にとても有効な機能であり、ニューロモデュレーション治療の新たな一手となりうると思います。
今回のセミナーではペインクリニック科の先生をはじめ約40人のSCS治療に携わる医療スタッフの方々が参加していました。多くの症例を学ぶことができ非常に有意義な時間となりました。引き続き、ニューロモデュレーションにおける情報発信に努めて参ります。

倉敷平成病院臨床工学課 主任 高須賀 功喜 CE
Neurosphere virtural clinicの使用経験」
座長 :大阪大学医部附属病院 麻酔科 講師 松田 陽一 先生
症例 1:福岡大学病院 麻酔科 助教 外山 恵美子 先生
「持続硬膜外ブロックから連続的に脊髄刺激を行った症例の治療成績~帯状疱疹関連痛~」
症例 2:兵庫医科大学病院 ペインクリニック部 講師 橋本 和磨 先生
「脊髄損傷後疼痛に対する脊髄刺激療法ー難治性疼痛で困った時のBurstDRー」
症例 3:大島病院 脳神経外科 部長 藤岡 裕士 先生
「腰部脊柱管狭窄症/変形性腰椎症に対するSCS」
症例 4:奈良県立医科大学附属病院ペインセター 病院教授 渡邉 恵介 先生
「下腿切断に至ったCRPS に対する脊髄刺激療法」

潤和会記念病院 ペインクリニッ科 部長 立山 真吾 先生
「MRI条件拡大における進化」

臨床工学技士(ME)
T



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