一般社団法人日本定位・機能神経外科学会機関誌「機能的脳神経外科Vol.63 2024」に倉敷ニューロモデュレーションセンター 牟礼センター長・新免理学療法士の論文が掲載されました。第63回日本定位・機能神経外科学会の優秀演題に選ばれ、学会終了後に執筆を行いました。
牟礼センター長は「Adaptive DBS の適応と有用性について:Percept PC植込み1年後26例での検討」として、2021年から本邦で使用可能となった脳深部刺激療法(DBS)の自動調整機能であるAdaptive DBSの術後1年の実施状況をまとめました。特にパーキンソン病患者のウェアリングオフ(薬効時間の短縮)に対するAdaptive機能の有効性について検討し、適応患者と未適応患者の違いを報告しています。
新免理学療法士は「難治性疼痛患者における疼痛と歩行速度へのSub-perception SCSの効果比較」として、昨今の脊髄刺激療法(SCS)の新しい刺激パターンである無知覚(sub-perception)刺激について、疼痛軽減効果と歩行速度の変化をまとめました。SCSは新しい刺激が誕生しており、患者の好みに合わせてSCS刺激を選択する必要があります。疼痛改善と歩行速度の向上は関係しており、当院での臨床成績を記載しています。
当センターは臨床と研究を共同で多職種が実施しています。機関誌に論文が掲載されたことは日々の成果を残すことができ、大変貴重な機会となりました。今後も臨床と研究を継続していくよう努めていきます。
昨年2023年度も学会誌に掲載されたことを報告いたしました。
・ニューロモデュレーションサポートプロバイダー
・パーキンソン病療養指導士
・3学会合同呼吸療法認定士
・日本救急医学会認定ICLSインストラクター
・日本定位・機能神経外科学会
・日本ニューロモデュレーション学会 など
